武田綾乃のレビュー一覧

  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のみんなの話

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    こういう幕間劇は結構好きで、新幹部会議、旧幹部会議では、人間を見てる久美子と技術を見てる麗奈の対比が面白い
    そして、奏と真由の会話から、奏が真由を認めるシーンが本作を補完して良かった

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    2024年07月08日
  • 可哀想な蠅

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    どれもいやーな気分になる話。しかも、どれもありそう。ちょっとしたことが、他人の気分を揺るがすんだろうな。どこまで許容できるか。

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    2024年07月02日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のヒミツの話

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    後藤先輩と梨子先輩のラブラブ、
    葵先輩の辞めた後などが見られて面白かった!
    アニメにも出てない話もあり、キャラクター達にさらに愛着がわいた!

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    2024年06月14日
  • 可哀想な蠅

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    全て女目線の4つの短編集。
    表紙のきれいさで借りたけど、響けユーフォニアムの作者だとは知らなかったー。
    表紙のきれいさとは裏腹にダーク目な作品。
    というか人間の残念な部分に注目した感じかなあ。最後の呪縛に関しては、主人公に対して
      あーあ... みたいな気持ちになったりしながらも一気読み。
    人間っていろいろいるよね。

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    2024年05月16日
  • 青い春を数えて

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    個性はあるものの、普通の女子高生の普通の1場面を切り抜いた短編集

    文章量も少なく、日常生活を描いているので非常に読みやすい
    すき間時間に読むのにピッタリです

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    2024年05月13日
  • その日、朱音は空を飛んだ

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    人は成長と共に変わってゆくもの。それに伴い、自ずと人間関係も変わっていく。だけど主人公の少女は永久に変わらない友情関係を求めてしまった。そして、それを求めるため自分が無理に変わろうとしてしまった。しかしそれが上手くいくはずもなく、強く求めるのと反比例するようにそれは壊れていき、結果、少女は全てを失ってしまった。人間関係が如何に流動的であるのか、非可逆的であるのか、普遍的な人間関係など存在し得ないことを、限りなく現実的に写実的に映し出している。変わっていくことが必ずしも美しいとは感じられなくなった。変わっていくことは、新しいことを得ることであると同時に、その分古いものを失っていくことなのだろう。

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    2024年05月08日
  • その日、朱音は空を飛んだ

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    学校の屋上から飛び降りた朱音をめぐって、同級生たちが語る「朱音について」。
    なぜ朱音は飛び降りたのか?
    朱音はどんな子だったのか?
    語る人間が違えば、捉え方はこうも違うのか...
    ある同級生が語るパートに罠が仕掛けてあるんだよね。
    そこに気付かず読み進めてしまったから、完全にミスリー
    ド!
    最後で、えー!ってなった。。
    いわゆる「イヤミス」であまり気分の良い話ではなかったけど、青春ミステリーって感じで思春期特有のせめぎ合う自意識とか、未熟さゆえの歪な愛情とかが絡みながら徐々に真相が明らかになる(と、見せかけられる)のに引き込まれた。

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    2024年06月29日
  • 彼女。

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    ネタバレ

    好きだったやつだけ感想

    『恋澤姉妹/青崎有吾』
    唯一現代百合じゃない。何となくスチームパンクっぽいというかデカダンぽい印象。武器が靴べらって???

    『九百十七円は高すぎる/乾くるみ』
    ひたすら算数。先輩に対する思慕と友人に対する恋情が女子高百合っぽい。「先輩に飼われたい」って言ってる女子高生、なんか笑ってしまう。

    『上手くなるまで待って/円居挽』
    主人公の記憶に穴がある所、まあ人間だからそういう事もあるか、と思いつつそんな忘れてる事ある?と思って最後まで違和感。

    『百合である値打ちもない/斜線堂有紀』
    一番現代ぽい百合。女の子の方が美醜を気にすると思うし、配信に対するコメントがリアルで

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    2024年04月29日
  • 石黒くんに春は来ない

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    想像よりも結構怖かったし辛かった。後半の自分のことを棚にあげて正義掲げたりしてるところが特に。わたし的には最後は皮肉ととってしまうかも…タイトル回収も伏線回収も爽快だった。

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    2024年03月01日
  • 可哀想な蠅

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    蝿=目障りな存在ということか!
    そこから目を背けようとしても、どこまでも纏わり付いてくるような不快感。
    ブラックな短編集なので、読後感はあまり良くないのだけど、こういう人達って確かにいるよねと思いながら読んだ。

