武田綾乃のレビュー一覧

  • 響け! ユーフォニアムシリーズ 立華高校マーチングバンドへようこそ 前編

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    学生時代に読んだのを再読。
    吹奏楽も、マーチングも経験していたから懐かしい。
    こっちのシリーズ好きだからアニメ化してほしいな

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    2025年04月12日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 後編

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    ネタバレ

    色々と衝撃的な後編だった。
    まず、吹奏楽コンクールがダメ金という結果に終わってしまったこと。どんなに納得のいく演奏をしても、それ以上に他校が上手かったらしょうがない。それは分かってる。物語の主人公がいつも勝てる訳ではないが、ここまでリアルなのか…。ダメ金だって銀賞、銅賞に比べたら凄いんだけど、でもやっぱり全国まで行けなかったという悔しさの方が大きい。これはますます久美子たちの最後の年に全国で金を取るという期待を高めてきているが、3年生にはもう後がないんだよね…。

    次に、久美子が新部長に抜擢され、部長としての職を全うするために秀一との別れを決心したこと。
    真面目すぎるんだよ久美子は…。久美子の

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    2025年04月06日
  • 飛び立つ君の背を見上げる

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    ユーフォロスの流れで。夏紀先輩が主人公のスピンオフ小説。
    愛おしくてたまらない思春期感と優子との関係の尊さ。

    本編では他者からの眼差しである「いい人」たる彼女を見ることが多かったけどその内面が描かれることで他の一人ひとりにも同じように個々の想いや物語があるのだろうなと思わされ、よりシリーズ全体に奥行きや息づかいが感じられるようになる。あのシーンで本当はこんなことを考えていたんだろうあんとか想像が膨らむ。

    卒業式前後の心情を見事に切り取っていて読んだ人はきっと自分の当時のことも思い出してしまうはず。

    矛盾を抱えた不器用さや自分のことをいい人じゃないと思いながら悪者にはなれないピュアさを持っ

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    2025年04月06日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前編

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    ネタバレ

    久美子たちもとうとう2年生か。頼りにしていたあすかが卒業し、1年生が入ってきて、久美子にも可愛い後輩(奏)ができる。久美子、大丈夫かなと思いきや意外にしっかり周りを観察していて、人間関係のいざこざにもしっかり対処できていた。え…ぼんやりしている様に見えて優秀やん…。

    奏ちゃんはなかなかに曲者で、演奏者として腕は良いし、人当たりも良いんだけれど、苦手な先輩には冷たい態度だったり、同学年の求が嫌がることを本人にわざと言ってしまったりする。こんな後輩いたら非常に扱いづらい…
    で、奏より演奏技術の低い夏紀と奏の仲もお世辞にも良いとは言えなくて、コンクールの選抜オーディションで一悶着起こる。
    これ、奏

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    2025年04月03日
  • 愛されなくても別に

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    ネタバレ

    家族ほど難しい愛はないと思う。
    血が繋がっていれば家族か、
    戸籍が一緒なら家族なのか、
    生まれた時からそこにいる人間ってだけで
    愛し、愛されなければならない。
    私自身も家族全員を愛せている訳じゃない。
    母親と兄さえ生きていてくれれば
    父や祖父母はどうだっていいと考えてしまう

    愛されなくても別に、君が居れば。
    そんな相手に私も出会える日が来るだろうか

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    2025年04月01日
  • 愛されなくても別に

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    愛されることよりも愛することができることにこそ愛がある。2人が心の奥底で繋がることができ、そこに守るべきものを感じられるようになって良かった!シスターフッド物語としてすごく丁寧。過干渉親を持つあの子がどうなってしまったか心配なのが心残り。

