夏目大のレビュー一覧

  • 屈辱の数学史 A COMEDY OF MATHS ERRORS

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    数学的なミスによる失敗を数多く紹介した本。イギリスでベストセラー。著者は元数学教師のYoutuber。

    笑える失敗から死者数が膨大な失敗までいろいろある。宇宙工学のミス・医療のミスはやはり死者が多い。

    人間は失敗して当たり前でありそれを前提としたシステムを作るべきだ、と提唱しスイス・チーズモデルを紹介している。

    語り口が面白くブラックユーモアもあって楽しく読めた。

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    2023年02月09日
  • 因果推論の科学 「なぜ?」の問いにどう答えるか

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    因果推論の基本を歴史を交えながら解説する本
    いい内容だけど歴史を交えているせいで長すぎる。純粋に因果推論とか因果ダイヤグラムを学びたいなら伝えたい点に絞ってある方が学びやすい。

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    2023年02月05日
  • Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

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     どのような人間になりたいか?
     この問いを常に持ち続けることの大切さを学んだ。周囲から信頼されて信念を貫ける人間になりたい。周囲にいい影響を与え、自分も周囲から刺激を受け、成長し続けていきたいと思う。そのために礼節を重んじることはとても重要だと思った。
     本書で示されている①笑顔を絶やさない②相手を尊重する③人の話に耳を傾ける、どれもできていなかった。他にも①与える人になる②成果を共有する③褒め上手になるといったことも守っていきたい。
     人を指導する立場にあるが、守るべき価値観を伝え続けることの大切さや、自然に礼節が身につく環境や自分が尊重されていると思える環境を作ることの大切さも学ぶことが

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    2023年01月23日
  • Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

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    この本を読んで礼節の大切さを改めて知る事ができた。当たり前のことを書いてるけど、かと言って疎かにできない事が書かれている。
    無意識で言っていた事が無礼な事だったりする。直さないくてはいけないと思う。

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    2023年01月09日
  • Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

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    誠実さや礼儀正しさが生産性に与える影響は非常に大きいということは以前から薄々気づいていた。
    ただそれがどれだけ大きいのかどれだけ周りの人に影響があるのかということを定量的に考えたことというのはなかった。
    この本はその疑問に対して解答を示してくれている本だった。
    以下、具体的な数字を上げる。

    ■礼節が無いことによる影響
    ・職場のストレスによってアメリカ経済にかかるコストは一年に5000億ドル
    ・職場で発生する事故の60から80%はストレスが原因。アメリカ人の通院の約80%以上かストレスに関係している。
    ・有害な社員一人は優秀な社員2人ぶんの生産性を帳消しにしてしまう。
    有害な社員一人にかかるコ

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    2022年11月09日
  • 「公正」が最強の成功戦略である~「いい人では勝てない」のウソ~

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    禅風の教えに繋がる各種事例を示す前半部と、ナチスドイツをけん引したゲッペルスとフランクリン・ルーズベルト大統領の対比からなる後半部。

    ・自己を捨てて人の話を聴け
    ・執着を捨てて人の話を聴け
    ・与えよ、そうすれば、自然に与え返される
    ・与えよ、だが同時に用心せよ
    ・守れ、しかし守りすぎてはいけない
    ・門戸を開いて、身を守れ

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    2022年10月29日
  • 因果推論の科学 「なぜ?」の問いにどう答えるか

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    物語としてはとても面白かったです。ピアソンやフィッシャーといった大家のプライベートな側面や、著者が歩んできた特別な道筋など。
    ところどころ数式が出てきますが、このあたりは縦書きで読むのややしんどかったです。技術的なところは別の本で勉強したい気がしています。
    強いAIに踏み込もうとする姿勢など、かなりユニークなポジショニングだなと感じました。

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    2022年10月10日
  • Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

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    この本に書かれている事は、理想だ。
    世の中の人みんながこの本に書かれていることを実践すれば、きっともっと平和で素晴らしい世界になるだろう。

