武田綾乃のレビュー一覧
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3巻は北宇治高校吹奏楽部の心臓であるあすかと、久美子の成長編。
今まで普通であることにこだわり、優柔不断でどこか1歩踏み出せなかった久美子が、やっと成長を見せます。
この物語は本当にキャラクターが魅力的で、優柔不断で流され易い久美子と天才的だが周りを見通す力や相手を思い遣ることのできない麗奈、美しい容姿と優しい性格、そして他人を思い遣る心をもった香織、感情的で暴走し易いが他人想いな優子、そして優しいが故に決断できない部長の晴香と、理論的で完璧な副部長あすか、それぞれが吹奏楽で音楽をすることでどう成長していくのかがこの物語の肝だと思います。
そして悩める子どもたちに対し、少し年を重ねた橋本と新山 -
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「響け!ユーフォニアム」の著者が描く
ディストピアものってどんなだろうと
興味をひかれて手にとった本
200年後、人間の三大欲求を克服した時代を描く
手料理を食べてる人は上流階級のごく一部
薬により睡眠は1時間〜3時間で事足りるように
男女間の営みなんて、昔の小説に
出てくるレベルで一般人は知識もない時代
ディストピア小説は、現存の価値観や
固定概念を一旦全部フラットにしてくれるから、
思考がもう一段階、全面的に押し上げられる
感覚が味わえて好きなんだよね
価値観や常識は、単に大多数が支持している
というだけで絶対的なものではない
時代や環境の変化で少数派に転じれば、
その評価は180 -
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ネタバレ中川夏紀視点の南中カルテットのお話。
ユーフォは基本アニメ勢なのでアニメで描かれなかった部分が補完されてー例えば2年生の部員が大量に辞めた事情とかー理解が深まった。
意外だったのは、夏紀のキャラがアニメ見て思っていたのとはちょっと違ったこと。
まあ、彼女視点で内面が語られているからというのはあるだろうけど、他のメンツは優子にしてもみぞれにしても思っていた通り(希美は少し違うか)だった。
特になかよし川の絡みはもう、なんというか、お互い、相手といると遠慮なく素を出せる、もしくは出さされてしまう関係はほんと相性ピッタリと言うか腐れ縁というか笑
大学で二人がバンドをやっている経緯もわかって二度 -
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久美子三年生編。ついに最後のコンクール。
部長として103人という大所帯をまとめていく久美子。副部長の秀一、ドラムメジャーの麗奈と一緒に、ときにぶつかったり試行錯誤もしながら、部をよいものにしたいと奮闘する。
大会ごとに行われるオーディションの結果。久美子と麗奈のすれ違い。心がざわざわする出来事はたくさんあるけれど、全員でが一つになって挑む最後のコンクールは、素晴らしかった!
アニメ版とは違う展開で、私はこちらの方が好きだったなぁ。あの展開が良いという人もいるだろうけど、私は断然こっち。
アニメでは最後まで真由のことをあまり好きになれなかったのだけど、小説では、オーディションを辞退しようか -
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可哀想な蝿は、思ったよりもひどい終わり方で、愕然とした。
まりこさんは、なんとなくそうよねえというまりこさんだった。
重ね着は、また違うやろうけど、ちょっと響けユーフォニアムの久美子と麗奈を思い出した。
呪縛は、救いがあってくれよと思う反面、とても好みな話の進み方だった。
全体的に、全然違うけど、ホラー味のあるお話やなあと。
あとは、私が今、31歳なのだけど、20代後半から漠然と感じる、そこらへんの女性の“結婚”のプレッシャーというか寂しさというか、なんていうのが正解なのかわからんけれど、結婚してない女性の気持ちっていうのが、なんかとても身に沁みる感じでした。
武田綾乃さん、同い年くらいかな -
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「 可哀想」という言葉は、一見、相手を思いやる優しい善意のように聞こえる。自分もそう思っていたところがある。
だけど、この物語を読み終えたら、今までの言葉のイメージは一変してしまった。
最初は「力になりたい」っていう善意だったはずなのに、いつの間にか「自分の方が上だ」っていう無自覚な優越感に変わっていて……。それが自分や周りの心をじわじわ蝕んでいく様子が、息苦しく背筋が凍るくらい怖いんです。
ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!
自分は善意のつもりでも、相手からすれば救いになることもあれば、ひどい屈辱になることもある。この本の主人公たちはみんな「自分はまともだ」とか「いい人だ」って思い込んでいるふし