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    2025年03月30日
  • 貴女。

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    多彩な百合小説が読めるアンソロジー。
    いやあ、どれも面白いんだよねえ。
    織守さんの百合、めっちゃ可愛いかったな。
    何から何まで微笑ましい。
    青崎さんの戦国時代百合は斬新。
    首師を主人公にするところがまた良い。
    あの結末もこの時代ならでは。
    でも一番気に入ったのは斜線堂さんの百合ですね!
    個性的なキャラと二人のコミカルなやり取りが楽しい。
    ある瞬間、頭に描いていた物語の印象がくるりと反転するあの感じもたまらない。
    もう全部好きだ。

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    2025年03月30日
  • 愛されなくても別に

    購入済み

    新自由主義の弊害

    全てが自己責任に帰結される社会になって久しい。
    人類が生き残ってきた共同体の意味が否定される世界の未来は決して明るくない。
    プロパガンダに踊らされずどんな社会で暮らしたいのかを考えるべきだと思う

    #共感する #深い

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    2025年03月02日
  • 響け! ユーフォニアム 3 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機

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    ネタバレ

    捉えどころのない完璧なアスカ先輩の内面が、この巻では描かれていく。

    お父さんに聴いて欲しくて続けたユーフォニアム。最後に、その願いが叶う。

    「よくここまで続けてきたね。美しい音色だったよ」
    お父さんからのメッセージで号泣。

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    2025年02月21日
  • 愛されなくても別に

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    私は誰かに愛されること(恋愛)で自分の存在を確かなものだと思うことができた。よって思春期から24歳の今まで恋人がいなかった時期はほとんどない。

    友達なんて私のことを好きかは分からない。とりあえず今求めていることを得られるから一緒にいるだけかも。他人なんてもっと不信。
    恋人は私のことを愛している限り、横にいてくれる。分かりやすい関係だから、私は私であっていいんだと安心させてくれる。

    自分が弱く、でも強がりたい、負けず嫌いであることは重々承知。強くなりたくて、勇気を出して好きではなくなった彼氏とは別れ、1人で生きるぞ!と毎度心に決める。しかし私はやはり弱く、すぐに私を好いてくれる人の腕にすっぽ

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    2025年02月19日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のみんなの話

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    読後感の余韻が素晴らしい。黄前さんの物語が終わってしまった寂しさがあるなぁ。

    ここまで物語を楽しませてくれたことに感謝。

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    2025年02月18日
  • 彼女。

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    ネタバレ

    レズに焦点を当てた話だった。

    話によって当たり外れがあるけど、あたりの素晴らしさで⭐️4にしました〜

    前半は面白くない、後半が面白い
    あと、後半になるにつれ内容が過激に…笑
    私はエロがないと楽しめないのかもしれない笑

    あとは、有名作家さんの方が今回はハズレが多かった気がする。
    特異性を狙いすぎるからかな?

    全体として、やっぱり登場人物が毎回美人。
    百合であるためには美人であることが必須なのか。

    ◯当たり
    斜線堂有紀「百合である値打ちもない」
    相沢沙呼「微笑の対価」

    ◯ 斜線堂有紀「百合である値打ちもない」
    面白かった、本当に面白かった〜
    他の話と違って純恋愛に偏っているし、
    エッチ

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    2025年02月16日
  • その日、朱音は空を飛んだ

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    グサグサ心を刺された。なんて小説。あの頃の自分を嫌でも思い出させる。友達がいても、自分はこの世で独りきりのように感じていた。世の中の全てを憎んで、嫌って、孤独だった。それなのに、自分は特別だと信じている。自惚れと自己愛に満ちた、大人でも子供でもない時代。ここまで生々しく表現している本作は、危険な物語なのかもしれない。もしも、朱音と同じ境遇にいる子が存在したとする。その子が本作を読み、どう感じるだろうか。朱音の過ちに気づいてくれることを願う。

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    2025年02月08日
  • 響け! ユーフォニアムシリーズ 立華高校マーチングバンドへようこそ 前編

