町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【人との別れに不安と恐怖を抱いている人
人やモノに執着して手放せなくなっている人】向け
『先を生くひと』
がとてもよかった。このお話を読めてよかった。
人生の片付けについて語られているが、人間いつでも何かに挑戦できるのだと後押ししてくれる作品。
後悔しないで日々生きていたいと思える。
◾️心に残った文章
好きとは、自転車と一緒。
うまく乗れる子もいるし、何回もこける子もいる。
自分じゃ乗りこなせなくても、この自転車じゃないと嫌だってこだわる子もいる。
澪さんはそのこだわるタイプなのだ。
好きとか思い出とか大事な感情は、これまではいつでも手に取れるように物に託してたけど、自分の奥に収納してしまい込む。
これが自分の人生の片付け。
あなたたちは可能性に溢れているのよ。
どんなことだってできる。
最初から諦めなくてはいけないことなんてない。
絶望しないといけない障害もない。
何一つ憂うことはない。
後悔しないように、それだけを忘れないで。
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Posted by ブクログ
アンソロジーって好きな作家さんとまだ未読の作家さんに出会えるから良いことづくし。
どの作品も共通する夏をテーマに青春やミステリー、SFだったり恋愛だったり夏に関連する物語が多様でグッと掴まれてしまう。
確かにこれから読書を始める入り口としては最高なプレゼントだ。
そして恩田陸さんは『六番目の小夜子』の前日譚だったり、町田そのこさんは『コンビニ兄弟』のスピンオフだったりと持ち作品に関連させてるだなんてオシャレすぎるしファンからしたらありがとうすぎる。
ちょうどお店に来てるお客さんが読んでいてつい声をかけてしまった。
ランダムに読んで楽しんでますって、なるほど良い楽しみ方だ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレAudibleで拝聴。
音声だと登場人物の表記が分からないのは常なのだが、今回は特に「どういう漢字なんだ?」って気になって仕方なかった。聞き終わってから他の方の口コミで確認。なるほどー。
内容と関係ない話をしてしまった。
車で長距離運転しながら聴いたのだが、なんだかとても心がキュっとなる場面が多くて、いい意味でやられた。
梓と那由多の話、なんかグサッっときた。あの後美月がどういう風に変わったのか(変わらないのか)も地味に気になった。もしかして続編で出てくるのか?
そして光莉の息子恒星の回。まさかここでメインキャラとして出てくるとは。見ているものが同じでも解釈は違う。恒星も小関も三隅もみんな少しずつ大人になったのでは?というところが良い。
なんか若い登場人物のエピソードのほうが琴線に触れるものがあるなと思った。自分の年齢的には多喜二じいさんのほうに近い気はするがw -
Posted by ブクログ
文庫書き下ろしの短編集。「プレゼント」というタイトルだが、内容のお題は「夏」とのことで、あまり「プレゼント」感はなかった。
……が、私にとってはどの作品もとても短編とは思えないくらい内容が濃く、それぞれの作家の味が存分に発揮されており、まさしく文庫本のお値段で単行本7冊分の濃さがある立派なプレゼントだなと感じた!
どの作家さんも一度は目にしたことある方々だし、内容のまとめ方もさすがとしか言いようがなく、ベテラン陣が新潮文庫のために人肌脱ぎました感が半端なかった。
あと個人的には新潮文庫のカバー剥がした下の丁装が好きなのでこのカバーも好みだった。
思ったよりあっという間にどの作品も読めるので、忙しい、でもちゃんと感動したい人にオススメです!!