武田綾乃のレビュー一覧
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装丁の美しさに惹かれたのと、帯の強烈なキャッチに惹かれて。
面白かった、まさにディストピア×シスターフッド!
工場で赤ん坊を生産することで人口安定を成功させた未来。
工場で作られる人間は労働力になるために産まれてくる。
そこには家族などの概念がない。
だけど人間は「お世話したい」という欲求があり、
それを解決するためにペット用の都合の良いベビーが作られた。
母体出産が自然派と忌避される世の中で、
母体から産まれた主人公×赤ちゃんを産みたくて仕方が無い女性が出会って…という話。
命を作り出す、操る、というところまで来た未来。
これは正直神の域だと思うし、一線越えてしまってるのでは?と思うけど -
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武田綾乃「恋をした私は」★★★
父の再婚相手への感情の動きは秀逸。ただオチが動的すぎるので、最後まで感情の機微にフォーカスした静的な展開の方が好みではある。報われない友人を配置する残酷さはとても著者らしくて好み
円居挽「雪の花」★★
女性同士の連帯を描いた作品。タイトルの雪の花は雪の下で耐え抜きながら咲くときを待つ花の比喩か。倒叙サスペンスだが、ちょっとヒネリが弱い印象
織守きょうや「いいよ。」★★★
良くも悪くも百合マンガの短編らしい一作。タイトルとラストシーンへの帰着はベタながら好み。挿絵効果か、著者の短編集で読んだときよりも面白かった
木爾チレン「最前」★★
アイドルという設定に依 -
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ネタバレなんかこれまでの武田綾乃さんとはガラッと違う感じで戸惑いながらも一気読みだった。
三代欲求の負担がなくなるとすんごい人生の時間が増えるし色々楽になるよなと思うし、出産子育てなくなるのもものすごく凄まじく楽なんではないのか、とは思う部分がどうしてもあるので興味深く読みつつ…
食べ物とかはわたしは栄養が全部詰め込まれた豆ひとつ食べたらそれで済むならありがたいなと思うとこもあるのでそれでいいし睡眠補助もしてもらえるならありがたいなと思うんだけど、生殖に関しては、どうなんだろう。
斎藤工さんが子供を産むドラマを昔見て、男性が出産子育てしてくれるならめっちゃ楽!と思ったのを思い出した。
でも、母曰く出産 -
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ネタバレ百合と知らずに購入、これで百合の定義を知りました。百合とは恋愛だけに限らず女性関係を主軸にしたお話だそう。ライバル関係やシスターフッドなども入るそうです。
見てわかる通り豪華作家さんのアンソロジー。
それぞれ個性がでて素敵です。
織守きょうやさん→今まで読んだことのない作家さんでした。純粋な友情が素敵でお互いを思ってのすれ違いにもほっこりしました。
青崎有吾さん→姉妹の話。過去に読んだ本と全く違う切り口でめちゃくちゃ面白い。初めはどういうこと?ってなりながらも伏線を回収する。海外小説のような強烈な物語と展開で迫力もあり良かった。かなり印象的!
武田綾乃さん→王道の恋愛系であり、でもバッ -
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アニメを全て視聴後に小説も読んでみたくなって手に取りました。原作を読むのは初めてでしたが、アニメで登場人物達は知っているし、頭の中で勝手に絵が思い浮かんできました。
今作は3年生になった久美子達の北宇治のストーリーを軸に、幕間として奏や求、1年生の視点が描かれている。3年生編の話の間に各登場人物がどんな気持ちで動いていたかなど、心理描写を見ることが出来たのはアニメでは得られない楽しみであった。
特に真由と奏のやり取りは必見だし、真由の深堀の話が描かれていたため、アニメだけ見るのは勿体ないと心底思った。正直なところ一から原作を追うのは、知っている内容ではあるし途中で手が止まってしまう恐れがあ -
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ネタバレ百合を摂取したくて&好きな作家さんを発見したくてアンソロジーを読む。6本全部よかった!
「恋をした私は」のラストがゾワっとして好き。好きな人を手に入れるために親でさえ手にかけるんだ。そして自分に向けられる好意には気付いてないところが罪だな〜と。
「雪の花」見知らぬ女に救われて、それが次へとまた連鎖していく。ミステリ色強くておもしろかったです。
「いいよ。」恋人のフリから始まったふたりがフリじゃなくなっていくのがかわいかったです。ストレートかわいい百合だったかも。
「最前」アイドルを救ってくれるのはいつだってファンなんだ。
「首師」首を作る職人と囚われの姫様の話。命を失うことよりもつらい -
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小学校以来7年ぶりに東京で再開した二人が、思いつきで京都に行って、かつての修学旅行先を一緒に回る物語。京都駅や二条城、四条烏丸や平等院などいろんな場所が出てきて楽しめます。ただ二人がついている嘘は最後まで明かされず、小学校での思い出が時折挟まって、ちょっとしたミステリーのように、嘘が解き明かされます。
主人公のように、この人に褒めて欲しいからいう通りにするとか、怒らせたくないから言いつけを守るとか。そして自分で選んだものって何もなくない? 自分にとっても仕事の先輩だったり、偉い人だったり、先生だったり政治家だったり。
自分で考えて選ぶことって、自分であるためにきっと必要なのかもしれない。そして -
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恵梨香が医大にいくとかの話になって来て、親近感を持った。私の娘も小学6年生からの全日本の常連だった。
医学部の先輩にはショパンコンクールの上位入選者もいた。娘はオリンピック無理だったけど、医学部多才な人多いよ!東京オリンピックだって1年早かったらハードルで大学医学部の後輩が選手になるはずだった。翌年の選考会は無理だったけど。
夏休み初日、ながとろ高校の練習に蘭子が乱入した。文部科学大臣杯の時に、一緒に組んで世界を目指そうと恵梨香に誘いをかける。
ギリギリまで恵梨香は迷うが、蘭子と試しに乗ってみる。とても早い。ようやく決心を固める。一方千帆は製菓の専門学校に行こうと思っているらしい。恵梨香は -
ネタバレ 購入済み
夏川莉苑、秀逸なキャラです。
一読してから、すぐに夏川莉苑の言動に注意しながら再読しました。こんなの推理小説以外では初めてです。武田綾乃先生、夏川莉苑の登場するお話を他にも書いてください。1作だけにしておくにはすごく惜しいキャラです。
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ずっと一人でいると孤独に耐えらんなくなって
バカなことしちゃう。
この感覚は10代後半から20歳くらいで誰しもが通ってもおかしくない道で、それぞれの人が何かを抱えているんだと思って生きてる。
例えば誰かにとっては、不幸や苦痛と感じることは、他の人の物差しで測れば、案外小さなことになってしまうことがある。
でも人によって経験と記憶は違って、心の成長が年齢に追いつかないことだってあると思う。
この作品では宮田が主人公として描かれているけど、不幸自慢となるなら3人誰が主人公であってもおかしくないし、ここから幸せを掴むことだって可能なんだと思う。
愛されなくても別に、という題名の後には何が続く