町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なるほどな〜って終始なった本でした。
Q、読む人を意識しすぎて書けなくなります。
Q、書きたい想いが溢れて長文になってしまう……
などなど、確かになあってなった。
私は端的にまとめて話すのが苦手。逆を言えばいろんなエピソードを混ぜこみながら話すのは、好き。
作家ですら、読む人を意識しすぎて書けなくなることがあるんだったら、一般人の私なんてそれ普通なんだなってちょっと勇気づけられた。
感想を書く前に、みんなの感想を読んだり、評価を先に見て、自分の評価を合わせに行く、私の悪い癖というか臆病なところ。自分だけ違う思いなのが怖いからそれを避けたいというかなんというか……
自分が書きたいこと、伝えたいことをありのままに書ける日が来るのはまだまだ先な気がするな。笑 -
Posted by ブクログ
#宙ごはん #町田そのこ #読書 #読書記録
頭がとっても痛い、のは、泣きすぎたせいか、それとも午前中のハイキングで熱中症になったか。
わからんが、とにかく泣いた。。。
コンビニ兄弟の軽さ(や、しかし中身は詰まってるけどそれでも軽やか)に忘れてた、この人52ヘルツの人だった。。。
中々に厳しい状態にいる子供達と、大人と、が、たくさん出てきてその強かさと周りの優しさと、解けていく関係に泣ける。。。
そして容赦ない展開。
容赦無さすぎてなんか違和感なし。
良い人なだけじゃない、完璧じゃない人々が描かれていて、綺麗事じゃないところが、また、心に染み入るのでしょう。泣いたー。 -
Posted by ブクログ
新興住宅地にある一軒の家を軸に、そこに移り住む人たちを主人公とした短編集。
町田そのこさんの主人公たちは基本的に重い背景を背負ってることが多く、本作も読み進めるのがしんどいこともありましたが、読後は自分の糧になる感覚がしっかりとあります。
あとは、短編集によくありますが、各短編がちょっとずつ繋がってるタイプの構成になります。
(僕はそれぞれ独立してるタイプの方が読み心地が良いと感じるタイプなのであんまし好きではありませんでした)
以下、気になったフレーズ。
◾︎おわりの家
となりのマダム信子さんの言葉。
p37
誰にどんな事情があるのか、どんな理由でそうしたのか、そんなことは簡単にわかるものじゃないのよ。自分がまずたくさん経験すること、そして何度となく想像を巡らすことでようやく、真実の近くまでたどり着くことができるの。それを怠ってる人に、そういう適当なことを吹聴されたくないわ。
→わかる。自分の周りにも、何でもかんでも自身の尺度や考え方で型にはめたり、決めつける人がいます。自分の考えや立場を蔑ろにしてくる人がそんなふうに接してきたら怒っていいことだと思う。
p38
あなたはしあわせがどうこういうけれど、しあわせなんて人から貰ったり人から汚されたりするものじゃないわよ。自分で作り上げたものを壊すのも汚すのも、いつだって自分にしかできないの。他人に左右されてダメにしちゃうなんて、もったいないわよ。
→真理。でも自分の気持ちを落としてくるのって基本他人なんですよね。他人の言葉を聞き入れるだけでなく、遮断するときも必要と思うけど、人間ってスイッチのオンオフみたいに簡単に気持ちの切り替えは難しい。大事なことだけど、実践は難しい内容。
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Posted by ブクログ
連作集とはいいつつ、兄の朱鷺と妹の華子、その母の3人家族を中心に物語は進んでいく。
目の前の我が子が得体の知れないものに悩んでいても、大丈夫と信じて、いつか話してくれることを待って見守り続けるって強さだよなぁ。私もそんな母になりたい。死を前にすると人の目とか社会の縛りとか削ぎ落とされて本当の望みが出てくるのかな。母の子どもたちへの願いが、私の大切な人たちへの思いと重なって、泣けた。
常に死と向き合っているのに暗すぎなくて、徐々に本領発揮されていく朱鷺のオタク口調が不意に面白くて何回か鼻水出ちゃった。
そして私も感化されてエンディングノート書き始めた。(笑) -
Posted by ブクログ
4巻で志波家の長男一彦がチラリと登場して、志波家の謎が明らかになるのか…と思いきや、なんと晒されたのはフェロ店長のミツこと三彦の過去。
いつも笑顔で誰かを励ましたり、元気づけることが自然にできるミツ。
彼のその性質は生まれ持ったものではなく、過去の辛い経験からくるものだったとは…
それが32歳という若さでできてしまうことも驚きではある。
町田そのこさん作品は、じんわりと人の優しさを感じる作品ばかり。
生まれながらに完璧な人などいなくて、誰もが人には理解してもらえないような苦しみを抱えている。それをどう処理できるかがその人自身を作り上げるのだなぁと町田作品を読むたびにしみじみ思う。
亡き人との再会を待ち続けている人にとって、再会は来世だけでなく時空を超えて現在でもあり得るという発想が好き。
亡き母に現世でもう一度会えるかもしれないと思うとなんだかワクワクする。
コンビニ兄弟シリーズは、いい人ばかりが登場して後味スッキリでホントに爽やか。
まさに、テンダネスよろしく『安心安全』をお届けしてくれますね。