武田綾乃のレビュー一覧

  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編

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    ついに終わってしまった。いつまでもこの吹奏楽部を追いかけていたかった。
    アニメもとても良かったが、原作も素晴らしい。読んでいて何度か目元が熱くなった。

    本作は全国大会に向けて進んでいくのだけど、真由と久美子のソリ争いがあったり、進路への悩み問題もあったりとハラハラさせられる展開だった。アニメとの違いは、そこかぁ!というところだったが、結末はやはり一緒だったので、違和感はない。私は原作もアニメもどちらも好きだ。

    一番、好きなシーンは麗奈と久美子が大好きハグをするところだ。理由はなく、問答無用で好き。何ならこのシーンまで来るために、今までの辛い出来事があったような気さえした。

    人によって大切

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    2025年12月14日
  • なんやかんや日記 ~京都と猫と本のこと~

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    小説『響け!ユーフォニアム』シリーズで知られる武田綾乃さんによるエッセイです。
    文章がとても読みやすく、気付かされる点も多く、思わず線を引きたくなる箇所がいくつもありました。
    疲れていても読みやすそうな感じなので、そんなときにまた読み返したいなと思っています。

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    2025年11月23日
  • 貴女。

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    どの作品も味わいが多種多様でとても良かった。
    特に、織守さんの百合が心にブッ刺さって、読んでいる間ずっと胸キュンが止まらなかった。ずっとハッピーな雰囲気なのに、感情描写の一つ一つに質量があって良かった。

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    2025年11月16日
  • 彼女。

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    ネタバレ

    百合作品といえば、ただただ男女の関係の男の方を女性に置き換えただけのものと思いがちだ。事実、私はこれを読むまでそう思っていた。

    ただでさえ恋愛経験が少ないから、こういった感情の機微を理解するのは正直言って難しいところだけど、男女の関係以上に繊細なことだろうし、それぞれの心情の変化なんかもまったく違ったものになるだろう。それをそれぞれここまでうまく表現したものは他に類の見ないのではと思う。
    私もまだまだ百合ビギナーであることを自覚したので、百合の教科を必修科目にしたうえで、教科書に全作品掲載して教師に解説したもらいたい。

    特に好きな作品は5作品目、斜線堂有紀先生作の「百合である値打ちもない値

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    2025年11月10日
  • 花は咲く、修羅の如く 1

    購入済み

    はい

    おそらく原作者の先生は京都アニメーションの響けユーフォニアムの原作の先生ですね。そうですか、ライトノベル作家から、ジャンプ作家にジャンプUPしたという事ですね。夢ありますね。25・11.03記

    #アツい

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    2025年11月03日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ

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    アニメは未見。

    学年同士の確執や去年までとは違う顧問の方針への戸惑い、色々なものを乗り越えてコンクールへ向かって部員たちが「チーム」になっていく過程は良いですね。
    やっぱ部活ものには「真剣だからこそぶつかり合う」展開がないとね。

    アニメも見て先の展開はアニメで追うか、原作をこのまま読み進めるか。
    個人的には登場人物みんな関西弁なところが京都の学校の雰囲気出てて良いなーと思ったので、アニメで先の展開見ても小説で読みたくなっちゃうかも!

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    2025年10月30日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のヒミツの話

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    ネタバレ

    アニメ未履修勢なため、あれってそうだったんだ、てかそことそこって付き合っちゃうんだ!? という驚きいっぱいの本でした。
    短めの物語も長めの物語も楽しんで読みました。
    早く次巻を読みたいものです。

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    2025年10月23日
  • 愛されなくても別に

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    ネタバレ

    それぞれの親にそれぞれの問題があって、みんな苦しいと思った。江永は不幸自慢をせずにふざけたように話すから、本当は一番辛い立場でありそうなのに、辛さの大きさや深さが見えづらくて怖かった。
    深く眠ると後で辛くなるから浅い眠りしか取れないとか、いつでも死ねると思うことでなんとか生きながらえているとか、人の身体や心は不幸に順応できてしまうのだなと思った。
    家族だから愛してもらえる、愛さなくてはいけないというのは私も嫌いな考えだから、それを宮田と江永が貫いてくれたのは嬉しかった。愛してるなんて心のこもっていない形式的な言葉はくれるけど金も生きるエネルギーも搾取してくるような母よりも、何の危害も加えず無駄

