町田そのこのレビュー一覧

  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    寺地はるなさんと町田そのこさんの短編が読みたくて。
    お二人の短編は安定の面白さ。特に町田そのこさんのお話は号泣。登場人物の二人と一緒に、ゆっくり時間をかけながらいろんな感情を落とし込んで読み終えた感じ。ラストは切な過ぎる。

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    2024年07月03日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    耐えられなくて人材不足になるほど店長のフェロモンってどんなでしょうか笑。店長目当てに続々と人が集まってくる光景ってどんな?虐待やネグレクトといった話題はなく終始温かい話で安心。

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    2025年10月18日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    泳ぐ 愛情と友情、生と死、幸福と孤独、親子、夫婦、仲間、色々な中をタイトル通り泳がせてもらいました。夜空に泳ぐチョコレートグラミーも連作短編で輝いていました。生きていこうという活力は貰えませんでしたが、生きていくのだなぁと考えさせられました。溺れるスイミーの時に公園で読んでいましたが、生きづらさに涙してしまいました。さすが、町田そのこさん、デビューからかっ飛ばしていました!

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    2025年12月03日
  • コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    立て続けに読んじゃいました 続編があるのは分かっていたのですが、間に1冊も挟まずに続けて2巻に手を伸ばしました。いつもなら間に異なった作品を読むのですが、勢いで2巻も読むことができました。1巻に続き楽しませてもらいました。次は3巻ですね。楽しみです。

    キャラの立ち過ぎてるメンツに、さらに濃いメンツが次から次へと出てくる、面白おかしい小説です。

    作中のコンビニは架空の店ですが、元にしたコンビニはあるようです。調べてしまいました(笑)

    まだ登場していない長兄や、末弟、両親などなど、次回以降も楽しみな作品です。

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    2025年12月03日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    勘違いは良くない 町田そのこさんの作品が大好きです。「コンビニ兄弟」は「ぎょらん」よりの作品だと感じました。数冊あるようで躊躇していましたが1冊読み終わると次が読みたくなってしまいました。次巻も楽しみです。村田沙耶香さんの「コンビニ人間」と勘違いしていましたが、全く異なる作品でした。でも、どちらも面白い作品でした。

    フェロ店長って。。。キャラが立っている店長の周辺での出来事が1巻では多かったように思います。次巻は店長の話も入ってくるのかな?

    夫婦が互いを育てるという考え方は素敵だと思いました。

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    2025年12月03日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    ものの見方 物の見方を考えさせられました。自分が良いと思ったものは誰が貶そうと良いもので、自分が悪いと思ったことは誰が褒めようが悪いもの。良いも悪いも自分次第だから、傾きすぎるのはいただけない、そんな気持ちを感じさせてくれた小説です。

    どうしても0か1か、良いか悪いか、2極論で考えがちですが、良いも悪いもない、あるのは経験だけという達観した気持ちを、歳を重ねて手に入れたいと思います。

    52ヘルツのクジラたちもそうでしたが、子どもの心境や描写が町田そのこさんは本当に上手いと思います。子どもは大切な存在だと何度も感じさせてもらいました。

    薬缶、やかん!ハッとしたと同時に、出版業界とかに勤めて

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    2025年12月03日
  • 夜明けのはざま

    匿名

    購入済み

    葬儀屋さんの仕事のより深いところまで知る事ができました。想像以上に大変な仕事なんだとわかりました。

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    2024年04月27日
  • ぎょらん(新潮文庫)

    匿名

    購入済み

    ぎょらん、本当にありそうな気がしてきます。
    ひとの最後の時に思いを馳せた物語なので読んでいて苦しくなったりもしました。身近にある事なのに怖くてあまり考えないようにしていたました。まだ怖くて深く考えられないですが、後悔しないよう人を大事にしていきたいと思いました。

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    2024年04月07日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    6人の作家からなる冠婚葬祭の短編集です。
    他の作品も読んだことがある作家さんの短編は流石だなと。
    普段短編集、それも作家さんが違うと話についていくのに少し戸惑いますがすぐにその世界に入る事が出来ます。
    そしてやっぱりその先も読んでみたくなります。
    人の弱さ、憎しみ、罪悪感、どうしようもないものを描くのが上手く伝わってきます。
    短編集なので時間をかけてゆっくりと読み終えられました。

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    2024年02月20日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    ネタバレ

    飛鳥井千砂さんの作品が読める!ということでご本を見つけて即買いしました。
    飛鳥井千砂さんのお話もちろんサイコーだった!そしてほかの作家さんのお話も面白かった。

    飛鳥井千砂さんの書く主人公の女性がとっても好きで、今回のもうすぐ十八歳も夢中になりながら読んだ。
    後半の展開に、主人公の気持ちになってえ!?え!?となった。主人公に起こったことを知っているから、締め方に納得した。ぜひ読んでほしい!