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    ネタバレ

    アニメにはないストーリーが読めるなんて嬉しい。
    久美子の中学時代の友人である梓が主人公。立華高校に進学し、吹奏楽部で奮闘する。
    先輩や、ときには同学年の子たちと、ギスギスしたり喜びを分かち合ったりしながらも淡々と真面目に練習を続ける梓は孤高の人だと思う。実際、実力もあるし、人当たりも良いしでもう完璧なんじゃなかろうか。
    でも、そんな梓にも中学時代の友人とのわだかまりがあったり、前編の最後では「梓ちゃんがいなくても大丈夫だよ」と言われてしまったりと、この先重苦しい話が待ち受けている予感がする。
    トロンボーンパートの1年が、この先バラバラになってしまいそうで怖い…(けど筆者のことだ、ちゃんと最後は

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    2025年02月07日
  • 響け! ユーフォニアム 2 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏

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    ネタバレ

    1巻で優子先輩が香織先輩のソロにこだわった理由の詳細が語られる。

    香織先輩は実力があっても、当時は3年生優先の編成だったので1、2年時はBクラスだった。

    やっと、3年生になってAクラスでソロが吹けると思いきや、1年生の高坂さんにソロを奪われる…。

    今まで我慢していたのに、それはないでしょってなるわな…。

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    2025年02月06日
  • 彼女。

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    女たちのクソデカ感情のぶつかり合い、色んな百合が詰まっててとても良かった。学校生活の百合から大人の結構歪んだ百合まで。
    馬鹿者の恋と百合である値打ちもないが特に好きだったかな。
    有名だけどほとんど読んだことがない方々のアンソロだったので、興味持った著者の本読んでみようと思う。

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    2025年01月30日
  • 愛されなくても別に

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    毒親に振り回され、苦しみながらも生きる3人の大学生女子の物語。
    家にお金を入れるためバイト漬けの宮田、殺人者の娘という肩書きから逃れられない江永、執着する母から逃れ宗教にすがる木村。

    負の感情を生々しく描きながらも、どこかサラリとした文体のため、彼女たちが他人事とは思えないほど感情移入した。子どもは親を選べない——まるで不幸の背比べを見ているような感覚に陥るが、それでも彼女たちが希望を持てる社会であってほしいと願わずにはいられなかった。

    タイトルの「愛されなくても別に」は、一見斜に構えた言葉のようでありながら、読後にはむしろエネルギッシュで、生きる活力を感じさせるものへと変わる。心に深く刺

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    2025年01月29日
  • 花は咲く、修羅の如く 1

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    ☆4.5

    ど真ん中来たっー‼️
    テレビ萬画で、観始めた。
    面白い。
    昔朗読かじった事がある。オープンマイクというやつだ。読み聴かせもちょっと。
    詩のボクシングにも、何度か出た、いつも予選止まりだったけど、朗読は面白い。
    高校生の部活でこんな大会があるって事も知らなかった。
    楽しかった。

    やばい、萬画ポチッとしそうだ。

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    2025年01月22日
  • 愛されなくても別に

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     不幸中毒な私にはとても刺さる話だった。
     やっぱり人と関わってできてしまった傷は、人と関わることでしか癒せないんだ。

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    2025年01月17日
  • 青い春を数えて

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    こどもでも大人でもない成長の途中にある高校生たちの物語。

    高校生といえばきらめく青春の印象が強いものの、自分らしさを求め葛藤し、その過程で友人と衝突し、決して輝く思い出ばかりではない。ほろ苦さも含んだ思い出もたくさんあるのだ。
    しかし、この様々な経験を経て色んな価値観や考え方を知り、かけがえのない友達ができるからこそ、青い春といえるのだ。

    この物語では、揺れる感情の狭間にある彼女らが高校生活を過ごしている。
    まっすぐ進んだり、寄り道したり、曲がりくねったり。いろんな生き方をしながら、けれども凛として澄んだ姿がとても眩しかった。

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    2025年01月05日