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    2025年09月24日
  • 飛び立つ君の背を見上げる

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    2021年に単行本で出て、その後文庫版が2023年に出たわけだがようやく読んだ。どうも本は寝かせておく癖がある。ワインなどのように寝かしているうちに醸造されてさらにおもしろくなるのだ。

    さて、先日シリーズ最終巻、つまり久美子たちの卒業巻を読んだばかりで(こちらも寝かせてあった)こんどは夏樹先輩たちの卒業である。アニメアンサンブルで例の4人が出てきたけど、その前日譚だな。

    こういう本編の隙間を後から埋める話が出るのはほんとうに助かります。。。

    もっかい最初から読みたくなるな。

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    2025年09月20日
  • 花は咲く、修羅の如く 9

    匿名

    無料版購入済み

    つい最近アニメを見ました、とても面白かったし、なんというか咲みたいだなと思いましたね、設定にしても関係性にしても、だからこそ全巻揃えようかなと考えてます!

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    2025年09月10日
  • 可哀想な蠅

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    人の人生より、自分の心配をすれば??と問いかけられているような本。「可哀想な蠅」は、不特定多数のアカウントから責められ、擁護され、実態のないものに怯える芽衣子。友人が殺されてしまう展開は驚いたけれど、結局、同情も共感も罵声も流行であり、時がすぎれば記憶の彼方に行ってしまうもの。人間も動物も流動的だななんて。「まりこさん」は、猫を去勢することを嫌い、自宅で多頭飼育している。子どもと大人では、人との関わりが違い、由美が大人になってまりこさんに会いに行った時、お母さんの「あの人とは関わらない方が良い」という言葉の意味が分かってしまうところが残酷でもあり、社会を知ったというところで、大人になるというこ

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    2025年09月09日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編

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    ネタバレ

    久美子3年生後編。前編ではどうにか部をまとめていた久美子だけど、関西、全国と高みを目指す中で部内で問題が起きていく。ひたすら周りの考えを聞く側に回っていた久美子が想いを伝える姿は本当に熱かった。あすか先輩はいつでも頼もしいし、鋭い。読む前から全国に行くんだろうなと思ってたけど、最後は「北宇治に金賞を…!」の気持ちでいっぱいだった。北宇治吹奏楽部と久美子の成長を見届けられて良かったと心から思う。だからこそ後日談や拾いきれなかった短編集が欲しくなる。3年生編のアニメ制作も決まってるし、そちらも楽しみ。

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    2025年09月05日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 前編

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    ネタバレ

    久美子も高校3年生になり、吹奏楽部は滝先生が指導してきた生徒で構成されるようになった。部長の久美子、副部長の秀一、ドラムメジャーの麗奈の幹部3人で100人以上をまとめあげていく。一方で、全国金賞を目指すことを部員全員で選んだものの、どうやって取り組んでいくかというのが問題になっていたように思う。100人いれば100通りの考えがあるし、それをまとめるのは相当大変だろう。さらには久美子のライバルになりそうな転校生の真由の存在も気になる。関西、全国、そして進路はどうなるのか。葉月やつばめの努力が実って良かった。

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    2025年09月05日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のホントの話

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    ネタバレ

    番外編の短編集。本編では拾いきれない話がたくさんあって、どれも良かった。香織先輩は想像以上に積極的だったり、例のハガキはここで登場するのか…!と新たな発見もあった。音楽によって生まれた再会にもほっこりした。優子、夏紀、みぞれ、希美のずっと注目してきた4人は各々の視点で読みたいくらい好きだから、成長を感じられて嬉しかった。梨子と卓也はいつまでも仲良く幸せであってほしい(恐らく願わなくてもあの2人ならずっとそうだと思うけど…)。メインに繋がるアンサンブルの話は北宇治をさらに成長させる予感がして、次回が楽しみ。

