武田綾乃のレビュー一覧

  • 響け! ユーフォニアム 2 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏

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    終盤の関西大会のシーンは、わたしは吹奏楽の経験なんてないのに泣きそうになりながら読んだ。
    感情のうねりがすごい。それってここまでの経緯があってこそのうねりなんやけど、それにしても、

    すごいヒューマンドラマやな?

    いやいや、べつにええねん。冷静になると
    「そこまで?」
    って思いたくなる距離感やけど、これこそ十代! これぞ高校生! なのかもしれん。

    わたしが所属していたのは運動部やけど、やっぱり当時は家族よりも近いところにいたし、今、冷静に思えばあんなに四六時中よくいっしょにいれたなとか、よく自分のすべてをさらけだせていたよなとか思う。

    大人になったらどうしても見栄を張りたくなる直前のころ

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    2021年02月27日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 前編

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    久美子の成長物語

    アニメから入ったので、久美子以外の関西弁に違和感がありますが、すぐに引き込まれました。1年の時は、人の意見に流されてばかりだった主人公の久美子が、2年になり低音パートの不協和音を調整して、その実績からか3年では部長を任されます。さて、久美子部長の手腕やいかに・・・ アニメから入った人は、ぜひテレビ版の1期2期、劇場版「誓いのフィナーレ」をみてから、読む事をお勧めします。

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    2021年02月23日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

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     放課後がテーマのアンソロジー。

     一番のお気に入りは、額賀さんの「願わくば〜」。
     美術部の先輩と後輩の何気ない一コマから一転。あの津波の痛ましい震災。そして震災から5年経ったある日、東京から帰省した宗平は美術部の先輩の藍と再会し、同じ職場で働く三浦の祖父の震災時の足取りを辿る手伝いをして欲しいと頼まれて… 
     震災の生々しい描写が痛ましく、ただ辛いだけの追憶かと思いきや、まさかのラストで呆然でした。行方不明の菅原先輩はきっと、宗平が思った通りの態度を取る様な気がしました。

     青崎さんの裏染シリーズの番外編。このシリーズ、又読みたいです!

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    2021年02月01日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のヒミツの話

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    普通の高校生の普通の高校生活。事件が起こるわけじゃなく、でもいろんなことがある日常。こういうのがいいですね。高校生の頃に戻って自分を重ねていろいろ思い出します。

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    2021年01月17日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編

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    はー、読み終わってしまった。悲願の全国大会金賞を目指す北宇治が新たに採用した、大会ごとのオーディション。演奏の技術は向上するも、部内の雰囲気は悪くなり…。おまけに久美子と麗奈の間にも距離が出来たり。そんな困難を乗り越えての結果に、感動の涙が浮かんだ。
    心の底から、映像化を観たいと思った。

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    2021年01月16日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編

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    ネタバレ

    メンタルがボロボロだった久美子に助言をくれたあすか先輩&香織先輩、グッジョブ!

    複数人が集まれば、部活に対するスタンスはさまざま。
    また滝先生も含め、完璧な人間なんて居ない。
    だからこそ迷うし、方向性をまとめることで強い力になる。
    それをコントロールできるのは、よくも悪くも空気。

    これまでの1年生編&2年生編では、久美子は部内の問題を傍観、あるいは解決に尽力してきたけど、3年生編では自身が問題の中心になってしまうというのは皮肉的だった。

    高坂が「正しさの塊」と評されていたシーンはハッとさせられた。
    彼女の存在によって北宇治の演奏レベルは大きく高められたけど、引き換えに部内

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    2021年01月11日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編

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    ネタバレ

    今まで久美子の性格ちょっと優しすぎない?って思ってたけど、やっと人間味が出てきた感ある!!結末は王道だけどそれがまた良いと思う。面白かった〜!!

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    2021年01月03日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校の吹奏楽部日誌

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    久美子や麗奈ら北宇治高校と梓ら立華高校の共演。シリーズ作の読者にとってはご褒美のよう。
    久美子と麗奈の関係性が尊い。
    嫉妬はスパイスのよう。

    欲を言えば定期演奏会や合同演奏会の様子も読みたかった。
    各楽器の紹介や経験のある有名人ピックアップは勉強になった。

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    2021年01月02日
  • 響け! ユーフォニアムシリーズ 立華高校マーチングバンドへようこそ 後編

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    ネタバレ

    マーチングを通して、未来は梓に、梓は恵里佳に多くのものを受け継いでいた。
    衝突した芹菜とも和解していて良かったなあ。

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    2020年12月21日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 前編

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    続きが気になって、どんどん読んでしまった。
    前編は終始、清良女子校からの転入生に読者である自分の心がざわついた。オーディション辞退しようか?なんて、絶対にAメンバーに選ばれる自信があるようにしか思えない。関西大会のオーディションで、トラブルが起きなければいいけど。
    そしてエピローグ。これもなんだか不穏なんですけど、、、。どうなる?北宇治吹奏楽部!?