    しかし実際にはそうじゃない。

    現実には、他人を蹴落とす事を屁とも思わない野心的な人間が成功すること事はままあるし、社長やリーダーには、他人の感情を気にかけないサイコパス気質の人間が多いと言う説も聞いたことがある。
    第1部に「礼節ある人間の方が成功しやすい」と言う趣旨のことが書かれていたが、もしそれが普遍的に正しければ、例えばドナルドトランプが大統領になるなんて事はなかったであろう。

    だけど僕はこの本に書かれていることが屁理屈だとは思わない。むしろ、こ

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    2022年10月02日
  • 世界一しあわせなフィンランド人は、幸福を追い求めない

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    人生とは。そもそも人生には意味があるのか、意味がないとしたら、どのように意味を持たせて生きていくのか。読んだものよりも、自分はどのように思う?を考えさせられた本だった。人種関係なく、人生に意味があると思う人と、ないと思う人はいるけど、その根拠には国民性や人種の違いがあるのだろうと思った。キリスト教など西欧の宗教に親しみのない日本人にこの考えは親しみが持てるのだろうか、他の日本人がこれをどう読むのか、気になる。

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    2022年07月14日
  • 世界一しあわせなフィンランド人は、幸福を追い求めない

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    人間とは、生まれつき意味を求める生き物(ロイバウマイスター)
    人生の目的がある人ほど長生き=フランクル(ホロコーストを生き延びた)
    現代人は人生の意味を自分で決めていいが、それゆえ虚しさも感じている。
    自分の選択に従って生きるには核となる価値観が必要。

    人生の意味深いものにすることは意外に簡単。人生を感じればいい。
    カミュのシーシュポスの神話=大きな岩を永遠に上げ続ける話。映画「恋はデジャブ」と同じ。
    「神が存在しないのだとしたら、すべては許されることになる」サルトル
    人生に意味はあるか、の質問には先進国ほど、ないと答えた。
    自分の存在がちっぽけだと知る。永遠でないことを知る。
    幸福とは、悲

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    2022年04月11日
  • 屈辱の数学史 A COMEDY OF MATHS ERRORS

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    数学史と銘打ってはいるものの、内容的には(一部、幾何やら統計なども扱ってはいるが)数学というよりも算数、計算の話がほとんど。うっかりやら、勘違いやら、コンピュータやプログラム上の制限などからくる「計算ミス」が引き起こした様々な失敗を具体的な事例を挙げながら紹介する本。
    書名から期待していたものとは少し違ってはいたが、取り上げられている事例など面白いし、プログラマとしてはいろいろ(フールプルーフなど)考えさせられる内容ではあった。

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    2022年03月25日
  • TRANSFORM AIでビジネスを変革する最強フレームワーク

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    良書 AIについての実情を良くまとめたものだと思います。

    3部構成になっていて
    ①AIを導入するために知っておきたいこと
    ②AIを具体的なビジネスに活かす
    ③AIの未来を予測する
    です。

    様々なAIの分類、システムの概要、現在実現できていること、未来への期待が、平易な言葉で書かれています。

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    2021年12月02日
  • 人類が絶滅する6のシナリオ

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    コロナウイルス、異常気象や気候変動と、人類のこれからが不安になる現象が続く中、人類のこれからに対し多角的に警鐘を鳴らす本です。

    この本は「ウイルス」「生物の絶滅」「気候変動」「生態系の危うさ」「バイオテロ」「コンピュータがもたらす危機」と6つのトピックで構成されています。戦争や核といったものではなく、「バイオテロ」「コンピュータ」といったものが取り上げられているのが、より現代の危機に即した一冊という印象を受けます。

    印象的だったのは気候変動の章。自分は無意識的に地球温暖化に伴う気候変動は少しずつ進行していくものだと感じていたけれど、それは間違いかもしれないという話。
    気温の上昇に伴う海流や

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    2021年08月05日
  • タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源

