町田そのこのレビュー一覧

  • ドヴォルザークに染まるころ

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    廃校になる小学校の最後のお祭りに集まった
    過去の生徒から現在の生徒たち。
    登場人物たちの、他人から見た印象と
    その人自身の抱えた事情があまりにも
    かけ離れていて、
    何度も前の章を読み直して、同じ人だよねと
    名前を確認したほど。
    それぞれ人には見せないけどつらい事情が
    あることに驚いた。
    幸せは人にもらうものではなく
    自分で掴んで離さないようにすることと
    という夏海の話が印象的だった。

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    2026年05月04日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

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    読みやすかった。内容としては王道のファンタジーでラノベっぽい感じだけど、重すぎず軽すぎず面白く読み進められた。ミステリー要素が下巻でどうまとまるのかが楽しみ。

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    2026年04月26日
  • コンビニ兄弟3―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    シリーズ通して好きで読んでる
    出てくるキャラクターがどれも個性的で物語が華やかになる
    ただ面白いだけではなくて、それぞれに物語の役割を100%発揮しているので読者に響く言葉が多いところも好き

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    2026年04月24日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    作品の随所で、ドヴォルザークの「家路」が象徴的に挿入されていることから改めて聴いてみると、耳馴染みがある一方で、どこか懐かしく儚く感じた。「家路」の旋律が作品全体を優しく、時に鋭く包み込んでいる。

    第1話:ドヴォルザークの檻より
    冒頭、いきなり衝撃的なシーンに胸を突かれる。小学6年生の類が、静まり返った夏休みの校舎で目撃したのは、担任の女性の先生と旅の途中で学校に立ち寄っていた画家の淫らな姿だった。そのあまりに強烈な展開に、私の想像が追いつかない。

    場面は変わって、類は母校の閉校イベントに携わる大人になっていた。そのような中、再会したのは、あの夏の衝撃的な光景を一緒に目にした香坂玄。再会し

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    2026年04月18日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    廃校が決まった柳垣小学校の秋祭りでの5人の女性の物語。廃校を迎えようとする小学校で、いろんな想いをかかえて生きているなかで、かつての学び舎に想いを馳せながらそれぞれの自分のなかの本音に気付いていく様がとてもよかった。
    個人的には第2話の千紗の話と第3話の田中さん親子の話が心に刺さるものがありました。
    みんな本音を隠しながら生きているけど、頑張ろうと思える作品でした。

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    2026年04月16日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    小説を読むと、人って表面に見えているものは本当にごく一部なんだなと気づかされる。
    そして、その一部すら見ている人のフィルター越しであって、その人の真実かどうかは分からない。
    それなのに、見えたものに振り回されて嫉妬したり、自分を貶めたり。
    読んでいると「もっと本音で話せたら、楽になれるのに」と分かるけど、実際に生活しているとこういうことってたくさんあって。
    自分の本音を出すことって、簡単なのにすごく難しい。

    先生だった義母さんの話がとても痛快で、やっぱり女性って強いなと思った。

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    2026年04月16日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    全部繋がっていて、それぞれの悩みや苦悩がありながらも、最後はみんな希望があり幸せになっていてよかったです。
    あっという間に読み切りました。
    繋がってはいますが、1話ずつ読めるので少しの合間にもおすすめです。

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    2026年04月13日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    エピローグで全てがつながった時、暖房の効いた室内にいたのに思わず身震いをした。もちろんいい意味で。
    素敵なお話を貸してくれた先輩に感謝。

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    2026年04月09日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    主観、客観が入れ替わる事で一つの景色の見え方が違って面白い。人間は自己中心的で感情が豊かな生き物だなと感じ入ってしまったよ。

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    2026年04月08日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    来春に閉校が決まっている、田舎の小学校の秋祭りが舞台の5つの物語。小学校時代に現場を目撃してしまった類、類の夫の悟志と浮気の末、中絶した過去を持つ千紗、夫が自分を「女」としてみない事に苦しむ佳代子、離婚した母の元で暮らす事になる小学生の麦とシングルマザーの三好…そして帰っては来なかったけど、群先生。町田さん独特の目線で「女性」を描いた作品。

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    2026年04月05日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    全ての話が繋がっていて、みんなが最後は幸せになれてよかった。
    誰一人不幸の家ではなく、幸せに暮らすきっかけとなった家になってよかった。

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    2026年03月30日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    廃校になる小学校で行われたお祭りを舞台に、5人の参加者の物語。

    2話目の40代で綺麗、仕事もバリバリしてる女性の話と、4話目の旦那さんとセックスレスの女性の義母の話がとても良かった。

    自分を大切に、自分を大好きな自分になれるように、私自身も過ごしていこう。
    町田さんの本は、合う・合わないがあるけど、今回はとても良かった!

