武田綾乃のレビュー一覧

  • 君と漕ぐ―ながとろ高校カヌー部―(新潮文庫nex)

    購入済み

    カヌーか!

    読み終わってから気付いたけど、この作者さん「響け!ユーフォニアム」の人なのね!!部活ものっていうか、高校生ものが得意なのかな~

    それぞれの人物の描き分けも良いし、気持ちの微妙な動きが現れている言動の描写も上手いです。

    利根選手とは、あれしか絡みが無かったけど終わりなのか?…続きがあるのか?

    0
    2021年07月14日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いよいよ完結! なかなかに感慨深い。最後までとっても面白かったんだけど、話の焦点が自分のパートに転入してきた優れた奏者の真由と主人公久美子の葛藤と、それをめぐる周囲の反応ということに集中しすぎていて、物語が個人的に見えてしまうきらいを感じた。
    今までは、主人公が持ち前の共感力で部内のいろいろな人間関係の問題に首をつっこんでいって、部内の人間関係の全体的なあり方を私たちに見せてくれる一歩引いた語り手という位置にあったので、それが物語に重層的な厚みをあたえてくれていたんだけれど、本作は主人公自身の問題を中心に話が回っていくので、そういうつきはなした感が薄く、せっかく主人公が部長という立場をになって

    0
    2021年05月17日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前編

    Posted by ブクログ

    キャラクターそれぞれが求めるものに葛藤を設定することで、ぶつかりあう人間関係をどう解消させていくか
    というドラマづくりはこれまでの作品同様。
    ここでは主人公が中間の二年生になるので、これまでにはなかった真ん中の視点から
    同じユーフォパートの「実力はまだそれほど高くないけれど、人間的にはよくできた先輩」夏紀と
    「優秀で、実力があるのにこれまではそれで人間関係で割りを食ってきた後輩」奏の間の葛藤が
    描かれている。こういう対立軸が作品の中にいくつかあって、それらが同時並行的に進むという作品。
    もう一つは、前作から引き続いての「友達に依存する性格だけど、努力と才能を兼ね備えた」みぞれと、「より自立的な

    0
    2021年05月13日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 前編

    Posted by ブクログ

    久美子3年生編。
    部長としてまた高校3年生としての悪戦苦闘。

    部長としてきちんと部をまとめられるのか、進路をどうしたらいいか、そして新加入の黒江真由に立場を脅かされるのではないかという恐れ。
    何か一歩踏み外せばズタズタになってしまうのではないかという久美子の気持ちが伝わる。

    0
    2021年01月11日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のホントの話

    Posted by ブクログ

    吉川優子の代を中心とした短編集。
    こういう短編集があることで、『響け!ユーフォニアム』シリーズは久美子が主人公であるが、吹奏楽部部員達の群像劇でもあるということを再確認できる。
    十一章めの卓也と梨子の話がお気に入り。

    0
    2021年01月09日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     ☆「その爪先を彩る赤」(武田綾乃)
    生徒会でこき使われてるボクっ娘が、多重人格と言い張る理事長の娘とともに、演劇部の小道具(赤い靴)盗難事件の謎を追う。
     ☆「東雲高校文芸部の崩壊と殺人」(斜線堂有紀)
    文芸部の部室で部員が殺された謎を、奇人の部長が解く。ほのぼの系が多い中で、オチの付け方など、かなり異質。
     ☆「黒塗り楽譜と転校生」(辻堂ゆめ)
    合唱コンクール用の楽譜が黒塗りにされた理由を、語り手の少女の、幼馴染である変わり者の男子が解く。リア充滅せよ。
     ☆「願わくば海の底で」(額賀澪)
    これもトーンが重い。3.11で消息を断った祖父の足跡を追う青年を、手伝うことになった語り手。彼の美術

    0
    2020年12月21日
  • 響け! ユーフォニアムシリーズ 立華高校マーチングバンドへようこそ 前編

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『響け!ユーフォニアム』本編で少しだけ登場した、久美子の中学時代の友人梓を主人公にしたスピンオフ。
    本編では触れられなかった、マーチング強豪校立華での梓の出来事。

    梓とあみかは共依存のよう。
    能力のある後輩が部内に波風を立てないよう、梓が社交に気を配る様子が苦しかった。
    そういう意味では、高坂麗奈と対照的だなと。

    後編ではその八方美人ぶりに苛つく芹菜とのエピソードが深掘りされそう。

    0
    2020年12月16日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

    Posted by ブクログ

    五人の作家達が、高校生の青春をテーマにしたミステリーです。

    初めてアンソロジーという作品を読みましたが、それぞれの作家さんの色が出ていて、面白かったです。今までの作品から出てくる雰囲気や構成が滲みながらも短編に仕上がっていて、1つで5つの味を味わえました。

    「その爪先を彩る赤」  武田綾乃 
    演劇部で使われていた赤い靴が行方不明。果たして何処へいたか?
    主に女子高生を中心に描いていて、生き生きとした表現にアニメを見ているような雰囲気や元気さが伝わってきました。


    「東雲高校文芸部の崩壊と殺人」 斜線堂有紀
    軽度な犯罪かと思いきや、殺人事件が発生。果たして犯人は?
    サスペンスを得意としてい

    0
    2020年12月07日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    それぞれの作者の個性が出ていて面白かったですね。

    東日本大震災を舞台にした「願わくば海の底で」は考えさせられましたね。あの状態で何ができるのか。推理小説だけにとどまらないものがありました。

    学生時代は一度きりだけど、人生は続くわけで、その一時だけが特別とも思わない私ですが(学校大嫌いだったし)、読書として楽しむのは構わないですよね。

    0
    2020年12月06日
  • 放課後探偵団2 書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー

    Posted by ブクログ



     
     粒ぞろい、とはこのこと!

