町田そのこのレビュー一覧

  • あなたはここにいなくとも

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    2023年45冊目『あなたはここにいなくとも』町田そのこ

    町田さんの作品は、本当に心に寄り添ってくれている素敵なものばかり。

    今回も素敵な作品をありがとうございます。

    あなたたちは、可能性に溢れているのよ。恋も、友情も、夢も、何もかもがこれからなの。そして、どんなことだってできる。最初から諦めなければい けないことなんてない。絶望しないといけない障害なんてない。だから何ひとつ、憂うこと はない。後悔しないように、それだけを忘れなければいい。もちろん、大変なことがたくさ んあるでしょう。頑張ったからって成果がでないこともある。でも、どんなに辛いことや哀 しいことがあったとしても、大丈夫。や

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    2025年08月25日
  • コンビニ兄弟3―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    志波兄弟の可愛い妹、じゅえるちゃんの自分探しの旅は彼らの天賦の才ともいえる人を巻き込むことが彼女にとってもその周りの人にとっても幸せな方向に進む。
    兄妹同士、友達同士、それぞれ分かり合えることは違っていてその幅を広げることはいいことなんだなと思いました。
    家族で分かり合えないけど、友達同士だったら気楽に話せて分かり合えることも多いから、恐れず新しい人脈を増やして自分の視野を広げるのも自分の人生をよりいいものにするんだと思いました。
    ちょいと引きこもってる主婦にはん?と思って、多少のイラつきを感じてしまったけど、彼女には彼女の悩みがあって他の人から見たらそんな程でもなくても、本人にとっては重要な

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    2025年08月25日
  • コンビニ兄弟3―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    シリーズ3作目。
    過去作とは少し趣が違いちょっぴり大人な人たちがターゲット。
    このシリーズのいいところは主要なキャラクターたちに人間味があるところだと思います。
    今作の3話に出てきた神崎華さんなんてそういう落とし所かーとなるし、今まで感情が出ないなと思っていた廣瀬くんも一気に人間味が増しました。
    少しだけ、1作目の登場人物がオタク感強すぎてついて行きにくいところはありましたが、彼の話している分は読まなくても話は通じるってのが逆にいいですよね。オタクっぽさが全開で。笑

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    2025年08月22日
  • あなたはここにいなくとも

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    "何かを失うとは何かを得ること"とはまさにこの事かと思わせてくれる作品だった
    何かを失うことに対しての恐怖も少しは和らいだ気がする
    人と人との繋がりや絆って大切だなぁ

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    2025年08月22日
  • コンビニ兄弟4-テンダネス門司港こがね村店-(新潮文庫nex)

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    大好きなシリーズ。あっという間に四作品目読破です。
    夫と別れなくてはならなくなった百合さんのお話しは、お別れの理由が理由なだけにちょっと苦しく感じてしまいました。
    が、全体的に今回も楽しく読めました!店長の除霊もできて良かった良かった。

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    2025年08月19日
  • 月とアマリリス

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    いじめ事件を週刊誌で取り上げた際に、加害者と思った人物が被害者であることを知らずに掲載したことにより、自殺に追い込んだことで記者を離れた主人公。
    地元でおこった事件から自身をも見つめなおしていく。

    今回も、ネグレクト、虐待、詐欺、DV、マイノリティなどたくさんのテーマが含まれている。
    事件を追うごとで読んでいる側も早く真相が知りたいとページをめくる手が止まらなかった。
    当事者ではなく、記者としての視点で物語が進んでいくところが印象的。
    主人公のみちるを取り巻く人たちもよかった。

    一つの事件を掘り下げて、同じ境遇の人たちにも伝わってほしい。
    でも1回だけではすべての人には伝わらないし、伝えき

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    2025年11月29日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    私の好きな連作短編。ここがここにつながるのかーが楽しい。どこに決着するのかハラハラしたけれどいづれも登場人物たちの明るい未来を思えるような終わり方でよかった。さなぎの家が特に好き。丸善丸の内にて購入。

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    2025年08月11日
  • 星を掬う

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    ネタバレ

    母親に捨てられた娘・千鶴と、娘を捨てて自分の人生を選んだ母・聖子の物語。『捨てた側』と『捨てられた側』の後悔や怒り、悲しみがひしひしと伝わってきた。千鶴と聖子だけではないところでも母娘のつながりが展開されるところも、互いの置かれた立場の輪郭がはっきりしていた。
    聖子は若年性認知症を患っていて、頭のなかの『記憶』という大きな海に、今まで経験してきた思い出が制御できないまま沈んでいく。だから千鶴は、母親である聖子が時折そこから掬いあげる記憶が、星のようにキラキラと輝くものであってほしいと願う。なんて美しい表現なのだろう。
    町田その子さんの文章はなんてきれいなのだろう。
    自分の人生の責任を、他人に委

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    2025年10月11日
  • コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    1巻で脇役だった登場人物が中心人物になっていて、同じ話でも主体か変わると、見方が違ってくるところが興味深かったです。
    シリーズ物は1巻が面白いものが多いと感じますが、コンビニ兄弟は2巻が更に面白くなっていたので次巻が楽しみです。

