夏目大のレビュー一覧

  • 天才科学者はこう考える―――読むだけで頭がよくなる151の視点

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    一流科学者たちが、「我々にとってこれは常識なんですけど皆さんは違うんですよね」というネタをエッセイの形で紹介する。

    認識論や因果論でなるほど、というもの多数。

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    2020年11月15日
  • 人類が絶滅する6のシナリオ

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    人類が絶滅する6のシナリオ: もはや空想ではない終焉の科学。フレッド・グテル先生の著書。スーパーウイルス、大量絶滅、気候変動、食糧危機、生物兵器、コンピュータの暴走。どれも空想でも妄想でもなくていつ現実になってもおかしくない問題。温暖化問題や地球環境問題への対応と同じく自然や他の生物に対して傲慢ではなくて謙虚に接して、人間同士でも傲慢ではなくて謙虚な気持ちで解り合う努力なしでは、本当に人類が絶滅してしまう日もそう遠くはないのかもと思わされました。

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    2019年06月16日
  • あなたの人生の意味 下

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    下巻も素晴らしい。この本の効用は、過去の人物を新たに知ることができることだ。名前だけは知っている有名な偉人から、アメリカでは著名な人物かもしれないが、あまり知られていない人物の生きざまを躍動的に、淡々と語ってくれている。
    著者も触れているが、いつの時代でもカウンターカルチャーを叫ぶ人がいて、その活動は一目を置かれる。本書もある意味カウンターカルチャー的な本である。現代の主流であるアダムⅠを称賛するものではなく、アダムⅡを称賛している。
    アウグスティヌスの『告白』をはじめ、本書に登場する書物を読みたくなる。
    しかし、我が家の一画には、まだ読まれていない本が多々あり、そちらから読むべきなのだ。寝る

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    2019年04月18日
  • あなたの人生の意味 上

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    人間の美徳は大きく分けて二つあると著者は語り掛ける。一つは「履歴書向きの美徳」。キャリアで成功を勝ち得そうな他人から見てわかりやすいもの。もう一つは「追悼文向きの美徳」。あなたの葬式の時に、集まった人たちの思い出話の中で語られる美徳。より奥深く人間の核となるもの。前者をアダムⅠ、後者をアダムⅡと呼び本書はアダムⅡの本だとはじめに示される。もう、この文を読んだ時から興味深々、手に取って読まずにはいられなくなる。そして、アダムⅡを大事に生き抜いた人を一人一人丁寧に紹介していく。とかく、アダムⅠに注視し、もてはやしがちだが、どちらのアダムも大切な美徳なのだ。現代社会で忘れがちなアダムⅡを実践すること

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    2019年04月09日
  • あなたの人生の意味 先人に学ぶ「惜しまれる生き方」

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    「あなたの人生の科学」の著者による本。この本もわたしにおおきな影響を与えてくれたが本書も同様であった。

    まず「人間には本来、2つのプロフィールがあるが、現代はそのうちの一方だけが偏重されている」と主張。
    2つのプロフィールとは「履歴書に書かれるプロフィール」(アダム1)と「追悼文に書かれるプロフィール」(アダム2)。
    どの学校をでてキャリアや栄達や立身出世は前者、後者は追悼文で語られる。
    「ほんとによいひとだった、やさしかった、あいしてくれた、わかちあってくれた」的な人格に関することがアダム1。
    いくらキャリアをつみかさねた仕事的にすごいアダム2のすごい人でも、自己中心的でやさしさが

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    2017年09月30日
  • 新・100年予測 ヨーロッパ炎上

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    『今のEUを見ていると、父の言葉を思い出す。EUとはまさに「何もなかったことにしてしまう」ための機関だからだ。もちろん、皆、過去に何があったかは知っているし、その過去に嫌悪感を抱いていないわけではない。

    過去に起きたこと、見聞きしてきたことはすべて踏まえた上で、長らく存在してきた悪魔をヨーロッパから切り離そうとする試み、それがEUなのだろうと思う。

    ただ、一方で、歴史を超越するなどということがそう簡単にできるのか、とも思う。この本では、ヨーロッパの暗部に目を向けて行く。』

    素晴らしい作品。和訳のタイトルがちょっと違うよなぁ〜、って思うけど…。
    『100年予測』とは全然違う。もっと奥深いも

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    2016年12月22日
  • 新・100年予測 ヨーロッパ炎上

