町田そのこのレビュー一覧
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ネタバレ一つの家(建物)に住んだ色んな人々の物語。
どんどん過去に遡っていくことで、不幸の家と呼ばれた家のルーツが解き明かされて行き、また各章に前の住人について出てくるため、章は分かれているが一つの物語として楽しむことができた。
物語を通して、周りから見える姿と当人たちの気持ちには大きな乖離があり、自分が幸せと感じるなら、周りの目を気にする必要も周りからの評価も関係ないんだなと感じました。
1章に出てきた譲と最終章のゆずくんが繋がっているのに、伏線としてとても感激しました。
不幸の家なのに過去の住人が笑顔で帰ってくるわけがない。もし自分が笑顔で過去を振り返れるなら自分は幸せものなんだなと思いました。 -
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海を見下ろす住宅地の「うつくしが丘」にある、築25年の3階建一軒家を舞台とした5つの家族の短編ストーリー。
この家はなぜか「不幸の家」と呼ばれている。
なぜ不幸の家と呼ばれているのか。本当に不幸の家なのか。
この家で暮らした家族を遡り、不幸の家と呼ばれるに至った理由を紐解いていく。
住まう家族の形は様々で、美容院を営む夫婦、大学受験を控えた長男のいる4人家族、行く場を失った女性とシングルマザー、不妊治療に苦しむ夫婦、家に執着する女性と交際相手のシングルファザー。
どの形も悩みを抱いているけれど、側からは見えない幸せを見つけて「不幸の家」を後にして未来を歩んでいる。
次の章では前の住人の暮ら -
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5個の短編小説
最後の「先を生くひと」しか覚えてない。
忘れられない1ページがある。この言葉を大事にしたい。
あなたたちは、可能性に溢れているのよ。恋も、友情も、夢も、何もかもがこれからなの。そして、どんなことだってできる。最初から諦めなければいけないことなんてない。絶望しないといけない障害なんてない。だから何ひとつ、憂うことはない。後悔しないように、それだけを忘れなければいい。もちろん、大変なことがたくさんあるでしょう。頑張ったからって成果がでないこともある。でも、どんなに辛いことや哀しいことがあったとしても、大丈夫。やっぱり憂うことはないの。だって、きっといつか、何もかもを穏やかに眺め -
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今の自分は、これまでの自分が積み重ねてきた決断の結果であると強く感じた。現状を他人や環境のせいにせず、責任を持つ。
未来の自分が、自身を好きでいられるような決断を選びながら生きていきたい。
主人公たちの境遇に完全に共感しきれない場面も多くあったけど、それは自分が家族や周囲の人々にいかに恵まれてきたかを再認識する機会となり、これまでの環境への感謝の気持ちが深まるきっかけになる本だった。
さらに物語を通じて、深く掘り下げなければ見えない、多様な人生や人々が存在することを改めて考えさせられ、他人の表面だけを見て決めつけることのないよう、常に相手の背景も想像する姿勢を心がけたい。
家族という最も -
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自分も、リセット症候群の節があると感じている。
小さなことが気になるため、
相手のネガティブな反応(気に留める必要すらないものでも)を見ると心が離れてしまう。
また、飽き性が高じて、刺激が感じられないことで
逃げ出してしまうこともある。
また、環境に慣れると共に、自分の我儘な性質が出て
相手を尊重できなくなり、そんな自分が嫌になることもある。
とにかく息苦しくなって、
同じ場所、組織、コミュニティに長く居続けられないことが、自分の大きな欠点であると思っていた。
この本を読んで、同じような欠落感を感じているのが
自分だけではないと知って救われた。
「生きるために身軽でいることを選んでい -
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町田そのこさんの短編集
「おつやのよる」が一番良かったかな。
久しぶりに泣いた。
ばあちゃんの溢れる優しさと章吾の高邁な考え…かな。
ほんまの愛とは、嫌いな部分を受け入れることはもちろん、相手が今のカタチに至った背景まで愛することなんだと思った。
「入道雲がうまれるころ」
「子供という殻を被ることで、大人を満足させる」
なんだか、刺さってしまった。敷かれたレールに乗ることが、一番喜ばれるし周りからも評価されるって思考が自分の中では強かった気がするが、それは環境要因に寄るものだと思ってた。でも、どうだろう。どっかのタイミングで意志は持ってるわけで、オモテ化できてなかったのは、自分の弱さな気がし