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    2025年09月05日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 後編

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    ネタバレ

    久美子2年生の後編。ストーリーの中心はみぞれと希美で、アニメや映画でも描かれた「リズと青い鳥」だけど、小説だとより丁寧に描かれていて嬉しかった。それぞれの「好き」は違っていて、時に変化していくのがわかる。久美子が先輩や後輩との繋がりを通じて、みんなの音楽に対する熱さが伝わってきた。最後は優子や夏紀の気持ちも見えてほっこりした。これからチーム黄前はどうなっていくのか楽しみだし、これからアニメ続編の情報も出たので期待しながら続きを読もうと思う。

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    2025年09月05日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前編

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    ネタバレ

    久美子が2年生になってからの物語。不安だった低音パートの人数確保には成功したものの、新入生は曲者揃い。久美子は加部ちゃん先輩と1年生の指導を担当しながら、色んな出来事に巻き込まれていく。強くなった北宇治だからこその衝突や迷いや悩みがそれぞれにあったが、どの人物もしっかり描かれていた。久美子もみんなも見えない部分でもたくさん成長しているんだろうなぁと感じられた。自分も部活内の人間関係は面倒くさかったなと思いつつも、この物語を読むとふと昔に戻りたくなる。

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    2025年09月05日
  • 響け! ユーフォニアムシリーズ 立華高校マーチングバンドへようこそ 後編

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    ネタバレ

    後編は問題と向き合いながら部活に取り組んでいく。初心者のあみかが梓に依存していると周りも梓本人も思ってたけど、梓が依存している様子が見えてくる。梓が幼く感じたのは中学時代から性格が変わってないからなんだろうな。その危うさを心配する同級生、先輩が梓の支えになったと思う。自分も2年上の先輩を尊敬していたと懐かしく思いつつ、だからこそ未来先輩の代わりになろうとする梓の気持ちもわかる。それでも未来先輩が梓らしい演奏をすべきだと言ってくれたからこそ梓が変わった気がする。やっぱり先輩たちは頼もしいし、憧れる。

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    2025年09月05日
  • 響け! ユーフォニアムシリーズ 立華高校マーチングバンドへようこそ 前編

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    ネタバレ

    原作にも立華の話や梓は少し出てきたけど、詳細に触れられる『響け!ユーフォニアム』のスピンオフ作品。吹奏楽強豪である立華高校で頑張る梓の物語。北宇治とは異なる縦社会がある立華の雰囲気に部活をしていた頃の懐かしさを感じた。人一倍努力して実力もある梓だが、その分憧れや嫉妬など学生特有の人間関係での悩みも尽きず、本人が理解してない弱さも見えてくる。後半にはそれがどう変化するのか気になる。読んでいくと、誰もが葛藤しながらも成長しようと努力する姿がわかるし、それを伝えられる力がすごい。

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    2025年09月05日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校の吹奏楽部日誌

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    ネタバレ

    ネットで小説の順番を調べた時に、立華編の前にこの1冊と書いてあったから、その順番で読んだけど、読む順番を間違えた気がする。この1冊は立華編を読んでからの方が良さそう。定期演奏会の話はアニメではほとんど?あまり?触れられてなかったと思うけど、それぞれの関係性が見える話で面白かった。後半はファンブックらしく、吹奏楽についての解説だったり、楽器説明やキャラ設定だったり、細かい内容もあったので、物語を一通り読んだあとに見るのもいいかもしれない。

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    2025年09月05日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のヒミツの話

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    ネタバレ

    今回は短編集になっていて、アニメで描かれていたところもあったけど、より細かいところまで触れられて良かった。部員同士の関係性もより理解できるから読む価値があったと思う。久美子以外の視点以外でユーフォの世界を見るのも面白い。

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    2025年09月05日