町田そのこのレビュー一覧

  • コンビニ兄弟3―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    コンビニ兄弟第3作品目。何だか、プロローグから面白い。和歌&マキオコンビのおふざけ(?)から、もう心を掴まれてしまう。笑える。
    好きなキャラがまた増えた。底なしの明るさを感じさせる宝ちゃんと限りなく芯の強い華さん。この2人に共通するツギさんも相変わらずステキです。ツギさんの偏見のないシンプルな言葉たちが心に響く。安心する。だから皆集まってくるんだろうな、ツギさんに。
    今巻は出番のなかったミツ店長とツギさんの会話、イチ兄さんの想像を巡らせる。上手いなぁ。次巻が楽しみになってしまう。



    自分を傷つけられたことに対してしっかり怒れ。まっすぐ怒ってみたら、自分が泣かなくてもいいことで泣いて

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    2025年11月12日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    タイトルからはどこか不吉な印象を受けるけれど、読後に残るのはむしろ心温まるぬくもりだった。

    家に染みついた祈りがバトンとなり、リレーのように次の入居者へ受け継がれていく。
    そして読み終えた瞬間、第五章から時系列順にもう一度読み返したくなるような構成が印象的だった。

    幸せを掴むためには、常に前へ進み続けなければならない――なんてことはない。
    疲れたら立ち止まり、息を整える時間もきっと必要なのだと思う。
    「不幸の家」と噂されるその家の実態は、再び歩き出すための拠点であり、幸せへ向かう途中にある“中間地点”のような場所に感じた。

    入居者が悉く長く住み続けないがゆえに立った“不幸の家”という噂。

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    2025年11月09日
  • あなたはここにいなくとも

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    5編からなる短編集
    各話、若い女性が主人公
    それぞれが置かれた環境や抱えている悩みが現代的でリアルに描かれており、共感できるという人も少なくないと思う

    テンポが良く、話も分かりやすいので、読書が得意でない人にもおすすめできる

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    2025年11月09日
  • あなたはここにいなくとも

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    5短編
    私はホロっと泣けるけど、笑顔になれる内容が好き
    ・おつやのよる
    付き合ってる人に家族を紹介できないと悩んでいる時に、祖母が亡くなった。そのことをきっかけに、家族は問題と向き合い解決していく
    心温まるストーリー
    ・入道雲が生まれるころ
    リセット症候群を抱えている主人公が、親族が亡くなったことで帰省する。どう生きていくべきかを改めて考えるきっかけを得た物語

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    2025年11月08日
  • コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    テンダネス門司港こがね村店を舞台に、そこに集う人々が繰り広げる心温まる物語。女子高生とその祖母、バイト店員と美少女、親友と別離した女子高生。それぞれ新しい気持ちでスタートしていく...

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    2025年11月04日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    2025/53

    読書久しぶり。
    読みかけが時間経ってしまったので
    一気に読んでいたらもっと好きだったかも?

    「夢って乱暴な言葉だと思う」

    父親と歯のお話。
    自分に重なる部分があって、現実はそんなに綺麗ではないと思いつつも家族の形はそれぞれで、幸せか不幸か決めるのは私自身なんだと考えさせられた。

    そして、最後の終わり方。なんだか巡り巡って縁が繋がり戻ってきたことで涙が出た。

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    2025年11月04日
  • あなたはここにいなくとも

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    どの話もストン…と自分の中に落ちていくかんじ。
    あぁぁぁ分かるよ、そういう感情になるときって共感できるものが多かったな。

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    2025年11月04日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    一つの家を軸に色々な人の物語をどんどん遡っていく進み方がとても読みやすくてさらさらっと読めました。読後感も爽やかで前向きな気持ちになる本。拘っていたものへの視点を変えるだけでこんなに心は満たされていくという気づきにもなる一冊。

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    2025年10月29日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    これこそが町田そのこ、と言いたくなるような連作短編集。
    読み進めていくと、あぁ、こうやって繋がっていくのかと新鮮な感覚を覚えた。
    途中、星を掬うや52ヘルツを連想させる理不尽で暴力的な話もあったが、このくらいであれば話のほどよいスパイスになっていると感じた。
    幸せなシーンも不幸なシーンも見続けてきた家、果たしてこの家は住むものに不幸をもたらすのか、それとも幸福をもたらすのか、結末を見届けたいと思える作品だった。

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    2025年10月27日
  • あなたはここにいなくとも

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    最近町田さんに絞って読んでるんですが、さらさらしみいるような心地いい文体で読みやすいので気に入ってます。
    別れがテーマの短編集、別れの究極系は死別ですが、それをにおわすお話だったりばかりです。とはいえ穏やかに、静かに終えられる方が多くそれにまつわる人間関係や出会いに、じんとしました。私は1番最初のお話が好きです。

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    2025年10月24日
  • 夜明けのはざま

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    若干歯が浮く会話 死をテーマにした関連するショートストーリー集だった。内容知らないけど、なぜか最近読む本が死をテーマにしてるな。
    評価が良かった本だけど、ちょっと歯がゆく歯が浮く会話と文体だったな。町田そのこ、人気ある作家だけど、どうかな〜。

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    2026年03月14日
  • あなたはここにいなくとも

