夏目大のレビュー一覧

  • タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源

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    ネタバレ

    異文化体験というか、異生物を推測しないことの大切さというか。つい擬人化したくなるよね。それをしないということ。

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    2020年03月08日
  • タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源

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    ヒトとはまるで違う進化を遂げたタコの生態から、「意識」を考察した一冊。小難しい話はさておき、読むにつれてタコの魅力にハマってしまいます。好奇心旺盛でいたずら好き、日和見主義だけど時に大胆。そして、たった2年で生を終える。これ何てラノベのヒロイン?

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    2020年02月23日
  • タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源

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    ネタバレ

    全般的に面白かったと思う……が、これほど神経系の在り方やその別などを解説してくれながら、これほど頭足類に親しみを持ってくれながら、どうして後半においては人間を賢さの特異点に置いてしまったのだろうとなんだか悲しくなってしまう。私の読み方が至らないせいだろうか。
    しかしわからないことはわからないという態度には好感が持てた。また、老化と突然変異の関連の項、自分の行動の「打ち消し」関連の項は非常に興味深かった。さらに進んだものも読んでみたい。

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    2020年01月02日
  • タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源

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    腕で考える生き物への理解と、「老化」に対する見識は参考になった。若い頃の生存能力を優先した結果、後からようやく作動するリスクを許容してしまうことになるとは。

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    2020年01月01日
  • タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源

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    科学哲学者の著者が、頭足類の心理について語ります。
    タコやイカは賢いと知っていましたが、全体が脳とも言えるほど神経細胞だらけであることに驚きました。
    哺乳類とは違う知的進化を選んだ彼らは、宇宙人ではありませんが別世界の知的生命体です。
    地球にはまだまだ研究余地が残されていることを教えてくれる一冊。

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    2019年11月07日
  • 脳はいいかげんにできている その場しのぎの進化が生んだ人間らしさ

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    脳はしっかり出来ているようでいて、じっくり構造を見ていくと、案外ポンコツだし、いいかげんというのが、図とともに読みやすく書いてあります。
    しかし、8章のインテリジェント・デザイン論に対する反論などはアメリカならでは、というべきか。

    7章の「睡眠と夢」で眠らない世界記録に挑んだ人の話が私的にツボでした。

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    2019年04月14日
  • ゴビ 僕と125キロを走った、奇跡の犬

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    ノンフィクションの話で、過酷なレースの間でなぜかついてくる犬がいて、心を通わせたその犬をどうにか中国からイギリスまで連れて帰るか、という話です。
    一緒に走ったのは2日間だけで、あとは走っている間に自分の小さいころの話などの心に傷を負った話を回想したり、
    どうやって奥さんと出会ったのか、連れて帰ろうと思ったら犬が中国で行方不明になったり、最終的に中国の人はいい人ばかりで
    出会った人に感謝、とういうような内容で、ノンフィクションで「それは心に傷を負うだろうなぁ」という話ばかりでしたが、
    レース中に回想しながら話しているような文章なのであまり重たくならずすらすらと読めました。
    一緒に走った話よりもそ

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    2018年06月25日
  • 脳はいいかげんにできている その場しのぎの進化が生んだ人間らしさ

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    脳をその発達の経緯から構造そしてその仕組みにいたるまでの解説に端を発し、感覚、感情、記憶、学習、セックス、睡眠、宗教での脳の働きを事例を挙げて分かりやすく説明する好著です。
    文中にロキシーミュージックなどのロックネタから天皇陛下のふぐなど興味深いエピソート鏤められていることもあり、生物学的かつ医学的な難解なお話が続く割に読みやすかった。
    それにしても人間は人間として始めから作られたと大真面目に主張する(インテリジェントデザイン論)人達が存在するとは驚きです。

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    2018年03月03日
  • 人類が絶滅する6のシナリオ

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    著者のフレッド・グテルは、一般向け科学雑誌としては世界最古の、米「サイエンティフィック・アメリカン」誌の編集長。本書は、2011年に米国で出版、2013年に日本語訳が刊行され、2017年に文庫化された。
    著者は本書を著した背景について、「この本で取りあげるのは、主として科学技術が地球にもたらす災厄である。つまり、人間が自らの利益のためにしていることが、意図に反して、非常に大きな損失をもたらし得るという話がしたいのだ。・・・この本で私はあえて、バランスを無視している。どの問題にも楽観論はあり、必ず悪いことが起きるとは限らないのだが、ここではあえて触れず「最悪の場合、「どれほどひどいことになり得る

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    2017年10月15日
  • CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる

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    スーパーエリートの体験談。当たり前のことだけが書かれているとはいえ、その当たり前のことをできる人がいないから書いてくださっているのです。そしてここに書かれていることこそが実践した方が良い類の当たり前のことなのです。

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    2017年08月12日
  • あなたの人生の意味 先人に学ぶ「惜しまれる生き方」

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    ポジティブシンキングを真っ向から否定して、「あなたの欠点を認め、その欠点と闘い続ける事が人生を有意義にする」という主張の本。

