武田綾乃のレビュー一覧
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失敗も成功も全て経験。 一瞬の風になれ(佐藤多佳子)、空をつかむまで(関口尚)、サクリファイス(近藤史恵)、青春スポーツ物が読みたくなる時があります。スポーツの中で胸が熱くなる瞬間もあれば、登場人物達のやり取りに胸が熱くなることもあります。いくつになってもそういった気持ちに寄り添えるようであればと思います。
手に取ったのは女子高生のカヌー競技のお話。40代のおじさんですが面白く読み進めました。続巻がまだまだあるようですので、今後も楽しませてもらえればと思います。
長瀞、寄居、戸田、埼玉の知っている地名が出てきて親近感がありました。色々な事情で学校に行けない子どもが増えている中で、前向きに高校生になり青春を謳歌している主人公に子どもの強さを感じました。カヌーやってみたいなと思いました。 -
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ネタバレ感想
シリーズものは主要キャラの性格が分かっているからサクサク読める。
京都府大会まで順調きたけど、絶対に後編では爆発する予感。
あらすじ
北宇治高校吹奏楽部の物語。主人公の久美子が3年になり、部長として部を引っ張る立場になったところから物語は始まる。1年生の勧誘で見事に新入部員が31人入り、部員は103人になった。福岡の吹奏楽の強豪校から転校してきた由真は、ユーフォニアムの担当で、演奏の上手く、久美子は少し焦りを見せる。
北宇治は今年も全国大会金賞を目指すことにし、課題曲も自由曲も難易度が高いものを選ぶ。サンフェスの練習の最中、ドラムメジャーの麗奈が厳し過ぎて一年生に脱落者が出そうになるが、久美子が引き止める。
そして、一気に京都府大会へ。京都府大会はトップバッターだったものの、見事に金賞で関西大会へ出場を果たす。久美子は本心が見えない真由に不穏なものを感じる。 -
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ネタバレ感想
率直な感想は。。。アオハルかよっ!
なんだかんだ言って主人公の久美子も余裕で上手いのでは?人間関係色々悩むが、音楽のことで悩んではなさげ。
プールのシーンは不要。
あらすじ
北宇治高校、久美子が二年生になって初めての京都府大会。北宇治高校は、危なげなく金賞・関西大会への出場を決める。男子校の龍生学園は有名顧問が入ったことにより、去年の銅賞から一気に金賞・関西大会への出場を果たす。
この巻は、オーボエのみぞれとフルートの希美に焦点を当てる。自由曲はオーボエとフルートのソロの掛け合いがメイン。自由曲の気持ちに感情移入できないみぞれは当初、苦戦していたが、合宿で新山先生からのアドバイスにより覚醒し、格段に良くなった自由曲が仕上がる。
北宇治は関西大会でベストを尽くすも、最後の1枠を龍聖に奪われ、ダメ金という結果に終わる。
最後は久美子がなんと新部長に指名され、吹奏楽部に全てを捧げるために、恋人の秀一との別れを切り出す。 -
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ネタバレ感想
まず、ユーフォニアムという楽器自体を知らなかった。吹奏楽といえば、笑ってコラえての吹奏楽の旅を思い出す。全国大会の金賞に向かって、並々ならぬ努力が必要なのだなぁ。
女の子が多い世界で人間関係が大変そう。
しかし、副顧問の先生はなんで体育教師みたいな喋り方?熱血系なの?違和感しかなし!
あらすじ
北宇治高校でユーフォニアム担当の主人公の久美子が二年生になり、慣れないながら後輩の指導や人間関係に悩みつつ、全国大会の金賞を目標に吹奏楽に励む。
一年生の指導から、各パートの人間関係のあれこれ、マーチングのフェス出場と、京都府大会に向けた部内オーディションまで。 -
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ネタバレ久美子たちが高三のストーリー後編。
入学したてのところからシリーズが始まっているので、こうして最高学年として大所帯の吹奏楽部を立派に引っ張っていっているのは、とても感慨深かった。
予想できたところではあるけど、最後は全国大会金賞というハッピーエンドでよかった。
はぁ〜いいなぁ高校生…!楽しかった中高の部活を思い出させられ、懐かしくもあの時にはもう戻れないんだなぁとちょっと切なくもあり。
このシリーズで誰が一番好きか・尊敬するか、といったら私は緑ちゃん。そのポジティブな思考と行動とオーラ、見た目と反した大人な対応も全て素晴らしくて、羨ましい!友達になりたい!
