町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
短編集なんだけど、一つ一つがずっしり。いろんな人の人生がギュッと詰まってた。人生は選択の連続で、全部を掴むことなんてできないし、その時は気付けないことだって山ほどある。でも掴めなかったとしても、その掴めなかったという経験から得た感情や苦しみが何かに繋がることがあるし、誰が繋げてくれることだってある。特に好きなお話は、やっぱり真奈なつめ楓子の話かなぁ。死んだ人はもう話さないから何が本当の気持ちかは分からないけど、思い出は変わらないし、心の中に席を残すことはできる。人を理解したいって気持ち、向き合い続ける気持ちは絶対に喪っちゃだめ。悪しき風習があるなら、先を行く女になる。
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Posted by ブクログ
九州の片田舎の閉鎖的な町「かなた町」
そこの柳垣小学校は廃校が決まり最後のお祭り「柳垣秋祭り」の日を迎える
その舞台で起こった閉鎖的な町の女たちの5つの短いお話
第1話 ドヴォルザーク檻より
第2話 いつかのあの子
第3話 クロコンドルの集落で
第4話 サンクチュアリの終わりの日
第5話 私たちの祭り
ただ5つのお話はそれぞれで完結すること無く
複雑に交錯し様々な出来事を様々な面から捉えて
納得感がある形で染み込んでくる
そして夕日がきれいな校庭に
「遠き山に日は落ちて。。。♪」
ドボルザークの家路が流れて全ての伏線が回収される
とっても読みやすく面白かったです -
Posted by ブクログ
ファンタジー、恋愛、ミステリーといろんなジャンルてんこ盛りなのに、全然とっ散らかっていないどころかきれいにまとまってる!
面白くて続きが気になるうえに読みやすいので一気に読み終わりました。
私はファンタジーが好きなので読み始めたけれど、各ジャンル好きな人が楽しめる作品だと思う。
上巻は謎がいくつも残って少しずつ少しずつ真相に迫っていくところで終わったので、下巻で全部回収できるの?という若干の不安と大きな期待で読むのが楽しみです。
町田そのこさんといえば生きづらさ、孤独感、家族間の問題などをテーマにされている印象が強く、個人的にはあまり興味のあるジャンルではないため今作が初読みでしたが、大人 -
購入済み
とても綺麗な短編連作集でした。どのエピソードも出だしの一行で続きが気になりあっという間に読んでしまいました。そしてラストの胸が暖かくなる光が指すような締め。お見事でした。
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Posted by ブクログ
ネタバレ大好きな町田そのこ先生の作品の中でも、小説としてとても完成度が高い作品なのではないかと、素人ながらに感じた。
死や故人と向き合う人々の物語。
故人でなくとも離れ離れになった人たちがいて、そういう出会いと別れで人生は成り立っている。
それでも人は人との繋がりを求めて生きていく。
過去に仲違いした友人や去ってきた環境を思い巡らすと、確かによい思い出も、好きだったこともたくさんあって、それを思い出す事はとても大事なことだなあと。
作中には今の自分と向き合っている人もいる。相原さんは、自分は仕事に向き合っているという、仕事へのパフォーマンス自体に依存してしまっていたが、『人を生かすための葬儀屋になる』