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    町田そのこさん、「宙ごはん」に続き2冊目。
    何気ない日常を送っていた主人公たちの、ふとしたきっかけで人生が前向きに方向転換する瞬間の物語たち。それと、日常を大事に大事に噛み締め続けてている人たち。私はもう後者になりつつあるから、今後の人生の生き様の参考にしたいと思って、脇役の方の人々に感情移入。
    町田そのこさん、まだまだ読みたい。

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    2025年10月17日
  • あなたはここにいなくとも

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    自分も、リセット症候群の節があると感じている。

    小さなことが気になるため、
    相手のネガティブな反応(気に留める必要すらないものでも)を見ると心が離れてしまう。

    また、飽き性が高じて、刺激が感じられないことで
    逃げ出してしまうこともある。

    また、環境に慣れると共に、自分の我儘な性質が出て
    相手を尊重できなくなり、そんな自分が嫌になることもある。

    とにかく息苦しくなって、
    同じ場所、組織、コミュニティに長く居続けられないことが、自分の大きな欠点であると思っていた。

    この本を読んで、同じような欠落感を感じているのが
    自分だけではないと知って救われた。
    「生きるために身軽でいることを選んでい

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    2025年10月07日
  • あなたはここにいなくとも

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    「だから、安心して傷つきなさい」

    この言葉で泣いた。

    短編小説5編で綴られたこの本だったが、最後の話により深みを持たせるために、前の4編があるのだと思った。

    いろんな経験をした澪さんが、少し先で待っててくれるから、あなたの全てを抱きしめるから、だから、あなたは悔いのないように、しっかり生きなさい。

    いいことも、悪いことも。

    ぜんぶ受け止めてくれる誰かがいるって
    それだけで財産。

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    2025年10月08日
  • あなたはここにいなくとも

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    町田そのこさんの短編集
    「おつやのよる」が一番良かったかな。
    久しぶりに泣いた。
    ばあちゃんの溢れる優しさと章吾の高邁な考え…かな。
    ほんまの愛とは、嫌いな部分を受け入れることはもちろん、相手が今のカタチに至った背景まで愛することなんだと思った。

    「入道雲がうまれるころ」
    「子供という殻を被ることで、大人を満足させる」
    なんだか、刺さってしまった。敷かれたレールに乗ることが、一番喜ばれるし周りからも評価されるって思考が自分の中では強かった気がするが、それは環境要因に寄るものだと思ってた。でも、どうだろう。どっかのタイミングで意志は持ってるわけで、オモテ化できてなかったのは、自分の弱さな気がし

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    2025年10月05日
  • あなたはここにいなくとも

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    町田その子さんの小説好きだなぁ
    切なくて暖かくて、前を向ける光が差す短編集。
    先を生くひとがやっぱり1番好きかなぁ
    別離の痛みが辛い時に読んでじぃん、とするお話だと思う。
    おうちにお薬的に置いておいて読み返したい作品。

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    2025年09月12日
  • あなたはここにいなくとも

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    どれも胸をうつ話だったけど、おばあちゃんが亡くなった後も家族を繋ぐ「おつやのよる」と、女性同士の友情と再生が描かれた「ばばあのマーチ」が特によかった。
    あたたかいだけでなく、不倫、失恋、病気、いじめなどビターな要素もあり、色んな思いや物、人を「捨てる」ことを通して主人公達がどう人生と向き合っていくか描かれていて、みんなすっきりした終わり方だった。
    捨てること、譲ることはただ手放すというだけでなく、自分の心に思い出をしまっていくという尊い作業なのだと感じた。

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    2025年08月31日
  • 月とアマリリス

    購入済み

    月はどこに

    「52ヘルツのクジラたち」もそうでしたが、人の痛みの輪郭をくっきりと見せて、そこに寄り添って進む物語に今回も引きごまれました。

    読みながら幼い頃の楽しかっこと、罪悪感…色々と思いだしました。

    間違ってもやり直せる。
    心から願うことで誰かと繋がることができる。
    そんな勇気をもらいました。

    #切ない #ドロドロ #泣ける

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    2025年08月30日
  • 宙ごはん

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    人間物語で本当に引き込まれた。

    宙にとって花野さんとの生活は普通とは程遠く、読んでいて、どうしてここまで自分が産んだ子供に無関心になれるのかと腹立たしくなった。

    でも、自分が大人になった今、愛情を知らない大人がいること、どうしても自分が可愛くて仕方ない大人がいること、はたまた全ての愛情を子供に捧げてあげることができる大人がいること、子供は何があっても全力で守らなければいけないものだと知っている大人がいること、色んな大人がいて、大人でも沢山間違うことを知っている。

    そして今回この小説を読んで大人でもまだまだ成長できるし、それは自分の力だけではなく、どんな人と関わるのかで人生は変えることがで

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    2025年11月29日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    「もうすぐ十八歳/飛鳥井千砂」
    「ありふれた特別/寺地はるな」
    「二人という旅/雪舟えま」
    「漂泊の道/嶋津輝」
    「祀りの生きもの/高山羽根子」
    「六年目の弔い/町田そのこ」
    冠婚葬祭をテーマにした6話収録の短編集。

    文庫オリジナル&書下ろしが嬉しい。
    著名な作家さん勢揃いで粒ぞろいの作品ばかり。

    お気に入りは寺地はるなさん。
    まんまとミスリードされ、感情が上へ下へと揺さぶられたが読後感は最高。

    嶋津輝さんの作品も味わい深い。

    町田そのこさん、やはり一筋縄では行かない。
    良い話で終わるかと思いきやラストで突き付けられる真相に愕然。

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    2025年06月14日