山田文のレビュー一覧

  • 地球の未来のため僕が決断したこと 気候大災害は防げる

    Posted by ブクログ

    気温1.5℃上昇で、気候大災害となる。あらゆるカーボンニュートラルの方策を行う必要があり、著者が投資しつつ行動していることについて解説されている。いろいろな環境本が存在するが、自分事で実践している人が、根拠を示しつつわかりやすく簡潔に述べている上で、最も納得しやすい内容になっている。
    巷では、自らの金儲けの手段として世間を誘導しているかの如く囁かれてもいるが、賢明な読者であればそうではないことにも気づくはず。
    貧困国の犠牲の上に成り立ってきた経済成長、そして気候変動によって大きな被害を受けるのも貧困国であることも説かれている。故に、温暖化の影響適応できるように支援を受けて然るべきと主張されてい

    0
    2022年06月23日
  • パリ警視庁迷宮捜査班 魅惑の南仏殺人ツア―

    Posted by ブクログ

    もう増えるの?w

    個性豊かな特別班の面々に早くも新たなメンバーが加わります
    もちろん既存メンバーに負けない個性を持っています

    2作目にしてメンバーが同僚から仲間になっているのが凄い伝わってきてなんだか嬉しくなっちゃいます

    また巻末の解説にも言及がありますがこの作品の 魅力はなんといっても否定されない気持ち良さです

    様々な個性が警察という組織の中で否定され続け疎外されてきた特別班のメンバーたちもここでは否定されずにそのままの個性を活かし持っている能力を最大限に発揮して活躍します
    そしてそれはリーダーの主人公カペスタンが自然体で受け止め、受け入れ、信頼して任せてくれるからに他ならないのです

    0
    2022年05月19日
  • 地球の未来のため僕が決断したこと 気候大災害は防げる

    Posted by ブクログ

    いま世の中ではCO2削減が目標とされているけど、この本はCO2ゼロを目指さなくていけないと書かれており、削減とゼロはやり方も考え方も違う。ゼロを目指さないとダメだなと改めて思った。
    本書では沢山の情報が書かれていて一度では覚えられないので、また読みたい。

    0
    2022年05月01日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

    Posted by ブクログ

    【はじめに】
    2019年末に中国で発生したコロナウィルスは瞬く間に世界中に拡散し、多くの命を奪い、社会的・経済的損失を拡大させた。コロナワクチンは、その影響の際限のない拡大を今ある程度までに抑えることに大きく貢献することとなった。本書は、このコロナワクチンが驚くべき速度で開発された成功ストーリーについて書かれている。

    著者のジョー・ミラーは、ファイザー製ワクチン開発の主役となったビオンテック社を中心に多くの関係者にインタビューを行った。創業者のウールとエズレム夫妻が本書の主役だが、ビオンテックのその他の数多くの社員や投資家、ファイザーの重役・社員も実名で登場し、人間ドラマも含めて開発物語が紡

    0
    2022年04月24日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

    Posted by ブクログ

    新型コロナウイルス感染症へのワクチンを作り出したドイツの製薬会社ビオンテックの物語。コロナ禍に見舞われたベンチャー企業の社員たちががどのように国やファィザーなど大企業と対峙、連携、調整しながらワクチンをこれまでにないスピードで世に送り出したのか。その怒涛の1年がよくわかる。
    この企業が今後、治療薬を産み出してくれるのか期待してしまう。

    0
    2022年04月19日
  • 地球の未来のため僕が決断したこと 気候大災害は防げる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    すごく面白かった。温室効果ガスの排出を510億から0にしなければならない理由、現状の問題の細分化が簡潔にまとめられていた印象。
    具体的な行動も第11章以降で述べられている。

    第11章 ゼロ達成に向けた計画
    イノベーションの供給を増やす
    [1] これからの10年で、クリーン・エネルギーと気候関係の研究開発予算を五倍にする。
    必要な技術
    炭素を排出せずに生産される水素
    フルシーズンもつグリッドスケールの電力貯蔵
    電気燃料
    次世代バイオ燃料
    炭素ゼロのセメント
    炭素ゼロの鋼鉄
    植物由来や細胞由来の肉や乳製品
    炭素ゼロの肥料
    次世代核分裂
    Fガスを含まない冷媒
    核融合
    炭素

