武田綾乃のレビュー一覧
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ネタバレ2226年の日本。三大欲求は全て淘汰されてる。
完全食でご飯から解放されて、睡眠補助剤で1〜3時間の睡眠で十分で、10代前半でホルモンは止めてしまい射精も生理も無い。赤ちゃんは工場でつくられるし、ペット用の赤ちゃん(ずっと赤ちゃんの姿で知能で泣くこともなく寿命が10年ぐらい)もいる。
生成される工場の赤ちゃんは当然良い知能と容姿で、親が誰かなどはなく、みんな寮で過ごして、トップクラスは大学に行きそうじゃないのは高卒で地元で働く。結婚も同性婚が7割。自然派という自分で料理したりする派閥もいる。
主人公は自然派から生まれた女性の派遣だが、自然派ではない。エリートクラスとしてやってきた後輩は工場 -
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SL2026.7.29-2026.7.31
200年後の日本、人間の三大欲求(性欲、食欲、睡眠欲)を克服した世界では人は工場出産で生まれ、親の概念はない。そんな世界で自然出産で生まれてきた美奈子と自然出産を望む伊藤。
子どもを産むことの意味を考えさせられる。
美奈子が育った自然派の集落は、要するに今の私たちと同じような生活をしているのだけど、この世界の構図から見るとまるでカルト集団のよう。美奈子の母親の言うことが自分の信仰をやみくもに子に押し付けているように見えてしまう。
「綺麗ごとの平等は、現実の前では無力」という美奈子の言葉が強く印象に残った。 -
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人間が工場で生産される2226年の日本で、自然妊娠で生まれ家族を捨てた美奈子と、工場生まれで子供を産みたい伊藤を描いた作品。
「人間が工場で生産された未来」という設定に惹かれて手に取った1冊。
人間の3大欲求がコントロールされても、人間の庇護欲は残されているというのが面白い。
成長しない、泣かない、排泄の世話も日に2回でOK、ミルクも自分で飲む、品種改良されたペットベイビー。
庇護欲を満たす存在であるPBが、赤ん坊の手間がかかる部分を排除し、愛らしい存在を極めているところに、人間が欲を満たすために生きている動物だということを表している気がする。
妊娠・出産が罰ゲームのようになってきて -
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ここは約200年後の日本。それは子供のいない国。
本作で描かれている世界では人間が三台欲求を克服し、全てが効率化され、無駄を省いた生活を送っている。そんな世界で流通しているのが赤ちゃんの見た目をしたペット。通称PB(ペットベイビー)
しかし、本能に従い自然出産を望む人々も描かれている。便利になれば幸せなのか?無駄を省けば身軽になるのか?そうではないですよね。
不便だから工夫し、助け合って生きていく。無駄な動作=不必要とは限らない!
進化を望めば、人の温かみや幸福度を失う。本末転倒な気がしますが、求めた先に冷徹な未来が待っているとしたら僕は今のままの生活が続けばいいと思う! -
Posted by ブクログ
人間が工場で生産される2226年の日本。安定と引き換えに三大欲求を失った社会で、自然出生を望む人々を描く。
人が集まって社会が形成されたはずが、社会を維持するために人をモノ化している未来像。かわいいだけのペットと化した「赤ちゃん」が恐怖。
徹底して不安定さを排除した近未来では、妊娠や育児、手料理等は「異常」とみなされる、という視点に価値観を揺すぶられる。言われてみれば…?が続く読書体験でした。
実際は、人間生産が続けば「正解」が淘汰されて似たような人ばかりになり、社会/生物として弱くなって破綻しそう。人口に合わせて社会の在り方の方を最適化していく今が正しい。
理不尽に翻弄されながらも「人間