稲垣栄洋のレビュー一覧

  • 植物たちのフシギすぎる進化 ──木が草になったって本当?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    植物に関して分かりやすい書籍を多く出している著者による植物の進化に関する一冊。

    理科の授業で、植物には子葉が2枚ある「双子葉類」と子葉が1枚の「単子葉類」があることを習った人もいるかと思います。なぜそのような違いができたのか、という入口から植物の進化について書いています。
    他にも、植物の進化と恐竜の関係、イネ科の植物と人間の繁栄の関係など、様々な見方から植物の進化について教えてくれます。
    この本を読むと、植物がなぜそのような形になったのかという進化の必要性と学校で学んだ知識が結びつき、植物について深く学ぶことができました。

    この「ちくまQブックス」シリーズに共通することですが、イラストが豊

    0
    2022年02月23日
  • Learned from Life History 38億年の生命史に学ぶ生存戦略

    Posted by ブクログ

    非常に興味深い内容。生物史の流れをひもときつつ、ビジネス戦略に活かすという思考は、生物本来の生き方を学びつつ、ビジネスにも活きるものと勉強させられた。
    ただ、著者が生物側の学者の為、やはりビジネス視点においては弱いように感じた。

    0
    2022年02月20日
  • 一晩置いたカレーはなぜおいしいのか―食材と料理のサイエンス―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    やはり食べ物から解説される本は面白い。再読

    日常生活で浮かぶ疑問や分かっているつもりだったことが綺麗に解説されている。
    カロチンってキャロットからきてたとは。

    0
    2022年02月11日
  • 怖くて眠れなくなる植物学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    p26
    じゃがいもは栄養繁殖で増やす。ところが19世紀初め、アイルランドではじゃがいもの疫病が大流行し百万人が餓死、二百万人が故郷を捨て新天地アメリカを目指した。
    人間は有性生殖です。しかし人間はバラバラであることを嫌います。均質な人材を作ろうとするのです。作物と同じようにその方が管理しやすいからです。生物はコストをかけて多様性を創出しています。均一な人間の管理は人間社会にアイルランドの飢餓のような事件を起こさないでしょうか。

    p36
    現代人の体の40%はトウモロコシから作られていると言われているほどです。

    p49
    人間が改良を重ねた野菜…キャベツもメキャベツもブロッコリーもカリフラワーも

    0
    2022年01月31日
  • いのちのふしぎがおもしろい! すごい植物図鑑

    Posted by ブクログ

    植物は茎を伸ばして日光を浴びたら生きていけると思ってはないだろうか?
    虫に食い荒らされたり、他の植物に日光や栄養を取られたり生存は容易ではない。
    そんな過酷な世界を生きる植物達の生存戦略は多岐に渡っている。
    「羽が生える」「歩く」「虫と共生」「クローン生成」10人10色である。

    〜感想〜
    人間も当たり前のルールからはみ出して生きていくのが自然であり、あるべき姿なのではないだろうか。
    最低9年間勉学に励み、1日8時間週5で出社して死んでいく。それが種の反映に必要なのだろうか?

    〜考察〜
    果物に赤やオレンジ色をした果実が多いのは、遠くでもよく目立ち動物に食べてもらい種を広げることが目的。
    一方

    0
    2022年01月10日
  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密

    Posted by ブクログ

    2021年中学入試出題No.1と帯に。小学校3・4年生からでも読めそうな、やさしい文章。

    でも、農業学者としての知見で豊富な例をあげながら、どう生きるべきか、個性とは、といったことを語ってくれています。

    0
    2022年01月08日
  • モンスターにされた生き物たち 妖怪・怪物の正体とは?

    Posted by ブクログ

    伝説や民話、怪談に出てくるさまざまな種族の「元」を推測している一冊。
    腑に落ちた面が多々ありつつ、夢がねぇ!と二律背反な感想が…。いや、面白かったです。

    0
    2021年12月30日
  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密

    Posted by ブクログ

    自分の勝てるフィールドでナンバーワンになればいい。それぞれの環境でのナンバーワンがたくさんいるから、地球上にはたくさんの生物種が存在する。

    そもそも比べるという行為は人間の脳の癖みたいなもの。比較して分類しないと人間の頭は気持ち悪いと感じる。しかし、生物は人間が分類したり比較したりできるほど単純ではない。

    あるがままであれ、あなただけのオンリーワンでナンバーワンになればいい。

    …っていう本。自分とは何か?で悩んでしまっている中高生に向けての本だったけれど、今でも自分を見失っている私にとって、心に響く言葉がたくさんあった。

    0
    2021年12月28日
  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密

    Posted by ブクログ

    この世の動植物はナンバーワンになることとオンリーワンになることを両立させている。抽象を語っているが、合間に必ず具体が挟まっているので理解しやすい。

    0
    2021年12月25日
  • 植物たちのフシギすぎる進化 ──木が草になったって本当?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    植物の進化について、平易に分かりやすく語られています。いいなと思ったのは、そこから「個性」にも繋げて展開されている点。「たくさん種類があることが強い」「バラバラであることには意味がある」。ぜひ、小中学生に読んでほしいです。

    0
    2021年12月19日
  • 生き物が大人になるまで~「成長」をめぐる生物学

    Posted by ブクログ

    動物と植物。
    様々な生き物が大人になるまでを綴りながら、人間の成長についても綴られています。
    それがとても自然で分かりやすくて、時々ハッとさせられたり、しみじみと頷いてしまう。
    生き物の様々な不思議もおもしろかった。
    生きるうえでの学びがたくさん詰まってました。

    *第一章 大人と子どもはどこが違う?
    *第二章 「遊び」と「学び」
    *第三章 「ふつう」ってなんだろう
    *第四章 成長の計り方
    *第五章 成長する力は、どこにある?

