町田そのこのレビュー一覧

  • 夜明けのはざま

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    家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」が舞台の連作短編集。
    とにかく出てくる各話の主人公の親と身近な男たち(夫とか彼氏とか)が酷すぎて胸糞悪い。ミソジニーと家父長制に染まった人間が多すぎてイライラが止まりませんでした。そして、それに反発しながらもそうした人間と上手くやっていこうとする主人公にもイライラしてしまう…特に4話の主人公良子の夫はもう手遅れだとしか思えない…(親戚の葬儀で会った異性の従兄弟と話していただけで後ろから殴ってくる男とか、もう有り得なさすぎて無理なんですが!)。とにかく、一昔もふた昔も前の価値観に染まった男ばかり出てくる…。
    1話と5話の主人公の佐久間の彼氏も最初は素敵だと思ったんで

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    2026年02月15日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    登場人物が各物語で繋がるお話。
    繋がり方が綺麗で繊細でした。

    不器用でもそれぞれが精一杯生きようとしていて、
    切なくもあり、温かみが残る物語です。

    物語冒頭の1行がが読みたくなる感情を掻き立ててきます。

    どんなに辛い思いをしたとしても、その経験はきっと誰かと分かち合える、寄り添えるものだと感じました。

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    2026年02月14日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    ある登場人物が重なり合う連作短編集で、絶妙な重なり方が物語に奥行きを与えていました。
    生きづらい環境を大きな水槽に例えながらも、必死にその中で日々を生きていこうとする姿が印象的で、読んでいて応援したくなる気持ちになりました。
    また、ここではないどこかで生きたいという願いと、今いる場所でも一生懸命に生きようと決める姿の対比が、切なさと希望の両方を感じさせました。
    物語を通して、環境の重要性や、自分自身で環境を選び、向き合うことの大切さを改めて考えさせられました。

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    2026年02月14日
  • 月とアマリリス

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    読むのに覚悟がいる本だった。
    安易に手に取って、後悔した。
    それでもきちんと最後まで読みたかった。

    “世の中には第二、第三の家原はきっといる“そう確かにどうしようもなく悪い奴はいるだろう。人の弱みに上手に漬け込んで、あきれるほど上手に漬け込んで、従うしかないと思い込まされてしまう。世の中に事件が続く限り、第二、第三の家原はいるだろう。騙されないと断定できない。

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    2026年02月14日
  • あなたはここにいなくとも

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    5つの短編集。

    「おつやのよる」「ばばあのマーチ」「先を生く人」の3つが好きでした。
    特に「先を生く人」が良かったです。

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    2026年02月14日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    ネタバレ

    謎とハッピーエンドを目指して読み進みも、エスタは助からず無念 生まれた時から悲惨な目にあって束の間恋をして、でもまた鬼畜に捕まった。鬼畜どもは死んだけど思い知らされるような事もなく、不完全燃焼
    毒耐性や驚異の回復力ぐらいはいいが、いきなり出てきたキースの不死身力はいただけないかな

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    2026年02月14日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

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    書いているうちに会話が弾み、2冊には収まりきらなくなってきた感じかな。
    誰が主人公なのかぶれてくるのも、確実に当初の構想からずれていったということだと思う。
    なんとなく同人誌っぽい本(読んだことないので偏見だけど)。書き手が、登場人物みんなを好きすぎる。キャラに足し算ばかりして、引き算がないので深みが失われている。
    ただ、作者がこれを書きたかったんだなという気持ちは伝わってくる。町田さんの作品だと、コンビニ兄弟と同じノリかな。
    世間的な評価はよさそうだから、続編を書くことでもっと物語にふくらみが生まれるかも。

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    2026年02月14日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    なんの情報もなく読み始めてなんだなんだー?と思いながら、児童文学にしてはエッジの効いたグロさ。想像するとゾワゾワする児童怪談話な感じだった。

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    2026年02月13日
  • コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    2巻目になって、ちょっとは面白くなってきた。登場人物の絡み合いが悪くない。しかし、いい加減に「いじめ」って止めないの?

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    2026年02月12日
  • 蛍たちの祈り

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    重い。重いから一気に読む切ることがでくなくて、一章読む終わるたびに休憩をはさんだ。

    そうやってとぎれとぎれに読んだからなのか、
    一章ごとに主役が交代するからか、
    途中まで連続短編だと思っていた。
    「あぁ、これはひとつの繋がった長編なのか!」
    と、気がついたのは残りのページがずいぶん少なくなってから。

    重苦しくて辛いなと思いながらも、しばらくすると続きが読みたくなる。

    読み終える頃には、
    真っ暗闇のその先に小さい光が見えて、
    前向きな気持ちになっている。
    この感じが町田そのこさんだなあ。

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    2026年02月11日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    ネタバレ

    とても不思議なお話でした。
    最初はカルト宗教団体のネタで「おお!好きな感じかも!」とワクワクしていましたが、すこしぶっ飛んだ展開からの心霊感動エンドだったので個人的な好みではなかったのが少し残念…。

    ただ、読みやすく展開も早くハラハラする場面も多々あり、登場人物のキャラも魅力的でした!

