武田綾乃のレビュー一覧
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〉切なさに満ちたオーボエの調べが、周囲の演奏をかき消した。音量が大きいわけではない。それなのに、周りの音が聞こえない。かけ合いをしているはずのフルートの音が、いつの間にか途切れていた。
これで終わりかと思ったらもう一冊短編集出たらしい。
本編ももう少し続けたい終わり方かな?
リズと青い鳥の関係性が逆転するのは腑に落ちる感じがして良かった。でもメインテーマのみぞれ希美の関係性が決着しないのはややもやもやが残る。大好きのハグで本音を全て交換は出来なかったよね。そのへんは映画でどう演出するのかも楽しみ。
トランペット1年生の葛藤と成長は、読みながら応援してしまった。頑張ることができて良かった。
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ネタバレ〉怒りによってぐちゃぐちゃに乱れたその顔を、
〉久美子は可愛らしいなと思った。
映画をやると聞いて慌てて読みました。出てたの知らんかった。
波乱の第二楽章、つまり2年目の開始。
先輩が卒業し、後輩が入ってくる。
それぞれの人間関係が今回のメインテーマかな。
音楽・吹奏楽的な話は少なめで滝先生もあんま出てこない前編でした。
やや盛り上がりにかけるなーと思いながら読んでいたけど、ラストにはやられた。こういうの好きです。一所懸命に頑張る話が好きな人に読んでほしい。
以下ネタバレ、未読の方は必ず引き返すように。
いやー、まさか、夏紀先輩は絶対ダメだと思ってたところから大逆転とは!それま -
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クラスの地味キャラの石黒くんが、クラス内カースト最上位の女王様久住京香にスキー合宿の最中に告白した。その事実は翌日には学年のほとんどが知ることになった。学年Lineで京香が暴露したから。翌日、石黒くんは危険区域に入って遭難し、それから目を覚まさない。
Lineを中心にした話運び、ニコニコとの曲コラボ、ブラックなオチでとっっっても現代的なおはなし。いじめっ子が墜落していく、とても爽快な話のはずなのにものすごくうすら寒い。どうせなら主人公も花に思いっきり嫌悪されてましたみたいなオチも欲しかったかな。しかしユーフォの作者さんて若かったんだな……。 -
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その後番外2篇と、おまけで著者ロングインタビューや吹奏楽部から音楽の仕事についた人たちのインタビュー、など。
番外は読み応えあって良かった。
アニメでは学園天国を文化祭でやっちゃったから、定演はなしかな?
あと書きでアニメ化について「幸運だった」と言っているけど、まさにそうだと思う。
これだけ素晴らしいアニメ化はなかなかない。
アニメがなければ佳作だけど大して売れるわけではない作品、で終わってたと思うので、ファンとしても本当に幸運だった。
そもそもアニメ化しなければ手に取ることもなかったでしょう。
良い意味でジュブナイルっぽい筆致で素朴で爽やかな良さを引き続き読ませて欲しい。
そして読 -
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登場人物に感情移入できない
ドロドロゴタゴタの高校生物語である。語り口は軽めなのだがストーリー内容のゴタゴタ感になかなかついて行けないし、登場人物の誰にも感情移入できない。少しミステリーっぽい話の展開を追うだけになってしまった。
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購入済み
ダメ。
要は、言い訳話である。アニメ版があの様に終わったので、そのままにしておくと問題かも?と作者が思ったので、言い訳を書いてみた。という物に過ぎない。言い訳を聞きたい人は読んでみても良いかもしれないがお勧めしない。