武田綾乃のレビュー一覧
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ネタバレ2026年日本。99%の人間が工場で生まれていた。
その後,寮生活し、学習舎で学び,優秀な個体は大学へ。そのほかは高校のあと、就職する。
親はいない。
人間の庇護欲は、PBといわれる人形ペットで満たされる。PBの寿命は10年。見た目も知能も人間の赤ちゃんの7ヶ月で止まる。泣かない、おむつも1日2回ほど。ミルクも自分で飲む。手間のかからないペットだ。
美奈子はそのPBを作る会社の廃棄部門で働いている。
実は,美奈子は自然出産で生まれた。ある集落出身だった。学校に行く年齢になると工場生まれと同じく学習舎に入った。だが、工場生まれ子達は優秀遺伝子の組み合わせで作られているのでいくら勉強しても美奈子は -
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ネタバレ三巻は間違いなく田中あすかという人物のための一冊だった。これまで飄々として何を考えているのか掴めない先輩という印象だったが、その笑顔の裏に抱えていた葛藤や弱さを知り、一気に好きなキャラクターになった。誰よりも音楽を愛しながら、自分の気持ちを押し殺して部を支え続けてきた姿には胸を締めつけられる。
そんなあすかに真正面から向き合う久美子の成長も見どころで、二人のやり取りはシリーズ屈指の名場面だと感じた。ただの青春部活小説ではなく、それぞれが抱える事情や本音を丁寧に描くからこそ、登場人物一人ひとりが鮮やかに心へ残る。
読み終えた今では、田中あすかという存在そのものが『響け!ユーフォニアム』という -
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ネタバレ『響け!ユーフォニアム2』は、コンクールを目指す熱い青春だけでなく、希美とみぞれを中心とした過去の因縁が丁寧に描かれていて、とても心を揺さぶられた。
一年前の退部騒動をめぐる二人のすれ違いは、誰か一人が悪いわけではなく、それぞれが相手を思っていたからこそ生まれた悲しい誤解だったことが伝わってくる。
だからこそ、二人が少しずつ本音をぶつけ合い、前へ進もうとする姿には胸が熱くなった。
この2人の物語は「リズと青い鳥」というアニメで見られる様ですね。
部活という閉ざされた世界だからこそ生まれる人間関係の繊細さや、言葉にできない感情の機微がリアルで、青春小説としての完成度の高さを改めて実感した -
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ネタバレ青春は、いつだって眩しいだけのものではない。本作を読んで改めてそう感じた。吹奏楽部というひとつの世界には、実力主義だからこその嫉妬や焦り、先輩後輩の埋めきれない距離、口にはできない本音が静かに渦巻いている。「みんな仲良し」という理想では片づけられない感情が丁寧に描かれているからこそ、登場人物たちの一歩一歩が胸に響く。青春物語でありながら、その陰に潜む苦さや痛みを隠さず描いているのが印象的だった。
それでも彼女たちは楽器を手に取り、誰かと音を重ねることをやめない。不協和音のようだった心が少しずつ重なり合い、一つの音楽へと変わっていく過程は、まるで人が成長していく姿そのものだった。綺麗事だけでは -
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ネタバレタイトルの通り、こどものいない国。
親から産まれるのではなく、より良い遺伝子で産まれてくる子供達。PBと呼ばれる歳を取らないペットの赤ちゃんを飼う人々…
かなり壮絶な世界観でした。
美奈子は自然に親から産まれた子故の、故郷の集落の価値観が外の世界では通用しない事を子供心に知る事となり、かなり達観した感じがしてました。
そして、同じ会社で出会った幹部候補生の伊藤。彼女は自分で子供を産む事を望んでいた。相反する2人が次第に近づいていたけれど、母が以前弟を出産する時に子供を取るか母体を取るかで父と揉めていた経験を持つ過去があり、伊藤がそれを美奈子に強要しようとしていたのが痛かったです。
美奈子 -
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なんて味気ない、気持ち悪いんだろう、子どものいない国とは。そう思ってしまうけど、生まれたときからそれが当たり前の世の中だったら、別に何とも思わないのかもしれない。
何なら、子どもなんていらないと思っていた以前の私は、子どもが自然に産まれないPB(ペットベイビー)が流行っている世の中に納得してしまっていたかもしれない。だって、出生率がどんどん下がっているこの国に未来はないし、だったら機械的に人間が生産されて経済も回る国になった方が合理的だから。
出産した今は、見方が変わった。子どもは思ったとおりにいかないし育てるのも大変だけど、だからこそ楽しみがある。手もかからないし、大人たちに迷惑もかけない -
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くぅぅぅ、こうなってしまうのか2226年の日本よ。でも、間違いではない。だってタイパとコスパと物価上昇、子育てがバツゲームようなこんな社会で、誰が子どもを育てたいのよ。わたしは2026年でも子供を持つ意味を理解できないけど、子供を持つ意味が「世話をする対象が欲しい」「国力を維持するため」なら、この世界で成り立った、優生遺伝子同士を掛け合わせた素晴らしい子供を工場で量産する形とペットの赤ちゃん(決して泣かない、世話の必要も最低限で可愛い)でいいんだもんね。
