武田綾乃のレビュー一覧
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アニメ版シーズン3の最終話を観終わってからしばらく経つが、今でもあの感動は忘れられない。本書は最終話のその後の話も入っていて、北宇治高校の吹奏楽部の話が読めるのが単純に嬉しかった。
アニメ版では消化しきれなかった黒江真由のどこか影のあった性格について、そりゃあそんな過去があったらそうなるわと納得し、彼女が現在久美子たちと楽しく過ごせていることに安堵した。久美子と真由が向き合って真剣にお互いを見つめ合うシーン、凄く良かったな。思わず笑ってしまう。私も嫌いな人とやってみようかな。目を合わせてくれないかもしれないけど。笑
真由にカッコつけたい、真由の前では下手な演奏はできないと思っていて、それがど -
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売れっ子作家陣が綴る百合小説作品集、ラブリーな魔法で陶酔しちゃう! #貴女 #百合小説アンソロジー
■きっと読みたくなるレビュー
前作『彼女。百合小説アンソロジー』に続く、いまを時めくミステリー作家陣によるアンソロジー。
あいかわらずキュンキュンさせてくれる本シリーズ。今回はミステリーよりも百合要素がマシマシで、読んでると別世界に昇天させてくれます。
テーマはひとつなのに、様々なアプローチで楽しませてくれますね。皆さん各々の強みを出されていて、先生らしいなって作品ばかりでファンとしては嬉しい限り。
恋愛なんか久しくしてないなー、百合なんてよくわかんねーよと思っている中高年層にこそ読んで -
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アニメ視聴後に、久美子3年生編だけ。
3年生前編のこの巻ではアニメとの大きな差はないかなと思う一方、それぞれの出来事がより事細かにかかれていて面白かった。
久美子目線で語られてるから、どのシーンでも久美子の考えが描かれていて、アニメでもよく心の声描かれてるなって思ってたのに、それ以上やったw
特に久美子が1年生のさりーちゃんの話を聞くシーンが個人的には印象的。アニメの時は、久美子部長らしくなって…頼もしくなったな…思ってたけど、小説読んだら、なんともずる賢いというか、、良くも悪くも人間らしく、かつ1、2年生の頃の久美子の延長線上って感じもして、好感が持てました。久美子の人物像について、ふわっと -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった!!!
アニメでは、北宇治が上手くなったのは「元々上手な人がいて伸びしろがあったから」と滝先生は語っていたけれど、
小説では「滝先生の指導が優秀だから」という久美子達の意見がよく出てきた。
確かに、学生時代の部活は顧問の影響大きいよなと私は思った。
いくらアニメ滝先生が「僕が連れて行くのではなく皆さんの力で全国へ行くのです」と言ってもそれだけじゃ足りないよなと思う。
アニメではさらっと流れた「十回通し」をやる意味も小説では丁寧な説明があったから、ようやくその効果を知ることができた。
強豪校の顧問が変わったから弱体化してないかなと祈る気持ちもよく分かる笑
また、突然のソロ交代で本番吹