武田綾乃のレビュー一覧

  • 君と漕ぐ―ながとろ高校カヌー部―(新潮文庫nex)

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    武田さんはやはり高校生の描き方が上手い!
    一気読みでした
    登場人物、一人一人の人柄も良かった。
    続きも絶対に読みます!

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    2023年01月05日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ

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    「リズと青い鳥」⇒TV1期⇒TY2期⇒誓いのフィナーレ
    と見てきました。
    そして原点たる小説版へ。

    前提として、この作品がとても好きです。
    好きなのでアニメも何度も見てます。
    何度も見てるうちに、かすかなひっかかりがあることに気づき、それはなんだろうと自問自答し、言葉にしてみようと思います。

    日本のアニメは話がわかりにくい。なんでそうするのかわからないが、わざわざ肝心なとこをとばして、あとから想像で補うようにする表現をちょいちょい入れてくる。なんでだ? ガルパンもリコリコもどっぷりハマるほど好きだけど、やはり同じようなところがある。
    なお、まどマギにはそういったところはない。リズと青い鳥も

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    2022年12月18日
  • その日、朱音は空を飛んだ

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    ネタバレ

    最初、朱音可哀想だなーと思ったけど、ものすごく自己中でびっくりしたし、リスカの描写が鮮明すぎた。
    どんどん真相がわかってくる構想が面白かった。
    最後の結末はびっくりだった。
    まさか遺書を一緒に破るとは。笑

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    2022年11月19日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のホントの話

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    卓也と梨子の関係が深掘りされているのが良き。互いにまっすぐに思いあっているのがすばらしい。卓也が東京に染まらないことを願ふ。。
    あと、優子が夏紀にデレをみせるところも良き。

    アンサンブルコンテストはストーリー自体おもしろいけど、是非演奏音ありのアニメで見てみたいです。

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    2022年10月16日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編

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    アニメからハマった「響け」シリーズ。久美子が1年のときから始まって、本作で最終学年ということで、読後の高揚感がすごかった。一気に駆け上がったな、と。

    ニコニコミステリアスな真由。前編からの布石をいよいよ回収!かと思ったが、本作品はあくまで青春ものでミステリではないので。。

    ともあれ、その真由や麗奈やらいろんな人や事柄に振り回されまくり(というか自分から首突っ込んでいった?w)、一人で抱えこんでいた久美子をずっと心配して、ハラハラして読み進めていって、最終的着地に、親のような目線で涙したのでありました。

    これが2年後アニメになるとか、楽しみすぎます。

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    2022年10月01日
  • 石黒くんに春は来ない

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    令和時代の居場所の奪い合い! 高校生のカーストを辛辣に描く学園ミステリー #石黒くんに春は来ない

    ■レビュー
    登場人物の描写があまりに生き生きとしていて強烈。
    まるで自分がそのクラスの一人になったかのように、息をするのもしんどくなってくる作品です。

    なにより、冷酷な人間を書くのが超絶に上手い。
    なんでこんなに性格悪い人物を描けるのか。思わず学生時代の大嫌いだった奴を思い出してしまいました。

    そして若い世代のつらい現実世界がまたキツイですね。
    多様性が謳われる現代にも関わず、露骨な人種差別がはびこっている。どんどん生きづらくなっている若者世代の実態を感じ取ることができました。

    また本作は

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    2022年09月29日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 前編

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    現時点でのアニメの続きが気になって読んでみた。
    「響け」シリーズはアニメのみ見て、小説は初めて読んだけど、面白い。あと、みんなコテコテの関西弁なんですね。麗奈の関西弁はまだしも、緑先輩の関西弁はアニメの声の印象が強いので、違和感が。。

    内容としては、強豪高から転校してきた真由が、不気味。表面上はかわいらしいけれど、なんかあるんやろなー。あとチューバのみっちゃんも危険な匂いが。。久美子の悩みは尽きなそう。

    後編が気になりまする。

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    2022年09月18日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ

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    私が高校生の時にちょうどアニメ化され、登場人物たちと同じような感覚でアニメも小説もリアタイで読みました。
    吹部だったので、「実際にこの先輩が部活にいたらどうか」とか「自分がここにいたらどう感じるか」みたいなものをよりリアルに想像しながら読み進めました。
    某強豪校を思わせる学校が登場したり、演奏したことのある楽曲なども出てきて、吹奏楽やってた人からすると入り込みやすいと思います。

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    2022年07月11日
  • その日、朱音は空を飛んだ

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    ある出来事を複数人の視点から描く作りの本でも最高の部類かも。
    莉苑の造形が良い。残酷なのか。いやまあ、生きてる人のためにあるべきという考えがもとの行動。
    これはアニメにはできないだろうな、多分つまらない。

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    2022年07月02日
  • 青い春を数えて

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    青春の切実な痛さとその先にあるきらめきを感じた短編集です。描かれる人物はみんな女子高生なのだけど、彼女たちの抱える悩みや葛藤というものはどこか身に覚えのあるもので、性別の違う自分も学生時代を思い出し、少し胸が痛くなるような気持ちになりました。

    収録作品は短編5編と掌編2編。描かれるテーマは部活での友人関係や後輩との関係性、受験をめぐるもやもやとした感情、あるいは姉妹関係であったりクラスや社会に対する違和感であったりします。

    テーマ自体はそこまで目新しいという感じでもないけれど、語り口や登場人物たちの心理描写がみずみずしくとにかく共感しました。

    失敗に対する恐怖。自分だけを頼ってほしいとい

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    2022年05月23日
  • 石黒くんに春は来ない