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    2020年12月12日
  • 君と漕ぐ3―ながとろ高校カヌー部と孤高の女王―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    第1巻でインターハイ出場を決めた希衣と恵梨香の新ペア。第2巻で富士五湖のひとつ精進湖のカヌー競技場での関東大会。そして第3巻では長良川で行われたインターハイ全国大会へと進む。
    物語は、小学6年で不登校になり、こつこつと練習しながらも圧倒的な実力をもつ一年生恵理香、その恵理香と文部科学大臣杯でペアを組んでトップ(オリンピック)を目指そうとに誘いをかけてきた他校の利根蘭子、二人のペアを本心では快く思っていない主将希衣。高卒後の進路が異なる3人の微妙な心理が描かれる。
    希衣がコーチ芦田に個人レッスンの約束を取り付けに行ったときに受けた「身体の基礎作り」のレクチャーはとても参考になる(pp.149-1

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    2020年11月23日
  • 君と漕ぐ3―ながとろ高校カヌー部と孤高の女王―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    インターハイの「ペアで誰と組むか問題」。どうあるべきかはみんなわかっているけれど、それと、どうしたいかが人によって違う場合の、若者ならではの葛藤。大人になるとそこまで入れ込まなくなるんだよなあと少しさみしい気分になった。若いっていいね。

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    2020年11月21日
  • 響け! ユーフォニアム 2 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏

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    久美子やみぞれや部員たち、それぞれに愛着を抱く。
    部活や演奏への考え方、あるいは他者への想いは、登場人物それぞれに違う。
    それらをすべてひっくるめて、コンクールというクライマックスに突入していく。

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    2020年10月30日
  • 君と漕ぐ3―ながとろ高校カヌー部と孤高の女王―(新潮文庫nex)

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     自分が勝ちたいからペアを千帆から恵梨香に変えた希衣。そして、オリンピックを視野に入れ、高校生の枠を超えてペアを組もうと持ちかける蘭子。武田さんは本当に女子の心理とキラキラした描写がやっぱり上手いです。

     皆んなが思い通りにはならないけれど、皆んな輝いててとても爽快でした。

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    2020年10月25日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 後編

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    誓いのフィナーレではあまり描かれなかった加部ちゃん先輩の活躍が感動的。
    全国へ行けなくて傷心していた部員たちに、優子先輩・加部ちゃんが言う終盤の台詞。久美子たち新3年生&2年生に、力強い後押しをしてくれたと思う。
    最終楽章で、北宇治は全国大会金賞に輝けるのか?読むのが楽しみだ。

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    2020年10月18日
  • 君と漕ぐ―ながとろ高校カヌー部―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    好きだ―青春もの!!さわやか。水しぶき、青空、川の流れ、なびく髪、すべてが美しい(と想像する)。女子だけ、部活だけってのがまたいいなぁ。競技のカヌーがこんなに難しいとは。長瀞のラフティングを、細長い船に変えて・・・なんて想像して読んでいったけれど、当然競技となれば恐ろしく過酷そう。カヌーに乗り込むことも、スタートラインにとどまることも難しいし、500メートル全速力がどんなに苦しいか、武田さんの表現の中でこの競技を知って、魅力的にも感じました。良く知らないからこそ、美しくかっこいい姿が思い浮かびました。
    部活動に対する思いはひとそれぞれで、どれが正しいわけでもなく、誰が悪いわけでもない。しかし、

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    2020年10月15日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前編

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    映画「リズと青い鳥」と、劇場版「誓いのフィナーレ」の内容が合わさったお話。両方とも映画は視聴済み。
    ユーフォに入ってきた久石奏、なかなかの曲者なんだよなー。夏樹先輩の実力が自分より下だと思って馬鹿にしているのかと思いきや……。
    頑張って練習していて、しかも3年生なのに、先輩を差し置いて自分がAメンバーに選ばれたら周りからの声に出ない反感(?)を恐る。
    その気持ち、分かるけど、実力主義の滝先生の元で1年間学んできた2・3年生なら、そんな事思わないでしょ。それに、久美子が言っていたように、毎日パート練習で一緒にいる低音パートのメンバーは、奏の実力を認めているし。夏希先輩と本音でぶつかった結果、3人

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    2020年09月27日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編

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    遂にシリーズ完結。久美子達3年生最後の夏、京都大会を突破した北宇治高校吹部は果たしてどうなるか。一気に読み切ってしまった。おまけのエピソードもいいんだけど、そこで違う苗字だったらよかったのに ^_^
    全くの余談だが、中学2年に吹部を止めた私としては、あのまま続けてたらどうなったをふと考えてしまう。中学は名門ではなかったけど、高校の器楽部(と云う名だった)は、それなりの強豪だったし、その道に進んだらこの子たちと同じような悩みにぶち当たったんだろうか。実際には別の道で一応全国は目指したけど、県大会3位で終わった夏だった

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    2020年07月25日
  • 響け! ユーフォニアム 2 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏

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    全国大会を目指すっていいなって思った。青春をすごい感じるし、この作者の文章表現がすごい好き。クライマックスはすごい鳥肌が立った。アニメを観たいし、音楽を聴きたい!

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    2020年07月19日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編

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    号泣

    アニメから映画誓いのフィナーレを見て続編が待ちきれず読みました。
    読んでよかった。そのひとことにつきます。
    迷ってる方はぜひ。アニメ作品とは違った面白さが小説にはあると思いました。

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    2020年05月16日