文章もシリーズ通してどんどん洗練されていったような気がする。 -
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久美子たちがいよいよ最高学年の三年生となってのぞむ部活動。前編はコンクールの京都府大会が終わったところまで。
転校生・真由の描かれ方が何か不穏で意味深で、後編で何が起きてしまうのかちょっと怖い。
美知恵先生の言葉が印象に残った。
「自分が何者か。そして、何者でありたいのか。他者の声も大事だが、まずは自分の本音にきちんと向き合え。時間は誰にとっても平等で、だからこそ恐ろしい。現実から逃げようが、現実に向き合おうが、どのように生きても一年という時間は過ぎる」
「人生なんてものは、設計図どおりにはいかないものだ。未来を空想するのもいいが、机上で考えるよりも実際に足を踏み出した方が得るものが多いこともある。」 -
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落ち込んでる時にも読めて、
たくさん共感できる本でした。
▽心に残った言葉
やはり好きになりすぎると
独りよがりな
理想の押し付けになってしまうのかもな、
と私はバタービールを飲みながら自省した。
口の中が甘かった。
「受験って大学や偏差値で考えがちやけど、
これから四年間、
自分がどういう環境にいたいかを
選ぶってことやねんで。
偏差値で学部を決めるのもええけど、
どんな人と一緒にいたいか、
どんな人にどんなことを学びたいかを考えたら、
選択を失敗することは少なくなるんちゃうかな」
どんな人と一緒に過ごしたいかと考えると、
やっぱり本や映画、漫画やゲームといった
カルチャーが好きな人たちがいい。
そうじゃなくても、
他人の好きなものを馬鹿にしない人たちがいい。
大人の友達関係って誰かが繋ぎ止めようとして
初めて成立するものなんだ。
皆が誰かから声を掛けられるのを待っていては、
縁というのは続かない。
自分から誰かを誘ったり、
社会人サークルやイベントのような
新しい何かがある場所に出向いたりして
縁の種を蒔いておかないと、
これまで構築した縁が
ただただ消えていくばかりになってしまう。
ちょっと気を抜くだけで、大人はすぐ孤独になる。
だからといって、
友達がいればいるほど幸せかというと
そういうわけでもない。
大勢の人間と一緒にいると
それはそれで新手の悩みも出てくるし、、、
楽しさと煩わしさは紙一重なので、
管理が非常に難しい。
幸せなことがあるのは素敵なことだ。
悲しいことがあるよりも、ずっと。
作品を作り続けなければ、作家は作家でいられない。
それが時折、無性に苦しい。
繊細だった十代の私と比べると、
もやしが大根になるくらいの精神的変化があった。 -
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ネタバレ久美子たちが2年生のストーリー、後編。
優子と夏紀は本当にいい部長・副部長コンビだったな。
奏者からマネージャーに転校した友恵も、重要な役回りで献身的にやっていて感動した。
今回はコンクール、どこまで進むんだろう・どういう結果にするんだろう、と思いながら読んでいたけど、全国大会に進めない関西大会ダメ金かぁ。。
練習の描写では少しずつの妥協が重なって…となっていて今年はダメなのかなと思ったけど、本番の描写では素晴らしいものになった様だったので期待していたけど。そういうこともあるよね。全国に進めるのが関西で三校と、無理矢理数が決められてしまっている中での音楽のコンクール。演奏は素晴らしいのに、実績が伴わない学校なんて、実際に沢山あるんだろうと思う。審査員の僅かな裁量で学生たちの心も生活も振り回されてなんだか切ない。
最後は優子と夏紀が久美子を新部長に指名して終わる。
まさかそれによって秀一に別れを切り出すとは思わなかったけど…真面目というか頑なだなぁ。
そして新副部長はまさかの秀一!!このコンビで新生北宇治がどうなるのか楽しみ。 -
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ネタバレこれまでのシリーズは久美子たちが1年生の話で、こちらの「波乱の第二楽章」は2年生の時の話。
後輩が入ってきた時の、これまで1年生の登場人物であった久美子や緑、葉月、麗奈たちの対応から、彼女たちの本質や一年間での成長が見られて良い。
久美子は後輩からも先輩からも頼られ相談され、抜けているように見えるのにズバッと核心をついたりアドバイス出来るようになっていて、本当に成長したなと思った。
緑が良き先輩となってコントラバスや低音の重要性について語っているところが好き。
ユーフォ、色々あったけど3人ともAに選ばれて良かった!
奏は読んでいて本当に未熟でハラハラするので、久美子や夏紀や他の先輩に囲まれ揉まれてもっと大人になるのを期待してる。 -
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立華高校編。
前編は吹奏楽コンクール京都府大会まで。
マーチングバンドが本命の高校とはいえ、夏休みに入ってからコンクールのメンバー決めと練習を開始していることにびっくりした。モデルとなったと思われる京都橘高校の吹奏楽部はどうなんでしょう…それで関西大会へ進めるなんて凄いけど…自分の過去を振り返ると年明けくらいからコンクールの練習始まった気がするから「えぇ〜〜!!」となってしまった。
先輩・後輩・同輩同士の楽器の技量による嫉妬・羨望が混ざったいざこざは吹奏楽あるあるだなと思った。
これは圧倒的女子多数の自意識の高い年齢の集団では起こり得て当然なんだと思うけど、ちょっとリアルで胸がキュッとなった。栞先輩が怖い…