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    武田綾乃さんの本は『青い春を数えて』に次いで2作目として読みました。中盤からストーリーが展開していき、終盤は怒涛の伏線回収で面白かったです。
    やはり武田綾乃さんの本なので、一番最後の文章に小説で表現したいことのすべてが注ぎ込まれていて、物語の展開が最後の文章に繋がっていることを理解できると鳥肌が立ってくる。
    最後が気持ちよく終わるので、この本に出会えて良かった、という気になる。

    ただ、本当に申し訳ないが、中盤のストーリーで現実離れしたような展開が許容しがたい。むしろこの本の解説にあった「LINEグループからハブられていたエピソード」の方が面白くてリアリティを感じてしまった。

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    2022年05月22日
  • その日、朱音は空を飛んだ

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    飛び降り自殺した少女について、色々な視点から語ることでそれぞれの人物のすがたが浮かんできて、読み進めるたびに物語が違う形になっていくようで面白かった

    2回読みたい

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    2022年03月13日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編

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    無事に完結してよかった。主人公達の熱い想いがぶつかり合っていてとても良かったです。あすかの出番少なすぎでは。それだけ久美子が成長したということなのかな

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    2022年02月06日
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ

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    懐かしい思い出を追体験したような感覚。
    こんなギスギスあったなぁ、とか、誰かひとりが吹き始めたら次々と吹き出していつの間にか合奏になったりしたよなぁ…なんて感情移入してたら最後で一緒に涙が出てしまっていました。
    数年前にやった宇宙の音楽の名前が挙がってておっとなった。
    残念ながらバスクラは物語に出てこないけど…ユーフォよりマイナーだけど、わたしも好きだからここからは上手になるためにというより、人生のスパイスとして吹き続けられたら、いいなぁ。と思いました。

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    2022年01月04日
  • 石黒くんに春は来ない【無料お試し版】

     

    購入済み

    スキー教室の夜に姿を消した少年は、雪山の中で救助されるが重体。クラスメイトとの人間関係に問題があったと言う保護者は、入院したままの少年を転校させた。日常生活を取り戻した生徒に、少年からのメッセージが届く。

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    2021年12月12日
  • 君と漕ぐ4―ながとろ高校カヌー部の栄光―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

     天真爛漫な舞奈が実は結構中身は大人だってのは意外でした。愛されて育ったんだろうなって感じだったのに、親が離婚してたとは。それでも真っ直ぐな性格なのは愛されてるからなんだと思います。

     そして、いつもどこかで千帆に対して線引きをしていた希衣も、ようやく自分の殻を破ってきてこれからが楽しみです。

     新入生の富歌も中々癖のある子ですが、カヌー部に入って活躍できるのを期待しています。

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    2021年11月08日
  • 青い春を数えて

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    苦しくて、でもそれが現実で大人になればいい思いでにだって言う人は多いだろうけど、今日明日を生きることは私や彼女達にとってはとても大変な事で。こなければいいと思った。連絡も知らせもないなら時間ごと止まればいいと思った。だから、彼女が「死ぬ?」と言った姿が凄く綺麗に脳内に描かれて、凄く儚いんだけど、そこには彼女が生きていて、高校生のヒリヒリした感じが凄く伝わってきた。
    誰かにとっては「たったそれだけ」の事だったかもしれないけど、その人にとっては「たった」とは思えない事だったんだと思う。
    心中を考える姿も、綺麗な描写も、全てが青春で、綺麗で素敵で、キラキラしてて、とてつもなく痛いものだった。受

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    2021年11月04日
  • 響け! ユーフォニアム 2 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏

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    狭い部屋で吹奏楽部の発表を聞く機会があり、演奏の始めに全員が息を吸い込む音が聞こえて、それがなんかもう、色々なものが凝縮された音に聞こえてそれだけで泣きそうになったことがあります。
    なんでしょう、部活を扱ったお話はたくさんあるのに、何で吹奏楽部だけ特別に見えるんでしょうね。最後に聴衆に向けて熱い固まりをぶつけてくるからかなぁ。
    アニメ見ようかな。

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    2021年10月12日
  • 響け! ユーフォニアム 2 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏

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    コンクールに向けての猛練習。
    そこへ早朝から誰よりも一番に練習にやってきている2年のみぞれと、突如部活動に戻りたいと申し出た希美、それを許さない3年のあすか。
    1年の久美子には事情が掴めないけれど、吹部で何かが起こっている。

    シリーズ2冊目の見どころは、それぞれが抱える思いの違いだと思います。
    みぞれの思い、希美の思い、優子の思い、夏紀の思い。
    それぞれが絶妙にすれ違っていて、この年頃の女子の関係性がもどかしく感じました。

    相手に執着したり、実はお互いにお互いを本当に理解はしようとしてなかったり、表面的な仲の良さと、客観的に見たときの関係性のギャップがうまく描かれていたと思います。

    関西

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    2021年08月27日
  • その日、朱音は空を飛んだ

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    自殺した女の子を取り巻く世界の話。
    短編というか、その自殺周辺の色んな人の話の話が刻まれて書かれていて、面白い構成。

    最初遠い人間からどんどん近付いていくのが面白くてススム。
    最後自殺の理由?書かれてるのが意外、色んな要因があって明確なネタ明かしって無いと思ってた。

    思春期って何でこういう感情何だろう?って思う。
    今歳取って振り返ると、思春期独特の感性とか未熟さって本当不思議。
    そういう多感な時期の、色んな感情が読めて面白かった。
    ヒエラルキーとか、人間関係の複雑さとか、社会人になるとなあなあになるのか慣れるのか…。
    あの時の妙に敏感な感じとか、常に周りが気になるのとか、自分が思いもせずに

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    2021年08月21日