夏目大のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ノンフィクションの話で、過酷なレースの間でなぜかついてくる犬がいて、心を通わせたその犬をどうにか中国からイギリスまで連れて帰るか、という話です。
一緒に走ったのは2日間だけで、あとは走っている間に自分の小さいころの話などの心に傷を負った話を回想したり、
どうやって奥さんと出会ったのか、連れて帰ろうと思ったら犬が中国で行方不明になったり、最終的に中国の人はいい人ばかりで
出会った人に感謝、とういうような内容で、ノンフィクションで「それは心に傷を負うだろうなぁ」という話ばかりでしたが、
レース中に回想しながら話しているような文章なのであまり重たくならずすらすらと読めました。
一緒に走った話よりもそのあとの話が長かったのでその点で期待と違ったなということで★ー1ですが、(英語のタイトルはちゃんと犬を探す話を連想するようなタイトルなのに日本語が違うので印象が変わる)
その点以外は面白かったです。 -
Posted by ブクログ
著者のフレッド・グテルは、一般向け科学雑誌としては世界最古の、米「サイエンティフィック・アメリカン」誌の編集長。本書は、2011年に米国で出版、2013年に日本語訳が刊行され、2017年に文庫化された。
著者は本書を著した背景について、「この本で取りあげるのは、主として科学技術が地球にもたらす災厄である。つまり、人間が自らの利益のためにしていることが、意図に反して、非常に大きな損失をもたらし得るという話がしたいのだ。・・・この本で私はあえて、バランスを無視している。どの問題にも楽観論はあり、必ず悪いことが起きるとは限らないのだが、ここではあえて触れず「最悪の場合、「どれほどひどいことになり得るのか」に話を絞っている。・・・私がしようとしているのは未来予測ではない。・・・何が起きるかを予測するのではなく、「最悪の場合、何が起き得るか」を考えてみる、というのは良いことだと私は思う」と述べている。
そして、取り上げられている6つのテーマは、①インフルエンザ(スーパーウイルス)、②生物の大量絶滅、③気候、④生態系、➄合成生物学(バイオテクノロジー)、⑥インターネット(コンピュータ)である。
ひとつひとつのテーマはいずれも極めて重く、これまでも其々の分野の専門家たちによって分析・議論されてきているものであり、本書の中で特段の新しい材料が提示されているわけではない。
しかし、それぞれの問題が未解決のままで、何らかのきっかけで世界が大混乱に陥り、まさに「最悪の場合」人類の絶滅に繋がる可能性を否定できないことも事実であり、我々にとって、過度の楽観主義や「喉元過ぎれば・・・」に陥ることなく、人類の存続を脅かす潜在的なリスクを常に認識しておくことは必要なのではあるまいか。
(2017年10月了) -
Posted by ブクログ
今年(2016)になって、フリードマン氏の書かれた「予測本」の三部作を読みつづけて、この本で読破しました。どの本にも一作目の「100年予測」というタイトルが入っていますが、実際の長期予測をしている本は一冊目のみで、それ以降の二作は、私達の生活に密接する近未来の予測をしています。
100年後の長期予測についても、それに至るまでの変化を解説してくれているので面白いのですが、私の社会人としての興味は、今後20年以内に起こり得ることにあります。
この本は欧州に限定して解説していますが、かつて覇権を取った欧州の国が一つにまとまる難しさ、しかし、その必要性も理解できました。
以下は気になったポイントです。
・1942年ころ、ソ連の石油のほとんどはバクーで産出されていたので、ヒトラーは是が非でもバクーを奪い取りたかった。スターリングラード、ドン川とボルガ川の間の土地、バクーを自分達のものにすれば、戦争は終わると知っていた(p27)
・共産主義者は保守主義者よりも、社会主義者を憎んでいた。両者は支持層が同じ労働者階級だから(p35)
・ウィーンは、第二次世界大戦後、欧州の縮図のようだった。ベルリン同様に、ソ連・アメリカ・イギリス・フランスの4か国によって分割統治されていた。実質はアメリカとソ連の二分割(p46)
・ソ連がスパイを雇う時にとった手段は家族を人質に取る方法、アメリカは市民権証明書とグリーンカードを提供した(p50)
・732年にカールマルテル(フランス)が、トゥール・ポアティエの戦いに勝利したことで、イスラム教徒はピレネー山脈の西に押し戻された。もし敗れていたら、欧州は今と違った場所になっていただろう(p63)
・オスマン帝国がコンスタンティノープルを制圧することで、欧州では、シルクロードと地中海が閉じられて海上貿易が崩壊した(p66)
・南向きの航路を支配していたポルトガルはコロンブスの申し出(西回り)を断ったが、スペインは違った。インドへ行く経路を必要としていたので(p70)
