武田綾乃のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ感動!!!!
やっぱり、小説の方が全体の編成や他の楽器の動向が知られて分かりやすかった。
真由ちゃんの「私、辞退しようか?」はアニメ視聴時と同じようにイライラしてしまった。
久美子の「勘弁してくれ」は本当にそう!
私だったら怒鳴り合いのケンカにまで発展しそう笑
あすかの助言で久美子のモヤモヤは久美子のエゴでしかなくて…と行動していくのだけれど、小説では、久美子のエゴをぶつけ、努力が実り、大団円という、フィクションのようなキレイな終わり方だなーという印象。
結局、真由ちゃんのエゴとはぶつかっていないんだよね。
それを思うと、アニメの展開の方が泥臭くも現実味があり、且つ、真由ちゃんが救われるんじゃないかと思った。
小説、アニメ、それぞれの良さがあって、それを充分に堪能できてとても良かった。
秀一と久美子も無事に復縁できてほっと安心。
最後の外伝には何が書かれているのか楽しみだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった!!!!!
映画で端折られていて分かりづらかった部分がようやく分かってすっきり!!
「リズと青い鳥」をきっかけに、みぞれが一皮剥けたようで本当によかった!
合奏中に周囲が音色にのまれて吹けなくなるなんてどんだけ上手いんだろう!
希美との矢印の大きさやその意味合いが異なるのが悲しいけれども、それぞれの道を進めたようでよかった。
加部ちゃん先輩が小説では大活躍で驚いた。
実務、精神面でみんなのことをずっと支えていたのだと分かり、マネージャーとしてすごい人なのだと分かった。
終始、久美子が良いように使われてる気がして気になったが、部長になる伏線だったとは!
これからも頑張ってほしい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前編で梓に対して思っていたことを早いうちから志保が代弁してくれて、胸がすっとした。
梓の自尊心を満たすため、あみかにはずっと初心者でいてほしい…
そういう気持ちは私の学生時代に嫌というほど見聞きしたからとてもよく分かる。
じゃあ、どうやって人と関わればいいのか。
「人間関係は損得ではなく好き嫌いで考えていいのでは」
という未来先輩の言葉にすごく気付かされた。
互いにメリットがある付き合い方を望み、結果、傷つくことも多いけれど、
もっと単純に考えてもよかったのだと気持ちが軽くなった。
もっと速くこの言葉に出会っていたら、私の学生時代も少しは変わったのかと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレアニメでは駆け足だった人物描写が小説ではじっくり書かれていたので、ようやく登場人物達が何を考えて動いていたのか知ることができた。
前半の緑による1年生の動物例えは本当に分かりやすい。
そのイメージが、他者と関わる中でどんどん崩れて行くのがみていて面白かった。
求くんはアニメでは苗字のことですぐにキレる子という印象だったが、
小説で緑との絡みを見ると複雑な思いを当初から抱えていたのだとより分かった。
奏もアニメで感じた小悪魔な後輩というイメージはそのままに、弱さを併せ持つ等身大の高校生の姿も見えてより一層好きになった。
後編も楽しみにしている。 -
Posted by ブクログ
アニメも見終わって、満を持して読破。
久美子たちの3年生最後のコンクールのその後が描かれたお話と、久美子以外のキャラクター視点からの過去話だったりエピソードだったり…
黒江真由の、どこか底を見せないような、それでいて不気味すら思える性格、ハッピーエンドが好きすぎるって言葉がしっくりくるような言動に対しての疑問点、それがこの本の真由過去エピソードを読んで納得。そらああゆう言動になるんだなって。可哀想な子よ…_( _´ω`)_
だからこそ、コンクール後で久美子だったり奏だったりとの距離感が変わっていくのが、こっちとしても嬉しい気持ちにさせてもらえた。
あとは、高校卒業までにもこんな大変なんやなって←
もう受験勉強やし、吹いたりせぇへんのやと思ってたのにまさかの合奏…吹部って、、大変すぎる、、ハードスケジュールだよ…
新幹部発表も面白かった、個人的には納得の采配。むしろ久美子部長の時の方が(いろんな意味で)不安やったから、まだ安心というか…
この子達での新たな吹奏楽部ってのも、見てみたいなって思ったりしてるんじゃんฅ(*´꒳`*ฅ)ꪆ -
Posted by ブクログ
ネタバレ最終楽章(3年生編)の時系列のスピンオフ。前半は様々なキャラクター視点の数ページ単位の掌編、後半が卒業旅行を主軸に置いた中編で、いいとこ取りという感じの構成でした。
あとは3年次に強豪校から転入してきて主人公久美子とソリを争った(そして原作では久美子に決まったけど、何とアニメではこの子に決まったという(※未視聴))真由ちゃんの内面を描写する掌編や場面も多くて、一気に解像度が上がった!
転入を繰り返してきて、同窓会に呼ばれるようになりたい、みんながいい気持ちになる結果がいい、という信念のようなもの。奏が頑固って言ってたのは納得で、実際そんなみんな幸せになりましたっていうハッピーエンド有り得なくない? と、今なら真由ちゃんへの微妙な共感できなさというか、得体の知れなさの理由がわかる。
本編を経て正式に付き合いだした久美子と秀一の距離感も本当にかわいかった!
秀一の優しさについて、お姉ちゃんが水道の蛇口をひねったら出てくるようなもの、って言ってたのが面白かった。笑
さらっと一緒にいたい前提の言葉を伝えられるの、めちゃくちゃいい彼氏でいいやつだな……とにこにこしてしまいました。
そして久美子と麗奈の関係も、相変わらずすごい……かわいいっていう言葉では収まらない濃密さというか。笑
でもかわいかったな〜。
合唱曲の歌詞もすごくよかったし、それを麗奈が合唱でやろうって言ったこと、「未来への約束」が実際に交わされること、本当によかった……。
語られなかった本編の合間も掌編で様々に合わせて描かれたことで、彼らの物語、彼らの日々は描かれている部分だけでなくずっと続いてきたし続いているんだと思わされて、だからこれからも続いていくんだなという気持ちになりました。
本編完結後に出るスピンオフとして大満足です。
でもだからこそ、これからもこの物語を読み続けたいなという気分にもなってしまった!笑 -
Posted by ブクログ
ネタバレアニメ視聴済み。前編からずっとそうだけれど、オーディションはどういう基準で決まるのかという問いに対して「実力のみで決まる」と久美子に言わせることで、じわじわと自らの手で自分の首を絞める結果になってしまうのがつらい。全国大会のユーフォソロは、アニメ版と違っていて、こちらはこちらで胸を打つ。原作のこれまでの積み重ねがあるから、これは必然の結果だと思う。そして、そこを変更して真由をも救ったTVアニメ版も素晴らしかった。前編での予想通り、エピローグで明かされる前編のプロローグの位置づけはアニメ版では表現しづらいもので、武田さんの思惑に思わずニヤニヤしてしまった。