    アンソニー・ロビンスよりも、コヴィー先生の方を尊敬する自分には、まだ納得できる中身でした。

    読むのめちゃんこしんどかったし、実践なんてこれまたとんでもない苦行だけど・・・

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    2017年07月12日
  • 新・100年予測 ヨーロッパ炎上

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    今年(2016)になって、フリードマン氏の書かれた「予測本」の三部作を読みつづけて、この本で読破しました。どの本にも一作目の「100年予測」というタイトルが入っていますが、実際の長期予測をしている本は一冊目のみで、それ以降の二作は、私達の生活に密接する近未来の予測をしています。

    100年後の長期予測についても、それに至るまでの変化を解説してくれているので面白いのですが、私の社会人としての興味は、今後20年以内に起こり得ることにあります。

    この本は欧州に限定して解説していますが、かつて覇権を取った欧州の国が一つにまとまる難しさ、しかし、その必要性も理解できました。

    以下は気になったポイント

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    2016年06月19日
  • オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史3 帝国の緩やかな黄昏

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    訳はいまいちだったが、公に語られてこなかったアメリカの歴史がよく分かった。改めてアメリカへの見方が変わった。

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    2015年06月02日
  • CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる

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    第二章について(スパイの基本テクニック)
    ・相手から情報を聞き出す時は、
    ①知りたい情報を特定②その情報を知るための質問を考える(直接聞くことはできないので質問を複数に設定する)③その質問に会話を誘導する。

    第五章について(CIA諜報員は不要な嘘をつかない)
    ・必要な時しか嘘はつかない。それ以外では倫理的に振る舞う。信頼は資本であり、蓄積可能なもの。ただし、ただやみくもに善行を重ねるのではなく、目標の達成の役立つ善行を戦略的に行う。
    (裏の顔があるのがカッコいいとか感じるているうちは論外)

    ・自分を不当に優位にするための嘘、誰かを不当に排除するための嘘はついてはいけない。これらの嘘は信頼に

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    2015年05月06日
  • CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる

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    第Ⅰ部は読む価値なし。CIAを騙った当たり前のことしか書かれていない。

    ところが第Ⅱ部から有益な情報が盛り沢山で一気に面白くなる。それは危機管理や人材戦略の話に及んでいるからだ。この分野は民間企業が意識とノウハウともに弱い部分であり、CIAが異様に強みを持つ部分だからであろう。騙し騙されつつのイメージがある、現に嘘も時に必要と公言する筆者が、協力者に正直で誠実にを口酸っぱく説いているのは面白い。むしろビジネス以上に真摯な態度は徹底しているのかもしれない。

    もちろんCIAという組織は特殊過ぎて全てがすべて応用できるテクニックではないが、情報技術が発達し国境がなくなった今、CIAの持つ技術は適

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    2015年01月30日
  • CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる

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    作家佐藤優オススメの本。CIAのスパイが駆使する技術は、誰でも使用可能な技術が多いということで、その技術を解説した本。どのように知りたい情報を集めるかの実践法は面白い。

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    2015年01月04日
  • CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる

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    当たり前の事が、書かれている。

    なぜそう感じるかと言うと、常に自らを有利な立場に置こうと、日頃から意識しているからだ。その意味で、本著にはあまり目新しい事はない。自己啓発本や、技術指南書は、このような傾向がある。だからといって、全く無駄だと言うわけではない。そもそも、啓発本を読む目的は、1,新たな視点の獲得 のみならず、 2,既存認識の強化 にもあるからだ。知っているからといって、実行することは難しい。従い、認識を強化することは非常に重要である。

    本著に既視感を感じるのは、恐らく佐藤優をよく読む事も関係している。インテリジェンスと言う仕事で重要な事は、かなり共通しているからだ。

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    2015年01月03日
  • CIA諜報員が駆使するテクニックはビジネスに応用できる

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    翻訳がとてもうまく、翻訳本にありがちな変なストレスがなく読めました。
    CIAね。凄い。周りにもいるのだろうか。米国だけでなくロシア、英国、イスラエル、、、いろんな国の方々が凌ぎを削っているらしい。隣の人は何する人ぞ。

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    2014年07月22日
  • オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史3 帝国の緩やかな黄昏

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    三巻目はフォード大統領から最近のオバマ大統領まで。カーター大統領あたりからなんとなく記憶があるので生々しく読めた。これまでのほほんと生きてきたけど、核戦争直前の危機が何度もあったとわかって改めて驚愕。しかも概ね米国が悪いとらしい。中でもレーガンとブッシュ ジュニアが危な過ぎ。よく人類生きてるな。

    安倍首相も同類のような気がしてならないのだが。

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    2013年07月24日
  • Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

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    些細な違いが大きな違いを生む。

    無礼な態度は認知資源を奪い作業能力、創造性を奪う。
    そして最善を尽くそうとしなくなる。
    逆も然りで、礼節ある温かい態度で接するとそれは周囲に伝染する。

    職場環境に触れられていて、そもそも職場において皆平等という事。それぞれの立場はあってもそれは役割に過ぎない。ここは非常に同感。でも実際その様な円滑な良好な職場は…皆さんの職場はどうでしょうか?
    他、面接の質問事項の記載もあった。

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    2025年11月20日