夏目大のレビュー一覧
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今年(2016)になって、フリードマン氏の書かれた「予測本」の三部作を読みつづけて、この本で読破しました。どの本にも一作目の「100年予測」というタイトルが入っていますが、実際の長期予測をしている本は一冊目のみで、それ以降の二作は、私達の生活に密接する近未来の予測をしています。
100年後の長期予測についても、それに至るまでの変化を解説してくれているので面白いのですが、私の社会人としての興味は、今後20年以内に起こり得ることにあります。
この本は欧州に限定して解説していますが、かつて覇権を取った欧州の国が一つにまとまる難しさ、しかし、その必要性も理解できました。
以下は気になったポイント -
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第二章について(スパイの基本テクニック)
・相手から情報を聞き出す時は、
①知りたい情報を特定②その情報を知るための質問を考える(直接聞くことはできないので質問を複数に設定する)③その質問に会話を誘導する。
第五章について(CIA諜報員は不要な嘘をつかない)
・必要な時しか嘘はつかない。それ以外では倫理的に振る舞う。信頼は資本であり、蓄積可能なもの。ただし、ただやみくもに善行を重ねるのではなく、目標の達成の役立つ善行を戦略的に行う。
(裏の顔があるのがカッコいいとか感じるているうちは論外)
・自分を不当に優位にするための嘘、誰かを不当に排除するための嘘はついてはいけない。これらの嘘は信頼に -
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第Ⅰ部は読む価値なし。CIAを騙った当たり前のことしか書かれていない。
ところが第Ⅱ部から有益な情報が盛り沢山で一気に面白くなる。それは危機管理や人材戦略の話に及んでいるからだ。この分野は民間企業が意識とノウハウともに弱い部分であり、CIAが異様に強みを持つ部分だからであろう。騙し騙されつつのイメージがある、現に嘘も時に必要と公言する筆者が、協力者に正直で誠実にを口酸っぱく説いているのは面白い。むしろビジネス以上に真摯な態度は徹底しているのかもしれない。
もちろんCIAという組織は特殊過ぎて全てがすべて応用できるテクニックではないが、情報技術が発達し国境がなくなった今、CIAの持つ技術は適 -
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書店でめくった時点で事例集かと思ったが、読み始めると著者の経歴語りが始まる。
少々混乱しながらではあるが読み進めていくと、この本がただの事例集や自分語りではないことに気づく。
この本は、事例集であることに変わりはない。
変わりはないが、しっかりと体系的に(進化論に沿って)章が進んでいく。
その上で、人間も含む動物とは、と考えさせられる内容であった。
個人的には、マイノリティ側の属性であるため、はぐれ者描写が多く心が痛む場面があった。
初めて動物行動学の本を読む方にはおすすめの本である。
しかし、私としてはある程度知っている内容が多かったため面白さで言えばこの評価とした。 -
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前々から本屋で手に取るたびに迷っていた本であるが、いざ読んでみると思ったより難しくはなかった。生物はその誕生した40億年も前から、個々の細胞が分裂して増加しようという「ダーウィンの悪魔」とそれぞれの細胞が協調して調和しようとする「ダーウィンの天使」の間の闘争を繰り広げてきたのだ。現代の環境問題も、本当は世界中の国々は協力し合わなければ解決できないのだが、個々の国はダーウィンの悪魔による自国優先の動きをしてしまい、人類の滅亡に向かって進んでしまう。そんな「ダーウィンの罠」は、世界各地のいたるところで見ることができるのだ。現在は死の町となってしまったオクラホマ州のピチャーという町は1920年の頃
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宇宙や生命、人体のことはわかっていないことだらけだけど、タコさんならどうなんだと気になった。でも、人類はタコさんのこともほぼなにも理解できていなかった。
タコさんは神経細胞(脳)が中央に1つ、そして各腕にも1つずつで8つ。合計9つある。中央の脳からの指令の有無にかかわらず腕が勝手に動き出す状況など、人間では到底考えられなくて笑ってしまう。痛みや記憶力や自己認識に関する考察やテストの必要性は理解するものの、どうしても人間的な発想を抜けきれてない。誰に見せるでもなく体表面の色を変化し続ける理由がわかるなら、頭足類に直接聞いてみたい。タコさんをはじめとする頭足類は、知れば知るほど不思議な魅力が増す -
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電池の原料となるコバルトが埋まっているコンゴの現状を書き記した一冊。
世界を股にかける名だたる企業はコンゴの状態を認識しつつも、見て見ぬふりをしている。人権問題に該当するような職場環境だが、安価にコバルトを調達するためにまともな会社を通して調達することで問題ないことを主張している。1日に1ドルちょっとの稼ぎで危険な仕事をやらせており、搾取されている。事故などで犠牲になる人も多く、小さな子供も巻き込まれるケースが多く報告されている。
このように燦々たる状況だが、なかなかニュースにならないのはそのほうが都合がいいからだろう。少しでも改善されることを願うばかりである。