町田そのこのレビュー一覧

  • ドヴォルザークに染まるころ

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    廃校が決まった小学校、子供時代を振り返るとそれぞれにいろんな想いが⋯家族、両親との問題、子供ながらに感じていた苦痛や痛み。担任の先生が突然いなくなってしまったことは大人になった今でも心に傷を残していた。自分の才能で幸せを掴む。我慢せず後悔しないように生きていきたい。そう思える作品だった。

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    2026年01月29日
  • コンビニ兄弟3―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    やはりツギさん好きです。神崎華さんとのエピソード、なんか切なくて涙が出ました。町田その子さんの心がほっこりする小説に救われています。

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    2026年01月29日
  • 夜明けのはざま

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    読んでて辛い気持ちになる本って好きじゃないけど、考えさせられることも多いから、無駄でもないのかな...

    登場人物たちに向けられる悪意とか偏見とか、嫌な感情を浴びる時間が多すぎてしんどいけど、文章と話が上手いからそう感じるのだと思う。しばらく辛い気持ち。

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    2026年01月28日
  • あなたはここにいなくとも

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    1,2が特に好きな話だった。近い存在であっても、相手の気持ちを思い込み、ネガティブな方へ捉えてしまう。どちら側の気持ちも理解できて、共感できる話だった。

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    2026年01月27日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    「不幸の家」で繰り広げられる家族の物語。
    町田そのこさんの小説には、あらゆる種類の「ボロい男」が登場する。そして、「ボロい男」が更生していくことなく、ボロいままで救いがない。もちろん、全ての登場人物じゃないけれど。
    そんな男に翻弄される女性たちと子供たちの結末は、幸せであって欲しい。

    数年前、我が家の裏庭に育つ「枇杷の木」を切った。
    庭の枇杷の木の扱いって、大変なんだよね。
    しかし、切って良かったのだろうか。
    誰かの目印の木だったらどうしよう。

    諸行無常です。

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    2026年01月24日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    ネタバレ

    一つの家(建物)に住んだ色んな人々の物語。
    どんどん過去に遡っていくことで、不幸の家と呼ばれた家のルーツが解き明かされて行き、また各章に前の住人について出てくるため、章は分かれているが一つの物語として楽しむことができた。
    物語を通して、周りから見える姿と当人たちの気持ちには大きな乖離があり、自分が幸せと感じるなら、周りの目を気にする必要も周りからの評価も関係ないんだなと感じました。
    1章に出てきた譲と最終章のゆずくんが繋がっているのに、伏線としてとても感激しました。
    不幸の家なのに過去の住人が笑顔で帰ってくるわけがない。もし自分が笑顔で過去を振り返れるなら自分は幸せものなんだなと思いました。

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    2026年01月18日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    本屋大賞受賞作品ということでポップな内容をイメージしていたが、様々な重たいテーマを含んだ物語で読み進めるのは辛かった。ただ、どこか共感できるような人物も登場し、大きく感情が動いた。

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    2026年06月06日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    海を見下ろす住宅地の「うつくしが丘」にある、築25年の3階建一軒家を舞台とした5つの家族の短編ストーリー。
    この家はなぜか「不幸の家」と呼ばれている。
    なぜ不幸の家と呼ばれているのか。本当に不幸の家なのか。
    この家で暮らした家族を遡り、不幸の家と呼ばれるに至った理由を紐解いていく。

    住まう家族の形は様々で、美容院を営む夫婦、大学受験を控えた長男のいる4人家族、行く場を失った女性とシングルマザー、不妊治療に苦しむ夫婦、家に執着する女性と交際相手のシングルファザー。
    どの形も悩みを抱いているけれど、側からは見えない幸せを見つけて「不幸の家」を後にして未来を歩んでいる。

    次の章では前の住人の暮ら

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    2025年12月31日
  • あなたはここにいなくとも

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    5個の短編小説

    最後の「先を生くひと」しか覚えてない。
    忘れられない1ページがある。この言葉を大事にしたい。

    あなたたちは、可能性に溢れているのよ。恋も、友情も、夢も、何もかもがこれからなの。そして、どんなことだってできる。最初から諦めなければいけないことなんてない。絶望しないといけない障害なんてない。だから何ひとつ、憂うことはない。後悔しないように、それだけを忘れなければいい。もちろん、大変なことがたくさんあるでしょう。頑張ったからって成果がでないこともある。でも、どんなに辛いことや哀しいことがあったとしても、大丈夫。やっぱり憂うことはないの。だって、きっといつか、何もかもを穏やかに眺め

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    2025年12月22日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    冠婚葬祭をテーマにした短編集。年齢のせいか、成人と結婚の話は微笑ましかった。
    祭りには儚さを、葬式には哀しさを覚える。
    人生の節目がぎゅっと凝縮された物語を読むと、自分の来し方を振り返って身が引き締まる。
    今、出会えてよかった。

