夏目大のレビュー一覧

  • Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である
    良書 礼儀正しさについて経済的効果を含めて考察した書 健康のみならず、生産性や、モチベーション、注意力と密接に関係していることが、科学的にも語られています。

    はじめに を含めて5部から、構成されています。

    はじめに 礼節は最強の武器になる
    第1部 なぜ礼節ある人は得をするのか
    第2部 あなたの...続きを読む
  • Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である
    すごく良い本。礼儀が基本で人間関係が大切だと言うことが分かりやすく書いている。自分が前に進んでいる感覚を持てていればどれだけ無礼な対応をされたとしてもすぐに回復できることやダメージを受けないという部分は自分の経験からも分かると感じた。無礼な態度がどれだけ組織にとってコストや不利益なのかを理解できる面...続きを読む
  • Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である
    とても良い気づきになりました。
    どの環境にも無礼な方は居ると思います。
    ※自分も思われてるかもしれません。
     礼儀正しさを決して忘れずに以下を徹底したいと思います。

    ★リソースは惜しむことなく他人と共有すべき、ただし、賢いやり方で
     成果を独り占めにしない謙虚さが大切。貢献してくれたすべての人と手...続きを読む
  • 「男らしさ」はつらいよ
    感動した。
    400ページを超えるエッセーであり、途中で挫折しそうになった。特にイギリス風ジョークはなかなか共感できなかったり、時代的・地理的にもその文化に精通していないと理解のしにくい単語が出てきたりと、読みにくいエッセーだったと思う。しかし、人生のいろんな反省や失敗や成功や云々を描いた400ページ...続きを読む
  • 「男らしさ」はつらいよ
    英国のコメディアンである著者の生い立ちとともに、彼のその時々感じたこと、特にジェンダーやセクシュアリティに関する悩みが綴られている。

    女の人も大変だけど、男だって大変なんだよ!という本ではない。どうやったら、女性が抱えているような課題を男も一緒に考えていくことができるか、つまり、「フェミニズム」と...続きを読む
  • 世界一しあわせなフィンランド人は、幸福を追い求めない
    幸せについて本気出して考えてみる前に読むことをおすすめします。ありがちな「幸せになれます本」とは違って、たった一つの考え方に偏らず、哲学、歴史、宗教、科学、文学、映画、社会、心理、あらゆるリファレンスを総動員して、人そのものを見つめた上で、生き方の提案をしている。はじめてこういう本を読む人は、一度で...続きを読む
  • 世界一しあわせなフィンランド人は、幸福を追い求めない
    人生の意味には2つあり、普遍的なものと個人的なものに分けられる。普遍的なものの追求の先には答えはないという事。自分の人生の意義を深めることが大切であり、世で娑婆の中で生きる事なのだと理解した。

    人は隣人のために生きなくてはならない。それが自分のために生きることなのだ(セネカの手紙紀元前65年)
    ...続きを読む
  • 〔ダイジェスト版〕オリバー・ストーンの「アメリカ史」講義
     ドロッドロの米国史を第25代大統領マッキンリー(1897-1901)~第44代大統領オバマ(2009-2017)まで辿ったもの。なお筆者の一人、オリバー・ストーンは『プラトーン』でアカデミー賞を受賞した映画監督。

     アメリカ、素敵な国!一度は行ってみたいところ!ウォール街、ハリウッド、自由の女神...続きを読む
  • 脳はいいかげんにできている その場しのぎの進化が生んだ人間らしさ
    脳の発達は遺伝子と環境の相互作用という形をとる。

    1.ニューロンが処理の遅い、信頼性の低いプロセッサである
    2.脳が 古い脳に新しい脳をかぶせる という非効率な作り方をされている =アイスクリームのコーン
    3.ニューロンが大量にあるためにニューロンどうしをどのように接続するか(個々のシナプスをど...続きを読む
  • CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる
    【私が伝えたいのは、世界で最も嘘をつく必要に迫られているであろうCIAの諜報員でさえ、なるべく嘘をつかないようにしているという事実だ。真実をいっても問題ないときに、わざわざ嘘をいって状況を複雑にするのは危険だからである】(文中より引用)

