夏目大のレビュー一覧

  • Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

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    自分の職場を思い浮かべながら、分かるなと思いながら読んでいました。そして自分にも当てはまっていることがあるのでは?気をつけないととも思いました。

    自分が無礼な態度を受けたか否かに関わらず、態度の悪い人を目にしてしまうと、自分の体験が損なわれたと感じて不愉快になる。という実験について書かれていましたが、確かにそのとおりだなと納得しました。

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    2025年11月08日
  • 人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー

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    「特別な人」について書かれている。
    例えば痛みを感じない人。いつも熱さを感じている人。この本のもうひとつのテーマは、普通でない感覚があったりなかったりしている人達について知ることができる。そして、理解のない社会に対しての問題提起でもある。

    動物についてなら、驚いたり興味を持ったりしてこうして本を手に取る。それだけではなく、そこから人間、人に対しての理解が進むこともできるこの本は良書だといえる。まさに何かを感じる感覚からそう思い、感想を書き記す行動しているのではないか。

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    2025年10月31日
  • Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

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    共感できる点が多かった。職場での無礼な振る舞いはその対象者だけでなく、その場全体の空気を悪くするし、反対に礼節さを持って接すれば良い空気が流れ、自分が欲している以上の情報や成果物を手に入れられることは実体験からも良く理解できる。また無礼か礼儀正しいか決めるのはされる側であり、常に相手の身になってコミュニケーションとることが基本であり、その結果求めていた以上の成果を手に入れられることは自分自身に命じておきたい。

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    2025年10月30日
  • Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

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    「礼儀正しさ」というよりは「誠実さ」について書かれた本かなぁ。相手を尊重することを軸に、どのように行動すべきかが書かれていた。
    ごく基本的な内容が多かったが、振り返ってみると案外実践できていないように思う。失礼な態度は伝染するとあったが、確かに挨拶しても返ってこなければ挨拶しなくなるようなもんかなぁ。相手に関わらず、礼儀正しく誠実に生きていきたい。

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    2025年09月21日
  • 人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー

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    動物たちの能力を調べ、それを人間に落とし込んでいくところが面白かった。
    たとえば1話目だ。
    強烈なパンチで知られるモンハナシャコは、実は目もすごかった。昆虫なんかにみられる複眼で、かつ多くの色を知覚する。
    彼らは人間よりも豊かな色に囲まれた世界を生きている。
    でもちょっと待って。人間でも通常より多くの色が見える人もいて、そういう人たちがたくさん住む島がある。
    この本はナショジオで番組にして欲しい(自分が知らないだけですでになっていたらごめんなさい)

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    2025年09月20日
  • 人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー

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    身体の構造で特殊な感覚を持った動物の環世界から人間の感覚を論じた本。五感と言われるがここに述べられてない感覚も沢山あるよなと思う

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    2025年08月28日
  • 人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー

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    読み応えたっぷりだった。
    人間の感覚のまだ掘り下げられていないものがある。
    特に第9章の平衡感覚の話が興味深かった。
    神経可塑性の可能性を感じた一冊。

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    2025年08月23日
  • Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

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    礼節を重んじて行動できている人が何事もうまく行くということ。無礼な態度を取られた時、それが立場が上な人の場合はストレスの負荷が強くなる。つまり、そのような態度で人は悪い影響を受けてしまう。人に与えることや感謝を伝えることで相手からの信頼が上がる。

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    2025年08月12日
  • 天才科学者はこう考える―――読むだけで頭がよくなる151の視点

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    いろいろな考え方に触れることができた。
    印象に残ったのは、次のようなもの。
    科学とは仮説と検証を繰り返し、一度立てた仮説を覆す新説の存在を常に念頭におくアプローチであるが、世間では真実を追求し、ある説が正しいことを証明するツールだと思われている。
    二重性や矛盾をそのまま受容する姿勢が重要だが、人は白黒をつけたがり、ある説やアプローチのわずかなブレが明らかになっただけで極端に逆に振れる傾向がある(反ワクチンなど)。
    意志力とは忍耐力ではなく、フォーカスの対象をコントロールする力である。
    人は世界の乱雑な情報のうちのほんの一部を受容(人間が知覚できる光は電磁スペクトルの10兆分の1程度)して、バイ

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    2025年07月21日
  • ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ―――争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う

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    原書のタイトルは「The Social Lives of Animals」である。日本語版は「動物のひみつ」という大タイトルがメインになっているが、内容はやはり原書タイトルの方がしっくりくる。
    訳者あとがきを最初に読んでから本文を読むことをおすすめしたい。

    動物学者のエッセイという感じでサラサラと読める。次作もぜひ日本でも発売して欲しい。楽しみだ。

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    2025年06月23日
  • Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

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    無礼な人が組織に与える影響が数値を用いて説明されている。無礼な人と直接関わる人だけでなく、人から人へ無礼が伝染していくという話は考えさせられた。組織として健全に発展していきたいのであれば、無礼な人と対峙する必要があるようだ。

