町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
赤い珠にまつわる短編集。お話ごとに主人公が変わりその背景を理解するまでに時間がかかったこと、そして死という重いテーマだったことも相まって中々読み進められず。
だが、時間をかけて最後まで読み切った。
読んで良かったと思える作品だった。
まだ、他人の死に触れたことがないからこそ遠くのもののように思えたが、両親の死、友達の死、いつでも起こりうる話でもあるのだなと思った。
誰かの死を目の当たりにした時、その悲しみを越えていくことは時間がかかる。だが、その時間の長さはきっと生前のその人との関わりによって変わるのかもしれない。喧嘩をして別れれば悔いが残るし、相手のために何かを成し遂げたなら少しの清々し -
Posted by ブクログ
ネタバレ「最後、切なくて号泣した」というレビューを見て、薄々予想してはいたけれど……
ハピエンじゃないのかー
ロマンスは幸せな気持ちになりたくて読むのだが、終始もやもや、読後もやりきれないorz……
ミステリー要素もあるので、(ハピエンを信じて)ぐいぐい読めるけど、ハピエンは裏切られ、黒幕は登場人物的にあいつだろう、というのはやはりその通りだったうえに、敵のほうが強かった……
ご都合主義ではなく、リアリティはあるけれど、個人的には、すっきりハピエン、あー幸せ♡という気持ちになりたかったので、好みとは違ったかもしれない。
ヒーロー、ヒロインの関係もone and onlyが好きなので、横恋慕とかあま -
Posted by ブクログ
・おつやのよる
相手の両親が自分の親より素晴らしい人だと紹介し にくい。彼に呆れられる、という思いから中々紹介出来ずすれ違いが起きた。主の父が意外とまともな人で良かった
・ばばあのマーチ
食器を楽器代わりにして叩いているばばあとの話。就活で彼氏の言っていることも正しいけど、主が今の仕事が好きって言っているんだったらそんな言わなくてもいいじゃんと思ってしまった。
私もばばあに渡す物あるかな。
・入道雲が生まれるころ
リセット症候群な主の話で、急にいらないスイッチが入って離れていくが、遺物を妹と片すかとを発端に捨てるというものがどのようなものか確信していく。離れられた方はものすご -
Posted by ブクログ
"田舎で暮らしていると情報が筒抜けで、近所の人たちに詮索されているようで居心地が悪いから抜け出したい"みたいなことは他の本でも読んだことがある
実際に閉鎖的な田舎で暮らしたことがないからわからないけど、現実もこんな感じなのだろうか
同じ時間を子供や違う親の視点で見てみると、
この人視点の時はただの冷たい人間だなと感じた人が
違う視点で読んでみるとまるで別人のように感じられたのがおもしろかった
色んな角度から物事をみることって大事なんだな
今は結婚生活に夢を見ているけれど、
難しくて辛いことがたくさんあるんだって現実を突きつけられた気がする
結末が、安心とかスカッとした -
Posted by ブクログ
ネタバレこの人の描く小説は、本当に泣ける。これまで、この人の書いた小説は3~4冊くらいしか読んでないが、それら全てが「切なく、悲しい小説であり、それでも優しさを感じさせられる小説」だった。
この小説もまたそう言った、いかにも「町田その子らしい」小説だと感じた。この人の小説は、本当に「ちょっとだけ明るい未来が垣間見える」ような小説だ。
この小説の舞台は「家族葬専門葬儀社 芥子実庵」。そして、その葬儀社で働く従業員たちと彼らの家族、葬儀に関わる人たちの思いや行動が切なく、そしてやるせない。
「職業に貴賤無し、死は全ての人に平等である」とは言うが、実際には「死に方」にも「弔い方」にも差がある。
自分と関わっ