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    2025年12月16日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    不幸の家の住人を、時系列を遡って描いていく短編集。部屋の落書きや、お隣の荒木さんについても、少しずつ伏線が回収されていく、好きなパターン。
    不幸の家と言われながら、本人たちにとっては不幸ではない、町田その子さんらしい読後感の良い本。

    売る

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    2025年12月08日
  • 星を掬う

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    ネタバレ

    捨てられた娘と捨てた母の物語。
    元夫のDVから逃れられない千鶴。自分を捨てた母と再会する機会ができ、それをきっかけに母親の所有するシェアハウスに逃げることになります。

    自分の不幸は母親のせいだと思っていた千鶴。
    「不幸を親のせいにしていいのは、せいぜい未成年の間だけだ」と言われ、ハッとします。
    自分が不幸のどん底にいると、つい、自分だけが不幸で世の中は不平等だと思ってしまいます。でも、周りをよく見ると、気付くことはたくさんあります。
    親子だって別々の人間。
    一見身勝手な母親でも、母親側の気持ちを読めば、その気持ちも痛いほどわかります。

    娘には自分の人生を生きていってほしい。

    自分の母のこ

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    2026年06月02日
  • 星を掬う

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    今の自分は、これまでの自分が積み重ねてきた決断の結果であると強く感じた。現状を他人や環境のせいにせず、責任を持つ。
    未来の自分が、自身を好きでいられるような決断を選びながら生きていきたい。

    主人公たちの境遇に完全に共感しきれない場面も多くあったけど、それは自分が家族や周囲の人々にいかに恵まれてきたかを再認識する機会となり、これまでの環境への感謝の気持ちが深まるきっかけになる本だった。
    さらに物語を通じて、深く掘り下げなければ見えない、多様な人生や人々が存在することを改めて考えさせられ、他人の表面だけを見て決めつけることのないよう、常に相手の背景も想像する姿勢を心がけたい。

    家族という最も

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    2026年03月11日
  • あなたはここにいなくとも

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    5編からなる短編集
    各話、若い女性が主人公
    それぞれが置かれた環境や抱えている悩みが現代的でリアルに描かれており、共感できるという人も少なくないと思う

    テンポが良く、話も分かりやすいので、読書が得意でない人にもおすすめできる

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    2025年11月09日
  • あなたはここにいなくとも

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    5短編
    私はホロっと泣けるけど、笑顔になれる内容が好き
    ・おつやのよる
    付き合ってる人に家族を紹介できないと悩んでいる時に、祖母が亡くなった。そのことをきっかけに、家族は問題と向き合い解決していく
    心温まるストーリー
    ・入道雲が生まれるころ
    リセット症候群を抱えている主人公が、親族が亡くなったことで帰省する。どう生きていくべきかを改めて考えるきっかけを得た物語

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    2025年11月08日
  • あなたはここにいなくとも

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    どの話もストン…と自分の中に落ちていくかんじ。
    あぁぁぁ分かるよ、そういう感情になるときって共感できるものが多かったな。

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    2025年11月04日
  • あなたはここにいなくとも

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    最近町田さんに絞って読んでるんですが、さらさらしみいるような心地いい文体で読みやすいので気に入ってます。
    別れがテーマの短編集、別れの究極系は死別ですが、それをにおわすお話だったりばかりです。とはいえ穏やかに、静かに終えられる方が多くそれにまつわる人間関係や出会いに、じんとしました。私は1番最初のお話が好きです。

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    2025年10月24日
  • 夜明けのはざま

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    若干歯が浮く会話 死をテーマにした関連するショートストーリー集だった。内容知らないけど、なぜか最近読む本が死をテーマにしてるな。
    評価が良かった本だけど、ちょっと歯がゆく歯が浮く会話と文体だったな。町田そのこ、人気ある作家だけど、どうかな〜。

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    2026年03月14日
  • あなたはここにいなくとも

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    町田そのこさん、「宙ごはん」に続き2冊目。
    何気ない日常を送っていた主人公たちの、ふとしたきっかけで人生が前向きに方向転換する瞬間の物語たち。それと、日常を大事に大事に噛み締め続けてている人たち。私はもう後者になりつつあるから、今後の人生の生き様の参考にしたいと思って、脇役の方の人々に感情移入。
    町田そのこさん、まだまだ読みたい。

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    2025年10月17日
  • あなたはここにいなくとも

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    自分も、リセット症候群の節があると感じている。

    小さなことが気になるため、
    相手のネガティブな反応(気に留める必要すらないものでも)を見ると心が離れてしまう。

    また、飽き性が高じて、刺激が感じられないことで
    逃げ出してしまうこともある。

    また、環境に慣れると共に、自分の我儘な性質が出て
    相手を尊重できなくなり、そんな自分が嫌になることもある。

    とにかく息苦しくなって、
    同じ場所、組織、コミュニティに長く居続けられないことが、自分の大きな欠点であると思っていた。

    この本を読んで、同じような欠落感を感じているのが
    自分だけではないと知って救われた。
    「生きるために身軽でいることを選んでい

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    2025年10月07日