山田文のレビュー一覧

  • ファンタジーランド(上)―狂気と幻想のアメリカ500年史

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    建国のさらに以前のピルグリムファーザーズの時代から、アメリカ人が幻想やファンタジーに基づいて行動してきたことを詳述。アメリカのキリスト教が狂信的なのは建国以来の伝統であり、誰もが教祖というかカリスマになれてしまうアメリカ人気質のオリジンが良くわかった。

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    2020年01月19日
  • ファンタジーランド(上)―狂気と幻想のアメリカ500年史

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    【アメリカは、夢想家たちによる夢の世界の創造物だ】(文中より引用)

    アメリカの歴史を「ファンタジー(幻想・空想)」という視点から大胆に論じ上げた作品。建国以来、エンジンにもなればトラブルの素にもなってきたファンタジーの数々をたどりながらアメリカの本質に迫っていきます。著者は、『ニューヨーク・マガジン』誌の編集長を務めたカート・アンダーセン。訳者は、英語・フランス語の翻訳家として活躍する山田美明とイギリスで西洋社会政治思想を学んだ山田文。原題は、『Fantasyland - How America Went Haywire: A 500-Year History』。

    端から見たときに「ぶっ飛

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    2019年09月02日
  • ファンタジーランド(下)―狂気と幻想のアメリカ500年史

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    上巻はアメリカ国家成立から、1970年代まで。
    下巻はそれからトランプ政権まで。
    内容は長大でとてもすぐには整理できないが、本当にアメリカ国民はこの本に書かれているような幻想に生きているのだろうか?
    たしかにトランプ政権が成立するあたり、真実だとは思うものの、アメリカの生の情報がないだけに信じられないというのが本音のことろ。

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    2019年06月02日
  • ファンタジーランド(上)―狂気と幻想のアメリカ500年史

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    上巻はアメリカ国家成立から、1970年代まで。
    下巻はそれからトランプ政権まで。
    内容は長大でとてもすぐには整理できないが、本当にアメリカ国民はこの本に書かれているような幻想に生きているのだろうか?
    たしかにトランプ政権が成立するあたり、真実だとは思うものの、アメリカの生の情報がないだけに信じられないというのが本音のことろ。

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    2019年06月02日
  • 忙しいのに退化する人たち やってはいけない働き方

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    会社には偽仕事ばかりで、人のやる気を削ぐことばかりが蔓延しているが、これはどうやらうちの会社だけ、日本だけの問題ではないらしい。
    人生の大事な時間を如何に無駄にしてしまっているか。この本を読んでますますそう思うようになった。

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    2025年11月24日
  • 地球の未来のため僕が決断したこと 気候大災害は防げる

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    地球の未来を想ってくれる力のある人がいることのありがたさを感じた。
    日本の企業の多くはサラリーマン社長なので、環境のためという使命感で会社を動かすことは難しいと思う。脱炭素が単なる数値目標になってしまっているようで残念。社員もその重要性を理解し、自社の取り組みに誇りを持てると良い。CO2排出量〇%削減、といっても、その数的効果を実感するのは難しい。実感のない取組に熱をもって取り組むのは難しい。正しい知識と危機感があると、その数値の重要性が掴めるのだと思う。彼はそれをしている。

    脱炭素を謳う一方で、自身が炭素排出量の多い生活をしていることに葛藤がある。この点については、脱炭素に向けた働きかけを

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    2025年11月04日
  • ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~

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    アメリカ、ラストベルトの白人労働者の文化を綴った本。民俗学と言ってもよいのかもしれない。

    自分の人生なのに、自分ではどうにもならないと考え、なんでも他人のせいにしようとする。p15

    「政府は生活保護をもらって何もしない連中に金を払ってる。やつらは、おれたちの社会をバカにしてる。働き者はみんな、あいつら毎日働いてるぜって笑いものにされてるんだ」p238

    能力は関係ないと言いたいわけではない。もちろんあるにこしたことはない。ただ、自分を過小評価していたと気づくことと、努力不足と能力不足とを取りちがえていたと気づくこと。それにはとても大きな意味がある。p299

    アメリカのヴァンス副大統領が、

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    2025年10月29日
  • ファンタジーランド(上)―狂気と幻想のアメリカ500年史

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    ネタバレ

    なぜアメリカ人は、夢見がちで、陰謀論や儲け話に弱く、宗教熱心で、反知性主義的なのか。
    そもそもの入植の時点で「そういう人たち」が入ってきたところから、議論が始まる。
    上巻は、1970年代までのアメリカの文化・宗教史の解説ともいえる。

    アメリカ人の個人主義と相対主義は、自分の想像よりもさらに激しいものらしい。
    議論はまっとうで説得的だが、アメリカ人の半分くらいを怒らせそうではある。

    「何を信じている人でも、10億もあるウェブサイトを探せば、同じものを信じている仲間が何千人と見つかる。事実と「事実」を組み合わせ、自分たちの信念を裏づけている人たちだ。インターネットが登場するまでは、おかしな考え

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    2025年10月18日
  • ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~

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    2025年現在のアメリカ副大統領が2016年に発表した半生記。

    アメリカのラストベルトに暮らす、貧しい白人労働者階級の生活を描いている。
    この本がアメリカでベストセラーになったのは、幼少期における貧困層の生活と、大学以降、特にエリート層が大半を占めるイェール大学での生活を比較し、そこにいる人々の特徴や人生を描いたからだろう。

    この本を読んで感じるのは、貧困層から抜け出す難しさやエリート層には一般的な家庭では得られない社会的な資本があるという事。

    また、良くも悪くも人生における家族の存在の大きさである。筆者は祖父母に特別な感謝を示しており、本書を書く理由として二人の存在を世界に知って欲しか

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    2025年10月11日
  • 3つのゼロの世界 貧困0・失業0・CO2排出0の新たな経済

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    3つのゼロの世界になったら良いな、と、思います。しかし、自分は日本からは出たくないので、日本国内でソーシャルビジネスを立ち上げるのはなかなか難しそうです。それとも、自分は恵まれているから気がつかないだけ?

