町田そのこのレビュー一覧

  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    町田そのこさんの作品は3冊目で、ぎょらんと52ヘルツ以来です。青年期の人たちの声にならない声を、死や虐待といったテーマの中で丁寧に扱われているのが好きで、今回の新作を購入しました。本書においても、思春期女子の葛藤や心の痛みがきめ細かに描写されており、それ故に揺さぶられるシーンもありましたが、カルト宗教やホラーというテーマとのミスマッチ感が否めませんでした。とはいえ、私もまだまだ町田ファン初心者なので、他作品を読んだ上で、再読したいと思います。

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    2025年11月27日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    うーん。
    デビュー作っていうこともあるのかもしれないけど、52ヘルツを読んだ後にこちらを読んだからか、ちょっと物足りなさを感じた。

    再読したらまた印象が変わるかもしれない。

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    2025年11月25日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    この作品を読んでほとんどの人は故郷のことを思い出すであろう。
    自分が小学生だった頃の景色が蘇ってきた。
    いつまでもあるものだと思ってしまうが廃校になることだってあるわけで。。。
    もし廃校になるとして大人になりそこを訪れた時に何か忘れていたことを思い出すこともあれば今を生きているがゆえにそこにまた置いていく思い出もあるのだろう。

    読み始めは田舎の閉鎖的な世界での女同士の嫌な部分が見える内容だったので不快な気持ちで読み進めましたが全体を通してそれぞれの視点で描かれているのでその人の立場での気持ちが読み取りやすかった。
    人には色んな事情があるんだなと改めて思う。
    みんな複雑な気持ちを抱えながらも生

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    2025年11月22日
  • コンビニ兄弟4-テンダネス門司港こがね村店-(新潮文庫nex)

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    コンビニ兄弟のシリーズ。ヒーローになりたかった舞人が「テンダネス着ぐるみ」の任務を通して小さな幸せを手に入れる。元気をもらえる物語です。

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    2025年11月18日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    登場人物が少し重なる短編五話。第一話、第二話が良かった。特に第二話の表題作。中学生の啓太と晴子が懸命に生きようとする姿が胸を打つ。

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    2025年11月16日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    5編からなる短編集。
    少しづつ繋がっているけど、どれも出だしでグッとつかまれる。
    そしてどの話も主人公が重たい物をかかえている。
    目を逸らしてはいけない問題だけど、ちょっと重すぎるかな…
    町田さんはどんな思いでこんな重い話を書くのかなぁ?と読みながら考えてしまった。

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    2025年11月15日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    さらっと読みやすかった
    物語のひとつの柱となっているお隣のおばあさん信子さんの存在がとても良い
    が、主人公の試練や不幸さを、ひどいハラスメント同僚やDVクソ男などであらわすのは相変わらずだなとも思う
    今回はさらに、集まった人みんな不妊という偶然まで登場したので、不幸の原因の装置化に拍車がかかっていてちょっと笑った

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    2025年11月14日
  • わたしの知る花

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    葛城平という見映えも良く女性から好かれる中性的魅力のある男性を軸に、彼の幼少期から老年を経て死に至る迄に関わった人々の物語が、章毎に主人公を変えて展開される。第一章を読み始めた時点では、主人公が15歳の女子中学生で、性的マイノリティの友達を巡る話でその先の展開が不安だったが、その後章毎の主人公が変わって平という男性を巡る話しであり、それが彼の見てくれ、性格から引き起こされているという事が段々見えて来て、思い通りにならない人生、不運な巡り合わせに切なさを感じさせる展開であった。
    しかし、少し登場人物が多すぎて、其々の抱える生活もそこそこ描かれているため、結果的には平と悦子の物語への感情移入度合い

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    2025年11月13日
  • わたしの知る花

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    平さんの不器用ながらの思いや優しさがたくさん伝わってくる一冊だった。この物語の登場人物は全員がさまざまな事情をかかえていて、誰かを思いやって生きていた。

    思い出したい一言「十四年の人生で覚えた、気持ちの良いすべての感情が花火のようにわたしの中で光り爆ぜた。」

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    2025年11月11日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    章ごとの主人公の置かれている状況が辛くて、
    何度か読むのをやめそうになった

    絶対的味方だと思える人が1人でもいたら
    どんなに辛くても生きていける気がした

    1人でも生きていける強さが欲しいけど、
    この人となら一緒に生きていきたいなって思える人と出会いたい

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    2025年11月11日
  • あなたはここにいなくとも

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    答えがわからなくなった時にそっと背中を押してくれる存在がいる。その事が支えとなり少しだけ前を向ける。うまくいかない日常をリアルに切り取っている一冊。

