武田綾乃のレビュー一覧
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ネタバレついにユーフォニアムシリーズ、完結。
するすると読めてしまう、でもそれでいて厚みのある物語が個人的に感じたこのシリーズの特徴だと思うが、今作もそれをしっかりと受け継いでいる。
ただ最後の方が思ったよりあっさりとしていた。アニメからユーフォシリーズに触れた身としては、原作ならではの久美子の機微を感じ取れるところが好きだったのだが、全国大会での演奏後の久美子の描写があっさりしすぎていて驚いた。その部分をもっと知りたかった。全国を終えての久美子はどういった気持ちだっただろうか?部長として苦難に遭いながらも確実に成長してきた彼女の、全国大会での演奏を終えた気持ちを知りたかった。
全国での結果 -
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最後の方はハラハラしながら読んだ。
展開に、ではない。物理的に少なくなっていくページ数に、ちゃんとレースが描かれるのだろうか?と。
星4つの評価は、青春小説としては及第点ということ。
ただし、この本はシリーズものとして続くことが前提で書かれているので、1冊の本としてのまとまりは、少し薄いかもしれない。
何より残念だったのが、カヌーの描写だ。
それが星1つ減点の要素。
私はカヌーに乗ったことはないけれど、ないからこそ、低い視線であるとか、近い水面であるとか、風を切る感覚や、落水したときの水中の様子をもっと描いて欲しかった。
特に序盤は、もっと、川とカヌーについて描けるハズなのだ。
そして終 -
Posted by ブクログ
幹部の3人の交換ノートが好き。懐かしいな。
人物像が丁寧に描かれているから、前編後編でまとめて欲しくない。もっとこの場面のこの子の気持ちを知りたい、と感じたり。
部長としての久美子の気持ちがよく描かれていて面白かった。
部長になったことないから、こんな気持ちなんだ、って。
なんでもないような、1つ1つの行動や表情や言葉が
なにかをあらわしているようで。
海月、と緑が表した真由と久美子、後編での関係が気になる。
みっちゃんとの階段でのシーン、すきだな。
1番心に刺さった言葉
「迷いを怠けの言い訳にはするなよ。やらない理由を探す癖がつくと、いつか身動きが取れなくなるぞ」
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Posted by ブクログ
ネタバレ響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部。
3年生が去り、新体制となった吹奏楽部の姿が描かれた、そのさらに続編。あすかのキャラがあまりにも強かったため、正直に言ってさらに長編として続編が出るとはあまり期待していなかった。
今度はそれぞれが進級し、久美子たちが「先輩」となるところが描かれる。当然小説らしく、ドラマがなければ成り立たないので、新入生(新キャラ)達も、キャラは強いし、波乱を起こす。
そして、なにより前作までの間で一応の解決を見せつつも、歪な人間関係の在り様を見せていた「あの2人」についても、さらに踏み込んでいく。とりわけ、大会の演奏曲のモチーフ(童話)と、2人の人間関係を絡めて深く掘