同性婚もOKになり、学習舎とよばれる養育施設で子供はまとめて育つことで「子どものいない国」になった日本。三代欲求も克服した社会。何を楽しみ -
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3大欲求を克服した、今から200 年後の2226年。
人は工場生産されるのが当たり前で、自然出産を選択する地方の一部の集落の人々は「自然派」として遠巻きにされている。
主人公の美奈子は自然出産で生まれたが、母との確執から東京へ上京。むしゃくしゃする度に、契約社員として働く会社で、作り損ねた廃棄PB(ペットベイビー)を密かに盗んでしまう。
そんな日々を送る中で、正社員としてやってきた新人から、「私、妊娠してるんです」と打ち明けられ…。
単純に、世界中の人がそれを常識とすれば、まかり通るのが世界なのか。
ならば200 年も経てば、ぞっとするようなこの物語の世界も、現実になるかもしれないな。
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FPSで知り合ってタッグを組んだママユとノエの話(『百合である価値もない』)が1番好みだった。
百合って、何故か「美女×美女 が当たり前」みたいな風潮があると思う。それでも一般人だったら、別に美女×ブサイクやブサイク×ブサイクでも全く問題ない。ところが有名になってしまうと、叩かれることになる。美しいものを見たいという人の気持ちって、他人の悪口を言ってまでの強いものなのだろうか。
「私の整形についてどう思う?」とママユから聞かれたノエの返答が最高過ぎる。人の恋愛に顔面偏差値まで持ち出してとやかく言ってくる世間を本当はぶっ潰したいが、結局は世間に迎合してしまっているわけでしょ?でも、そこまでして一 -
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偶然再会した光と琴葉。小学校の修学旅行前に転校してしまった琴葉の提案で、二人で修学旅行をやり直すことになる。母親の言いなりに東大法学部から弁護士を目指す光と、男好きなシングルマザーの母親に振り回されながらも母親が大好きだった琴葉。互いに嘘を抱える二人の京都旅行は、小学校の担任教師の死も影を落とし、苦い部分もあるが、互いを理解し合い、忘れられない旅になる。女の子の友情物語好き。京都で会う、二人の大人の女性が深いこと言う。いい男をつかまえて専業主婦になるのが夢の女子大生と推してたアイドルが引退して傷心旅行に出るOL。どちらも他人から見ればくだらない生き方してると言われるだろうけど、人はそれ
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ネタバレとっても読みやすかったし設定も面白いしストーリーも良かったと思う!
読み終わった後に子どもを産むということが尊いことのように感じられた。
結婚についてや、ペットと子供の違い、PBへの嫉妬…などなるほどと思った。
お母さんが作ってくれたクッキーを泣きながら食べる気持ちが痛いほど伝わってきた。
お母さんが良いと思ってやってくれていることが裏目に出てしまう、お母さんのせいで!という気持ちとお母さんの愛情を感じてぶつけようのない悲しさを感じた。学校に通う子供にとっては学校が全てだからね…
最後の電話がお願いだから良い電話でありますようにと願わずにはいられなかった。
美奈子と伊藤さんとの絡みが好きでした -
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ネタバレ中川夏紀視点の南中カルテットのお話。
ユーフォは基本アニメ勢なのでアニメで描かれなかった部分が補完されてー例えば2年生の部員が大量に辞めた事情とかー理解が深まった。
意外だったのは、夏紀のキャラがアニメ見て思っていたのとはちょっと違ったこと。
まあ、彼女視点で内面が語られているからというのはあるだろうけど、他のメンツは優子にしてもみぞれにしても思っていた通り(希美は少し違うか)だった。
特になかよし川の絡みはもう、なんというか、お互い、相手といると遠慮なく素を出せる、もしくは出さされてしまう関係はほんと相性ピッタリと言うか腐れ縁というか笑
大学で二人がバンドをやっている経緯もわかって二度 -
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久美子三年生編。ついに最後のコンクール。
部長として103人という大所帯をまとめていく久美子。副部長の秀一、ドラムメジャーの麗奈と一緒に、ときにぶつかったり試行錯誤もしながら、部をよいものにしたいと奮闘する。
大会ごとに行われるオーディションの結果。久美子と麗奈のすれ違い。心がざわざわする出来事はたくさんあるけれど、全員でが一つになって挑む最後のコンクールは、素晴らしかった!
アニメ版とは違う展開で、私はこちらの方が好きだったなぁ。あの展開が良いという人もいるだろうけど、私は断然こっち。
アニメでは最後まで真由のことをあまり好きになれなかったのだけど、小説では、オーディションを辞退しようか