町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
電車の中で読んでいたのに涙を堪えられなかった本でした。いつもは小説はあまり読まないのですが、この本は心を軽く、そして温かくしてくれました。
たまには小説も読んで、気持ちをほぐしてあげないのだという気がしました。
小説を読んでいると、特に心が揺れ動く瞬間や、ハッとさせられる登場人物の言葉が出てくることがあります。そんな言葉を見つけた時、自分の状態に気づくことができる気がします。
小説を通して自分の状態を知ることができ、なんだかカウンセリングを受けているような感じがします。
この小説では、『夢』や『強い言葉』、『幸せ』についての表現にハッとさせられ、2章で描かれる家族の姿に感動しました。この -
Posted by ブクログ
読んで、笑って、なぜか元気がもらえるシリーズ。
今回もプロローグは和歌とマキオ。たいして物語に重要ではなさそうだった二人ですが、今回は大きな役割を果たします(といっても、本編は出番ありませんが)。
テンポ良い展開や突っ込まずにいられない言動に、思わずクスリ。読んでてニヤけちゃうので、怪しい人にならないように周りにはお気をつけください笑
とは言っても、面白いだけでなく、人が前を向いて一歩を踏み出すお話でもあるところがこの本のおすすめポイント。今回は離婚し、親の言いなりだった女性がひとりで歩き出そうとする物語と、バイトの高木と彼のヒーロー(に憧れる)友人の物語。 -
Posted by ブクログ
なんて、優しい人たちなんだろう。絶対に悪で満ちていると思っていた人にも、過去の辿ってきた軌跡はあって、傷ついていて、それを乗り越えようとしてもがいている。こんなに、全てを失ったかのような状況で優しい選択を取れるものなのかと、涙が止まらなかった。今までの中で一番優しい人だと思った。行動も、その意味も、全て自分ではない、まわりや大切な人のため。こんな誰でもできるわけじゃないことをするのは、並大抵の精神力と想いではできないんじゃないか。感動を超えていて、適切な言葉が見つからないけど、心が津波のように大きく波打つほどその優しさに痛くもなったし感謝もした。私の、人間としての生きる目標のようなものを与えて
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Posted by ブクログ
大人たちが抱える呪縛。それは子供たちにも伝染していく。
そんななか、たくさんの人に支えられ成長してく宙は、様々な苦難に対して、守られる立場から守そうとする存在へ、どうしたらよいのだろうと苦難を受け止め悩みながらも向き合う。
そこには、やっちゃんとやっちゃんの料理の存在が大きい。
宙のまっすぐな姿勢は、周りをも幸せにしていく。
読後、様々な感情があふれて何をどう伝えたらよいかわからない。
次々とおとずれる苦難、これでもかと読みながらも心が削られ揺さぶられ、涙が止まらなかった。泣きながら読んだ。
読んでいて苦しいのに読むのをやめることができず、最後、明るい兆しが見えたことに本当に救われた。
読 -
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ネタバレ全編通して好きな物語でした!
おつやのよる
絵葉書を描くなんて素敵なおばあちゃん。そんなおばあちゃんの行動でみんなが変わっていく、動かされるお話。私が好きだったのはえなちゃんの旦那さんが迎えに来たシーン、おばあちゃんが旦那さんに日常を動画に撮って送っていた。妊婦ながら2人の息子をワンオペで面倒見て卵焼きとったとってない、じゃあもう一回焼いてあげる。怖い夢見て起きちゃった、大好きだよ明日また遊ぼうねって優しく宥めてくれる。なんて優しいお母さんなんだろう。理想としてはそうした方がいいって思いながらもこの行動を取れるのはすごいよなあ。息子ちゃんはこんな愛されて幸せだろうな、おばあちゃんはこういう