夏目大のレビュー一覧

  • 世界一しあわせなフィンランド人は、幸福を追い求めない

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    人生の意味には2つあり、普遍的なものと個人的なものに分けられる。普遍的なものの追求の先には答えはないという事。自分の人生の意義を深めることが大切であり、世で娑婆の中で生きる事なのだと理解した。

    人は隣人のために生きなくてはならない。それが自分のために生きることなのだ(セネカの手紙紀元前65年)
    紀元前から人間は「人のために」生きることの大切さに気付いていた。ということ。

    人生の意味という壮大な命題に右往左往する前に、今の自分にできることを、自分の意思で、人生の意義を深める生き方をしたい。と思う

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    2021年06月04日
  • 〔ダイジェスト版〕オリバー・ストーンの「アメリカ史」講義

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     ドロッドロの米国史を第25代大統領マッキンリー(1897-1901)~第44代大統領オバマ(2009-2017)まで辿ったもの。なお筆者の一人、オリバー・ストーンは『プラトーン』でアカデミー賞を受賞した映画監督。

     アメリカ、素敵な国!一度は行ってみたいところ!ウォール街、ハリウッド、自由の女神、ジャズの国、NBA、グランドキャニオン等々。とにかく楽しそうなもの沢山!しかしながら歴史を紐解くと、そこには今の今まで連綿と続く、帝国主義的欺瞞の数々。寧ろ目を背けたくなるような事実の連続。

     ざっと挙げてもこれだけの欺瞞がある。
     メイン号爆発を勝手に攻撃とみなしてけしかけた米西戦争。中立と標

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    2021年05月24日
  • 脳はいいかげんにできている その場しのぎの進化が生んだ人間らしさ

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    脳の発達は遺伝子と環境の相互作用という形をとる。

    1.ニューロンが処理の遅い、信頼性の低いプロセッサである
    2.脳が 古い脳に新しい脳をかぶせる という非効率な作り方をされている =アイスクリームのコーン
    3.ニューロンが大量にあるためにニューロンどうしをどのように接続するか(個々のシナプスをどのようなものにするか)を遺伝子であらかじめ逐一決めておくことが不可能になった

    遺伝子の記憶容量に限界があるため、細かい配線に関しては、遺伝子ではなく、環境に頼らざるを得なくなった。
    人間は他の動物に比べて大人になるのにはるかに時間がかかるが、それは配線に必要な経験を積むのに時間がかかるためと考えら

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    2021年05月17日
  • CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる

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    【私が伝えたいのは、世界で最も嘘をつく必要に迫られているであろうCIAの諜報員でさえ、なるべく嘘をつかないようにしているという事実だ。真実をいっても問題ないときに、わざわざ嘘をいって状況を複雑にするのは危険だからである】(文中より引用)

    CIAで用いられる諜報や組織運営の手法が、ビジネスの分野にも応用できるとして紹介していく作品。一見すると共通項がないように思える二つの分野をつなぐ架け橋とは......。著者は、スターバックスなどの民間企業でのキャリアも有するJ・C・カールソン。訳者は、システムエンジニアとしての経験を持つ夏目大。原題は、『Work Like a Spy: Business

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    2021年01月28日
  • タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源

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    『タコの心身問題』ピーター・ゴドフリー=スミス著、夏目大訳(みすず書房)なんだか色々煮詰まったので、タコに会いに。タコの本にジャズやカンディンスキーが出てくるなんて。笑 タコになったらどんな気分?というシンプルな問いから進化への深い問いかけへ。なんだか癒された。面白かった。#読書 #翻訳 #タコ#進化 #petergodfreysmith

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    2020年12月07日
  • 天才科学者はこう考える―――読むだけで頭がよくなる151の視点

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    一流科学者たちが、「我々にとってこれは常識なんですけど皆さんは違うんですよね」というネタをエッセイの形で紹介する。

    認識論や因果論でなるほど、というもの多数。

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    2020年11月15日
  • 人類が絶滅する6のシナリオ

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    人類が絶滅する6のシナリオ: もはや空想ではない終焉の科学。フレッド・グテル先生の著書。スーパーウイルス、大量絶滅、気候変動、食糧危機、生物兵器、コンピュータの暴走。どれも空想でも妄想でもなくていつ現実になってもおかしくない問題。温暖化問題や地球環境問題への対応と同じく自然や他の生物に対して傲慢ではなくて謙虚に接して、人間同士でも傲慢ではなくて謙虚な気持ちで解り合う努力なしでは、本当に人類が絶滅してしまう日もそう遠くはないのかもと思わされました。