    0
    2021年12月04日
  • Learned from Life History 38億年の生命史に学ぶ生存戦略

    Posted by ブクログ

    ○生物みなNo.1
    ○オンリーワンの場所
    オンリーワンの奪い合いの結果、No.1
    ○ニッチ=No.1になれるオンリー1の場所=違い
    ○無駄な競争を避ける
    ○ポジショニング
    ○ニッチを欲張るな、小さいニッチを探す
    ○戦わない=ニッチシフト、生物戦略の一つ
    ○ダーウィン、唯一生き残ることができるのは、変化できる者
    ○差別化と集中
    ○ランチェスター戦略、強者の戦略、弱者の戦略
    ○みみずだって おけらだって あめんぼだって
    ○チーター
    ○キリン
    ○ゾウ 大きさNo.1
    ○ラクダ 砂漠 水分
    ○ナマケモノ 動かないNo.1
    動かないものとして映るから天敵の目を逃れている

    0
    2021年11月03日
  • 弱者の戦略

    Posted by ブクログ

    弱者がどのように生き残っていくのか?戦略は必要だろう。敵対して退けるか、気に入られて利用するか、相手にされずにおこぼれで行くか、それとも攻撃を絶対に受けないものをまねて似せるか。消滅しないための方法には、学ぶことも多いと感じた。

    0
    2021年10月21日
  • 雑草はなぜそこに生えているのか ──弱さからの戦略

    Posted by ブクログ

    「生き物の死に様」から稲垣さんのファンになったので読んでみた。

    「雑草は人間と共に進化してきた」「雑草は人間がいないと育てられない」ということが面白かった。
    我々は雑草と戦っているつもりで、雑草を守っているのだ。映画になりそうな関係性で面白い。

    0
    2021年10月12日
  • 生物に学ぶ ガラパゴス・イノベーション

    Posted by ブクログ

    島に辿り着ける生き物は少ない。
    そのため、競争相手や天敵がおらず、生物は自由に
    自分の住むべきポジションを見出す。
    牛がいないために、カメが大きくなり草を食べる。
    天敵から逃げる必要がないため、鳥は飛ばなくなる。

    こうした自由が島の進化。
    そして、強み。

    でも、大陸の生き物がやってきたら、
    ひとたまりもない。
    それが弱さ。

    企業の戦いも同じではないか。
    グローバルでの戦いにおいて、
    自由な発想で差別化をすることが日本のあり方
    ではないか、と問う。

    0
    2021年10月05日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

    Posted by ブクログ

    植物については全くの素人ですが、たまたま仕事で関わることになったのでこの本を手に取ってみました。特に記憶に残ったのは次の2つでした。

    ○野生の植物は一斉に芽を出さない。自然界では何が起きるのか分からないので、全滅のリスクを避けるために早く芽を出すものもあれば、のんびり出すものもある。

    ○木は不思議な生き物。死んだ細胞で幹を支え、生きた細胞がその屍を乗り越えて成長する仕組みになっている。

    植物のことを理解すると、人間の社会をまた違った視点で見れるようになる。そういうヒントがあると思いました。

    0
    2021年09月18日
  • 雑草手帳 散歩が楽しくなる

    Posted by ブクログ

    雑草は踏まれても何度でも立ち上がる…事はせず、立ち上がるムダなエネルギーを子孫を残すために使う!!

    家の雑草が気になって買いましたが、内容がユニークで楽しい。この本を読んだ後に有川浩さんの「植物図鑑」を読んでみてください、恋愛よりも雑草がきになりますよ。

    0
    2021年09月07日
  • 弱者の戦略

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1. シマウマより「強い」ライオンの方が絶滅しかけているのはなぜか?
    2. ハチとアリはどちらが強い?
    3. 家紋は植物が多い?
    4. ニッチを狙え

    0
    2021年09月20日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

    Posted by ブクログ

    植物の基礎的なところから深いところまで、身近な植物の雑学がてんこ盛りの1冊。

    植物に興味がある人や、植物を育ててる人などにおすすめしたい本です。

    小難しい専門用語などがあまりなく、植物の基礎的なところから説明してくれているので、植物に詳しくない人でも読みやすい本だと感じました。また、身近な植物の話が多く出てくるので、イメージしやすく、そういう仕組みだったのかと納得感を得ながら楽しく読み進めることが出来ました。植物学を少しかじれる面白い本でした!

    0
    2021年07月31日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

    Posted by ブクログ

    植物も自然の中では、生き残る為、自ら変化し生存し、それを人間が都合の良いように変化させている対比が面白かった。

    0
    2021年07月13日