町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ短編集かと思いきやすべてが繋がっていて、青山美智子さんみを感じた。登場人物の誰もが「ここじゃないどこか」と「ここ」を天秤にかけていて(これは後書を見て知った)、どちらが正解かわからないままどちらかを選ばなければならないということの辛さはたぶんどの読者も知っているから、この本はとてもつらく悲しくて、だけど誰もページを捲る手を止めることができなかったんだろうな。
それぞれの登場人物のその後がわからない終わり方だったけど、みんな幸せになれたのかな。個人的に自分を投影してしまったお話があったから、これ自分の精神状態によってはとても読めないかもと思ってしまった -
Posted by ブクログ
蛍たちの祈り
人それぞれ様々な事情を抱えながら生きていて、勝手に決めつけたり判断したり自分の小さな視座からアドバイスすることがどれだけ愚かなことかと思った。相手に関心を持ち、価値判断なしに相手を見て、話に耳を傾ける。
幸恵の祖母から言葉:
世界にはたくさんの綺麗な景色がある。自分のすぐそばでも、世界中に誇れるほどの綺麗な景色があるの。そのことを知らない人は一生見られない。知っていても、季節がずれたり、天気が邪魔をしたらやっぱり見られない。そして、行こうと自分の意思で歩かない限り、見られない。幸せってのも、そうよ。覚えておいてね。
登場人物たちは、恵まれない家庭で育ち、憎しみや苦しみを抱え -
Posted by ブクログ
愛してもらいたくて、自分を全て差し出す、悲しい女性たちが出て来た。愛着障害や共依存がテーマ。事件記者が書いたルポを読んでいるようだった。
「人は人で歪むんよ。その歪みをどこまで拒めるかが、自分自身の力。」
という台詞。
夏苅郁子さんの『人は人を浴びて人になる』という本の題を思い出した。もっとも歪みを与えやすいのは親だろう。幼ない時分に歪まされるのを子供は拒めるのだろうか?大人になるにつれ、ある程度は拒めるようになるものなのだろうか?
物語の中には前向きな方向性もあり光が少し見える。歪められた人間も、新たな出会いで人と関わっていければ変われるのだろうか?私も変わりたい。でも、誰とも関わってい -
Posted by ブクログ
19冊目の町田そのこさん。
こちらの本はNHKで放送されている『わたしの日々が、言葉になるまで』という番組から生まれたスピンオフ書籍だそうです。
こんな番組があること知らなかったんですが、「日常にある一場面を取り上げ、小説や歌詞、漫画のセリフなどを題材に表現の妙を味わう教養バラエティ」なんだそうで、すごく面白そうで、早速録画予約しました。
毎週土曜日20:45〜Eテレで放送中です。劇団ひとりさんがMCをされていて、先日見た回はゲストに朝井リョウさんが出演されていました。
そういえば私、朝井リョウさんがしゃべっているところを初めて見たんですが、めちゃめちゃ口が達者でらしてちょっとびっくり -