    CIAで用いられる諜報や組織運営の手法が、ビジネスの分野にも...続きを読む
  • タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源
    『タコの心身問題』ピーター・ゴドフリー=スミス著、夏目大訳(みすず書房)なんだか色々煮詰まったので、タコに会いに。タコの本にジャズやカンディンスキーが出てくるなんて。笑 タコになったらどんな気分?というシンプルな問いから進化への深い問いかけへ。なんだか癒された。面白かった。...続きを読む
  • 天才科学者はこう考える―――読むだけで頭がよくなる151の視点
    一流科学者たちが、「我々にとってこれは常識なんですけど皆さんは違うんですよね」というネタをエッセイの形で紹介する。

    認識論や因果論でなるほど、というもの多数。
  • タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源
    前半は面白いんだけど、後半は失速

    事実は小説より奇なり
    最終的な結論に至れていないのであれば、タコやイカの観測事実をもう少し詳しく話して欲しい
    そこから驚きが得られればよいのでは

    著者がそれに驚いた様子や驚いて抱いた発想などは、最後にちょっとまとめてくれればいい
    著者も人なので、タコの異世界感に...続きを読む
  • 人類が絶滅する6のシナリオ
    人類が絶滅する6のシナリオ: もはや空想ではない終焉の科学。フレッド・グテル先生の著書。スーパーウイルス、大量絶滅、気候変動、食糧危機、生物兵器、コンピュータの暴走。どれも空想でも妄想でもなくていつ現実になってもおかしくない問題。温暖化問題や地球環境問題への対応と同じく自然や他の生物に対して傲慢では...続きを読む
  • タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源
    タコの話だけではない,生物進化学,生物学,哲学,認知科学,心理学など

    単細胞生物から動物が生まれた理由.
    突然変異による多細胞生物の誕生,細胞間の分業の発生,神経系の誕生,脳の誕生....

    あまり気に留めたことがなかったが観察によってかいま見せうタコの「知性」,振る舞い,生態,体の仕組みは非常に...続きを読む
  • あなたの人生の意味 下
    下巻も素晴らしい。この本の効用は、過去の人物を新たに知ることができることだ。名前だけは知っている有名な偉人から、アメリカでは著名な人物かもしれないが、あまり知られていない人物の生きざまを躍動的に、淡々と語ってくれている。
    著者も触れているが、いつの時代でもカウンターカルチャーを叫ぶ人がいて、その活動...続きを読む
  • あなたの人生の意味 上
    人間の美徳は大きく分けて二つあると著者は語り掛ける。一つは「履歴書向きの美徳」。キャリアで成功を勝ち得そうな他人から見てわかりやすいもの。もう一つは「追悼文向きの美徳」。あなたの葬式の時に、集まった人たちの思い出話の中で語られる美徳。より奥深く人間の核となるもの。前者をアダムⅠ、後者をアダムⅡと呼び...続きを読む
  • あなたの人生の意味 先人に学ぶ「惜しまれる生き方」
    「あなたの人生の科学」の著者による本。この本もわたしにおおきな影響を与えてくれたが本書も同様であった。

    まず「人間には本来、2つのプロフィールがあるが、現代はそのうちの一方だけが偏重されている」と主張。
    2つのプロフィールとは「履歴書に書かれるプロフィール」(アダム1)と「追悼文に書かれるプロフ...続きを読む
  • 新・100年予測 ヨーロッパ炎上
    『今のEUを見ていると、父の言葉を思い出す。EUとはまさに「何もなかったことにしてしまう」ための機関だからだ。もちろん、皆、過去に何があったかは知っているし、その過去に嫌悪感を抱いていないわけではない。

    過去に起きたこと、見聞きしてきたことはすべて踏まえた上で、長らく存在してきた悪魔をヨーロッパか...続きを読む
  • 新・100年予測 ヨーロッパ炎上
    地政学の考え方は地理と歴史がその国の将来の戦略を方向付けるというものだが、まさしく理論ずくめでストーリーがつながっていくさまは爽快。特にルターの考えのところ、個人による聖書の解釈から、宗教に対する自然科学の興りに繋がり、大航海時代背景もあいまってとついにはヨーロッパに世界を征服する力と思想をもたらし...続きを読む