町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ大好きな町田そのこ先生の作品の中でも、小説としてとても完成度が高い作品なのではないかと、素人ながらに感じた。
死や故人と向き合う人々の物語。
故人でなくとも離れ離れになった人たちがいて、そういう出会いと別れで人生は成り立っている。
それでも人は人との繋がりを求めて生きていく。
過去に仲違いした友人や去ってきた環境を思い巡らすと、確かによい思い出も、好きだったこともたくさんあって、それを思い出す事はとても大事なことだなあと。
作中には今の自分と向き合っている人もいる。相原さんは、自分は仕事に向き合っているという、仕事へのパフォーマンス自体に依存してしまっていたが、『人を生かすための葬儀屋になる』 -
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町田そのこ先生の作品が好きなので新刊を楽しみにしていました。
葬儀社芥子実庵を中心に物語が描かれる短編集です。
語り手は作品ごとに違っていますが、最初と最後の物語は芥子実庵に務める同一の女性視点で語られます。彼女の考えや物事の捉え方の変化がこの本の面白さのひとつだと思いました。
どの物語にも死が描かれ、語り手はその死に向き合うことで自分らしく生きることに悩み前に進みます。
この本を読んで改めて人生は取捨選択の連続で失ったものの大きさを感じて苦しく思うことがありますが、自分の大切なものを大切にできるようになりたいと思いました。 -
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文庫化に際して書き下ろしが追加されています。
死者が残すというぎょらんをめぐるあたたかい連作短編集でした。
大切な人を失ったときに後悔しないように生きたいと思わされる物語でした。 -
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2巻で嵐の前のような不穏な空気をテンダネスにもたらした華と、普通のアルバイト太郎が交流します。
みんなの兄貴分であるツギにもうまくいかない人間関係があったのかと思うと、より魅力的に思いました。
どの短編も魅力的なキャラクターばかりで、続刊が楽しみです。 -
Posted by ブクログ
文庫の帯に「一番泣ける涙が止まらない」と
あった。
こんな感じの宣伝文句はよくあるしと思いながら読み始めたら、泣けた!
それもかなり泣いてしまった。
7編からなる連作
死、にまつわる話だから、気分が落ち気味の時は読まない方がいいかなと思っていたけれど、むしろ逆。
全編通して、ひとりの青年の再生の話でもあり、その他の人々も、ちゃんと生き切る為に、そしてちゃんと死んでゆく為に、と言う話。
親友の死を、目の当たりににして引きこもり、漫画ばかり読んでいて、その妹に「ハイクラスクソニート」と呼ばれる朱鷺(とき)
長い間引きこもっていると、仕事で人と話すのも
ひと苦労
明日こそまた家にこもってしまおう -
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コンビニ兄弟2巻では、相変わらずテンダネスを門司港こがね村店を中心にそれぞれの生活が描かれています。
ツギとミツの妹ジュエルもレギュラー入りし、ますます人間関係の輪が広がります。
1巻でコンビニスイーツ大好き女子学生の梓と決別した美月のその後が描かれていて嬉しくなりました。
不思議な魅力あふれる男ツギの過去に関係ある怪しげな女が現れ、3巻が楽しみです。 -
購入済み
門司港にあるコンビニには不思議な男たちがいる。
ありえないほどの色気を振り撒く店長と、髭に覆われた怪しげな客を中心とした、ハートフル連作短編集です。
日々苦しみや悩みはありますが、このコンビニでの素敵な出会いで少し前向きに生きられます。 -
誰かの声を拾える人になりたい
世界でたった一頭だけ52ヘルツの高い声で歌うクジラがいる
たとえ群れが近くにあっても他のクジラたちには聞こえない
でもどこかに自分の声が届いているはずだと信じて歌い続ける
この作品の登場人物たちだけでない
私たちもみなどこかの誰かに届いているはずと信じて自分だけの周波数で日々歌っているのだ
そして人生で数回だけの貴重な出会い
魂のつがいに出会う瞬間があるのだろう
私は身近な人たちが出しているシグナルをどれほど見逃しているだろうか
52ヘルツのクジラ
他でもない、自分のことだった