町田そのこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ものの見方 物の見方を考えさせられました。自分が良いと思ったものは誰が貶そうと良いもので、自分が悪いと思ったことは誰が褒めようが悪いもの。良いも悪いも自分次第だから、傾きすぎるのはいただけない、そんな気持ちを感じさせてくれた小説です。
どうしても0か1か、良いか悪いか、2極論で考えがちですが、良いも悪いもない、あるのは経験だけという達観した気持ちを、歳を重ねて手に入れたいと思います。
52ヘルツのクジラたちもそうでしたが、子どもの心境や描写が町田そのこさんは本当に上手いと思います。子どもは大切な存在だと何度も感じさせてもらいました。
薬缶、やかん!ハッとしたと同時に、出版業界とかに勤めて -
Posted by ブクログ
ネタバレ飛鳥井千砂さんの作品が読める!ということでご本を見つけて即買いしました。
飛鳥井千砂さんのお話もちろんサイコーだった!そしてほかの作家さんのお話も面白かった。
飛鳥井千砂さんの書く主人公の女性がとっても好きで、今回のもうすぐ十八歳も夢中になりながら読んだ。
後半の展開に、主人公の気持ちになってえ!?え!?となった。主人公に起こったことを知っているから、締め方に納得した。ぜひ読んでほしい!
お話が進むにつれてページを捲る手が止まらなくなったのは雪舟えまさんの二人という旅。
最初は設定の読み込みに苦戦したんだけれど、読み込めた後には、どうなるんだろう??どこにお話しが着くのだろう??と興味津々 -
Posted by ブクログ
ネタバレ飛鳥井千砂さんのもうすぐ十八歳【冠】
18歳で子供を持つという事
寺地はるなさんのありふれた特別【冠】
幼馴染のこどもと自らの成人式。予想外。
雪舟えまさんの二人という旅【婚】
宇宙ものはそもそも苦手なので、読み始めは理解できなかったが、途中から、どうなるのかなに変わった。読まず嫌いはいけない。
二人とはシガとナガノの『旅』についてだと思っていたが、シガの発した一言で『二人』が別のものだと気付いた。
「結婚生活も、人生そのものもー向き合うべきものを直視せずに時間だけ過ぎていくんじゃ、本質的には何も始まらないまま終わるってことさえ、あるのかもしれないね」
嶋津輝さんの漂泊の道【葬】
希和子 -
Posted by ブクログ
ネタバレ町田さんの作品にはよくクソ野郎が登場するけれど、まあ、そのオンパレードでしたね。よほど男運が悪かったのかと想像してしまいます。
世間では尊属殺人は重罪とされていますが、こんなクソどもなら殺しても仕方ないと思われる環境で育つ子供がまだまだたくさんいるんでしょうね。
家族が大事だとか親を大切にしない奴は地獄に落ちるとかを本気で言う人は、そういった鎧がないと子供に向き合えないかわいそうな人間だと思います。
奇跡のような出会いに頼るのではなく、もっと他の方法はないのでしょうか。社会的な問題だからこそ、希望が持てる作品にしてほしかったです。 -
Posted by ブクログ
2026.02.07
期待値を上げすぎたワタシが悪いだろうか。読後感はそれに尽きる。仕事で児童虐待に携わっている身としては、子どもを「監護」する立場にない人が、意思表示ができるような、できないような子の心を「自分だけは理解して」連れまわして「うんぬん」するってやはり身勝手がすぎる。
今のご時世で子どもの決定権を尊重しすぎているかもしれないが、それでも、児童虐待に関わる人々は疲弊しながら、「公の」視点から、子どものことを考えている。
この作品では、フィクションだからしかたないにしても、自分の暴走と子どものことを自分が理解しているという前提が危うい。
そんなひねくれた読後感を覚えるワタシ自身に対し