     全5編、どれも楽しく読めました。だいたいアンソロジー読むとその中から気に入った作家さんのを見繕って2、3冊買ってしまうんだけど…さて…


    「その爪先を彩る赤」武田綾乃
     出ました百合ミステリ。あ、百合って部分ネタバレだけどいかにもな疑似餌だからそれくらい大丈夫だよね? 素敵なペアリング、そしてこのテーマもほんとうに放課後にしっくりきていて。開幕にばっちり。


    「東雲高校文芸部の崩壊と殺人」斜線堂有紀
     念願の斜線堂さん! 思っていたとおりというか、なんというか。文庫が…待てなく…なる…


    「黒塗り楽譜と転校生」辻堂ゆめ
     片想い探偵のひとね。もう

    0
    2020年12月03日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編

    Posted by ブクログ

    ザ・青春!!!
    ぶつかったり、受け止めあったり。
    めちゃくちゃ爽やかで素敵な青春!
    みんなが大切な時間をかけて、心でぶつかりあっめ音楽を作り上げていく過程が素敵やった。
    緑輝の性格素敵やなぁ。

    0
    2020年11月07日
  • 君と漕ぐ3―ながとろ高校カヌー部と孤高の女王―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    スポーツものというには女子萌え感というか、百合感というかで、ぐりぐりやって来る訳だけれど(武田さんだから……笑)
    特に神田・堀ペアはもう、ご馳走様というか、犬も食わないというか、勝手にやっとれというか(ああ見えて真剣に悲しんでいるとは勿論思う)。
    でもほんと良かったねってなる爽やかすぎる着地で、なんて清々しいラストシーンなんだ!
    突き抜けてた。すてき。

    蘭子さんはあすかせんぱいみたいだけど、こわくて構えちゃう感がちょっと強いかなあ。。
    恵梨香は麗奈みたいだけど、わたしはこちらの方がサービスにちょろく引っ掛かってしまう。
    他の作品はそんなことないのに(確か)、何故か本シリーズとユーフォは上記二

    0
    2020年11月02日
  • 響け! ユーフォニアムシリーズ 立華高校マーチングバンドへようこそ 後編

    Posted by ブクログ

    響け!ユーフォニアムシリーズスピンオフの後編。吹奏楽コンクールが終わり、いよいよマーコンが始まる。しかし、すんなりとはなかなかいかない。梓とあみか、そして中学時代の友人の芹菜との関係は? 未来先輩にもとんでもないハプニングが。
    エピローグが物足りない。あと4冊くらいは書いて欲しかった。
    話の内容には関係ないけど、京都、特に京都市から南では当たり前のランリックって分からん人多いやろうなあ・・・
    これでシリーズ作品全部読み終わった。ちょっと寂しい

    0
    2020年10月27日
  • 響け! ユーフォニアムシリーズ 立華高校マーチングバンドへようこそ 前編

    Posted by ブクログ

    「響け!ユーフォニアム」シリーズのスピンオフ。本編にもチラチラと登場してた久美子の中学時代の同級生で、トロンボーン吹きの梓が主人公。マーチングをやりたい彼女は久美子とは違うマーチングの強豪、立華高校に進むが、そこにもいろいろな人間関係があり、いろいろな出来事が起きる。
    まあ、前半なので、私には誰が誰を理解するだけで終わった感じ。ようやく分かって来たので後半が楽しみ。
    立華のモデルはサッカーでも強い橘やね。実際にもこんなにハードなんやろうな・・・ 頑張れとしか云いようがない

    0
    2020年10月09日
  • 君と漕ぐ3―ながとろ高校カヌー部と孤高の女王―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    インターハイの終わりと共にキャラ説明が終わり、これからの話のフックがそこここに撒かれて、やっと話が動き出してきた感。先が楽しみ。

    0
    2020年09月27日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校の吹奏楽部日誌

    Posted by ブクログ

    スピンオフ。久美子たちが1年生の冬、定演と立華との合同演奏会の中編2作がメイン。思わず定演の曲はYouTubeで全部聞いてしまった。読む順番が逆になったが、久美子たちの3年までが分かっているので、逆に面白いところもあった

    0
    2020年07月30日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編

    Posted by ブクログ

    遂に完結。久美子の悩みは解決されたのかはわからないが、未来を生きる糧になったようだ。麗奈や緑輝、滝先生の気持ちも知りたい気がした。

    0
    2020年07月27日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 前編

    Posted by ブクログ

    遂に主人公たちは最終学年に。私の高校時代のクラブ活動からは想像もつかないが、100人を越えるクラブの部長は本当に大変。私の母校の器楽部も県では名門だったので、それくらいの規模だったので、大変だったろうな。部長って誰だったっけ? 私自身のクラブは3年生は8名で、私は部長でもないので、大変気楽だったなあって関係ない話ばかりで申し訳ない。後半楽しみ

    0
    2020年07月22日
  • 響け! ユーフォニアム 2 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏

    Posted by ブクログ

    アニメも観て思ったこと。優子ちゃんて初めは香織先輩と麗奈のソロに関して突っかかって、性格キツそう…と思ったけど、友達思いのいい子なんだなー、と分かる。
    コンクールって、結果を聞くまでのドキドキが半端ないよな…って、懐かしく思った。

    0
    2020年07月08日
  • 君と漕ぐ―ながとろ高校カヌー部―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    安定しておもしろいしわかりやすい。
    希衣視点が多くて舞奈の存在が
    薄いがしょうがないのかなと思う。
    恵梨香と希衣が会話するシーン全てで読んでて
    緊張してしまうが最後らへんは安心して読めたし良かったなぁと思う。

    0
    2020年07月02日