夏目大のレビュー一覧

  • ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ―――争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う

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    ネタバレ

    図鑑のような楽しさがあるが、写真はまったくない。ぽつりぽつりとイラストが掲載されているが、あとがきによればこれは日本語翻訳版オリジナルだそうな。博物学の楽しみを伝えるには写真は不可欠だと思う。「モモアカノスリのように、木の少ない荒涼とした土地で獲物を探すため、何羽かが積み重なって生きたトーテムポールのようになる鳥もいる。」とか書かれてたら写真で見たいじゃんよ。ぐぐっても見つからんし。

    だがまあ、文章だけでも十分楽しめた。内容は多岐にわたり、原題"The Social Lives of Animals"にふさわしく、海洋生物から霊長類まで、社会性を築く動物たちについてエッセ

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    2026年01月06日
  • ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ―――争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う

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    次の住処を見つけて何時間もお尻でダンスをするハチ、弱さを見せないために無表情を保つウシ、挨拶代わりに顔に放尿するロブスター、クスッと笑えて、楽しみながら読める。
    人間だけが言葉を話せるとか、最も知性が発達しているとか思ってしまうけど、動物も我々が思っている以上に知性を働かせていることがわかる。社会的な行動について、人間と重ねながら考えられる。

    個人的には写真付きの図鑑よりも読みやすいし、心に残ると思った。

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    2025年12月17日
  • 人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー

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    動物及び人間の感覚についての研究

    様々な動物の驚くべき感覚能力が人間と比べながら紹介されており、それだけでも興味深い内容であるが、そもそも人間の五感という思い込み自体を考え直させてくれる示唆に富んでいる

    私たちの脳は、周囲の現実の驚くほどわずかな部分だけを感知するようチューニングされている。おそらくどの生物も自分の環世界を、そこにある客観的現実のすべてたと感じている

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    2025年12月16日
  • シカゴ・ソウルはどう世界を変えたのか――黒人文化運動と音楽ビジネスの変革史

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    本書はシカゴの音楽を単純に紹介するものではなく、シカゴという都市の発展と音楽の関係、公民権運動の流れも一緒に追いながらシカゴの音楽を語っているのがユニークでした。
    私はカーティス・メイフィールドの音楽が大好きです。
    第一章の頭からカーティス・メイフィールドとインプレッションズのデビュー前の話しから始まり熱くなってしまった。50年代、60年代のアメリカの白人による差別は酷かったとよく聞きます。そんな中、黒人アーティストが音楽ビジネスに参入して世界中にその活躍を示していく姿が描かれています。
    また、カーティスが運営していたカートムが、音楽出版から始まっていたのも知りませんでした。まだ自分の作品が少

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    2025年12月06日
  • 人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー

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    ネタバレ

    動物が持っている感覚を調べることで人間との同一性や違いを解説する。五感だけでなく12の感覚を持つとも考えられているとのこと。時間感覚や方向感覚、平衡感覚、身体感覚など、言葉として◯◯感覚というものがあるものは認識されている感覚だが、まだ言葉になっていない感覚もたくさんあるかもしれない。そんな生物の感覚機能に驚きを感じた。そして人間の感覚機能って実はすごいものだとも驚いた。

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    2025年12月06日
  • ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ―――争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う

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    辞書…??って思うぐらいに分厚い本で、初めは面食らったけど、とても面白くて飽きずに読めた。

    この世には賢い生き物がこんなにたくさんいるのか、と驚いた。
    みんな違って面白い。

    ウォード博士も似たようなことを仰っていたけど、人間が一番優秀な生き物だとかつい思ってしまうけど、どの種もそれぞれの生き方に合わせて進化してきただけであって、今地球で生き延びている時点で上も下もないのだな〜と思わされた一冊だった。

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    2025年12月05日
  • 人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー

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    学生の時、人間には5つの感覚(視覚・嗅覚・聴覚・触覚・味覚)があると教わった。
    第6感としてテレパシーのような不思議な能力も話題になってきた。

    だから、12の感覚って何?というのが最初に抱く興味。
    内耳は音を感じる以外に平衡感覚を感じているし、筋肉は自分の身体が何処にあるかを知らせる役割も持っている。
    他にも正義感、罪悪感、喪失感など、いろいろな感覚を定義することはできる。

    ただ「感覚とは何か」が定義されていないので、感覚の数を数えることに科学的意味はない。
    本書の原書のタイトルにも12という数値は入っていない。
    時間感覚や方向感覚といったテーマで12章に分けて書かれているので「12の感覚

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    2025年11月26日
  • Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

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    自分の職場を思い浮かべながら、分かるなと思いながら読んでいました。そして自分にも当てはまっていることがあるのでは?気をつけないととも思いました。

    自分が無礼な態度を受けたか否かに関わらず、態度の悪い人を目にしてしまうと、自分の体験が損なわれたと感じて不愉快になる。という実験について書かれていましたが、確かにそのとおりだなと納得しました。

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    2025年11月08日
  • 人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー

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    「特別な人」について書かれている。
    例えば痛みを感じない人。いつも熱さを感じている人。この本のもうひとつのテーマは、普通でない感覚があったりなかったりしている人達について知ることができる。そして、理解のない社会に対しての問題提起でもある。

    動物についてなら、驚いたり興味を持ったりしてこうして本を手に取る。それだけではなく、そこから人間、人に対しての理解が進むこともできるこの本は良書だといえる。まさに何かを感じる感覚からそう思い、感想を書き記す行動しているのではないか。

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    2025年10月31日
  • Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

