山田文のレビュー一覧
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そもそも「忙しい」とは何だろうか。日々の無駄な会議やタスクに追われ、忙殺されることを本著では「偽仕事」と呼んでいる。偽作業という言葉でも個人であれば当てはまるのかも知れない。
コロナ禍(2020-)からオンラインでテレワークの効果で業務の改善や効率化が功を奏して業績が改善したという実例もあり、それはテレワークが縮小した現在(2026)においてもその改善された業務の影響は残っている。勤務形態はどうだろうか、日本においてはUNIQLOやみずほ銀行、リコー等などが週四勤務制度を導入したという話もあった。実際に業務改善された結果だろう。実態や内情はわからない。圧縮されたストレスがあるかも知れないし、そ -
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プア・ホワイト(白人労働者階級)が置かれている過酷な状況を鮮やかに描写している。著者が自身の人生を、驚くほど赤裸々に綴っている点には特に圧倒された。また、印象的だったのは、著者が自身の不遇なルーツを肯定的に受け入れている点だ。しかし、現代社会においてはその「変わらない気質」が時に障壁となる矛盾も描かれており、「それは本当に守るべきものなのか?」と考えさせられる場面もあった。なぜ彼らはトランプを熱狂的に支持し、大統領の座にまで押し上げたのか。その背景にある心理を知ることは、日本における右傾化の現在地を考える上でも、多くの共通点があると感じた。
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Posted by ブクログ
◾️全体を通して
全体的に言いたい事(偽仕事を避けろ)は一貫していた。この意識を持てただけで収穫ではある。
ただ、本のボリュームにしてはエピソードトークが多く、引用文献が少なかったのがすこし残念・・・涙
終盤の仕事に関する考察タイムみたいな中身の濃さが中盤もあれば、もっとダレなかったかも。
◾️面白かった箇所、シーン
偽仕事(pseudowork)に注意。
会議を無駄にやらないことを意識したい
(特に管理職になると、無駄なことをやろうとしがち。新しさや横文字などに捉われず、外連味のない仕事、をポリシーにしたいと改めて感じた。)
あと、仕事というものの解釈について解いた終盤の部分は納得。仕 -
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トランプ大統領が誕生したアメリカの土壌を知りたく、ずっと探していた本が書店に並んでいたので手に取った。
第二次トランプ政権の副大統領J .D.ヴァンス著。「ヒルビリー」とは田舎者、「エレジー」とは哀歌とか悲哀の意味。(アメリカの繁栄から取り残された白人たち)の副題にある通り、かつて鉄鋼業などで栄えたラストベルト地帯の荒廃、白人労働者の悲惨な日常生活を描く。ヴァンス自身が「本書の第一目的は、問題を抱えて生まれてきた人たちが自分たちの問題をどう感じているのかについて、真実の物語を伝えることにある。」と書いてあるとおり、自身が生まれ育った白人労働者階級としての半生を描き綴っている。
一歩引いて俯 -
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ヴァンスの自叙伝。率直な言葉で、貧困家庭から階段を上ってきた過程を振り返り、何に驚き、自分の人生をどう軌道修正しようとしてきたのかを語っている。
経済的に恵まれず、ドラッグに手を出した母親と何度も変わる“父親候補”、という環境の下で幼少期から少年期を過ごした彼が、粗雑な性格ではあっても愛情を注いでくれた祖母に支えられて必死で生き抜いてきた姿は、そういう場所が、世界があると知識では知っていても、やはり想像を絶している。「こうすべきだ」と正論を述べるのは簡単だが、客観的に正しいと思われる行動を起こす、その行動を継続することがいかに難しいか、ましてや、意欲を削ぐような環境に置かれても、その正論を考 -
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本書では、現代の政治でアイデンティティが重要な役割を果たしている理由を理解しやすくるために、「アイデンティティ」を特定の意味で用いる。まずアイデンティティは、自分のなかの真の自己と、その内なる自己の価値や尊厳を十分に認めようとしない社会的ルールや規範から成り立つ外の世界とのギャップから生まれる。人類史上ずっと、個人は自分が暮らす社会とのあいだに葛藤を抱えてきた。ただし、内面にあるほんものの自己にこそ本質的価値があり、外の社会はそれをいつも不当に評価しているという考えが根づいたのは近代になってからである。内なる自己が社会のルールに合わせなければならないのではなく、社会のほうが変わる必要があると
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ところどころやっぱり、リスベットはこんなこと言わないよなー、と感じてしまったものの、物語としては面白かった。
スティーグラーソンの三部作はもはや地球のマスターピースとして君臨していると思うし、あれを読み終わった後のリスベットに対する畏敬の念はすごかったわけですが、作者がもう亡くなっていて、でもあの物語が終わるのは偲びない、と思う人たちが多すぎるからこそ続いているわけで、だからと言って原作者はいないわけで、となったらもう登場人物が描く人によって育って行くのは仕方ないことなんだろうと思うし、そう言うものなんだな、と思い切った新しい視点で読んで行くのがいいんだと思う。
スミルノフさんが三部作を書き上