あらすじ
※本書は『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 前編』 『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編』を収録した合本版です。
北宇治高校吹奏楽部の活躍を描いた、人気青春小説シリーズ!
久美子たちは三年生となり、部長=黄前久美子、副部長=塚本秀一、
ドラムメジャー=高坂麗奈の新体制で新・北宇治高校吹奏楽部は始動する。
またもや少々クセのある新入部員に加え、今年は強豪・清良女子からの転入生である
三年生のユーフォニアム奏者、黒江真由が入部したことにより、部内にまたもや波乱が巻き起こる。
はたして久美子たちは悲願の「全国大会金賞」を成し遂げることができるのか……?
感情タグBEST3
3年生となった久美子達の物語。いやー、本当に面白かった。久美子を筆頭に1年生からを思うと、本当に成長しているなと感じた。それそれの個性がしっかりあり、人間関係の不安定さと、だからこその面白さと奥ゆかしさが十分に表現されていた。
あとは自分ももう少し部活に対し真剣に取り組んでおけばよかったなーと感じた。
何かに打ち込めるものがあるのは本当に素晴らしい。ある物事において「自分を納得させるだけの努力はしてきた」というのはなかなか言えることではない。この言葉大好きです。
人は誰かにとっては特別な存在であるというのは常に意識していきたい。そうすれば自身の特別な人に置き換え、皆に平等に接することもできると思う。
「力を発揮しろ、人の失敗を奪う権利はない」というのも響いた(言葉は違いますがニュアンスとしてはこんな感じだったと思います笑)。
これは環境に依存するけど、その環境(空気)作りを瀧先生を初め、各部員で作り出していくストーリーは見応えがあった。
ただ現実をみると100人近くの部員数がいるから中々全員が、となるのは難しいとは思うが、、、それでもまとめるのが部長の役目だから本当に大変だったと思う。
心残りがあるとすれば、部活引退と卒業式も見てみたかったな〜
ひとまず完結ありがとうございます。この作品に出会うことができて良かったです😊