    0
    2022年04月16日
  • 地球の未来のため僕が決断したこと 気候大災害は防げる

    Posted by ブクログ

    ビルゲイツが気候変動に対してとても勉強して、活動していることがわかった。技術の知識がバックグラウンドにあるので、数値やファクトに基づく記述が多くとても分かりやすかった。年間の温室効果ガス排出量を510億トンと明記し、排出元を割合で示していたのは、目標達成に向けたイメージが湧き良かった。グリーンプレミアムという、環境に配慮した製品とそうでない製品の価格の差をどう埋めるかに、技術革新や政策、市場の変化が大切と考えるなど、技術革新だけでなく、政策や市場といった社会の仕組みのイノベーションも大切だと改めて思った。政策や市場のイノベーションをどのように起こすか、ファクトから課題を探し、どのような解決策が

    0
    2022年04月16日
  • パリ警視庁迷宮捜査班 魅惑の南仏殺人ツア―

    Posted by ブクログ

    「パリ警視庁迷宮捜査班」シリーズ2作目。
    カぺスタン警視率いる、はみ出し者ばかりの特別班が活躍します。

    アンヌ・カぺスタンは、優秀な刑事だがある事件の過剰防衛で休職、復帰後に新たな特別班を任されました。
    迷宮入りした過去の事件を再捜査するのが専門ですが、今回は起きたばかりの事件の捜査にも加わることに。
    なぜなら、被害者がカぺスタンの元夫の父親だったから。

    元夫ポールは人気に陰りが見えているコメディアン、その父親というのは警視でした。
    とはいえ、他の部署が資料をほぼ独占、特別班にはわずかな情報しか回ってきません。
    カぺスタンは元夫に会うのも嫌だったのですが…
    この気持ちが当初は暗く描かれてい

    0
    2022年04月14日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

    Posted by ブクログ

    FTフランクフルト特派員と、独ビオンテック創業者夫妻による共著。
    新型コロナワクチンの開発はビオンテック社内で「プロジェクト・ライトスピード(光速)」と呼ばれていたそうだが、本書の出版と、日本語への翻訳もそれぞれ光速のなせる業であり、詳しく、わかりやすく、ドラマチックな傑作ノンフィクション。

    0
    2022年04月07日
  • 地球の未来のため僕が決断したこと 気候大災害は防げる

    Posted by ブクログ

    第三章の5つの問いと、グリープレミアムの考えは非常に有用。
    輸送でも電力でもなんでも脱炭素のためにはテクノロジーの発達が必須ということがわかる。
    短期的に二酸化炭素排出を少なくするのではなく、長期的にゼロにする必要があることがわかった。

    0
    2022年03月09日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

    Posted by ブクログ

    “Project Light Speed” ビオンテック社 光速のワクチン開発全記録

    今も世界中で繰り返し接種されているCOVID-19に対するmRNAワクチンの代表選手、ファイザーのワクチンの開発の全プロセスがわかる一冊です。ファイザーのワクチンとは言っても、ファイザーはいわば発売元であり開発・製造しているのはドイツの会社ビオンテック社です。

    ビオンテック社はトルコ系ドイツ人(ドイツが労働力不足からトルコ移民を多数受け入れていた時代に移民してきたトルコ人の二世)夫妻が2008年に作った会社。夫妻とはウール・シャヒンとエズレム・テュレジです。それぞれケルン大学とザールラント大学出身の医師で

    0
    2022年08月19日
  • 地球の未来のため僕が決断したこと 気候大災害は防げる

    Posted by ブクログ

    地球温暖化を軽く見ていたことをこの本を読んで反省させられた。
    著者は気候問題の解決に際し必要な5つの問い(電気を使う・ものをつくる・ものを育てる・移動する・冷やしたり、温めたりする)をたて、それぞれの問題点及び解決策を検討する。
    特に温暖化問題は電力移行が済めば解決と思われがちだが、実は発電はCO2排出原因の27%しかなく、セメントや鋼鉄などのものの生産工程でCO2が31%も出ている事実には驚いた。
    問題解決にはまずこの問題の重要性に気付いた人がそれを周りに広げて世界全体でその意識を共有していく事が大事だと感じた。

    0
    2022年02月19日
  • 地球の未来のため僕が決断したこと 気候大災害は防げる

    Posted by ブクログ

    世界の大気中に増える温室効果ガスは毎年510億トンに上る、その内訳は発電27%、製造(鉄鋼やセメント等)31%、農牧業(家畜や肥料)19%、移動(乗用車、トラック・トレーラー、飛行機、船)16%、冷暖房7%、これは世界的な統計ですが米国だと移動の比率が第一位となっていて、概ね先進国はその傾向が強いとのことです。地球温暖化・温室効果ガスの話では、発電と自動車が主にネタとなりますが、全てのケースを洗い出して論を進めるところが元プログラマーらしい現状分析です。
    著者は元々サハラ以南の貧しいアフリカに心を痛めていて、この地域の電気が使えない6億人に電気を提供しようとしている中で、気候学者と話をすること