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    地政学の考え方は地理と歴史がその国の将来の戦略を方向付けるというものだが、まさしく理論ずくめでストーリーがつながっていくさまは爽快。特にルターの考えのところ、個人による聖書の解釈から、宗教に対する自然科学の興りに繋がり、大航海時代背景もあいまってとついにはヨーロッパに世界を征服する力と思想をもたらしたという流れは非常にしっくりくる。

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    2016年12月03日
  • 新・100年予測 ヨーロッパ炎上

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    新100年予測と言うタイトルはミスリーディングだが、ヨーロッパの歴史を紐解いて、同地域の現在そして近い将来の行く末について深い考察を与えている。現代ヨーロッパを知るにはもってこいの一冊。

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    2016年04月23日
  • 新・100年予測 ヨーロッパ炎上

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    ネタバレ

    「人間が戦争をするのは、愚かだからでも、過去に学んでいないからでもない。戦争がいかに悲惨なものかは誰もが知っており、したいと望む人間はいない。戦争をするのはその必要に迫られるからだ。戦争をするよう現実に強制されるのである。ヨーロッパ人はもちろん人間なので、他の地域の人間と同様、あるいは過去の彼らと同様、いつでも悲惨な戦争を選択せざるを得ない状況に追い込まれる可能性はある。戦争か平和か、その選択を迫られる時は来る。ヨーロッパ人は過去に何度も戦争を選択してきた。今後も選択する時はあるだろう。まだ何も終わってはいない。人間にとって重要なことは、いつまでも終わることはないのである。」(411)

    その

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    2016年01月03日
  • 新・100年予測 ヨーロッパ炎上

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    「100年」予測ではないものの、歴史をさかのぼることにより、ウクライナ、キプロス、トルコ等、現在ヨーロッパが抱えている様々な火種(Flashpoint)を指摘する。現在は過去の上にしか成り立たない、ということを改めて認識させられる一冊。

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    2015年08月19日
  • CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる

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    本書はCIAの情報入手方法や危機管理について記されています。

    しかし最大の特長は、日本の物書きでインテリジェンスに1番詳しいか1番有名な佐藤優氏が本書の解説などでベタ褒めしていることにあります。

    氏曰く
    「間違いなく日本語で読める最高の一冊だ。これ以上わかりやすく書かれた本を私は知らない。」
    「本書に記されているノウハウは、いずれも実行可能である」
    「インテリジェンスの世界に共通する普遍的な技法が、一般のビジネスパーソンが再現可能なレベルにまで落とし込んで書かれている」

    金を貰って褒めるのは当たり前でしょうが、彼の得意分野で誤ったことを書くと、きっと次の仕事は無くなるでしょう。
    著者は

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    2014年09月20日
  • ブラッド・コバルト コンゴ人の血がスマートフォンに変わるまで

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    打ちのめされた一冊だった........。
    恥ずかしながらこの事実を”知らなかった”。

    今この時、日常を過ごすうえで、ラップトップ、スマホ、モバイルバッテリーは手放せない生活必需品になっており、また、AI普及で新しいエネルギー政策が世界中で議論されている中、20年後は自然エネルギーが世界を淘汰し、そのカギの1つはバッテリーと考えていた。

    そう考えていた矢先、この本を読んで愕然とした........。
    バッテリーの材料であるレアアース「コバルト」の採取がこんな非人道的な形で行われているのであれば、現在の生活は間接的搾取に当たることになり、また安易に自然エネルギー促進なんて言えなくなる....

