町田そのこのレビュー一覧

  • 夜明けのはざま

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    生きるのって苦しい。でも、それは自分だけじゃないという希望でもある。
    町田そのこさん、絶妙にイヤーな人を描くのがうまい。様々な抑圧からの解放というのがなんとなくいつもテーマにあるように感じます。

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    2026年06月08日
  • 月とアマリリス

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    事件の解決後にも長く尺が取られていたのが印象的だった。真実が明らかになり、犯人が逮捕されたとしても事件の余波があり、当事者や関係者の中では終わった訳ではないという当然のことが描かれていたのが良い。美散は懲役6年か。なかなか重いなと思った。彼女達の歪な同居生活、高原がいなければ成り立たなかったものなのに、ヤツさえいなけりゃなと思ってしまうような温かさと物悲しさがあった。また祖父が怒り涙しながら美散を抱きしめたシーンも強く印象に残った。大切に思ってくれる人達はいたのに恋愛に盲目になって気づけないというのはあるあるではあるが、気づく為の代償が大きすぎて気の毒だった。頑張って立ち直ってほしい。
    全体的

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    2026年06月07日
  • わたしの知る花

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    素敵な素敵な話だった。
    とても悲しく一人で亡くなっていったと思っていた平さんが、残そうと思って残したのではない、平さんの物語。
    波乱の人生をひとり生きた彼は「何も残さなかった」ではなく「大事なものを残した」。そして彼はきっと残そうという気持ちで生きていなかった。
    「残ったか残ってないかなんて、自分で決められるもんじゃない」そうだよなぁ。

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    2026年06月07日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    ハイスペックニートだった朱鷺が葬儀屋として他人の死に触れることによって、段々と自分の親友の死にも向き合えていったところが良かった。文面から自信がついていってるのが読み取れて表現の仕方がすごいなあと思った。
    人は死んでしまったら、もう繋がることはできない。でも故人の願いを叶えられた時だけは、また再び繋がれるという言葉がとても印象に残った。
    最近、死への距離感が近くなる出来事があり、当たり前だと思っていたことは、決して当たり前では無い。伝えられるときに伝えなきゃ駄目だということを自身の経験からも、この本からも学べた。

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    2026年06月06日
  • 星を掬う

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    ただの母娘の再会がハッピーエンドだったで終わらず、お互いの葛藤が徐々に分かってくる。介護問題にしても一緒にいたいと思う家族でも限界はあるし、その上本人も自分らしくありたいと思うおもいもある。ラストは色々な問題に対峙することで母娘が分かり合えることも増えていくことに安らぎを覚えた。

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    2026年06月03日
  • 星を掬う

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    幼いころに母に捨てられた千鶴は、それが自分を卑下する理由となり、自分を肯定することがどうしてもできない。
    父と祖母に育てられたが、父の病により家産を手放すことになり、貧乏暮らしを強いられた祖母は、千鶴の母を恨みながら死んでいった。

    千鶴が結婚した相手は、借金に借金を重ねてはその返済を千鶴に押し付け、断ると手加減なく暴力をふるうモラハラ男。
    逃げても逃げきれないこの生活から逃れるため、死ぬしかないと思い詰めていた時に、母の知り合いが「会いたい」と連絡してくる。
    人生最後に、なぜ自分を捨てたのか聞きたくて、千鶴はその知人と会うことにする。

    普通だったら涙の再会。
    「悪かった」「後悔しなかった日

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    2026年06月02日
  • コンビニ兄弟4-テンダネス門司港こがね村店-(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    非日常きわまりない兄弟(妹)を中心に置きつつも、ベースは〈普通のひとたちがちょっとがんばる〉お話なのがいいんだよなぁ…。
    めっちゃ無理するとか、命がけで何かをするとかでなくても、ちょっと勇気を出してちょっとがんばるだけで、隣にいるひとのヒーローにはなれるんだよね。

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    2026年06月02日
  • 夜明けのはざま

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    地方都市の家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」が舞台。
    いきなり、そこで働く女性の親友が自死した葬儀を執り行うというところから始まり、いろんな事情、関係の葬儀が描かれていく。
    ということから、人の「死」とその「弔い方」がテーマかと思って読み進めるが、どうも違う。
    「死」の前には「生き方」があり、どう生きるかに苦悩する。そして、「生きる」には必ず誰かとの関係性も関わってくる。
    「生きる」ことはつらくて苦しいこともたくさんあるけど、投げ出したくなるけど、独りぼっちじゃなくて、きっと誰かと繋がっているんだ、「助けて」と言っていいんだと思える。

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    2026年06月01日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    人の思いは知ることができない⁇まして亡くなった人の思いは知ることが出来ない。悩みながら生きていく、、、

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    2026年05月31日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    ぎょらん、死んだあとに対峙するその人への気持ちと捉えました。

    人が亡くなると必ず後悔って残ると思うし、後悔のないように人と接することは不可能に近いと思うけど、迷うことがあるなら行動したほうが良いね。
    自分が起こす行動って結局エゴでしかないから。

