武田綾乃のレビュー一覧
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青春は、音とともに――それぞれの想いが響き合う、ひと夏のハーモニー。
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人気シリーズということで気になって手に取った『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』。聞いてみると、まるでアニメのようにテンポがよく、軽やかに物語が進んでいきました。朗読を担当する声優さんの表現力も素晴らしく、まるで登場人物たちが目の前で演奏しているかのような臨場感があります。
自分は吹奏楽とは縁のない学生時代を過ごしてきましたが、それでも彼女たちの「本気で何かに打ち込む姿勢」や、仲間とのぶつかり合いの中で少しずつ成長していく姿に、どこか懐かしい青春の感触を思い出しました。
音楽を通して描かれる“努力の輝き”や“仲間と奏でる一瞬の奇跡”は、部活経験の有無を超えて心に響きます。吹奏楽をやっていた人はもちろん、学生時代の情熱をもう一度感じたい人にもおすすめの一冊です。 -
Posted by ブクログ
毒親を持つ、宮田 陽彩(みやた ひいろ)、江永 雅(えなが みやび)、木村 水宝石(きむら あくあ) の三人の女子大学生たち。
浪費癖の強い母親と二人暮らしし、バイトで月20万円稼いで8万円を母に渡す宮田、父が殺人犯で母に身売りを強要される江永、過干渉の母から逃げて宗教に入った木村。
そんな宮田は、母にお金を盗まれていると知り家出する。
そして、江永と一緒に暮らし始める。
本書を読み進めるにつれ、それぞれ違う家庭環境だが、どの母親も酷くて心が苦しくなった。
そういう親と上手く付き合ったり仲良くするような、お花畑的な世界ではなく、逃げてもいいし、向き合わなくてもいい。愛されなくても別に生きていける。私は私の人生を生きる...。
そんな心の強さを感じた作品。
子は親を選べない。親も子を選べない。
血が繋がってるからといって一人抱える孤独から抜け出せるとは言い切れない...。
そう思える作品でもあった。
家族って盾にもなるけど枷(かせ)にもなりうる。
帰りたいと思える居心地のよい家があるって大事だなぁー...。 -
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短編集。どれもアニメにはない話で嬉しい。
そうか、香織があすかにルームシェアしようと持ちかけたのかとか、芹菜が希美のその後をちょっと…いやかなり気にしている微笑ましいエピソードとか、読んでいて頬が緩んでしまう。女子同士の友情、良き。
アンサンブルコンテスト、そういえば今まで一切出てこなかったが、ここで初登場。練習だって大変なのに、それに加えて誰とチームになるかというところから悩まなければならなくて大変そうだ。もちろん、久美子は麗奈と組むのかなと思いきや、すぐには麗奈が声を掛けてこなかったりしてちょっとヒヤヒヤした。しかし、今更この2人の仲を心配するなんて、取り越し苦労だった。互いに実力があって、普段仲が良いからという理由ではなく「組むならあなたしかいない」っていう状況、理想の関係だなと思う。
結果など最早どうでも良い。アンコンによって、部員全員の演奏力が底上げされているという嬉しい副産物まであるんだから。
やっぱり、希美とみぞれのエピソードが好きだな。希美がみぞれのことを理解していることがよく分かる。優子や夏紀、希美はもう次巻からはいないのかと思うと少し寂しい。 -
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短編が2つと、吹奏楽用語集やキャラクター紹介等ファンブック的な作品。
まさかの立華高校との合同練習シーンが読めるとは。梓と麗奈と久美子が3人で楽器を吹くシーンが良かったな。良かったと言っても、久美子はこのとき自分より数段も上手い演奏をする麗奈と梓に取り残された気持ちを味わっていた訳なんだけども…。でも、こういうことってあるよな。どんなに真面目に練習してても、才能ある人には追いつけないんだよね。吹奏楽だけじゃないけれど、厳しい世界だと思う。
でもなんだかんだ麗奈と久美子のラブラブ(笑)シーンもあったし、満足満足。
吹奏楽用語では、知らなかった言葉もあれば、懐かしい言葉もあった。「迷子になる」は経験あり(笑)どこから入ったらいいか分からなくて隣の子の運指を盗み見たりしたなぁ。
唇を震わせて吹くのが金管楽器、それ以外が木管楽器という基礎中の基礎なことも知らなかったので、ためになった。(自分が元吹奏楽部だったのか疑わしくなる。)
シリーズの総復習もできて、改めて「響け!ユーフォニウム」は面白いと思った。涙あり、嫉妬あり、楽しみ、喜びあり。青春時代にはいろいろな感情を目まぐるしく経験していく。大人になってからこういう話を読めてありがたいと思う。 -
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ネタバレ明るくて努力家でそれに見合った成果も出せて、友達の面倒見も良い梓に欠点なんてないと思っていた。
でもさすが、先輩たちはよく梓のことを見ていたね。
うまく梓に、自分が友達に依存していることを気づかせた上に、才能を潰さないよう伸ばした先輩らの存在はかなり大きい。そう言えば高校時代、たった1つ2つしか違わないのに先輩はやたら大きく見えたもんだなぁ。
南も未来も鬼のガードチーフである桃花も、みんな格好いい。特に桃花は厳しい言葉の中にも、真剣に後輩と向き合っている姿勢が見えて好ましい。あみかもフワフワしたかよわい女子に見えてめっちゃ根性あってすごいと思う。あんなに怒られてる相手、ちょっと嫌いになってもおかしくないだろうに。
芹菜とのわだかまりがやっと解けたシーンが良かったな。一度決裂してしまってもこうやってやり直せるんだ。相手に全力で気持ちを伝える梓は、もう大丈夫だと思った。
物語は吹奏楽コンクールは途中で敗退(という呼び方で良いのか?)、マーチングの方は順調に勝ち上がっていくという展開だが、梓の周囲の人間模様の方が気になってしまい、あまりコンクールのことは気にならなかった。
立華高校吹奏楽部の話もここで終わりなのか。梓は高校卒業後、どんな道を選ぶんだろう。 -
ネタバレ 購入済み
お試し版を読んだ印象では怖くない。この作家さんは初めて読んだけど面白い。高校の頃ってこんな感じだったかも、って思い出した。他の人のレビューを見て、これからの衝撃の展開を知ってしまい、複雑。お試し版を読んだ時点ではワクワクしていた…。