    0
    2022年02月06日
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来

    Posted by ブクログ

    新型コロナによるパンデミック下で、驚異的なスピードで開発され、その有効性においてもこれまでのワクチンとは一線を画すmRNAワクチン。本書はファイザーと組んでこのワクチンを開発したビオンテックの創業者夫婦を描いたノンフィクションだ。
    もともとはがん治療のためにmRNAを研究していたとか、感染拡大の危機感を抱いた時期、資金難で行き詰まる寸前だったとか、小説よりも面白かった。そして金儲けのためではなく、苦しんでいる人を救いたいという開発動機が素晴らしい。立ち上げに当たり資金提供した投資家も素晴らしい。

    0
    2022年01月30日
  • 地球の未来のため僕が決断したこと 気候大災害は防げる

    Posted by ブクログ

    気候変動という大きな問題に対するアプローチ、思考の手順が参考になる。
    人類の進歩は素晴らしいという前提で、しかしマイナスの面もあることを認め、だからといって進歩を否定せず、解決策を考える姿勢に共感。

    【前提】
    ◯目標
    1気候大災害を防ぐには、ゼロを達成しなければならない
    2太陽光や風力といったすでにある手段を、もっと早く効果的に展開する必要がある
    3目標達成を可能にするブレークスルーを生み出し展開しなければならない

    ◯基本の数字(問題を数値化・具体化、前提理解)
    ・温室効果ガス年間排出量:510億トン(うちCO2は370億トン、炭素換算100億トン)
    ・2020年下半期の石油平均価格:1ガ

    0
    2022年01月09日
  • 地球の未来のため僕が決断したこと 気候大災害は防げる

    Posted by ブクログ

     カーボンニュートラル、という途方もなく、スローガンになりがちな目標に向けて、地に足のついた議論を展開されている。また著者自身が(評論ではなく)活動されているため、内容に説得性が生まれていた。
     前向きな内容で勇気が持てる。

    0
    2021年10月10日
  • 地球の未来のため僕が決断したこと 気候大災害は防げる

    Posted by ブクログ

    気候変動に関する本。ビル・ゲイツ著。
    現在の温室効果ガスによる気候変動が、地球の規模で非常に大きな問題であることが改めてわかった。
    温室効果ガスの削減に向けて、技術的な観点での様々なアプローチが、本書の中で紹介されている。気候変動は政治的な側面で捉えられるケースがよくあるが、それとは切り離し、テクノロジーによる解決策にフォーカスを当てている。エネルギーの生産・消費の仕方、農業、ロジスティクス、工業など、各分野における最新技術やイノベーションが非常に興味深く、研究開発を支援する財団の貢献もよくわかる。今後にむけて、個人レベルから国家レベルへの提案も示されており、各所で策定されるポリシーや戦略に影

    0
    2021年08月28日
  • バラク・オバマ『約束の地 大統領回顧録1』ガイドブック(試し読み付)

    購入済み

    バラク・オバマ

    この度、オバマ{約束の地}の試し読み版をやませていただきました、とても興味があるので普通版を買いたいと思っております

    0
    2021年08月06日
  • ステイ・スモール 会社は「小さい」ほどうまくいく

    Posted by ブクログ

    敢えて小さな規模を維持することで、仕事とライフスタイルのバランスを保ち、長期的に継続させ、過度なストレスや無駄な労働を排除した働き方を実現する方法としてのステイ・スモールを提唱している
    非常に魅力的でこれからの社会に求められる働き方であろう

    0
    2021年05月01日
  • パリ警視庁迷宮捜査班 魅惑の南仏殺人ツア―

    Posted by ブクログ

    今回カペスタン率いる特別捜査班が捜査に呼ばれたのは、被害者が彼女の元夫の父だったから。しかし当然ながら彼らに普通に資料や情報が回ってくるわけもない。それでも彼らは自分の得意分野を活かして動く。少々躓くのは予定の範囲。彼らがお互いをその特技や問題点ごと認めあっているのが伝わってきて本当に好もしい。班には新メンバーも加わり、それぞれの背景も描かれる。特にクリスマスイブの日の各々の過ごし方は微笑んでしまうほどとても良かった。…内容を書く場所がなくなった…とにかく楽しんだので一作目をお好きな方は安心してどうぞ♪

    0
    2020年11月13日