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    2019年06月16日
  • あなたの人生の意味 下

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    下巻も素晴らしい。この本の効用は、過去の人物を新たに知ることができることだ。名前だけは知っている有名な偉人から、アメリカでは著名な人物かもしれないが、あまり知られていない人物の生きざまを躍動的に、淡々と語ってくれている。
    著者も触れているが、いつの時代でもカウンターカルチャーを叫ぶ人がいて、その活動は一目を置かれる。本書もある意味カウンターカルチャー的な本である。現代の主流であるアダムⅠを称賛するものではなく、アダムⅡを称賛している。
    アウグスティヌスの『告白』をはじめ、本書に登場する書物を読みたくなる。
    しかし、我が家の一画には、まだ読まれていない本が多々あり、そちらから読むべきなのだ。寝る

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    2019年04月18日
  • あなたの人生の意味 上

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    人間の美徳は大きく分けて二つあると著者は語り掛ける。一つは「履歴書向きの美徳」。キャリアで成功を勝ち得そうな他人から見てわかりやすいもの。もう一つは「追悼文向きの美徳」。あなたの葬式の時に、集まった人たちの思い出話の中で語られる美徳。より奥深く人間の核となるもの。前者をアダムⅠ、後者をアダムⅡと呼び本書はアダムⅡの本だとはじめに示される。もう、この文を読んだ時から興味深々、手に取って読まずにはいられなくなる。そして、アダムⅡを大事に生き抜いた人を一人一人丁寧に紹介していく。とかく、アダムⅠに注視し、もてはやしがちだが、どちらのアダムも大切な美徳なのだ。現代社会で忘れがちなアダムⅡを実践すること

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    2019年04月09日
  • あなたの人生の意味 先人に学ぶ「惜しまれる生き方」

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    「あなたの人生の科学」の著者による本。この本もわたしにおおきな影響を与えてくれたが本書も同様であった。

    まず「人間には本来、2つのプロフィールがあるが、現代はそのうちの一方だけが偏重されている」と主張。
    2つのプロフィールとは「履歴書に書かれるプロフィール」(アダム1)と「追悼文に書かれるプロフィール」(アダム2)。
    どの学校をでてキャリアや栄達や立身出世は前者、後者は追悼文で語られる。
    「ほんとによいひとだった、やさしかった、あいしてくれた、わかちあってくれた」的な人格に関することがアダム1。
    いくらキャリアをつみかさねた仕事的にすごいアダム2のすごい人でも、自己中心的でやさしさが

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    2017年09月30日
  • 新・100年予測 ヨーロッパ炎上

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    『今のEUを見ていると、父の言葉を思い出す。EUとはまさに「何もなかったことにしてしまう」ための機関だからだ。もちろん、皆、過去に何があったかは知っているし、その過去に嫌悪感を抱いていないわけではない。

    過去に起きたこと、見聞きしてきたことはすべて踏まえた上で、長らく存在してきた悪魔をヨーロッパから切り離そうとする試み、それがEUなのだろうと思う。

    ただ、一方で、歴史を超越するなどということがそう簡単にできるのか、とも思う。この本では、ヨーロッパの暗部に目を向けて行く。』

    素晴らしい作品。和訳のタイトルがちょっと違うよなぁ〜、って思うけど…。
    『100年予測』とは全然違う。もっと奥深いも

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    2016年12月22日
  • 新・100年予測 ヨーロッパ炎上

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    地政学の考え方は地理と歴史がその国の将来の戦略を方向付けるというものだが、まさしく理論ずくめでストーリーがつながっていくさまは爽快。特にルターの考えのところ、個人による聖書の解釈から、宗教に対する自然科学の興りに繋がり、大航海時代背景もあいまってとついにはヨーロッパに世界を征服する力と思想をもたらしたという流れは非常にしっくりくる。

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    2016年12月03日
  • 新・100年予測 ヨーロッパ炎上

