あらすじ
世界はいま、資本主義の機能不全に苦しんでいる。グラミン銀行を創設し、ノーベル平和賞を受賞したユヌス博士が「ソーシャル・ビジネス」「起業家の精神」「効果的な金融制度」の3つを柱に、豊富な具体例を交え、課題解決の方策と新経済秩序の可能性を語る。解説/安浦寛人
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Posted by ブクログ
3つのゼロの世界になったら良いな、と、思います。しかし、自分は日本からは出たくないので、日本国内でソーシャルビジネスを立ち上げるのはなかなか難しそうです。それとも、自分は恵まれているから気がつかないだけ?
Posted by ブクログ
資本主義の否定
仕事は創るもの
より良い世界とは何を意味するのか
一人ひとりが考えること
そこから逃げないこと
自分にできることを精一杯すること
人のせい・環境のせいにしないこと
教育が担う未来は大きい
Posted by ブクログ
ソーシャル・ビジネスは、明らかに世界的な流れなんだと思う。
2006年のノーベル平和賞の受賞は、その後押しになっている。
10年前は、ジェフリー・サックスの本を読んでいたけれど、マクロ政策の話よりも、マイクロファイナンスの方に魅力を感じる。
ユヌスも、インフラやガバナンスの重要性を強調していたので、下部構造ということなのかもしれないが。
Posted by ブクログ
グラミン銀行創設者であるユヌス氏が、貧困・失業・CO2排出のゼロ化に向け、
いかにソーシャルビジネスが有用であるのか?これまでの経験を元に綴った内容。
人間はだれしも起業家である、必ず誰しも両親を持っているという考えに基づき、
ソーシャルビジネスを行う場を提供する重要性中心に書かれているが、
極めてその納得感は高い。
著者の本を読んで、一人でも多く、似たような考えを持つ人が増えるほど、
格差を中心とする今の民主主義の弊害を解決できるように感じた。
日本へも来ているので、一度直接著者の講演も聞いてみたい。