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    2025年08月03日
  • 宙ごはん

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    人間物語で本当に引き込まれた。

    宙にとって花野さんとの生活は普通とは程遠く、読んでいて、どうしてここまで自分が産んだ子供に無関心になれるのかと腹立たしくなった。

    でも、自分が大人になった今、愛情を知らない大人がいること、どうしても自分が可愛くて仕方ない大人がいること、はたまた全ての愛情を子供に捧げてあげることができる大人がいること、子供は何があっても全力で守らなければいけないものだと知っている大人がいること、色んな大人がいて、大人でも沢山間違うことを知っている。

    そして今回この小説を読んで大人でもまだまだ成長できるし、それは自分の力だけではなく、どんな人と関わるのかで人生は変えることがで

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    2025年11月29日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    タイトルの『不幸の家』から、暗く不穏な印象を受けましたが、実際に読むとそれに反して心温まる話が多く、元気をもらえました。『不幸の家』の意味も読み進めるとわかり納得。

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    2025年08月02日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    解説に、作者のインタビューが載っていた。「私、読み終えた後に、明日も頑張ろう、て思えるものを書く、というのが原点なんですよ。」
    まさにその通り。美しが丘にある三階建ての家は、近所の人が言うように、本当に不幸の家なのか?と思わせる各章の出だしがある。けれど、後半には、明日も頑張ろう、という読後感が待っている。そして、幸せ、てなんだろう、としみじみ考えたりしてしまう、そんな本でした。

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    2025年08月01日
  • コンビニ兄弟3―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    軽く読めて、漫画読んでるみたいに面白い。のにいいこと言う!
    泣きたいなら怒れ!とか、自分を磨け!の話良かった。
    自分も地元を離れて暮らしてるから、すごく感情移入してしまった。宝みたいな友達欲しいな。自分らしく楽しんで生きていきたいなぁと思った。

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    2025年08月01日
  • コンビニ兄弟4-テンダネス門司港こがね村店-(新潮文庫nex)

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    美形のコンビニ店長を見てみたい!テンダネス門司港こがね村店に引き寄せられて来る人々。皆それぞれの課題を抱えながら、このコンビニに来ると何かが変わっていく。さらさらっと読めるけれど、今回
    のお話は子ども虐待と思われる話が多い。逃げ出せて良かったね。とは思うけれど、少なくとももっと早く逃げ出せていれば、また違った生活があったのではと思ってしまう。でも、それでも逃げ出せたのは良かった。これからにエールを送りたい。
    ヒーローになった舞人君がんばれ!

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    2025年07月28日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    亡くなった人が遺す「ぎょらん」
    読んでいて胸が苦しくなるような場面もありましたが
    残された人ってどうしたって「ああすればよかった」「こうすればよかった」って、考えてしまうものなのかも。
    ただ一つ
    ぎょらんにまつわる世界狭すぎんか
    そこに大量発生しとるんかと
    ちょーーっとだけ思ってしまいました。
    (最後の一編は違いますね)

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    2025年11月30日
  • あなたはここにいなくとも

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    短編集。
    おばあちゃん、女性達の最後のメッセージが心に響きます。
    あとがきにもあった、粋な生き方をしている女性たちで、とてもカッコいい。

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    2025年07月22日
  • コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    今回も何度もぐっと涙が出てしまいそうなのを堪えながら読んだ。おばあちゃんと孫の交流を描く「恋の考察をグランマと」が特に好きだったかな。前作で悪役的なポジションで終わっていた美月のその後と美月側の気持ちを描いてくれていたのもよかった。
    最後は次回に波乱がありそうな不吉な終わり方なので気になる...。

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    2025年07月15日
  • コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    相変わらず好き。
    2を読んだら1を結構忘れているのに気付き、もう一度1を読もうと思った。
    でも3も読みたいし、、どうしよう笑

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    2025年07月09日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    タイトルからして、ミステリー的要素のある物語なのかと思いきや、なんとも心が温まるある一つの家を取り巻くいくつかの家族のお話だった。

    家族がバラバラになってしまったり、シングルマザーと幼い頃に虐待を受けて苦しみながも必死で生きている女友達との諍い、不妊に悩み離婚のチラつく夫婦など、様々な形で切り取り方によっては不幸にも見えるそれぞれの家族。
    だが、周りから見えている部分は本当に小さなカケラでしかないし、そもそも他人の幸せなんて自分の物差しで図るものではないんだと思う。

    時を遡る形で進んでいくストーリーも面白かったし、隣人の信子や、枇杷の木がいい手助けとしてそれぞれの物語に絡んでいて、読後感も

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    2025年07月07日
  • あなたはここにいなくとも

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    朝起きた瞬間にときどきふっと漠然と、この先の人生がとてつもなく長く感じることがあるけれど、
    自分なりに頑張って、ここまで生き抜いてきた自分を褒めるのいいなと思った。あんたなりにやったじゃない 大丈夫 って。

    最後の町田そのこさんのエッセイを読んで思い出したナイチンゲールの言葉。
    「物事を始めるチャンスを、私は逃さない。 たとえマスタードの種のように小さな始まりでも、芽を出し、根を張ることがいくらでもある。」
    逞しい木になるのか、華やかな花が咲くのか、草むらや苔になるのか…もしかしたらそれが自分だけじゃなくて誰かの支えになるかもしれないなら、おもしろいことだなと。

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    2025年07月07日