・欧州には、エンリケのような上品で洗練された顔と、コルテスのような冷酷な悪党の顔があり、二人には共通点もあった(p74)
・マヤ人は近い将来にアステカに征服されると恐れていて、その恐怖から、スペイン人に味方した(p77)
・インカ帝国は複数の部族が合同で政権を支えていたが、その部族の多くはインカ帝国から恩恵を被っていたわけではなく、むしろ被害者と思っていた。ピサロは、帝国支配者の圧政を利用して、帝国に不満を持つ者を味方につけた。欧州人がなぜ世界を征服できたのかを理解するうえで、非常に重要な事実である(p78)
・アステカに虐げられていた人々が立ち上がったことが大きい、スペイン人やキリスト教が滅ぼしたアステカも、わずか数世紀前に権力を掌握したばかり、それまでの神に代り自分達の神を信仰するように人民に強いた(p81)
・ポルトガル、スペインが世界征服に乗り出した大きな理由として、1)外洋を航海できる帆船を製造する技術、2)インド・中国との交易路の開発、である。1492年に欧州で最初の世界的大国が誕生、1992年に最後の大国が崩壊した(p83)
・欧州の民衆の大きな確信とは、1)自分達の生きている世界が宇宙の中心、2)欧州が世界の中心、3)欧州の中心は教会(p88)
・ルターの究極の主張は、ローマ司教は神と特別な関係にあるのではない、聖書は一人で読める。そして、カトリックは欧州内のそれまで支配してきた地域における優位を失った。司祭の権威を下げることにもなった(p89、91)
・ルター主義の論理を敷衍していくと、聖書だけ読んでいても不十分、自然について知るには、聖書を読む以外のことも必要となる、それが科学であった(p94)
・人間の思考を、自然を理解するための機械とみなした、理性を使えばいずれ自然界を完全に理解できると考えた。科学の敵は迷信である。迷信とは、証拠ではなく権威に基づく信念のこと(p97)
・啓蒙主義は、理性を重んじることで、欧州の体制に革命を起こしてしまったことにある(p100)
・第一次世界大戦の西部戦線で起きていたこと、1)科学技術の進歩による新しい武器の考案・開発、2)工業の発達による大量生産、3)国家意識の浸透による軍隊統制の維持のしやすさが向上(p118)
・ナチス、共産党を支持した人の多くは、第一次世界大戦に従軍した人々、戦争中と同様の原理で行動した(p125)
・1930年代には、ウクライナ等の地域で、計画的な飢餓によって死んだ人は2000万人にもなった。スターリンは、小作農から穀物を取り上げ、西ヨーロッパから技術を買った(p129)
・ロシアでは革命を支配したのは軍人ではなく知識人、ドイツでは元軍人が革命を主導したが、軍の内部で高い地位にあった者ではない(p130)
・元々が貧困であればすべてを失っても大した変化はない、中流階級が全てを失えば生活は激変する。ドイツでは一次世界大戦後に、普通の人が代償を払った(p133)
・1939-45年までのたった6年間に欧州の10分の1(5000万人以上)が戦争で死んだ計算となる。1914-45年だと7100万人、スターリン下での餓死者2000万人を加えると9100万人となる(p143、147)
・アメリカは参戦の条件として、1)イギリスに対する駆逐艦50隻の貸し出し、2)ハリファックス基地を除く西半球の全海軍基地(バミューダ、ニューファンドランド、東バハマ、ジャマイカ、セントルシア等)の貸し出し、であった。これにより、カリブ海の島々がアメリカの支配下となった(p168、390)
・イギリスはECに加盟する代わりに、1960年にEFTAを設立したが失敗に終わった。アメリカの支持が得られなかった。その後、イギリス自身も含めて多くはEFTAを離れた。現在は、ノルウェー、アイスランド、スイス、リヒテンシュタインで存続している(p188)
・EUの問題として、1)2008.8に、ロシアとジョージア(クルジア)で戦争勃発、2)同年にリーマン・ブラザーズ破綻(p198)
・銀行は、貸出による利子から、債権取引からの利益を多くあげるようになった。(p203)
・若者の失業率の高さは現体制を脅かす影響力をもたないが、より高齢の中流階級の失業者が彼らと結びついたとき、現体制を脅かす影響力とエネルギーを持ちえる(p213)
・ソ連崩壊後、マーストリヒト条約締結後に生じた戦争の特徴として、1)小集団は消えることなく生き続けた、2)キリスト教とイスラム教が交じり合う教会の地域で起きている(p214)
・バルカンは3つの強大な力に違う方向から引っ張られることで、分裂してきた。南東のトルコ、東・北東のロシア、北西のゲルマン国家である(p227)
・バルカンの民族同士で激しい戦闘が繰り広げられるのは、大国からの圧力が弱まった時に限られる(p228)
