山田文のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
地球規模のマクロ的な話でイメージは抱きづらいというのが正直な感想ではあったものの、大切なことはインフラの整備なのでは?と感じました。
私が思うインフラとは、ワクチンを流通させるための全てのことを指しています。
例えば、研究開発に投資をしなくてはならないし、社会実装しなくては永遠に病気は治りません。ならそれを流通させるには道路だけでなく、どういう流れで対象者に普及させていくのか、国からの指針で国民全員に浸透させていかないとSNSのフェイクニュースに踊らされて混乱を招くだけになってしまいます。
インフラって簡単に使っていたけど、考えると色々な使い方ができてしまうことに驚きを感じるとともに、自分がど -
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Posted by ブクログ
昨今の世界情勢や閉塞感はどこから来るのか。
自由民主主義を構成するもの
近代国家であること、法の支配によること、制度が民主的な説明責任を果たすこと
現在の懸念
権威主義国家の台頭、政治の軸がアイデンティティによってきた、右派ポピュリストによる正統性主張と法制度の掘り崩し
自由民主主義の繁栄のために
社会の内側からの国民形成、国民理解
=伝統や歴史を土台にしたシンボル
自分たちの民主的な制度と諸価値の正統性をみんなが信じる
=ナショナル・アイデンティティ
政策についてよく考え反対者の意見にも耳を傾ける
=選挙に行き投票する
世界経済の自由化が凄まじいほどの格差を生み、解消へ動く右派ポピュ -
Posted by ブクログ
2015年ウクライナの送電網をサイバー攻撃によりダウンさせ、また2017年にウクライナを始め世界中の組織に感染を広げ甚大な損害をもたらしたNotPetyaによる攻撃を実行したとされるサンドワーム。
本書は、攻撃手法を解明し、攻撃者を特定するため懸命に働いたリサーチャー等の努力に焦点を当てつつ、攻撃者の実態を明らかにすべく取材した内容を一書にしたものである。
ロシアGRUに属するハッカー部隊と言われる彼らの攻撃の目的は一体何なのか。そうした攻撃に対してどのように防御、対策を講じていくべきなのか。
新しいサイバー戦争の実態を描いた本書は、重い問いを投げ掛けている。
著者は、雑誌WIR -
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Posted by ブクログ
軍隊こそトップダウンの典型であったはずなのに、それだけでは勝てなくなった。だから戦い方を変えるのだ。
これだけでも時代が大きく変わったと言わざるを得ない。
軍隊の場合の大目的は、最小の犠牲で戦争に勝つこと。
トップダウンの作戦だけでは、この目的が達成できなくなっているのだ。
確実に現場での戦闘が複雑化しており、遠く離れた本部からの指示だけでは限界なのだ。
トップの間違った指示で犠牲になるのはいつも現場だ。
だからこそ現場も慎重になる。
戦争に負けてしまうのであれば、戦略・戦術を変えていくしかない。
それは本部であれ、現場であれ思いは同じ事だ
実際にはどうすればよいか。
本書では、今までのトップ -
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