稲垣栄洋のレビュー一覧

  • 雑草手帳 散歩が楽しくなる

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    見開きの右ページが図鑑的な写真や同定情報。左が名前の由来や特徴、歴史的逸話など。
    左ページの話はおもしろい。
    一方、右ページの情報は図鑑としては写真が小さく、花単独の写真も小さくて、「同定のための図鑑」としてはいささか不十分。
    名前を聞いたことある人が「あ、あれか!」と思い出すためにある程度。
    図鑑的に名前を知りたいのであれば、別の大きな図鑑が必要。
    もう少し雑草に詳しくなったら、手元に購入しよう。
    3割程度の飛ばし読み。

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    2014年11月05日
  • 都会の雑草、発見と楽しみ方

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    そういえば今までなかったかもしれない、都会の片隅に生える雑草の雑学本。ちい散歩のようなゆるさで、雑草の魅力を教えてくれる脱力系の一冊。

    都会はコンクリートに囲まれていると思っていたが、この本を読んでから出かけると、本当にたくさんの雑草がその辺に生えているものだ。雑草は踏みつぶされて、種がはじけて、靴の裏に忍び込み、人間によって遠くまで運んでもらうらしい。「草花を踏んじゃいけないよ!」と小さな頃教え込まれたが、雑草に関しては踏まれ慣れて順応していたようだ。

    我が家では今でも隣の空き地からおばあちゃんがよもぎを摘んできてお餅にして食べる。香りが強くとっても美味しい。私は、よもぎと他の草の区別さえもつかない。本書の後ろにイラスト入りの解説が載っているので、よもぎくらいは分かるようになっておきたいと改めて思った。

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    2012年11月27日
  • キャベツにだって花が咲く~知られざる野菜の不思議~

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    農学博士の著者が、野菜における名前の由来や栄養素について解説する本。2008年。普段私たちの食べている野菜がどれほど優れた食材かを、野菜の歴史を踏まえながら紹介してくれる。トマトがなぜ赤いのか、なぜサプリメントだけではだめなのか、など身近な食材を取り扱ってくれるため、非常にわかりやすく野菜に対する関心が、これまでよりも深くなった。

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    2009年10月07日
  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密

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    雑草生態学が専攻の著者の本。
    表紙が足跡なことから、動物の進化や生存戦略に関するものと思って手に取ったので意外でした。
    ふつうとは何か、個性とは何か、らしさとは何かなど、テーマによって丁寧に書かれています。
    悩みに対する一助になる方もいるかもしれません。

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    2026年10月25日
  • 植物たちのフシギすぎる進化 ──木が草になったって本当?

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    わかりやすく、読みやすい。しかしながら。個人的に好みではない。植物の進化を解説するため、さまざまな例え話。サッカー競技、寿司店の形態と発展、結びは個性について、勉強する理由と、読書のすすめ。少々、食傷した。

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    2026年10月24日
  • 雑草は、なぜ何度でも生えてくるのか 小さな植物の「合理的な生き方」

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    他の本でも聞いたことがあることは、重要なエッセンスであるが、本書にはそういったエッセンスの部分が散りばめられている。
    ・アスファルトに咲く花は、競争相手がいないため、意外と、生存戦略上、立地良好である。森のほうが太陽の光を奪い合う激しい生存競争が繰り広げられている。
    ・鳥の目(マクロ)、虫の目(ミクロ)、魚の目(トレンド)、草の目(太陽の方を見る)、雑草の目(地下からの目、誰にも見られない隠れた目)
    ・諦めるは、明らめるである。つまり、諦めるのには明らかにする必要がある。自分にできることを明らかにした結果諦める、最初から何もしないで諦めることはしてはいけない。

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    2026年10月15日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    植物の生存戦略の合理性が凄い。
    遺伝子の継承のために、生命はここまで柔軟かつ複雑に進化できるのかと感動する。

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    2026年10月11日
  • 「戦わない」から、うまくいく。

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    雑草の生存戦略をもとに、「戦わずにうまく生きる方法」を説いた本。

    強い相手とは正面から戦わず、自分が勝てる場所を選ぶ。ストレスになることは受け止めるのではなく受け流す。変えられないものは受け入れる。

    「変化はチャンス」「強者ほど変化を嫌う」という考え方も印象に残った。

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    2026年10月11日
  • 世界史を大きく動かした植物

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    植物を歴史の主役として考えたことはなかったので、新鮮だった!食は身近なものだから、歴史を動かす存在というより、当たり前にある脇役として考えてしまっていたけれど、実際には人間の歴史そのものを大きく動かしてきたのだなと思った。
    交易や植民地化、人口の移動など、さまざまな歴史の出来事が植物と結びついていることが面白かった。普段何気なく口にしている食べ物の背景に、沢山の歴史が積み重なっていると思うとなんかいいかも。

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    2026年08月31日
  • 遺伝子はなぜ不公平なのか?