    お話が進むにつれてページを捲る手が止まらなくなったのは雪舟えまさんの二人という旅。
    最初は設定の読み込みに苦戦したんだけれど、読み込めた後には、どうなるんだろう??どこにお話しが着くのだろう??と興味津々

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    2024年01月26日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    ネタバレ

    飛鳥井千砂さんのもうすぐ十八歳【冠】
    18歳で子供を持つという事

    寺地はるなさんのありふれた特別【冠】
    幼馴染のこどもと自らの成人式。予想外。

    雪舟えまさんの二人という旅【婚】
    宇宙ものはそもそも苦手なので、読み始めは理解できなかったが、途中から、どうなるのかなに変わった。読まず嫌いはいけない。
    二人とはシガとナガノの『旅』についてだと思っていたが、シガの発した一言で『二人』が別のものだと気付いた。
    「結婚生活も、人生そのものもー向き合うべきものを直視せずに時間だけ過ぎていくんじゃ、本質的には何も始まらないまま終わるってことさえ、あるのかもしれないね」

    嶋津輝さんの漂泊の道【葬】
    希和子

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    2024年01月25日
  • 夜明けのはざま

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    深く考えさせられる… 町田そのこの描く風景は、
    どこにでもある、誰にでもある
    悩み、葛藤を切り取ったものだ。
    でもそれは、同時に、
    いつも見過ごしがちだったり、
    答えが分からなくて目を逸らしがちなもの、
    でもある。

    そこに目を向けさせてくれて、
    物語の登場人物と一緒になって考えさせられる。
    そして、大切なものに気づかせてくれる。
    気づいたような気になって、
    満足してるだけかもしれないけれど…笑

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    2025年12月06日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

    購入済み

    良書

    魂の番とクジラの声
    一貫した作品の骨はとても良かった。
    ただ結末に向かって走りすぎた感は否めず、それだけに予定調和を感じる結果になってしまった。
    その部分で星一つ減らしたが、現代社会の問題をうつした力作であることは間違いないと思う。

    #感動する #深い #切ない

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    2023年11月08日
  • うつくしが丘の不幸の家

    匿名

    購入済み

    優しい気持ちに

    どのお話しも、最後はよかったー。
    と、思える素敵なお話しばかりでした。
    人にも自分にもら優しくなりたいと思わせてくれました。

    #ほのぼの #ハッピー

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    2023年04月18日
  • うつくしが丘の不幸の家

    購入済み

    トンネル

    「不幸」から「しあわせ」へのトンネルを担う家。
    誰も、特に前向きな努力をしているとは限らないところもいい。

    トンネルの中にいるあいだは、暗くて壁しか見えず、距離感もよくわからなくて疲れる。
    出口からの景色が見えて初めて、自分がどんなところにいたのか分かるものです。

    意図せず、そんな「トンネル」に住むことになった住人たちの、出口の世界を知ると
    読んでいて心が晴れる。

    わたしは小説から教訓や人生の指針を得ようとは思いません。
    それでも、私の人生にもトンネルはあるのかなと思ってしまいます。

    #癒やされる #エモい #切ない

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    2022年06月09日
  • コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    登場人物みんなキャラがたってて漫画にできそうな内容。
    日常系だけど各ストーリーにちゃんと真面目な要素もあって読み応えあった。
    登場人物がメインのストーリーだけでなく、他の話でも登場してくるのが好き。

    まだ掘り下げられてない部分もありそうだから、続編書いてくれることを期待。

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    2025年11月28日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    居場所を探して

    人との繋がりや家族の在り方に揺れながら小さな水槽の一匹だけのメダカと同じで孤独を感じながらも今とは違う自分の居場所を求め広い世界へ飛び出そうとする登場人物達の姿が大きな水槽でのびのびと泳ぐ熱帯魚達と重なりました。

    #深い #切ない

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    2021年08月22日
  • コンビニ兄弟4-テンダネス門司港こがね村店-(新潮文庫nex)

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    ちょっとついていけなかった内容があった。繋がりがあるようなないような気もする。続編なのでまた初めから読み始めていくのも良いのかもしれない。

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    2025年12月08日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    町田そのこさんの青春ホラー小説。地元に伝わる伝承とそれを利用する宗教団体の話に、コンビニ兄弟(私自身は未読)との接点?もありつつ展開されていく。個人的にはホラーと言われると、少し微妙に感じるところではあるが、他の方の感想にもあるとおり一気読みできるのが町田そのこさんの小説と言える。

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    2025年12月08日
  • コンビニ兄弟2―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    コンビニ兄弟2作目
    今回はフェロモン店長の出番が少なめ。話数も3話と少なめで、本の厚さも薄め。
    1話目の押し活(店長の)に目覚めたおばあちゃんが素敵。好きな服を着てメイクも綺麗にして、やりたいことをやる。いつしか無愛想だったおばあちゃんと高校生の孫である詩乃の気持ちが繋がってゆく(詩乃の両親の今後が心配ではある) 3話目は前作でいじめる側だった女子高生のその後の話。女王のままだった彼女は周囲から否定され、逆の立場に立たされてしまう。ここでもコンビニという場が彼女を救う助けとなる。
    不穏なエピローグは次回に続く(多分)

    店長はこの世ならざる実態のないふんわりしたイメージだったので、具体的に役者

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    2025年12月08日