町田そのこのレビュー一覧

  • ドヴォルザークに染まるころ

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    廃校になる小学校で行われたお祭りを舞台に、5人の参加者の物語。

    2話目の40代で綺麗、仕事もバリバリしてる女性の話と、4話目の旦那さんとセックスレスの女性の義母の話がとても良かった。

    自分を大切に、自分を大好きな自分になれるように、私自身も過ごしていこう。
    町田さんの本は、合う・合わないがあるけど、今回はとても良かった!

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    2026年03月19日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    ネタバレ

    「どんな事情があっても、黙って逃げちゃだめなんだよ。そうしてしまえば、逃げた側が絶対的に悪くなる。相手に言い訳の理由を与えて、被害者の顔をさせてしまう。彼らは自分がしたことを反省しなくて、むしろ、逃げたやつが悪いって恨む。群ちゃんの苦しみや哀しみは、伝えるべきひとたちにきちんと伝わらなくなってしまったんだよ。そんなの、もったいないよ」

    「でもさ、それよりももっと……一番大事なのは、死ぬほど苦しんだ自分を、自分自身がリセットしてしまうなよってこと。自分のお墓に、誰かにとって都合のいい言葉を彫られてしまうようなもんなんだよ。そんなのだめでしょ。だから自分だけは、自分のために最後まで足掻くべきだ。

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    2026年03月23日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    町田そのこさんの本って急にブワァって涙が出てきて止まらなくて文字が見えなくなる。波間に浮かぶイエローは本当に良かった。人生に迷ってて苦しい人も読んでほしい。

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    2026年03月18日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    「うつくしが丘」という海を眺める丘にある築24年の3階建一軒家を主な舞台に、かつてそこに住んだ様々な事情を抱えた人たちの姿が、時間を遡る形式で明かされていく。

    『不幸の家』と呼ばれることを知った1章の主人公・美穂理は、夫である譲と美容室を開業したばかりで、その縁起の悪さに深く失望する。
    しかし、長年『不幸の家』の隣家に住み、全章を通して登場する信子によってその噂は否定される。

    『不幸』を捉え直して新たな解釈を生み出すことが、具体的にどのような形になるのかが、2章〜5章において語られる。

    2章から5章にかけても様々な家族の事情を抱えた人々が登場するわけであるが、彼らに共通するのは、本音を打

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    2026年03月18日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    登場人物がそれぞれ個性的でありながらも互いの個性を際立たせてより深みを与えていくような人間関係が丁寧に描写されていて面白かった。

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    2026年03月18日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    あまりにも内容が良すぎて、もう少しページ数を長くして欲しかったです。ラストはそうきたのか、と。レルファンがひとりの従者を連れて国を出るのですが、名前をあえて出さずに描かれている所も良かったです。スピンオフ作品とか続きがあったら読みたいです。

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    2026年03月17日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

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    身分差のある恋愛、そしてファンタジーとミステリーが加わっている。ものすごくピュアな恋をする2人にこれから待ち受けるものは何だろう、と先が気になりました。

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    2026年03月17日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    町田そのこさんの小説を連続で読んでみました。時折現れる、おしゃれでセンスのある一文にハッとさせられました。幻想的な雰囲気とひりつくような現実が妙にマッチしていて、映画をみているようでした。

    5編の短編集ですが、短編同士の繋がりや構成がとても上手くて、物語にぶつ切りな感じがなく、読みやすかったです。『溺れるスイミー』が好きでした。少し気持ちがわかってしまうからこそ、この終わり方で安心しました。

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    2026年03月16日
  • わたしの知る花

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    最後の十数ページは涙しながら読んだ。

    “最後まで生きていくしかないんだよねえ…”

    のエコちゃんの2行が身に染みる。

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    2026年03月16日
  • 蛍たちの祈り

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    独立した短編かと思うと読んでいくと登場人物に見覚えがあり、全て繋がった連作短編だった。内容は町田さんらしい暗くて重い内容。いつかは救われるだろうと読み進めていく。
    最初の短編から重い。妊娠して会社辞めた途端に男に財産を盗まれて逃げられる。引き留めようとして暴力を振るわれる。絶望で自殺しようと思った場所は蛍が大量に見える水辺。そこで出会った同級生。お互いの身の上ばなしが更に重い。イヤミスのような展開。
    この時に生まれた息子の辛い人生が始まる。次々出てくる登場人物も似たような人生。
    殺人、自殺、事故死、次々と人が死んでいく。絶望の先にある救いの手。ちょっとだけハッピーエンドにやっと安堵する。