・19世紀にロシアが得たものは、1)大コーカサスの支配権を失うことはないという保証、2)小コーカサスを通り抜ける道の確保、3)バクー油田(p241)
・ドイツは二つの決断を下す必要がある、1)フランスとの関係、2)ロシアとの関係(p265)
・イギリスはミシシッピ川流域から大量に流れてくる食糧を利用して本国の国民の食糧費を大幅に下げて、農民に都市の工場労働者になるように促した、フランスは農民を保護してアメリカ食糧をあまり利用しなかった(p322)
・フランスにとって重要な地域は、1)欧州平野(ドイツ)、2)英仏海峡(イギリス)、3)地中海とアフリカ(p329)
・欧州の差別は、その人のふるまいではなく、どの民族に生まれたかが重要で、よそ者は何をしても、いつまでもよそ者(p342)
・欧州のかつての植民地の人達には、独立後、かつての宗主国へと移住する権利が与えられている(p344)
・欧州人は、トルコ人を異邦人とみている、1)多くがキリスト教徒ではなく、イスラム教徒、2)東ローマ帝国を滅ぼしたのがオスマン帝国であること(p359)
・クルドは国土を持たない国家ようになっている、イラク・イラン・シリア・トルコに跨って住んでいる(p371)
・イギリスは1066年にノルマン人に征服された。ノルマン人とは、スカンジナビア半島から、フランス北西部へ移住した人(p381)
・欧州が統合されなかった理由の一つとして、北海の存在や英仏海峡がある。寒冷湿潤、風も強く天気が変わりやすく航海は容易ではない。16世紀以降は、スペイン人、19世紀にナポレオン、20世紀にヒトラーからの侵攻に耐えられた(p383)
・利害の対立が大きくなり、戦った場合に生じる結果の方が、戦わなかった場合に生じる結果よりもましだと判断したときに、人間は戦争をする(p401)
2016年3月12日作成 -
Posted by ブクログ
第二章について(スパイの基本テクニック)
・相手から情報を聞き出す時は、
①知りたい情報を特定②その情報を知るための質問を考える(直接聞くことはできないので質問を複数に設定する)③その質問に会話を誘導する。
第五章について(CIA諜報員は不要な嘘をつかない)
・必要な時しか嘘はつかない。それ以外では倫理的に振る舞う。信頼は資本であり、蓄積可能なもの。ただし、ただやみくもに善行を重ねるのではなく、目標の達成の役立つ善行を戦略的に行う。
(裏の顔があるのがカッコいいとか感じるているうちは論外)
・自分を不当に優位にするための嘘、誰かを不当に排除するための嘘はついてはいけない。これらの嘘は信頼に大きな疑念を抱かせる。
・敵、競争相手との関係は常に変わっていくので、どんなに憎んでいても誠意や礼節を忘れてはいけない。
第七章について(人脈構築と説得術)
・人と初めて会うときは、相手の趣味、嗜好、経歴、弱味(金、女、自尊心の強さなど)についてあらかじめ調べておく。その属性から相手が自分の属性に対してどんな先入観を持ちそうか前持って予測しておく。(マイナスの予測ならどう払拭するかも考えておく)
・最初の会合では次にまた会いたいと思わせることを目指し、あまり多くを期待しない。
・プレゼンと違って、対面での会話においては話の練習はしてはいけない。(説得のタイミングで会話に違和感が生じたり、相手の反応を取り逃す)
・相手の反応に神経質すぎるくらい注意する。それ見て話を軌道修正する。(話すときは話すだけ、聞くときは聞くだけというのはNG)
第九章について(競争にどう勝つか、敵との関わり技術)
・社内の評価基準を知る。(どんな人間が昇進するか、冷遇されるか、プロパーと中途の違いなど)
・最も強力なライバルを特定して、味方につける。出世する前の同僚の内に関係を構築する。(種まき:シーディング)
・会社全体に諜報網を張り巡らせる。
階層に関係なく(受付、駐車場やビルの管理人など)愛想を振り撒いておくことで、思いがけない情報を誰よりも早く手に入れたりできる。
佐藤優氏の解説について
・トップを狙って話すことが効果的だが、それは難しいのでトップに影響力を行使できる人を狙う。(秘書、アドバイザー、愛人など)
・知りたい質問を直接せずに無関係に見える質問をすることの効用は、①専門家なら知ってる質問をして相手の水準をチェックする。これが情報源の信頼性になる。②関心事項を相手に察知されないこと
・極端に攻撃的な人間(本書でいうサメ)は排除する。上司は選べないなので仕方ないが、部下についてはその自信過剰を能力の高さと勘違いせずしっかり排除する。
・偽情報を流す(嘘をつく)のは露見したときの信頼へのダメージが大きすぎるので避ける。それよりも情報操作(真実をすべて語らずに断片的な情報提供すること)によって相手を誤解させる方がよい。 -
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第Ⅰ部は読む価値なし。CIAを騙った当たり前のことしか書かれていない。