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    2026年03月19日
  • ドヴォルザークに染まるころ

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    ネタバレ

    「どんな事情があっても、黙って逃げちゃだめなんだよ。そうしてしまえば、逃げた側が絶対的に悪くなる。相手に言い訳の理由を与えて、被害者の顔をさせてしまう。彼らは自分がしたことを反省しなくて、むしろ、逃げたやつが悪いって恨む。群ちゃんの苦しみや哀しみは、伝えるべきひとたちにきちんと伝わらなくなってしまったんだよ。そんなの、もったいないよ」

    「でもさ、それよりももっと……一番大事なのは、死ぬほど苦しんだ自分を、自分自身がリセットしてしまうなよってこと。自分のお墓に、誰かにとって都合のいい言葉を彫られてしまうようなもんなんだよ。そんなのだめでしょ。だから自分だけは、自分のために最後まで足掻くべきだ。

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    2026年03月23日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    とつとつと、心に迫るものがある。このお話たちに、出会えてよかった。少しあの日に帰ったような感覚に陥った。

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    2026年03月15日
  • コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店 1巻

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    大好きな『コンビニ兄弟』が漫画化!!
    これは読んでみないと!

    って事で早速購入。

    やっぱり面白い(=^▽^=)
    そしていちごパフェのやつは感動でウルッとしました。

    ただ、店長や光莉さんが若過ぎな感じと、もう少しツギはごっつい感じと、シバ兄弟には大人の色気も欲しかったかな~

    でも面白いので、きっと年齢気にせず、この感じがマストになりそうです。

    次巻が楽しみ~!

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    2026年02月18日
  • 彼女たちは楽園で遊ぶ

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    町田そのこさんの作品だから読んでみたら、若干ホラー。ホラーは苦手、むしろ嫌い。しまったなーーーと思いつつ、でも途中でやめるのも嫌なので読み続けたら、いい感じの友情もので、終わり方が爽やかで、面白かった。
    宗教にハマる気持ちがわからないのだが、自分で考えるよりも与えられたことをこなし続けることに安心するというエピソードに、なるほどと少し納得。狭い場所に閉じ込められて色々剥奪されてもそこで生活し続けるナゾが少し解けたような。
    ホラー要素や殺されちゃった子たちは可哀想ではあったけど、やっぱり町田さんの作品は読後感がよくて好き。

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    2026年08月09日
  • ハヤディール戀記(上) 攫われた神妃

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    ファンタジー、恋愛、ミステリーといろんなジャンルてんこ盛りなのに、全然とっ散らかっていないどころかきれいにまとまってる!
    面白くて続きが気になるうえに読みやすいので一気に読み終わりました。
    私はファンタジーが好きなので読み始めたけれど、各ジャンル好きな人が楽しめる作品だと思う。

    上巻は謎がいくつも残って少しずつ少しずつ真相に迫っていくところで終わったので、下巻で全部回収できるの?という若干の不安と大きな期待で読むのが楽しみです。

    町田そのこさんといえば生きづらさ、孤独感、家族間の問題などをテーマにされている印象が強く、個人的にはあまり興味のあるジャンルではないため今作が初読みでしたが、大人

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    2026年05月04日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    冠婚葬祭をテーマにした短編集。年齢のせいか、成人と結婚の話は微笑ましかった。
    祭りには儚さを、葬式には哀しさを覚える。
    人生の節目がぎゅっと凝縮された物語を読むと、自分の来し方を振り返って身が引き締まる。
    今、出会えてよかった。

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    2025年12月16日
  • コンビニ兄弟5―テンダネス門司港こがね村店―(新潮文庫nex)

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    本作も良かった!早いものでもう5作目ですが、飽きずに読めます。今回は、店長の過去が明かされてたり、アルパカッションくんの全貌が明かされたり(すごく可愛いですね)、働いてる子達の新たな物語があったり、感動もあり、たくさんの展開や要素があるので楽しんで読むことが出来ます。3話程の短編収録なのでサラッと読めるのも良いです。いよいよコミック版も出るようですし、なんと実写化もされるようですね、すごい!私個人的には、小説だけで十分想像膨らませながらで楽しめるとは思いますが、きっと漫画や実写もこの原作が忠実に再現されれば人気作品になっていく事でしょう。次回作も楽しみにしていたいと思います。

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    2026年07月07日
  • 蛍たちの祈り

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    ネタバレ

    子どもは親を選べない。
    どうしようもない家庭環境の中、生きるために精一杯な子たちのひたむきな姿、健気な姿に何度も心が締め付けられた。
    人のクズっぷりに、読むのが嫌になったが微かな希望の光が蛍のように照らされていて、心が救われた。

    町田そのこ先生の本は2冊目だが、どちらも自分の罪に向き合う、強く優しく男性が出てきていた。隆之さんが幸せに暮らせていたことを、そして正道くんが幸せに暮らしていけることを願ってやまない。
    正道くんが隆之さんの事を「お父さん」と呼ぶ場面では涙が止まらなかった。

    子どもを育てる親として、時折読み返したい一冊です。

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    2026年08月01日