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    2025年10月31日
  • あなたはここにいなくとも

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    町田その子さん、毒親小説しか書かない人だと思ってた(失礼)
    好みの話とそうでない話、あったけど総じて読みやすい

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    2025年10月28日
  • 星を掬う

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    主人公の千鶴は幼少期に母と離れて暮らすことから、成人になって悪いことばかり続くのは、わたしを見放した母のせいだという想いから始まります。

    逃げたり、追いかけたり、離れたり、追いつかなかったり、誰かのせいにしたり、だけど助けたり。母と娘がメインの関係に女性5人が一つ屋根の下で暮らす中、いろんな角度からそれぞれの想いが描かれています。

    人によって違いがあるようですが、千鶴の母の若年性認知症もリアルに描かれています。

    そんな中、元夫の弥一のDVがひどく、逃げても逃げても追いかけてくるところが、ホント怖い。

    余談ですが「52ヘルツのクジラたち」とかけているのか、くじらクッキー52種類とか出てき

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    2025年10月28日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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     大切な人が亡くなった時、残された者たちは何かしらの後悔や懺悔の気持ちに苛まれることがあるだろう。

     「死」という重いテーマを題材に、残された人たちの苦悩を描いた連作集。
     大切な人の死をどう受け止めるか、どう受け入れるか、自分の中にどう消化させていけば良いのか。
     いい意味で清々しく送り出してあげられる気持ちになるにはどうすれば良いのだろうか。
     また、自分が死んだときに周りの人に笑顔で送ってもらえるように、どのような生き方をしていくべきなんだろう。

     「死」というテーマを通じて、「生」を考える良い機会になった作品だった。

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    2025年10月26日
  • わたしの知る花

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    必要な人には、どこかで必ず会えるようになっているんじゃないだろうかと思える。もう少し早くてもよかったのかもしれないけど、これがベストのタイミングだったんだろう。

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    2025年10月22日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    【さなぎの家】は、読んでてすごくしんどかった。
    過去のいろんなトラウマが掘り起こされて苦しみが蘇ってくる。
    でも、成り行きだとしても、苦しみと決別して、もがきながらも必死に前を向いて生きていこうとする登場人物たちの姿に励まされた。

    それにしても町田その子さんは、あまりにも現実を繊細に描写してくる作家さんだからか、読んでいる間ずっと苦しかったりするけど、読み終えた時はいつも「読んで良かったな」と思ってる。不思議。
    エピローグがとても良かった。

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    2025年10月18日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    田舎特有の人付き合いと男尊女卑としがらみやらなんやら要素が多すぎるしクソ男の博多弁がリアルで終始イライラした、実際見えないだけでみんな内側は汚くて汚れてて思うこと悲しいこと傷つくこと抱えて普通のフリして生きてるんだろう、見えないけど同じ時間を一緒に過ごしてる

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    2025年11月07日
  • わたしの知る花

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    町で犯罪者と噂される老人が、ある日孤独死した。彼の部屋に残されていたのは段ボール箱いっぱいのノートに書かれた物語と、花。
    彼が過ごしてきた壮絶な人生と、物語に込められた意味とは…。

    重い内容の小説を続けて読んだからか、「(自分で選んどいて)ありのままの自分で生きづらい系小説おなかいっぱい…」と辟易しながら読んでいたけれど、後半を過ぎたあたりから引き込まれた。

    タイトルにある「花」よりも、老人が長年かけて書き溜めていた物語のほうが存在感があった。

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    2025年10月17日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    人の死に対する短編集。
    伝説の玉ぎょらんは、人の亡くなる前に
    思いの丈をその玉にメッセージとして
    残すものと言われている。
    志半ばで亡くなることは本人にとっても
    周りにとっても辛いこと、恋人の死で
    主人公にとっては辛い真実を知る事に
    なったが、弟と共に探して当てた
    (ぎょらん)からのメッセージで
    救われる事になった。
    深読みすれば、愛人のひとりだった
    姉を弟のパフォーマンスが救った
    ような気がした。
    明るく元気が出るショートが続けば
    よいが全体的に(人の死や葬儀場での
    )暗い話が多く、感動よりも気が滅入って
    しまったので、話し半ばでリタイヤしました。

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    2025年10月15日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    情報量が多過ぎて酸欠になりそうだった
    今日だけ盛り上がっている廃校直前の小学校、
    田舎の閉鎖的な雰囲気が暗くて登場する女性全員の裏の声がエグくてうへーっと思ったけれど、
    そこで育った者たちの事情があって皆必死で生きている
    しかし香坂、マジきっしょ!

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    2025年10月14日