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    共感できる点が多かった。職場での無礼な振る舞いはその対象者だけでなく、その場全体の空気を悪くするし、反対に礼節さを持って接すれば良い空気が流れ、自分が欲している以上の情報や成果物を手に入れられることは実体験からも良く理解できる。また無礼か礼儀正しいか決めるのはされる側であり、常に相手の身になってコミュニケーションとることが基本であり、その結果求めていた以上の成果を手に入れられることは自分自身に命じておきたい。

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    2025年10月30日
  • Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

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    「礼儀正しさ」というよりは「誠実さ」について書かれた本かなぁ。相手を尊重することを軸に、どのように行動すべきかが書かれていた。
    ごく基本的な内容が多かったが、振り返ってみると案外実践できていないように思う。失礼な態度は伝染するとあったが、確かに挨拶しても返ってこなければ挨拶しなくなるようなもんかなぁ。相手に関わらず、礼儀正しく誠実に生きていきたい。

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    2025年09月21日
  • Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

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    礼節を重んじて行動できている人が何事もうまく行くということ。無礼な態度を取られた時、それが立場が上な人の場合はストレスの負荷が強くなる。つまり、そのような態度で人は悪い影響を受けてしまう。人に与えることや感謝を伝えることで相手からの信頼が上がる。

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    2025年08月12日
  • 天才科学者はこう考える―――読むだけで頭がよくなる151の視点

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    いろいろな考え方に触れることができた。
    印象に残ったのは、次のようなもの。
    科学とは仮説と検証を繰り返し、一度立てた仮説を覆す新説の存在を常に念頭におくアプローチであるが、世間では真実を追求し、ある説が正しいことを証明するツールだと思われている。
    二重性や矛盾をそのまま受容する姿勢が重要だが、人は白黒をつけたがり、ある説やアプローチのわずかなブレが明らかになっただけで極端に逆に振れる傾向がある(反ワクチンなど)。
    意志力とは忍耐力ではなく、フォーカスの対象をコントロールする力である。
    人は世界の乱雑な情報のうちのほんの一部を受容(人間が知覚できる光は電磁スペクトルの10兆分の1程度)して、バイ

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    2025年07月21日
  • ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ―――争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う

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    原書のタイトルは「The Social Lives of Animals」である。日本語版は「動物のひみつ」という大タイトルがメインになっているが、内容はやはり原書タイトルの方がしっくりくる。
    訳者あとがきを最初に読んでから本文を読むことをおすすめしたい。

    動物学者のエッセイという感じでサラサラと読める。次作もぜひ日本でも発売して欲しい。楽しみだ。

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    2025年06月23日
  • Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

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    無礼な人が組織に与える影響が数値を用いて説明されている。無礼な人と直接関わる人だけでなく、人から人へ無礼が伝染していくという話は考えさせられた。組織として健全に発展していきたいのであれば、無礼な人と対峙する必要があるようだ。

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    2025年04月29日
  • あなたの人生の意味 先人に学ぶ「惜しまれる生き方」

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    仕事での成功を志向するか、人として充実した人生を送るかについて様々な先人の生き様から学ぶ本。こういう二つの価値観があることを早くから知っておくことは重要&僕はワガママなので”どちらか”ではなく、”どちらも”ほしいなぁ

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    2025年03月07日
  • タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源

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    タコは人間と全く異なる進化の経路をと取ってきたにも関わらずまるで知性を獲得しているように見え、おそらく獲得しているのであろう。人間の認識している世界が真実であるかのように思ってしまうが、認識している世界や知性のあり方はあくまで相対的なものでありそこの絶対的な実在は存在しない。異なる知性とのファーストコンタクトというSFのような体験は宇宙に行くまでもなく身近な海の中で繰り広げれているのかもしれない。タコたちの生活の瑞々しい描写を通して意識や知性の存在について描かれていた。

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    2025年01月22日
  • タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源

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    自分自身、長い年月に渡ってスキューバダイビングを楽しんできています。
    魚だけではなく、エビ・カニや貝、サンゴなどなど、水中ではさまざまな生物を目にします。
    なかには、怒っているような反応を示す動物もいるので、「どこまでの生物が、意識や感情を持っているのだろう?」と、疑問に思っていました。

    この疑問に答えてくれそうな、この本の存在を知り、読むことにしました。

    驚いたのですが、著者は哲学者で、オーストラリアを中心に活動しているそうです。

    序盤は動物の進化の過程を追いながら、神経系がどのような必要から生まれ、発達してきたのかを解説しています。
    そして、タコやイカといった頭足類が持つ身体的特徴と

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    2025年01月13日
  • タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源

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    大分面白いな
    タコ(生物学/神経科学)を哲学の道具として使うだけでなく、人間の独善的(人間中心主義的)な視点を排そうとしてしっかり対象の生物の目線(気分?)からも探ろうとしていて丁寧で謙虚な姿勢が見とれた
    哲学的な部分では生物学/神経科学の理論などからタコや彼らを初めとする動物全般における「心の進化」を解明しようと、従来の理論を踏襲するだけでなく最新の研究や、現場の協力者などからゴドフリー=スミス発の理論などを提示しているところも読んでいて楽しかった
    単純に、古生代(エディアカラ紀やカンブリア紀)の神経系発達当初の奇妙な動物たちの描写や、ジャイアント・カトルフィッシュ(オーストラリアコウイカ)

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    2025年01月02日
  • タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源

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    哲学者が、タコの意識がどうなっているかについて、肉体や神経、生活などから主に生物学的に考える。
    イカが色や表面を変えられることも驚き。

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    2024年12月22日