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    2025年04月29日
  • 因果推論の科学 「なぜ?」の問いにどう答えるか

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    こういう因果推論的感覚というのは、人の性格によって、生得的に身につけているように見える事もある。いわゆる、騙されやすい人とそうじゃない人だ。生贄を捧げている最中に雨が降るとか、何の効用もないサプリを飲み続けていると体調が良くなり、それらが関係あるものと思い込んでしまう。関連性を常に疑うクセがついていると騙され難いが、そういう人生は楽しみが減る気もするので、ある程度のバランスが必要。疑うだけでも出口がない。因果推論とは、疑う側にも疑わない側にも、重要な審美眼を養う科学だ。

    ユヴァル・ノア・ハラリは、信仰による共同幻想共通によって人々が結束するようになったと言っている。人間が想像力を持ったことと

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    2025年04月05日
  • あなたの人生の意味 先人に学ぶ「惜しまれる生き方」

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    仕事での成功を志向するか、人として充実した人生を送るかについて様々な先人の生き様から学ぶ本。こういう二つの価値観があることを早くから知っておくことは重要&僕はワガママなので”どちらか”ではなく、”どちらも”ほしいなぁ

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    2025年03月07日
  • タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源

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    タコは人間と全く異なる進化の経路をと取ってきたにも関わらずまるで知性を獲得しているように見え、おそらく獲得しているのであろう。人間の認識している世界が真実であるかのように思ってしまうが、認識している世界や知性のあり方はあくまで相対的なものでありそこの絶対的な実在は存在しない。異なる知性とのファーストコンタクトというSFのような体験は宇宙に行くまでもなく身近な海の中で繰り広げれているのかもしれない。タコたちの生活の瑞々しい描写を通して意識や知性の存在について描かれていた。

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    2025年01月22日
  • タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源

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    自分自身、長い年月に渡ってスキューバダイビングを楽しんできています。
    魚だけではなく、エビ・カニや貝、サンゴなどなど、水中ではさまざまな生物を目にします。
    なかには、怒っているような反応を示す動物もいるので、「どこまでの生物が、意識や感情を持っているのだろう?」と、疑問に思っていました。

    この疑問に答えてくれそうな、この本の存在を知り、読むことにしました。

    驚いたのですが、著者は哲学者で、オーストラリアを中心に活動しているそうです。

    序盤は動物の進化の過程を追いながら、神経系がどのような必要から生まれ、発達してきたのかを解説しています。
    そして、タコやイカといった頭足類が持つ身体的特徴と

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    2025年01月13日
  • ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ―――争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う

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    いい本。読むと、人も動物の一員であることを強く意識する。個人的には特にハイエナについての説明が目から鱗だった。

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    2025年01月07日
  • タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源

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    大分面白いな
    タコ(生物学/神経科学)を哲学の道具として使うだけでなく、人間の独善的(人間中心主義的)な視点を排そうとしてしっかり対象の生物の目線(気分?)からも探ろうとしていて丁寧で謙虚な姿勢が見とれた
    哲学的な部分では生物学/神経科学の理論などからタコや彼らを初めとする動物全般における「心の進化」を解明しようと、従来の理論を踏襲するだけでなく最新の研究や、現場の協力者などからゴドフリー=スミス発の理論などを提示しているところも読んでいて楽しかった
    単純に、古生代(エディアカラ紀やカンブリア紀)の神経系発達当初の奇妙な動物たちの描写や、ジャイアント・カトルフィッシュ(オーストラリアコウイカ)

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    2025年01月02日
  • タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源

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    哲学者が、タコの意識がどうなっているかについて、肉体や神経、生活などから主に生物学的に考える。
    イカが色や表面を変えられることも驚き。

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    2024年12月22日
  • ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ―――争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う

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    自然界を生き抜く動物たちの戦略が面白かった。
    特に、シロアリの老兵が自爆する話が印象に残った。動物たちの行動は長い時間をかけて生み出された分洗練されていて、仕事や生活に役立つなと思った。

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    2024年12月07日
  • デマの影響力―――なぜデマは真実よりも速く、広く、力強く伝わるのか?

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    「いいね!」について考える。

    本書の原題は「ザ・ハイプマシン」で、これは、ソーシャルメディア、人工知能、スマートフォンにおける、膨大なデジタル・ソーシャル・シグナルを生成し、それが私たちの意思決定や行動に影響を与える仕組みの事。つまり、「いいね!」という仕組みを含む、我々の行動を左右するメディアの仕掛け。SNSのネットワークについて考察したり、行動経済学的見地、心理学的な分析もあり、あらゆる角度から、SNSやその仕組みの影響力を解剖した、読み応えのある本だ。

    で、「いいね!」について。目的として、考えられるのは、賞賛、挨拶、証明、反応、共感、承認、同調、返礼など。個人で「いいね!」する場合

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    2024年11月27日