稲垣栄洋のレビュー一覧

  • 植物はなぜ動かないのか ──弱くて強い植物のはなし

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    「雑草というのは踏まれても踏まれても立ち上がるイメージがあるが、実際は踏まれて立ち上がる無駄なことにエネルギーを使うよりも、踏まれながらどうやって種子を残そうか考える」と聞いてなるほど。
    変えてはいけないものが分かっている植物界の流儀を知ることができる一冊だった。

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    2020年10月11日
  • 生き物が大人になるまで~「成長」をめぐる生物学

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    家で飼っているグッピーが最近子どもを産んでいます。
    生まれるとすぐに泳げるし、エサも自分で探して食べます。
    これって凄いことだと見ていて感心します。
    2~3ミリくらいの体が日に日に大きくなり、いつの間にか3~4センチ程に育ちます。
    生まれた時から小さな大人という感じでしょうか。

    生むのは卵か赤ちゃんか。
    子育てをするか否か。
    大きくなるのか質を変えるのか。
    子ども時代が長いか短いか。
    本能のみにたよるか知能を活用するか。

    生き物に関して、このような話題について書かれている本を読むのが好きです。
    昆虫はトンボやチョウやカブトムシのように親子が別の生物にしか思えない不思議な成長をします。
    カエ

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    2020年10月07日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    借りたもの。
    世界を、地球を支配しているのは植物である!
    水と岩と窒素に覆われた惑星環境を変化させた、その多様性としたたかさに瞠目する。
    爆発的なスピードで世代交代――進化――することで得たそれら。
    全ては己(植物)の繁栄のため、昆虫、動物様々に利用する。
    そして人間との関りも興味深い。
    カフェイン(ある意味、毒。アルカロイド系)や香辛料に魅了され(言及されていないけれどもっと言っちゃえば大麻も)、自然界では拡散に不向きな非脱粒性のムギを見つけ栽培しせっせと増やした……
    学問では人間の分類が便宜上にすぎないこと、芸術の面では「神は永遠に幾何学する」植物の法則性に魅了され生み出された文様に至るま

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    2020年09月29日
  • 敗者の生命史38億年

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    生物の進化史において、なぜその種が優位になったのか、どうしてこっちの種は追いやられてしまったのか、わかりやすく概要をまとめたもの。読みやすい文章で全体が網羅されているので、生物史を概観するのに適している。興味を持ったポイントを、更に別の本で深堀りすると良いだろう。
    植物が専門のためか、植物に関して内容については話が小難しいところに入っているような気がした。
    あと、本文のトピックをまとめた年表みたいなものも付録についていると良かったと思う。

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    2020年09月22日
  • 「雑草」という戦略 予測不能な時代をどう生き抜くか

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    著書が一番書きたかった本なんじゃないか。

    雑草は、次代につなぐという目的をぶらさない。
    目的にそうなら、何でもする。
    目的にそわないなら、やらない。




    一方で、本を書きすぎるのも考えものかも。
    他の本とほとんど同じ内容になってしまう。
    これを避けるには、継続的に新しいことを
    学び続けるしかないな、と。

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    2020年09月21日
  • イネという不思議な植物

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    自分は農学部出身なので、日本で最も重要な栽培植物であるイネについては一定のことは知ってるつもりだったけど、前半の部分は復習もかねて整理できてよかった。
    後半はまぁ、1つの切り口として面白かったかな。

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    2020年08月24日
  • 雑草はなぜそこに生えているのか ──弱さからの戦略

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    雑草が弱い、なんて発想は微塵もなかった。実際は驚くような生存戦略で弱さをカバーし、たくましく生きているらしい。中高生向けとあり、分かりやすく目からウロコが出るような話が満載の好著。

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    2020年08月10日
  • 敗者の生命史38億年

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    生物の歴史がわかりやすく記されています。そしてその変遷がマーケティングにもなぞらえ、比較して説明されているのが、マーケターとして面白かったです。「ニッチ戦略」や生きていくにはフィールドを少し「ずらす」等は、既にものの本で書かれていることであり、それらの著者はもしかしてここからヒント得たかなあ?と思うくらい。あと、他の種類の生物と関わりを持った方が長く生き延びると言うのも。多様性あっての社会であり地球。人も昔は魚類であったり、はたまた草木に通ずるという。自然淘汰を繰り返して今に至ること。パンデミックに苦しむ今、長い歴史で見れば、これもままある自然界の出来事、となるのだろうか。

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    2020年08月03日
  • 生き物が大人になるまで~「成長」をめぐる生物学

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    ネタバレ

    ・こうして、生命はバトンをつないできました。
     子どもは大人となり、大人は子どもを作って、走り続けてきました。そして、バトンを渡し続けてきたのです。今、そのバトンを手にした私たちが、未来に向かって走っているのです。たったこれだけ、と言ってしまえば、ただこれだけです。
     しかし、それはつまらないことでしょうか。それは、とてもすごいことなのではないでしょうか。それだけでもすごいことなのに、もし、人生に、楽しみや心動かされることを見つけられたとしたら、これはもう、とてつもなく、すごいことなのです。p149-150
    →もしかしたら、ここがこの本で最も大切なメッセージなのかも知れない。

    ⚪︎第1章 大

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    2020年08月11日
  • 怖くて眠れなくなる植物学

