作品紹介にも出てくる一文
“私はスマートフォンの中で彼を飼うことに決めた”
これの破壊力が凄いからちょっと読んでみてほしい。
本好きの主人公が、
“本は、人を救ってくれる。”
から
“本当に救いが欲しい時、本なんて何の役にも立たないじゃないか。本は無力だ。”
まで落下していく様は、本の限界を突き付けられるようで…
本に救われている自分は、まだ本当の理不尽に出会ったことがないのだろうかと考えてしまった。
収載されている4分の3はずーんってなる話なので、読後感を良くしたい方は「重ね着」を最後に読むと良いかも。