武田綾乃のレビュー一覧
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ネタバレ天才肌の1年生が入ってきて、努力型の先輩とのコラボでミラクルが起こるような青春部活物としては、『はねバド!』や『風が強く吹いている』とか、天才肌ではないけれど周りへの影響力がある1年生のパターンでは『響け!ユーフォニアム』や『弱虫ペダル』『僕のヒーローアカデミア』なんかを連想。「プロローグ」によってその他の未来の可能性が狭まっちゃうような気がするし、ない方がシリーズ物として長く続けられそうな気もするけれど、あえて変化球なのかな。プールで一緒に練習しているときの千帆と舞奈とか、希衣と千帆が好きなものを店で注文して取り替えっこする場面とか、繊細な心の動きがいかにも女の子っぽいし、女性作家ならではと
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ネタバレ小学生からのペアが存在する鶴見希衣と今まで一人でやっていた湧別恵梨香が、「"君と"漕ぐ」ことを選択することによって、一方は今までのペア(親友)という呪縛からの解放、もう一方はペアで(他人と)組むことを通して自己を外に向けて解放するお話。
読み始めは初心者の黒部舞奈のお話かと思っていたが、上記の通りのお話であった。
同じ時間を過ごしていても、知ることが増えるだけで、分かりあえるわけではない(pp.246-247)のは、まぁそうだよなぁと思った。
カヌーに対しての基礎的な知識がないため、イメージが少々掴みにくいところはあったが、大会当日、レース前の緊張感は文面を通して伝わってき -
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ネタバレながとろ高校入学前日に出会った黒部舞奈と湧別恵梨香。二人が入部したカヌー(カヌースプリント)部の先輩で、小学校からオリンピックを目指してカヌーを続けていた鶴見希衣と天神千帆。この4人の少女達の間に生じる人間関係を追う形で話は展開する。
初対面でも興味を持った人には無遠慮に近付いていく天真爛漫な舞奈(カヌー初心者)。小6での不登校を機にカヌーを始め、人と交わらず大会にも出ずたった一人で漕いできた恵梨香。そして、小学生時代からずっとペアを組んできた千帆と希衣。「千帆と一緒に上を目指す」という想いを抱く希衣と、そんな希衣の想いを「重荷」と感じる千帆のすれ違い。そこに、過去はベールに包まれているが圧 -
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中学の時に吹奏楽をやっていたせいで、このシリーズを読むと中学のころを思い出す。すっかり忘れていたけれど、休み前の練習後、大掃除でワックスがけとかやってた気がする。去年の水着が入らないかもってのは男性作家では気づきにくい視点かも。友達の、彼氏との予定を気遣いつつ、予定がなければ一緒に行動したいというのは女子らしい。アニメ化すると、小説で後から登場してくる人物の描写がビジュアルとズレたりしないんだろかと心配になった。最後の方のページ数から考えてやっぱり予想通りの結末に。残りのページ数が分からなければ、いろいろな可能性が想像できただろうに。紙の本であるがゆえの宿命かな。
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ユーフォシリーズ本編(『ユーフォ』、②③、第二楽章前後編)を全部読んで。
音大を卒業してプロのオーボエ奏者になった鎧塚みぞれ先輩がアウト×デラックスに出演、
マツコ「中学、高校の吹奏楽部時代には、ずっとひとりのお友だちのために吹いてたらしたってうかがったんですけど」
みぞれ「今でもそうです」
マツコ「え、でもそれって恋愛感情とかじゃ・・・」
ここでモーツァルトの交響曲25番のあの不穏なメロディーが流れはじめ、
みぞれ「じゃなくて。オーボエは希美なんです」
矢部「アウトォォォーッ(-_-;)」
・・・てなことになったら楽しいな、と妄想しました。 -
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この本を読んでとにかく懐かしい記憶が蘇った。
毎日の朝練、昼練、部活に居残り練習。
ひたすら技術と音の追求の日々。
わたしも中学時代に吹奏楽部に所属をし(全国へは行けなかったが)、とにかく部活でいろんな経験をした。
こういう活動は、学生時代じゃないとなかなか味わえなかったと思う。
未来が言う「卒業すると楽器を辞めてしまう理由」にも、思わず頷いしまった。
学校の部活もの作品が流行るのは、作者の力量もあるのだろうが、読み手の誰もが通る【学生時代のあの頃】の記憶がどこかにひっかかることも大きな要因の一つじゃないだろうか。
本編で緊張したのは、とにかくコンクールの発表。
練習をやって練習をやって、
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3巻は北宇治高校吹奏楽部の心臓であるあすかと、久美子の成長編。
今まで普通であることにこだわり、優柔不断でどこか1歩踏み出せなかった久美子が、やっと成長を見せます。
この物語は本当にキャラクターが魅力的で、優柔不断で流され易い久美子と天才的だが周りを見通す力や相手を思い遣ることのできない麗奈、美しい容姿と優しい性格、そして他人を思い遣る心をもった香織、感情的で暴走し易いが他人想いな優子、そして優しいが故に決断できない部長の晴香と、理論的で完璧な副部長あすか、それぞれが吹奏楽で音楽をすることでどう成長していくのかがこの物語の肝だと思います。
そして悩める子どもたちに対し、少し年を重ねた橋本と新山