武田綾乃のレビュー一覧

  • 青い春を数えて
    「愛されなくても別に」が好みだったので、こちらも購入しました。どの主人公にも、少しずつの共感を抱きました。自分自身の捻くれた考え方に罪悪感を感じながら読み進めると、各話最後には、そっと寄り添いつつ前を向かせてもらえます。青春真っ只中にいた時は言語化出来なかった感情を、大人になった今、再び振り返り、こ...続きを読む
  • 可哀想な蠅
    なかなかハードな短編集だったw
    どの物語も短でいつ自分においてもおかしくない出来事と感情。だから私はSNSが怖い。
    全然関係ない人がいきなりキバをむいてやってくるにはいやだ。
    関係ない人に状況も知らずに、判断はされたくない。でも、そんな世の中なんだから慣れるしかないのかなw
    残りの話も分かると思いな...続きを読む
  • 青い春を数えて
    武田綾乃さんの小説を読みたくてお試しでこの短編集を読みました。
    感想としては、とても良かったです。青春の葛藤、自分らしさを追い求める姿に爽やかさが感じられ、また百合成分が強くてとても良かったです。
    個人的にお気に入りなのは3つ目の姉と妹のお話です。妹の頑張りをしっかり姉は見ている描写で深い愛情が感じ...続きを読む
  • 君と漕ぐ5―ながとろ高校カヌー部の未来―(新潮文庫nex)
    君と漕ぐは、読みやすい小説なのでするすると読んでしまう。君と同じあきらめない人だったから組んだのではというフレーズにぐっときた
  • 愛されなくても別に
    宮田と江永が理想の関係すぎて羨ましいなって思った!お互いに抱えた生きづらさを分け合いながら生きていく様が好きだった。やり取りが面白いし、共感出来るところも多くて読みやすかった。家族は血が繋がっているだけの他人だという2人の考え方がとても好きだった。
    愛されることが全てじゃないし愛することが全てじゃな...続きを読む
  • 世界が青くなったら
    ──どの選択をしたとしてもそれは『私』なのです。

    読み進めて気付くのはある違和感でした。その謎めいた違和感は星の砂のように散りばめられています。純文学的要素とミステリアス要素が楽しめる。著者の『響け!ユーフォニアム』とは異なる世界観に浸れます。
    武田さんの想い描く世界が桁外れに魅力的で、ラストまで...続きを読む
  • なんやかんや日記 ~京都と猫と本のこと~
    サクッと読めて楽しかった(*^▽^*)♪でも終章のバロンの話はアカンわ~。・(つд`。)・。「響け!ユーフォニアム」シリーズ途中で止まったままだから、なんとかしなきゃな( ̄▽ ̄;)
  • 愛されなくても別に
    わかる、誰かにカルピス作ってもらえるだけで嬉しいし気持ちが柔らぐ
    この本読んで救われる人多いんじゃないかなー愛されなくても別に
  • 飛び立つ君の背を見上げる
    夏紀さんの物語だった! 今までの外伝みたいに、短編集で1話1話、視点が違うのかな、と思ってたら、今回はずーっと夏紀さん視点だった! 夏紀さん主人公の一冊だった! 夏紀さんが好きな人は喜びそう! わたしは夏紀さんは普通な感じだったから、こういう考え方もあるんだ、なるほど、なるほど、と、あんまり感情移入...続きを読む
  • 青い春を数えて
    凄く好きな青春小説です!この方の作品は初めてでしたが、とても読みやすくて登場人物などに感情移入が出来てビックリしました!有名なシリーズものを書かれているらしいですが、こういう短編集ものももっと出してほしいくらい好きになりました!
  • 響け! ユーフォニアム 3 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機
    音や演奏って、言葉だけで表現するのって想像よりも遥かに難しいと思う。しかしP338〜P344に渡る北宇治の全身全霊の演奏が、言葉から心に響いた。著者の武田さんは、天才だと思った。
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ
    あなたは、『全国大会』を目指したことがあるでしょうか?

    『全国大会』という言葉を聞いてそこに何を思い浮かべるかはマチマチだと思います。それは、あなたがかつて中学、高校で所属していた部活動によっても異なるでしょう。そんな言葉に細い目で遠くを見つめたくなる方は、『本気で全国に行きたい』と厳しい練習の中...続きを読む
  • なんやかんや日記 ~京都と猫と本のこと~
    以前読んだ著者の作品「愛されなくても別に」が私の中で好印象でした。実はアニメ化にもなっている「響け!ユーフォニアム」シリーズが著者の作品だと最近になって知り、著者を知りたくてエッセイを手に取りました。作品のカバーのイラストも可愛くて、目を惹きました。

    著者が好きなあれこれを2年に渡りWebサイトに...続きを読む
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ
    アニメ、映画と見てから小説にも手を出しました。
    アニメから入っているため登場人物の関西弁にまずは慣れるところから。
    標準語に比べて関西弁になることでやっぱりキツく聞こえてしまうのは仕方ないところ。
    そこは慣れてしまえば大丈夫でした。

    ユーフォニアムのリアルな人間関係がとても好きで、小説はそこがさら...続きを読む
  • 愛されなくても別に
    友情とか絆とかいう言葉が安っぽく感じる
    泥沼にはまる親が子どもの手を離さない
    子どもが親の手を離せないのは愛とは違う
    二人が今後安らかに暮らせることを願ってしまう
  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編
    これ以上の青春はないと思った!
    全国前は幹部で揉め事があったけど3人なら乗り越えられるって信じてた!
    金賞取れたのも久美子と秀一の幼なじみペアがくっついたのも全部ハッピーエンドで終われて最高でした!
    久美子が教師として活躍している姿、他の部員がどんな生活をしているのかすごい気になる!
  • 飛び立つ君の背を見上げる
    映画への導入も兼ねて。ハードカバー発売から2年半、文庫になるのを待ってました。夏紀の代の関係性や、大量退部のときの当事者たちの心情が理解できた。そんな時代のことを知ると、久美子1年生のときの各メンバーの思いがより胸に刺さる。吹部引退後の夏紀の代が、バンドやったりカラオケ行ったりしていて(普通の女子高...続きを読む
  • 愛されなくても別に
    簡単に書くと孤独だった大学生が友達をつくるお話でおもしろかった、なのだけれど。
    自分の生い立ちをこれくらい不幸だと見積もって、それよりも幸せなのだからいいだろうと思ってしまうことはわたしにもあるので、それは客観的にみればこういう風に不快なんだと納得させられた、感じさせられた作品。
    実際はひとそれぞれ...続きを読む
  • 愛されなくても別に
    自分が抱える孤独は他人と比べようがない。

    自分が一番苦しい訳じゃないのは分かっていても、やり場のない気持ちをどう昇華すればいいのかひとつの示唆を与えてくれる作品だった。

  • 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編
    アニメから入った作品ですが、アンコン編が映画化ということもあり原作を一気に読み終えました。
    ストーリー展開としては王道。2年生編まで読み終えていたら3年生編の大筋は正直読まなくてもわかっていた方も多いのではないかと思います。
    この作品の魅力は様々な人間関係やその苦悩が描かれている点ですね。ただの青春...続きを読む