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    生物は答えのあるものは、答えの形に進化する。
    たとえば、目の数は、誰もが二つである。首の短いキリンはいないし、足の遅いチーターもいない。

    しかし、正解がないときに、生物はたくさんの個性を用意する。遺伝的に多様な集団であることで、あらゆる環境に対応し、様々な環境の変化に対応しようとしているのである。

    もし、イケメンの顔が正解なのだとすれば、すべての人類がその顔立ちに進化するはずだ。そうでないということは、私の顔もまた、たくさん用意された答えの一つということである。
    明るい人と暗い人、積極的な人と引っ込み思案な人、足が速い人と遅い人。すべて人類の進化が出した答えである。

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    2026年08月23日
  • 植物に死はあるのか 生命の不思議をめぐる一週間

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    植物もとい遺伝や進化を植物の側面から考察する作品。
    無駄に物語テイストになっていると感じた。このタイトルで期待していた内容とは微妙にズレていたと感じた。
    内容自体は至極真っ当で、種を残すという大目的のために、植物がどのように進化しているか、また我々が口にする種無し品種の作り方や挿し木についての説明等が特におもしろかった。分類と境界の設定の仕方をことあるごとにイメージできるのが良い。ただ、タイトルにある「植物に死はあるのか」についての直接的な問に対する解は無い。当然だとは思うが。ある意味では仏教的な本であると感じる。

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    2026年08月02日
  • 面白すぎて時間を忘れる雑草のふしぎ

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    身の回りに生息している雑草の特徴を述べるだけの本かと思いきや、私たちが生活していく中で生じる「何が正解」や「どちらが正解」という問いを見つめ直す視点も少し提示してくれるような本でした。
    雑草の特徴に関しては、説明がされた後に生じる疑問がどんどん示され、それに対してまた説明がなされるというような流れで飽きずに読み進めることができました。
    やや残念だったのが、紹介される雑草が写真では無くイラストであったことです。逆に言えば自分で調べるきっかけになったとも言えます。
    散歩するときに足元を見ることの面白さを教えてくれました。

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    2026年06月14日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    あんまりこう、参考になった!!って感じはなかったけど、自分の普段の日常に近しいところでの豆知識を知れて嬉しかった!たんぽぽを見分けれるようになったけん、観察してみようと思った!!

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    2026年06月14日
  • 生き物にとって死とはなにか

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    過去作に比べ若干のネタ切れ感は否めないものの、多種多様な生き物が辿る生から私たち人間への強いメッセージ性のあるこのシリーズが私は好き。

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    2026年06月11日
  • 一晩置いたカレーはなぜおいしいのか―食材と料理のサイエンス―(新潮文庫)

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    知らなかったことだらけでタメになった!
    特に、植物が自身の種を散布させるために様々な工夫を凝らして進化してきたのが面白い。

    サクランボの本物の種子は、私たちが食べてぷいっと吐き出したものではなく、その種子のようなものの堅い殻の内側にあるというのが驚き。しかもそうなっている理由が、消化器官の中で種子が消化されてしまったりするのを防ぐためにコーティングしているとかいうメタ読み。まるで知性があって意志を持って進化してきたように思えて興味深かった!

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    2026年06月02日
  • 怖くて眠れなくなる植物学

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    暇つぶしに丁度いい雑学本です。「面白くて眠れなくなる」の方が好みでした。雑学本なので内容は浅めです。

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    2026年05月30日
  • 雑草は、なぜ何度でも生えてくるのか 小さな植物の「合理的な生き方」

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    雑草というものを勘違いしていたことを知った本。雑草魂という言葉があるように逆境に負けずに頑張るイメージでいたが、実は雑草たちが取っているのはコスパが良い賢い戦略だった。

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    2026年05月28日
  • 植物に死はあるのか 生命の不思議をめぐる一週間

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    生物学者が生徒からのシンプルな質問をきっかけに考えを広げたり深めたりしていく。
    エッセイのような読みやすさの中に、サラリと生物学知識が盛り込まれてくるため、気軽に読める内容だった。
    ただサラリとしすぎて残るものはあまりなかった。

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    2026年05月26日
  • 雑草は、なぜ何度でも生えてくるのか 小さな植物の「合理的な生き方」

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    雑草の話と思って読み始めたところ、君たちはどう生きるか的な啓蒙本だった。雑草について書かれているところは興味深い。

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    2026年05月08日
  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密

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    読者として想定しているのは思春期の子どもたちで、どこかで躓いたり集団に馴染めなかったりして疑問を持った人向けという内容だった。
    うまくいかないのであれば同じフィールドで戦おうとせず、自分の得意なことを伸ばそう。そこに優劣はない、という内容。
    雑草の研究をなさっているそうで、雑草を育てようとしても雑草は改良されていないからすぐに芽が出たりはしない、という話に驚いた。芽吹く時期が同じなのは、人間が手を加えた結果だとのこと。あまり考えたことがなかった。自然界では花の色にバリエーションがないというのも。自分の無知を思い知った。
    捻くれた大人にとっては、両親や祖先の奇跡の話になるのは生理的に受け付けない部分があったけれど……
    人類は敗者の中の敗者として進化を遂げてきたとのことだから、悩む子どもたちにとっては、もっと色んなことに目を向けてチャレンジしてみようと、背中を押してくれるような本かもしれないと思う。

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    2026年05月04日