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    ネタバレ

    あらゆるところにトウモロコシ、やアイルランドとジャガイモの話は興味深かった。トウモロコシの起源が謎、なことも、クローンで増えていくためにジャガイモの疫病が瞬く間に伝染し、餓死者がでたことも、人間社会と植物はかかわっていることを感じる。またキャベツ、芽キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーの学名がすべて「ブラシカ・オレラシア」なのも興味深い。チューリップの球根がバブル経済を引き起こしたことなどを知ると、植物が社会を何らかの形で操作しているのではないか、と考えてしまう。
    またたぶん、多くの人が考えたことがあると思う、「ミドリムシは植物?動物?」という疑問にも考察がされていて、面白かった。ミドリムシだ

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    2020年02月21日
  • 敗者の生命史38億年

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    恐竜の歴史って改めて考えるとめちゃくちゃ長かったんだなぁ。にしても、植物はしたたかだ。どうやって進化するための技術を引き継いだのだろうか。

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    2020年01月14日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    なぜ花は美しいのか?その理由には美しい数学が関係していた!
    という大変興味深い内容から始まる植物の雑学。人間と違って植物はこんなにも合理的なのか…と思い知らされた。生き延びるために講じる工夫が素晴らしい。本当に意思があるのでは、と思ってしまう。

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    2020年01月14日
  • 雑草手帳 散歩が楽しくなる

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    小学校6年生の時、担任の先生から道端に生えている雑草にも名前があることを教わり、それ以来雑草に興味を持った。自然を慈しむ習慣のある日本人はいにしえの昔から博物学を研究している学者がたくさんいて、植物にいちいち日本語で名前が付けられ分類されていることは、日本人として秘かな誇りである。
    この本は綺麗な写真付きで眺めているだけで楽しいが、庭に生えている雑草すべては掲載されていなかった。身近にまだ知らない雑草があるのか。奥が深すぎる。

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    2020年01月07日
  • 雑草はなぜそこに生えているのか ──弱さからの戦略

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    雑草に限らないが、生物が子孫を残すための執念は凄い。特に雑草はその戦略がユニークで、読んでいて飽きさせない。絶妙な比喩で分かりやすい解説による所も大きいのだが。
    雑草は競争力が弱いが故に、他人(他草?)の嫌がる場所を選んで根を下ろし、少々環境の変化が起こっても種子を残せるよう特異な進化を遂げているのは示唆的だ。また同一ニッチ環境では最も強い種しか生き残れないというガウゼの法則にも驚愕。ビジネス上も「雑草戦略」から学ぶべき点は多い。

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    2020年01月05日
  • 怖くて眠れなくなる植物学

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    毒にも薬にもなる。何事も背中合わせのものが多い。植物もそうなのだ。植物と人間との関わりにウエイトを置いてかかれているように思う。Part1植物という不気味な生き物「何度でも甦る」「不老不死の生き物」「超大国を作ったイモ」「命短く進化する」「トウモロコシの陰謀」「利用しているのは、どっちだ」「人類が働かなければならない理由」「人間が作りだした怪物」「ゴジラに登場した植物怪獣」「雑草は抜くほど増える」「バブル経済を引き起こした花」ーこれらのタイトル見るだけでも面白そうで、かつ怖ろしそうでしょ?後はタイトル省略 Part2奇妙な植物 Part3毒のある植物たち Part4恐ろしき植物の惑星
    まあ読ん

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    2019年12月04日
  • 敗者の生命史38億年

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    随分前になるが、関根勉さんが「人(=自分)と同じ大きさになった生き物と戦う」話をしていた記憶がふと蘇った。
    アリvsヒト、カマキリvsヒト、インコvsヒト、ハリネズミvsヒト、などなど...
    どの相手も、とてもじゃないが勝てそうにない。こんな世界に放り込まれたら自分は敗者の中の敗者だ。
    死なないためには、まずは逃げきる。そして出会わないように隠れる。これがニッチの場所となる。
    そこは、おそらく厳しい環境だ。極寒、酷暑、悪臭、暗闇、など生き続けるには辛すぎる場所だろう。

    敗者が生き延びるためには変わらなくてはいけない。
    命のバトンをつなぐために生物が発明したのが新しいものを作る雌雄の「性」と古

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    2019年11月17日
  • イネという不思議な植物

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    日本の国づくりの基本

    日本が古来より国づくりの基本としてきたコメ、イネについて広範囲に分かり易く読みやすく書いてある。
    単に植物学的な観点からだけではなく、日本史との絡みも書いてあって面白い。

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    2019年11月16日
  • たたかう植物 ──仁義なき生存戦略

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    植物がどう戦っているのかよくわかって面白い。
    雑草は草むしりされる事で、土の中にある雑草が光を浴びて、雑草が生えてくるという無限ループの仕組みに納得。
    草むしり、どーするかな…

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    2019年07月16日
  • 弱者の戦略

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    生物界における平均は子孫を残すことができないという点に、まさに自分が物事に取り組む時の姿勢が問われているように思えた。

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    2019年06月03日
  • 敗者の生命史38億年

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    生物学になるんだろうか。一読して、壮大な規模で語られる脆弱な生命の叙情詩のようだった。
    「ニッチ」という言葉の意味、オンリーワンの重要さなど、面白い箇所がたくさんあるけど、なにより、『繁栄したものは必ず滅んでいく』というサイクルに感嘆した。

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    2019年05月31日