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    2024年01月20日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のヒミツの話

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    シリーズ4作目。初の短編集。
    1-3巻の番外編という感じで、すでに出てきた登場人物の色々な年の出来事を追ったもの。
    葉月や久美子の恋愛パートもあり甘酸っぱい。

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    2024年01月15日
  • 可哀想な蠅

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    武田さんの小説は何冊か読んでおりますが、珍しくダークな短編作品だと思いました。今の時代、このような似た話はどこかに転がっているよね、っていう内容で身近に感じられました。正義や善意の基準って一体、何なんだろうか。普通って一体、何なんだろうか、と考えさせられた一冊。

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    2024年01月09日
  • 可哀想な蠅

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    短編が4つ。3つ目の重ね着が好きな妹と嫌いな姉の物語は穏やかな終わり方だったが、他の物語は後味が良くない。SNSでしつこく絡んでくるとか、周りとコミュニケーションをとろうとせずに自分が猫の幸せと信じる方法で飼い続けるとか、尽くしているうちに相手が束縛的になってくるとか…どこかで聞いたような話なのだが、自分のそばで起きているようなリアリティがあり、嫌な感覚がじわじわと湧いてきて怖かった。

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    2024年01月09日
  • 可哀想な蠅

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    作品紹介にも出てくる一文
    “私はスマートフォンの中で彼を飼うことに決めた”
    これの破壊力が凄いからちょっと読んでみてほしい。

    本好きの主人公が、
    “本は、人を救ってくれる。”
    から
    “本当に救いが欲しい時、本なんて何の役にも立たないじゃないか。本は無力だ。”
    まで落下していく様は、本の限界を突き付けられるようで…
    本に救われている自分は、まだ本当の理不尽に出会ったことがないのだろうかと考えてしまった。

    収載されている4分の3はずーんってなる話なので、読後感を良くしたい方は「重ね着」を最後に読むと良いかも。

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    2024年01月08日
  • 可哀想な蠅

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    評価が難しい。一応☆3
    サクサク読めたし、主人公に共感して本の世界に入っていきやすいんだけど、とにかく後味が悪い。最後の呪縛は先の展開が読めてしまい、もうこれ以上読みたくねぇと思いながら読んだ。
    ただ、面白くなかったわけではなくて、読み直すことはないけど読んで良かったなと。☆4.5くらいはつけても良いかなと思う作品。

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    2023年12月31日
  • 可哀想な蠅

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    とてもきれいな装幀で、そこに一番惹かれた。話も読みやすくさくさくと読めるのだけど、後味が良くないかも。面白いというよりこわく感じた。

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    2023年12月28日
  • 可哀想な蠅

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    ネタバレ

    短編集4篇
    姉妹の結婚観をぶつけ合いながらの伏見稲荷の山登りの「重ね着」はどちらもあるあるだ。これだけが唯一普通だ。
    その他の3篇はSNSの怖さ、猫屋敷の不気味さ、エスカレートしていく共依存、ブラック色に溢れている。人間への信頼が失われてやりきれない気持ちになる。

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    2023年12月10日
  • 花は咲く、修羅の如く 1

    無料版購入済み

    絵がきれいで、とても読みやすかったです。放送部という、一見地味な部活がテーマですが、なかなかおもしろいと思った。

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    2023年11月17日
  • なんやかんや日記 ~京都と猫と本のこと~

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    武田綾乃さんのエッセイ『なんやかんや日記: 京都と猫と本のこと』の感想になります。

    タイトルから分かるように本当に武田綾乃さんの京都と猫と本に対する愛情が溢れたエッセイで、各エピソードの最後に小さく描かれたイラストの多くが愛猫のバロンをモチーフにしているのかなと感じるほどでした。

    文豪の猫バロンとの出逢い、京都で産まれたからこそ分かる東京の違いなど、素敵な環境に恵まれた武田綾乃さんのお人柄を知れた作品でした。
    ちなみに本作をサイン本で手に入れられたことに、ちょっと幸せな気分になれたマメムでした。

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    2023年11月12日
  • なんやかんや日記 ~京都と猫と本のこと~

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    オードリーが好きなところに共感したから、
    私も武田さんに気が合う気がする。笑

    一度読んだ本は、
    内容を忘れたとしても
    その人の人格を作る。

    全く同じ話を友達としたことを思い出した。

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    2023年10月01日