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    2025年09月05日
  • ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~

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    私が知ってるアメリカは自由で危険でいろいろ雑な国。アメリカ人はプレゼンや議論上手で立ち回りが得意だけど、地道な作業は苦手。
    そんな自分が知っているアメリカとは全く違う世界を、今まで発信されてこなかった声なきアメリカ人の世界を、この本は示してくれた。
    白人労働者階級、貧困層を体験して苦しんで来た著者だからこそ言える気持ちを、コミュニティやそこで住む人々に愛情を持つからこそ言える思いを、この本は示してくれた。
    代々続く貧困と諦めの連鎖。離婚や家庭崩壊、ドラッグの連鎖。外を知らないからこそ、抜け出し方も分からない若者や子どもたち。虐待的な環境にいるから自分の感情コントロールも学べない子どもたち。

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    2025年08月29日
  • ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~

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    ゼレンスキー大統領との口論をきっかけに読み始めました。
    ただ切れやすい人なのかと思っていましたが、全く違った。
    白人の中の格差の中の底辺から、這い上がり、一部の周りの人たちに恵まれつつも、自分自身で道を切り開いてきた人だった。
    価値観の形成が、その後の生き方に大きく影響する。今のアメリカの裏側、ラストベルトの実態=元住人が語る内容は衝撃。
    ホワイトハウスで、まず感謝しろとゼレンスキー大統領に言った理由が見えてきます。もらって当たり前。その感覚がないからこその発言だった。

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    2025年08月20日
  • 忙しいのに退化する人たち やってはいけない働き方

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    ブルジットジョブ。意味の無い仕事(偽仕事)が増えている現状を明らかにし、どうやって偽仕事を減らしていくかをまとめた本。
    無くてもいい仕事が多いことについては完全同意。特に本社管理部門がその傾向が強いと感じる。その割に地位が高く、上から目線。俺は仕事をしている感が半端ない。もちろん滅茶苦茶頑張っている人もいて全員というわけではない。もっと成果で評価出来るような世の中にならないものか、著者二人のご活躍に期待。

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    2025年08月11日
  • ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~

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    アメリカの繁栄の背景や今の内部問題が垣間見れるようで興味深い。確かに世界一の大国だが、アメリカにも大きな問題があることが分かる。そして、だからこそトランプが支持されることも分かる。下手な評論よりも、この本は今のアメリカを知る手助けになるかも。

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    2025年07月31日
  • ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~

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    アメリカの繁栄から取り残され、マイノリティ認定もされない白山労働者層。現副大統領ヴァンス氏が昔書いた自伝的な本書は、トランプ支持者がどんな生活をしているのかよく分かる本である。

    読みやすくはないが大変参考になる一冊。

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    2025年07月25日
  • ミレニアム7 鉤爪に捕らわれた女 上

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    久しぶりの「ミレニアム」(^^)♪って、また作者が代わってる!(・.・;)まぁでも「新三部作開幕」と書いてあるから、またしばらくは刺激的な話が読めるかな?((o(´∀`)o))ワクワク

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    2025年07月09日
  • ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~

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    SNSで話題となっていたので、読んでみた。

    スケールは違うけど、アメリカだけにある問題ではないよなというのが肌感覚でわかるので、記載内容に対する共感はあった(彼の関与する政策に対する共感ではないことは申し添えておく。)

    批判はやめ、まずは自分のできることから始めるべきというメッセージは、どんな時代にも普遍的なものであり、今こそ思い起こすべき概念であろうというのは心に留めておこうと思う。

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    2025年05月24日
  • ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~

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    自分の無知が恥ずかしくなるが、アメリカ国内で白人労働者という貧富の差があると知らなかった。
    アメリカの人種差別の歴史は映画であまりにも有名だが、ヒルビリー(田舎者)やレッドネック(首すじが赤く日焼けした白人労働者)ホワイトトラッシュ(白いゴミ)という呼び名があることを知り、見識を広げるのに役立った。

    トランプ大統領になぜ熱狂的な支持者がいるのか、UKスチールを日本製鐵か買収することをなぜ拒むのか、繁栄から取り残された人たちの愛国心に共感するメッセージを発しているためかと少し理解出来たように思う。

    筆者は、白人労働者が成功しないのは、育った環境や無知、周りの人間の考えの影響が強いとはいえ、自

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    2025年05月17日
  • ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~

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    ネタバレ

    話題になっていたので今更ながら読んだ
    アメリカにはこのような地域、生活もあるのだというのを知ることができ、なぜトランプが当選したか等を考察する上でもおもしろい本だと感じた
    夢中になって一気読み

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    2025年05月09日
  • ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~

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    自慢話しを含む立身出世物語かと思っていたが、むしろ生々しく語られた貧困白人労働者たちの実情に衝撃を受けた。この国でトランプが大統領になれることに納得した。
    作者は己の属する地域や階層の怠惰や狡さや愚かな面も赤裸々に正直に語っていて、冷静に公平に自分や他人や社会を見つめることができる人物な印象を持った。それだけにどうして彼の現状の姿と繋がるのか。疑問と残念感。。

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    2025年05月01日