あらすじ
デンマーク・ベストセラー!
なぜ働いた分だけの「成長」が感じられないのか?
時間・能力・意欲を奪う「労働退化」からの救済の書
★デンマーク首相が熱心に薦め、
国民の100人に1人が買った超異例のベストセラー
★デンマーク最古にして最大出版社・ギルデンダール社から刊行!
労働と人類の歩みをたどりながら、真の生産性を探る。
★働くほど退化する、そんなもったいない働き方を
していない自信はありますか?
「2時間ではなく8時間働けば、4倍の仕事ができると思い込んでいる。
でも、実際には、人はずっと効率よく働いていられるわけではありません。
…それでも“長く働こう”とするのはなぜ?」
テクノロジーが発展したのに、
なぜ人は前時代より長く働いているのだろう?
人類と労働の文化人類史的な歩みをたどりながら、
現代人に刻まれた労働観をあぶりだし、
働かずにはいられない人の心理、それにつけ込む「偽仕事」が
どこにでも介在している実態を紹介。
あなたの一日から「偽仕事」を追い出し、
生産性と充実度が本当に高い働き方を現実世界でやり切る術を提案する。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
普段自分が感じていた仕事に対するモヤモヤ感を見事に明らかにしてくれた書籍
納得できることが多かった
偽仕事という言葉は初めて聞いたが、確かに言い得て妙だと感じる
時間潰しにしていること、以前やっていたから踏襲していること、意味もわからずやっていること、我々の仕事の本質を作者は問うている
仕事ってなんのためにするのか?
改めて考える必要があるだろう
知人に、特に同僚に勧めたい作品
Posted by ブクログ
夏の課題図書として勧められて読む
「偽仕事」がなぜ生まれるのか、そしてそれはなぜ減らないのか、減らすにはどのようなことをすれば良いのかが理論立てて説明されている。
なぜ生まれるのかについては、技術革新による直接作業時間の減少とそれと逆の動きをしている間接作業の肥大化が原因であるとしている。労働市場が供給主導になり、専門知識のないスタッフが爆増しそれに割り当てる偽仕事が増えた。
そしてそれは一度生まれると簡単には減らない。偽仕事であると気づいていてもそれを肯定することはないし、そもそも気づかないことも多い(合理的に思えるが部分最適であるようなパターン)。
それを減らすには何ができるか。業務時間と比例して価値が上がるという神話をまずは否定し、無駄な問題解決や裏付けのない依頼を断る文化、風土を作ること。業務ローテーションはそれを根絶する良い手段であると感じた。
最後に本当の仕事は何か。それは世界と響き合う仕事である。無駄な残業の削減により生まれた時間で内省をし、そこから生まれる創造を外に発信する。そこで世界と響き合い影響を与えることこそ真の仕事である。「響き合う」というワードが分かりやすく良い表現であると感じた。相手に押し付けるでもなく、相手に触れるだけでもいけない
Posted by ブクログ
会社には偽仕事ばかりで、人のやる気を削ぐことばかりが蔓延しているが、これはどうやらうちの会社だけ、日本だけの問題ではないらしい。
人生の大事な時間を如何に無駄にしてしまっているか。この本を読んでますますそう思うようになった。
Posted by ブクログ
ブルジットジョブ。意味の無い仕事(偽仕事)が増えている現状を明らかにし、どうやって偽仕事を減らしていくかをまとめた本。
無くてもいい仕事が多いことについては完全同意。特に本社管理部門がその傾向が強いと感じる。その割に地位が高く、上から目線。俺は仕事をしている感が半端ない。もちろん滅茶苦茶頑張っている人もいて全員というわけではない。もっと成果で評価出来るような世の中にならないものか、著者二人のご活躍に期待。
Posted by ブクログ
キャッチーなタイトルに惹かれて。素直に自分でタイトルをつけるなら「忙しいふりをしているあいだに、本質を見失った人たち」になる。この本でいう「退化」とは、能力が低下することではなく、本質的な仕事や生き方を見失ってしまうことで、耳が痛くなる話もちらほら。まずは明日から、「これは偽仕事だな」と判別しながら働くことから始めてみる。