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    オクトポリスの話がとても興味深かった。生命の死や進化についてもタコという一種の視点から覗き込むような構図も勉強になる。
    意識の、哲学部分については読者自身が知識不足のため、関連する知識分野の概要を理解してから再読したい。

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    2021年08月03日
  • Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

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    礼節ある人は、声がかかりやすい=仕事を得やすい。テニュアトラックの教授を選ぶ場合は礼節ある人が選ばれる。
    無礼は無礼を呼び、礼節は礼節を呼ぶ。
    10/5ウエイ=10フィートに近づいたら目を合わせてほほ笑む、5フィート以内に近づいたら挨拶をする。

    モトリーフール社の取り組み=社員全員が全員の名前を覚えるとボボーナスが出る。最後に残った人はランチに誘ってくれといって、覚えた。

    マイケルジャクソンは、コーチはコーチとして尊重した。
    子どもは平均して一日400回笑う。大人で1日20回を超える人は30%しかいない。
    相手を尊重する。
    人の話しに耳を傾ける。
    無意識の偏見に気を付ける=認知的過負荷によ

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    2021年05月22日
  • 世界一しあわせなフィンランド人は、幸福を追い求めない

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    近代化によって全ての人に問われるようになった「生きる意味」。これについて様々な哲学、文学、心理学の知見を基に論じている本。読んでいる序盤は、本当にこんな難題に応えることができるのだろうかと半信半疑だったが、読み終えてこんなにもスッキリとするとは思わなかった。
    唯一不満があるとすればタイトルや帯が内容とかけ離れていることだろう。原著名は「A wonderful life: Insights on finding a meaning existence」であり、生きる意味への洞察を述べた本書の内容通りであるはずなのに、日本語タイトルではフィンランド人がいかなる過ごし方をしているかのような内容だと誤

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    2021年04月06日
  • 世界一しあわせなフィンランド人は、幸福を追い求めない

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    まさに幸せについて本気出して考えてみた本。
    生き方、考え方を見直す。
    個人主義的な利他主義や、信仰と宗教の関わりについて考えさせれられる。
    自分の中の確固たる価値観や目標とは何か?
    自分のこと。
    家族のこと。
    ワークライフバランス。
    仕事のために生きたくはない。
    楽しいことのために生きたい。

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    2021年04月04日
  • 天才科学者はこう考える―――読むだけで頭がよくなる151の視点

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    2周目
    メモ

    様々な視点の内容や科学者の考えを記載されている
    批判的な視点は科学において重要というところが記載されている

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    2020年09月13日
  • タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源

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    この本は、「意識」とはなにか?人類は進化のいつの時点から「意識」を持つようになったのか?なぜ人類だけがここまで「意識」を進化させることに成功したのか?という究極の問いに、人類とは全くことなる進化経路をたどってきたタコを研究することで解き明かしていくというユニークでありながらしかし真相をするどく突いた本です。

    例えば、人間は言語を操る能力を持っているけれど、その言語は単に外に向けて誰かに発せられるだけでなく、人間の意識の中で内なる自分に向けても発せられていて、それは何かを思考する上で無くてはならない能力だけど、意識の中で自分自身に向けて内なる会話をする能力を人類はいかにして手にしたのか、それは

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    2020年08月05日
  • タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源

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    とても興味深い本。
    タコの気持ちは分からない。そもそも、タコに人間と同じような気持ちがあるかどうかわからない。
    しかし、タコには知性があるようである。
    哺乳動物とは、遥かに遠い昔に分岐し、別々に進化し、脳の在り方も違う。このように遠い存在に、人間と共通するうような気持ちがあるのではないかと感じるような振る舞いがあることが不思議なことである。
    その謎が本書の中で解き明かされる訳では無い。
    むしろ、海底で様々に色を変えるタコ、イカに対する、著者の愛の書。
    フィードバックループが脳、神経系を発達させるという指摘は、その通りと思う。

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    2020年03月08日