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    2026年02月11日
  • ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ―――争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う

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    原題「The Social Lives of Animals」のとおり動物の社会生活が著者のユーモラスな語り口で解説され図解などなくても楽しめた。ちょっとした隙間時間に読みたいが700p超えの鈍器のため持ち運びに難あり。

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    2026年02月06日
  • 人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー

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    視覚、味覚、嗅覚、フォロモンのエピソードが面白かった。各動物の特筆した能力はあるのだけれど一方で人間の潜在能力やバランス感覚の良さを改めて実感した1冊だった。

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    2026年01月10日
  • 人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー

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    視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚、ヒトの持つ五感。
    これに第六感が加わる、、というのが常識だったが、
    この本は、そんなもんじゃない、人間は12の間隔を持つ、
    ということを、様々な生物、それもシャコやらタコやらを研究することで
    明らかにしていく本。
    すごい。
    科学の進歩はすごいものだ。
    …こうやってどんどん生物、生命の研究が進んでいるのに、
    原理主義、2000年前の常識の教えのままでいる、ってのは不思議なんだけどなあ。。
    知識の習得を面倒くさがって、遮断して、古い考えに固執している、
    としか思えない。芯は変えなくても、状況は把握しないと。
    この凄い研究から、そんなことを考えた。

    第1章 モンハナシ

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    2026年01月10日
  • ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ―――争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う

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    ネタバレ

    バッタの相変異についてがすごく興味深くて一気に引き込まれた。
    動物ってこんなにも雌と雄の役割が分かれているのだから、人間が男女平等を目指しているのは動物の世界からすると不思議なことのように感じた。
    オキアミから始まりボルボ、チンパンジーで終わるわけだが、類人猿との親近感を感じた。

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    2026年01月08日
  • ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ―――争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う

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    ネタバレ

    図鑑のような楽しさがあるが、写真はまったくない。ぽつりぽつりとイラストが掲載されているが、あとがきによればこれは日本語翻訳版オリジナルだそうな。博物学の楽しみを伝えるには写真は不可欠だと思う。「モモアカノスリのように、木の少ない荒涼とした土地で獲物を探すため、何羽かが積み重なって生きたトーテムポールのようになる鳥もいる。」とか書かれてたら写真で見たいじゃんよ。ぐぐっても見つからんし。

    だがまあ、文章だけでも十分楽しめた。内容は多岐にわたり、原題"The Social Lives of Animals"にふさわしく、海洋生物から霊長類まで、社会性を築く動物たちについてエッセ

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    2026年01月06日
  • ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ―――争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う

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    次の住処を見つけて何時間もお尻でダンスをするハチ、弱さを見せないために無表情を保つウシ、挨拶代わりに顔に放尿するロブスター、クスッと笑えて、楽しみながら読める。
    人間だけが言葉を話せるとか、最も知性が発達しているとか思ってしまうけど、動物も我々が思っている以上に知性を働かせていることがわかる。社会的な行動について、人間と重ねながら考えられる。

    個人的には写真付きの図鑑よりも読みやすいし、心に残ると思った。

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    2025年12月17日
  • 人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー

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    動物及び人間の感覚についての研究

    様々な動物の驚くべき感覚能力が人間と比べながら紹介されており、それだけでも興味深い内容であるが、そもそも人間の五感という思い込み自体を考え直させてくれる示唆に富んでいる

    私たちの脳は、周囲の現実の驚くほどわずかな部分だけを感知するようチューニングされている。おそらくどの生物も自分の環世界を、そこにある客観的現実のすべてたと感じている

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    2025年12月16日
  • シカゴ・ソウルはどう世界を変えたのか――黒人文化運動と音楽ビジネスの変革史

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    本書はシカゴの音楽を単純に紹介するものではなく、シカゴという都市の発展と音楽の関係、公民権運動の流れも一緒に追いながらシカゴの音楽を語っているのがユニークでした。
    私はカーティス・メイフィールドの音楽が大好きです。
    第一章の頭からカーティス・メイフィールドとインプレッションズのデビュー前の話しから始まり熱くなってしまった。50年代、60年代のアメリカの白人による差別は酷かったとよく聞きます。そんな中、黒人アーティストが音楽ビジネスに参入して世界中にその活躍を示していく姿が描かれています。
    また、カーティスが運営していたカートムが、音楽出版から始まっていたのも知りませんでした。まだ自分の作品が少

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    2025年12月06日