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    2026年03月16日
  • 蛍たちの祈り

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    自分を苦しめる身内に殺意を抱く者たち。その傷跡が時間の経過とともにどう変化していくのかに光を当てた5つの連作です。​
    「殺したい」と願うほどの夜を過ごした人にしか分からない、切迫した負の感情。それを静かに肯定し衝動を抑えてくれる者がいます。殺意を抱くほどの苦しみを知っているからこそ、掴める幸せがあると。

    重いテーマですが、作者ならではの「孤独からの再生」に、蛍の美しい光が導きます‥‥。

    ※『少年の目』の章にグロテスクな描写が数行あることを付記します。

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    2026年03月16日
  • 蛍たちの祈り

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    最初からずっと暗い、重い話ばかりでとっても辛かった。正道もやっばり幸せとは言えない暮らしを送っていて重い話で読むのが辛かった。正道の母を知っている隆之の優しさが心に残る作品だった。正道も幸せになってほしい。

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    2026年03月15日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    とつとつと、心に迫るものがある。このお話たちに、出会えてよかった。少しあの日に帰ったような感覚に陥った。

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    2026年03月15日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    コンビニが舞台となる小説である
    店員さんや通うお客さんによってただ便利なコンビニが心温まるコンビニ変わった
    このコンビニには憩いの場といえる場所がある
    人と顔を合わせる・会話をする・飲食をするというだけで『今日は良い事があったと笑顔になれる』そんなイートインコーナーがあるコンビニが減ってしまって残念である

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    2026年03月15日
  • 夜明けのはざま

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    葬儀屋で働く本人の気持ち、そんな人が身近にいる家族や恋人の気持ち、結婚観、親の看病の問題、などなど、色んな立場からの異なる意見が知れて面白かった。

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    2026年03月15日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    ネタバレ

    著者の作品は52ヘルツのくじらたちしか読んでいないが、ファンタジーの人という印象はない。
    ファンタジー小説好きでラノベを色々読んできたので、どう違うか興味津々であったが、おっもーいね!エグいね!びっくりしちゃった。
    エスタとレルファンの恋物語…途中まではそうだったが、途中から終盤までエスタまったく出てこないし。
    しかしながら、だんだんとミステリー要素が強めになり楽しめた。
    なおかつファンタジー恋愛ものド定番のお忍びお祭りデートやら、ファンタジーならではの幻想的な光景でのロマンスなどなどいいところを押さえてる
    安易にハッピーエンドじゃないのも良かったのかもしれない。
    でもエスタとレルフの子供を馬

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    2026年03月14日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    少し笑えて、少し涙するハートフル短編連作集。フェロ店長のコンビニはちょっとだけ悩みを抱えた人が、ちょっとだけ前向きになれる場所。こんなコンビニがあったらいいなと思う。劇中会話はなぜ博多弁じゃないのだろう、方言の方がいいと思うのだが。いちばん感情移入できるのは光莉かな、そして光莉は筆者さんの分身なんだろうね。

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    2026年03月13日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    後半は第一妃ルイーダや第二妃シャーリーン、コーネス国王の異母弟クルムトの子ら王族の後継者の投薬事件が頻発、そしてエスタの行方はわからずというところから。しかし、レルファンは諦めずに微かな手がかりを求め、同時に起こっている毒殺事件の時の態度などから、怪しい人物を突きつめて行く。カストナの王族にある特別な力は神々の食前酒と言われるようだが、これは何か?そして容疑者は比較的早くに(読んでいてもわかりやすい)判明するが、犯人の目的が読者には知らされず、しかもめちゃくちゃ強い人たちが差し向けられたのに帰ってこず、こんな残り少しになってどんな強キャラ出てくるんだ?という展開でした。最後は戀記と言うだけの物

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    2026年03月13日
  • 月とアマリリス

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    連続死体遺棄事件を追っていく記者の話。
    町田その子らしく、
    途中読むのがしんどくなるタームに入るけど、
    ミステリーだから読みたくなる。
    家原はマジで胸グソ悪いぐらい嫌なやつ。
    でもちゃんと教育しないと、
    そーゆー人間になってしまう。
    気をつけよう。

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    2026年03月13日
  • 夜明けのはざま

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    家族葬専門の葬儀社、芥子実庵。芥子実庵を舞台に、多様な人生が交錯していきます。

    「死」がテーマの小説かと思いましたが、「死」はきっかけに過ぎず、「生き方」がテーマになるのかなという印象です。

    大切なひとの死を知り、残された人々は、悲しみや後悔等の膨大な感情を胸に、今の自分を見つめ直す。それほどのことがなければ、人は動けないものなんだなあと悲しくなる気もしました。

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    2026年03月13日