    人間だからエゴで動いてなんぼ。
    でも人間だからこそ、その言動の裏にある気持ちを推し量れるんだな、と。

    最初の一文、面白い!笑
    家に帰ったら、リビングで朱鷺が暴れていた。(p.8)

    そして読み返して思ったけど、朱鷺は最初からぎょらんの存在について何となく分かってたんだよね。
    けど、お母さんとの約束に真摯に向き合う姿、そして人を大切に思う性格、素晴

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    2026年05月31日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ぎょらん
    ぎょらんが見せた個人の思いに苦しむ主人公の朱鷺を中心に、様々な人物たちの、死にまつわるエピソードがまとめられています。

    10年後とか、自分の人生のフェーズが変わったらまた読みたいなと思いました。

    冬越しのさくら の章がすごく好きでした。
    相原さんと、師匠であるサクさんのはなし。
    事故で亡くなった母の葬儀を取り仕切ったのがサクさんで、母の見送りをしっかりさせてくれたことで死を受け入れることができた。そこで相原さんが葬儀社で勤めることを決めた。その話を聞き、朱鷺が葬儀屋を頑張る、と決める。相原さんの昔の恋人であり、今の上司の瀬尾くんが、本当は別れないで一緒にいたかったと伝えるシーンで

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    2026年05月31日
  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    ドラマを見ているので、
    本の中の当時人物をイメージしながら
    読んでました
    過去の話があって深く知ることが出来て
    良かった回でした
    このシリーズを通して、門司港に行ってみたいと思える小説だなと思いました

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    2026年05月30日
  • コンビニ兄弟3―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    九州のみで展開するコンビニチェーン「テンダネス」の門司港こがね村店の
    店長や店員に客たちの悩みなどを解決に導いていく連作短編集の第3巻。

    九州を中心に活動するアイドルグループQ-wickのメンバーの一人が、
    門司港で一日市長を行うことで、店員の光莉は浮足立っていた。
    生粋のオタクであり、キャラが定まらないメンバーの一人を推していた。

    他、遠くに嫁いだ女性の話や、ツギの過去がわかる話に、いつものプロローグ
    ってことで、楽しく読めました。
    今作では、店長の三彦にも災いが!?

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    2026年05月29日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    ネタバレ

    (上巻より)

    それと、ファンタジーにも許容範囲というものがある。
    人によるとは思うが、
    人間の姿から麒麟や三本足の烏となる、
    指輪をはめると姿が見えなくなる、
    写した文字が魔法の力を持つは、受け入れられる。
    (ちなみに、衣装箪笥の奥が異世界につながってるのはどうかと思っている)
    だが、切り落とした腕が生える、
    首を切り落とされた胴体から頭部が生えるは、
    許与範囲を超えていた。

    そして、騎士団長と巫女、そして、巫女の妹、
    国王の従兄弟と第二妃と誰の戀愛も悲しい終わりを迎えているところが、
    何より受け入れることができなかったのだと思う。

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    2026年05月30日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

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    ネタバレ

    HKさんのおすすめ。

    甘い。
    もともと恋愛映画も恋愛ドラマも恋愛小説も苦手なのに、
    「戀記」という題の本を読んだ自分が悪いのだが、
    甘い。

    神の妃に選ばれた巫女が行方不明になる。
    戀記、なので当然巫女は恋愛中。
    恋人の騎士団長は行方を探すが、
    王宮では王女が毒殺される。

    毒殺は誰の仕業なのか、
    巫女が神の試練で毒を飲んでも平気だったのはなぜなのか、
    やはり毒の効かないもう一人の少女は何者なのか、
    巫女はどこにいるのか。

    (下巻へ続く)

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    2026年05月30日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    親が宗教に入信すると、ほぼ子供も自分の意思とは関係無く入る事になるのだろう
    町田そのこ氏の小説とは思えない
    展開にページをめくる手が止まらなかった
    伊坂幸太郎氏の小説『楽園の楽園』是非読みたい

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    2026年05月28日
  • わたしの日々が、言葉になるまで 小説家に学ぶ言語化のコツ

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    Eテレで放送されている番組のスピンオフ作品。
    私はいつからかわからないけれど、様々な経験を経て、自分の気持ちを言葉でどのように表現したらいいのか、伝えたらいいのかとても悩むようになった。この本は心の中にある言い表せない言葉をどのように言語化していったらいいのか、小説家の町田そのこさん目線で解説してくれる。
    積読している「ぎょらん」も読むのが楽しみ。

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    2026年05月27日
  • コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    第二弾は舞台のコンビニが抑え気味
    そこがまたキャラクターを際立たせる。
    第一弾のあの子で予言のように苦悩!
    1話完結でと思っていたら、エピローグで…

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    2026年05月26日
  • 宙ごはん

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    わかりやすい属性に当て嵌めずその人の背後にあるものを理解しないとね
    美味しいご飯を作れる人になりたい

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    2026年05月25日
  • わたしの日々が、言葉になるまで 小説家に学ぶ言語化のコツ

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    言語化のコツがたくさん書いてあった!
    自分の中に漂っているものを言語化するには、トレーニングが要るな、と思った。
    筋トレと一緒だ!!!

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    2026年05月25日