ところが第Ⅱ部から有益な情報が盛り沢山で一気に面白くなる。それは危機管理や人材戦略の話に及んでいるからだ。この分野は民間企業が意識とノウハウともに弱い部分であり、CIAが異様に強みを持つ部分だからであろう。騙し騙されつつのイメージがある、現に嘘も時に必要と公言する筆者が、協力者に正直で誠実にを口酸っぱく説いているのは面白い。むしろビジネス以上に真摯な態度は徹底しているのかもしれない。
もちろんCIAという組織は特殊過ぎて全てがすべて応用できるテクニックではないが、情報技術が発達し国境がなくなった今、CIAの持つ技術は適用できる部分が大いにあるといえよう。 -
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書店でめくった時点で事例集かと思ったが、読み始めると著者の経歴語りが始まる。
少々混乱しながらではあるが読み進めていくと、この本がただの事例集や自分語りではないことに気づく。
この本は、事例集であることに変わりはない。
変わりはないが、しっかりと体系的に(進化論に沿って)章が進んでいく。
その上で、人間も含む動物とは、と考えさせられる内容であった。
個人的には、マイノリティ側の属性であるため、はぐれ者描写が多く心が痛む場面があった。
初めて動物行動学の本を読む方にはおすすめの本である。
しかし、私としてはある程度知っている内容が多かったため面白さで言えばこの評価とした。 -
Posted by ブクログ
前々から本屋で手に取るたびに迷っていた本であるが、いざ読んでみると思ったより難しくはなかった。生物はその誕生した40億年も前から、個々の細胞が分裂して増加しようという「ダーウィンの悪魔」とそれぞれの細胞が協調して調和しようとする「ダーウィンの天使」の間の闘争を繰り広げてきたのだ。現代の環境問題も、本当は世界中の国々は協力し合わなければ解決できないのだが、個々の国はダーウィンの悪魔による自国優先の動きをしてしまい、人類の滅亡に向かって進んでしまう。そんな「ダーウィンの罠」は、世界各地のいたるところで見ることができるのだ。現在は死の町となってしまったオクラホマ州のピチャーという町は1920年の頃は世界中の亜鉛や鉛の20%以上を生産し、栄えていたが、その発掘後粉砕ゴミの山が住民の健康を蝕み、今では廃墟の街となってしまった。ハノイの町中にネズミが増加した時、当局はネズミの尻尾の量に応じて報奨金を出すことにしたところ、ますますネズミは激増したのだ。そほほ報奨金目当てに殺さずに尻尾だけ千切ったり、繁殖させる人が増えたからだ。
環境問題や人口問題も同じように「自分だけの利益追求」を目指す人がいるために、年々悪化することになる。この本はこれらの「ダーウィンの罠」について、わかりやすく書いている。 -
Posted by ブクログ
宇宙や生命、人体のことはわかっていないことだらけだけど、タコさんならどうなんだと気になった。でも、人類はタコさんのこともほぼなにも理解できていなかった。
タコさんは神経細胞(脳)が中央に1つ、そして各腕にも1つずつで8つ。合計9つある。中央の脳からの指令の有無にかかわらず腕が勝手に動き出す状況など、人間では到底考えられなくて笑ってしまう。痛みや記憶力や自己認識に関する考察やテストの必要性は理解するものの、どうしても人間的な発想を抜けきれてない。誰に見せるでもなく体表面の色を変化し続ける理由がわかるなら、頭足類に直接聞いてみたい。タコさんをはじめとする頭足類は、知れば知るほど不思議な魅力が増す生命体だった。
個人的に思ったのは、頭足類も人類と同じように、遺伝子レベルで刻まれた頭足類独自の行動指針があるのではないかということ。これだけは、今後どれだけ観察しても、解剖しても、人間が理解することは難しいのではないかと思った。
著者の仮説の中で一番興味を持ったのは、「分散型から集中型への進化(散在神経系から集中神経系への進化)」 のところ。人間のように、中央にすべてのニューロンを集中させるのではなく、まずは単機能の専属細胞として生まれ、それが集まることで後から高度なシステム(脳)になったのでは、という推察はかなり興奮した。
この部分を読んで思い出したのは、サンティアゴ・ラモニ・カハールさんが手描きでスケッチした脳の断面図。そこには「シナプス」と呼ばれる、神経細胞がわずかに接触しているだけで、物理的には繋がっていない狭い空間があった。もしかしたら、独立して存在していた細胞たちが後からお互いに関係性を結んで集まったからシナプスがあるのかも…、と思うとワクワクした。実際のところ、現代の生物学ではシナプスの理由がかなり説明されているので、「独立していた名残だからシナプスがある」とは言えない。でも、自分の中で妙に腑に落ちた。この1点だけでも、本書を読んでよかったと思えた。