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    新100年予測と言うタイトルはミスリーディングだが、ヨーロッパの歴史を紐解いて、同地域の現在そして近い将来の行く末について深い考察を与えている。現代ヨーロッパを知るにはもってこいの一冊。

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    2016年04月23日
  • 新・100年予測 ヨーロッパ炎上

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    「人間が戦争をするのは、愚かだからでも、過去に学んでいないからでもない。戦争がいかに悲惨なものかは誰もが知っており、したいと望む人間はいない。戦争をするのはその必要に迫られるからだ。戦争をするよう現実に強制されるのである。ヨーロッパ人はもちろん人間なので、他の地域の人間と同様、あるいは過去の彼らと同様、いつでも悲惨な戦争を選択せざるを得ない状況に追い込まれる可能性はある。戦争か平和か、その選択を迫られる時は来る。ヨーロッパ人は過去に何度も戦争を選択してきた。今後も選択する時はあるだろう。まだ何も終わってはいない。人間にとって重要なことは、いつまでも終わることはないのである。」(411)

    その

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    2016年01月03日
  • 新・100年予測 ヨーロッパ炎上

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    「100年」予測ではないものの、歴史をさかのぼることにより、ウクライナ、キプロス、トルコ等、現在ヨーロッパが抱えている様々な火種(Flashpoint)を指摘する。現在は過去の上にしか成り立たない、ということを改めて認識させられる一冊。

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    2015年08月19日
  • CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる

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    本書はCIAの情報入手方法や危機管理について記されています。

    しかし最大の特長は、日本の物書きでインテリジェンスに1番詳しいか1番有名な佐藤優氏が本書の解説などでベタ褒めしていることにあります。

    氏曰く
    「間違いなく日本語で読める最高の一冊だ。これ以上わかりやすく書かれた本を私は知らない。」
    「本書に記されているノウハウは、いずれも実行可能である」
    「インテリジェンスの世界に共通する普遍的な技法が、一般のビジネスパーソンが再現可能なレベルにまで落とし込んで書かれている」

    金を貰って褒めるのは当たり前でしょうが、彼の得意分野で誤ったことを書くと、きっと次の仕事は無くなるでしょう。
    著者は

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    2014年09月20日
  • 人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー

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    視覚、味覚、嗅覚、フォロモンのエピソードが面白かった。各動物の特筆した能力はあるのだけれど一方で人間の潜在能力やバランス感覚の良さを改めて実感した1冊だった。

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    2026年01月10日
  • 人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー

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    視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚、ヒトの持つ五感。
    これに第六感が加わる、、というのが常識だったが、
    この本は、そんなもんじゃない、人間は12の間隔を持つ、
    ということを、様々な生物、それもシャコやらタコやらを研究することで
    明らかにしていく本。
    すごい。
    科学の進歩はすごいものだ。
    …こうやってどんどん生物、生命の研究が進んでいるのに、
    原理主義、2000年前の常識の教えのままでいる、ってのは不思議なんだけどなあ。。
    知識の習得を面倒くさがって、遮断して、古い考えに固執している、
    としか思えない。芯は変えなくても、状況は把握しないと。
    この凄い研究から、そんなことを考えた。

    第1章 モンハナシ

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    2026年01月10日
  • ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ―――争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う

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    バッタの相変異についてがすごく興味深くて一気に引き込まれた。
    動物ってこんなにも雌と雄の役割が分かれているのだから、人間が男女平等を目指しているのは動物の世界からすると不思議なことのように感じた。
    オキアミから始まりボルボ、チンパンジーで終わるわけだが、類人猿との親近感を感じた。

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    2026年01月08日
  • ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ―――争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う

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    図鑑のような楽しさがあるが、写真はまったくない。ぽつりぽつりとイラストが掲載されているが、あとがきによればこれは日本語翻訳版オリジナルだそうな。博物学の楽しみを伝えるには写真は不可欠だと思う。「モモアカノスリのように、木の少ない荒涼とした土地で獲物を探すため、何羽かが積み重なって生きたトーテムポールのようになる鳥もいる。」とか書かれてたら写真で見たいじゃんよ。ぐぐっても見つからんし。

    だがまあ、文章だけでも十分楽しめた。内容は多岐にわたり、原題"The Social Lives of Animals"にふさわしく、海洋生物から霊長類まで、社会性を築く動物たちについてエッセ

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    2026年01月06日