    本当の友情の形は歪だけど美しい。それはいつの時代も変わらない物だと再認識できる作品でした。

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    2026年02月10日
  • 蛍たちの祈り

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    大人たちの
    未熟さ 身勝手さ 無責任さ 
    現実にもありうると思ってしまう自分自身も含めて
    何度も目を背けたくなりました

    そんな大人たちに翻弄されながらも
    健気に確実に正しい道を歩んで行こうと
    する子供達

    そこには
    誰とも縁を持つことができない生い立ちであっても
    子供達のSOS を感じ手を差し伸べる勇気を持てた
    別な大人たちの存在がありました

    自分に向けられた勇気と優しさは
    成長とともに確実に受け継がれ
    また誰かの命綱になっていく

    助けを求めている人が発している
    SOSのように見えた蛍の光は
    最後は勇気を持って手を差し出した人の
    命の煌めきのようにも見えました

    不遇な生い立ちをもつ正道

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    2026年02月11日
  • 蛍たちの祈り

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    親ガチャって、言葉の響きは軽いけれど、本当に深刻な事態につながっている場合もある。親になるための教育や資格があるわけでなし、未熟で粗暴な人間でも親にはなれてしまうし、子供は生まれる環境を選べないのも真実。
    本作を読んで、まるで別の世界のような現実の中を生きている人たちがいることを、改めて考えさせられた。
    希望の感じられる終わり方で良かった。

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    2026年02月10日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    母からの強い勧めで読んだ。
    テンダネス門司港こがね村店で生まれる数々のドラマが短編集のようになっている。
    最初はイケメン店長に大勢のファンがいて…というところにそんなわけないやん感が強くて苦手だった。
    前半で「兄弟」の意味が分かって、おもしろくなった。
    小学生からおじいちゃんまで、門司港に住む幅広い年代の住民の日常物語が温かく描かれ、こんな街に住みたいなと誰もが思わされる。
    日常の温かさは感じられるが、深みが少し足りない。

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    2026年02月09日
  • 蛍たちの祈り

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    ネタバレ

     町田さんの作品にはよくクソ野郎が登場するけれど、まあ、そのオンパレードでしたね。よほど男運が悪かったのかと想像してしまいます。
     世間では尊属殺人は重罪とされていますが、こんなクソどもなら殺しても仕方ないと思われる環境で育つ子供がまだまだたくさんいるんでしょうね。
     家族が大事だとか親を大切にしない奴は地獄に落ちるとかを本気で言う人は、そういった鎧がないと子供に向き合えないかわいそうな人間だと思います。
     奇跡のような出会いに頼るのではなく、もっと他の方法はないのでしょうか。社会的な問題だからこそ、希望が持てる作品にしてほしかったです。

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    2026年02月08日
  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    確かにドラマ向き。「人は自己と向き合う為に歩く生き物。歩いて自分の落ち着ける場所を探す生き物」うーむ、そんなこと考えて毎日一万歩歩いている訳ではないが…。「コンビニって誰かの一生懸命の日々をちょっとだけしあわせにできるところ」ふーん。

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    2026年02月08日
  • 蛍たちの祈り

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    町田そのこ は、新刊が出れば手に取る作家さんです・・・が、なんだかちょっと合わない感じがしてきたかも。似たような話が多くて、印象が薄くなる。

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    2026年02月06日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    レルファンがなぜエスタとリルを姉妹だと断定しているのかが分からず、可能性は高くても間違いないと言えるだけの情報出てないよね?と納得できず。ミステリー要素強いのに情緒的すぎて、読んでて落ち着かない。
    小中学生の時に読んでいた本のようで懐かしくはあったが、なんだか感情移入できず、騎士団長もカッコいいとは思えず、少し寂しい気持ちになった。

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    2026年02月05日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

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    昔読んだコバルト文庫を思い出した。
    藤本ひとみさんとか。
    懐かしい感じはするけど、それほどおもしろいと思えないのは、歳を重ねたからかしら?

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    2026年02月04日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    山道を歩いていたら金色の玉が落ちていた。拾ろおうと追っかけると、コロコロ転がって縁側で寝ていた祖父の鼻に飛び込んだ。目を覚ました祖父は「ああ~~恐ろしかった、踏まれて死ぬところだった」といったという。
    私が子供の頃何度も聞いた話。

    幼い頃寝る前にお話をせがむと、叔父たちがかわるがわるお話をしてくれた、みんなもう居ないけれど。こんな話の種が私の中で芽吹いて思い出すたびに少しずつ育っている。
    こうして里で生まれた話はさまざまに形を変えて民話に育っていくのだろうか。



    死者は体のどこかに最後の願いを伝えるためにイクラのような赤い「ぎょらん」を残すという。気づいて拾い上げて口にいれたり手のひら

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    2026年02月04日