稲垣栄洋のレビュー一覧

  • 植物はなぜ動かないのか ──弱くて強い植物のはなし

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    進化は小さい方が有利なんだ
    以前読んだ鳥の本にも同じ理由が書かれていた
    恐竜は大きすぎたんだなー

    裸子植物から被子植物への変化は
    恐竜を絶滅に追いやった??なんてオドロキ
    ↑というのは毒を持つ進化などらしい

    裸子植物は維管束無しだが、確実に水を細胞に行き渡せられる
    低温に強い
    御神木によくある杉や銀杏に大木が多いのはそういうわけ

    花を美しいと思うのは文化である

    ひまわりに元気をもらったり
    五角形の花々を可愛いと思うのはなぜだろう?
    文化じゃない何かがあるような??

    赤い色は果実が熟しているサインだから
    おいしそうに感じる

    日本タンポポが西洋タンポポに追いやられて減っているわけではな

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    2023年07月10日
  • 敗者の生命史38億年

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    (本から)
    「細胞内共生説」

    原核生物(バクテリア(細菌))から真核生物へ

    ミトコンドリアの祖先は、酸素呼吸を行う細菌

    細胞の中に取り込まれた葉緑体の生き物は、細胞の中で光合成を行うようになった。

    細胞は細胞核を作り、自らのDNAを格納した。

    生命は、過酷な逆境でこそ進化を遂げる

    アリストテレス
    「植物は、逆立ちした人間である」

    生物の生息地をニッチという
    ニッチを奪い合う進化の過程

    動物に対する対抗手段として効果的な毒成分はアルカロイドである。このアルカロイドは窒素化合物を原料とする。窒素は、植物が根から吸収するものであり、限りある資源である。窒素は、植物の体を構成するタンパ

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    2023年01月29日
  • 世界史を大きく動かした植物

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    13種類の植物を取り上げ、それぞれの植物と人類との関わりの視点から世界史を紐解いている。
    植物という自然側からの視点で、世界史を見るのは新鮮で、より立体的に世界史を感じることができた。そして何より、人類の生活に対する考え方が変わった。

    特に興味深かったのは、イネやコムギ、トウモロコシといった穀物の章。人類の文明には、それを支えた作物があり、それぞれの大きな文明と主要な穀物の農業はセットだった。
    人類は、砂漠に水路を引き、そこに種子を播いて育てることで農業をスタートさせ、保存が可能な穀物は、「富」を生み出し、社会や争いを生み出していった。
    現代では、その植物の起源地ではない場所に運ばれ、栽培さ

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    2023年01月10日
  • 一晩置いたカレーはなぜおいしいのか―食材と料理のサイエンス―(新潮文庫)

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    科学的に料理や栄養について書かれている。

    はじめに本を見たとき小説かな?と思ったが、中身は科学的な本だった。
    物事の根拠や根源を知りたい人にはとても面白い。

    自分が料理するときも応用できたらな〜と思いながら読んでいたが、応用できるまでにはあと何回読んだらいいのか、、、?

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    2023年01月03日
  • 大事なことは植物が教えてくれる

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    植物が登場する著名人の言葉や歌詞を紹介しながら、その植物の生体の解説と共に、植物から学ぶ大切な生きるのヒントが書かれている。

    馴染みのある雑草を中心に身近な植物の話しは知らないことだらけで学びがたくさんあった。
    植物の生存をかけた、したたかで賢い生体に驚き、感動する。

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    2022年09月07日
  • オスとメスはどちらが得か?

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    生物的にオスは遺伝子を多様化するためツールの役割。
    自分の遺伝子を残す点においてはメスがなる場合が多い。
    オスが妊娠するタツノオトシゴの話が面白い。

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    2022年09月04日
  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密

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    古来より、生物は自分の命をつないで、現在に至る。
    その過程で、一番であるものだけが生き残って、バトンをつないできたわけではないことが、雑草から人類までの進化を見て、勇気をもらった。

    自分に自信がない、そんな若い子から、わたしのような人、たくさんいると思うが、ぜひ読んで欲しい。

    あなたは必要なんだよ、あなたはあなたのままでいいんだよ、という言葉の裏付けが、本書を通して感情論でない説明ができるし、納得した。

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    2022年09月03日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    面白くて眠れなくなるシリーズにも当たり外れありますが、トリビア的にも植物学は面白かったです
    植物はとても身近な存在なので生態を知ることはとても大事だと思いました

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    2022年08月27日
  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密

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    身近な生物を例えに、個性とは?等人の核心に迫る内容について書かれてるんですが、その生物の事例がわかりやすくて、納得感がすごくありました

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    2022年08月11日
  • 生き物が大人になるまで~「成長」をめぐる生物学

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    臨月が近くなった時に友達が貸してくれた本。
    とても読みやすい生き物や植物が切り口の自己啓発本といった感じだった。
    最後の方に"大人にできることは、子どもが育つ環境を作ってあげることだけなのかも知れません。"
    とも書いてあるように、子どもに期待をかけすぎず、固定観念に囚われすぎず、子どもと成長できたらな、と感じた。

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    2022年08月02日
  • 眠れなくなるほど面白い 図解 植物の話

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    小四の娘が「面白そうだから」と買った本。
    親に高校生物程度の知識があれば一部補足説明をしてあげられるので、小中学生でも十分理解できそうな内容です。
    理由等を詳しく説明していない「おもしろ雑学」的な中身が薄っぺらい本には満足できなくなった方にオススメ。
    逆に言えば、「植物って◯◯らしいよ」「ふーん、面白いね」だけでよい人にとっては難しすぎるかもしれません。

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    2022年07月30日
  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密

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    生物の進化をテーマに、多様性の大切さなどを説いていて、勉強になりました。
    なぜ雑草は雑草なのか、どうして人間の脳は比較したがるのか、など、すべては合理的に考えられるのだな、と。
    この時代、いろいろと参考になります。

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    2022年07月19日
  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密

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    これは名著!
    子供にも大人にも,みんなに勇気をくれる一冊!
    今6年生の息子が塾の先生から「6年生になる前に読んでごらん」と,勧められて1時間くらい没頭して読み切ったのは納得!その後も何度も読み返してたみたいで,内容をほとんど覚えてしまった様だ.
    最初から最後までココロが動いて,あったかくなって,「今,ここにいて良かったー」って想いが溢れてくる.全人類にオススメ!

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    2022年07月18日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    植物学を学ぶとっかかりのための本として100点だと思います。


    すごく読みやすいし、シリーズ化してどんどん増やしてほしいです。

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    2022年06月12日
  • 植物はなぜ動かないのか ──弱くて強い植物のはなし

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    植物の繁栄の歴史、恐竜絶滅の理由や昆虫と如何に共存するか工夫してきたことを分かりやすく書いてある。
    地球史とも関連付けられているので生命の歴史を俯瞰的に学ぶことができる良書である。

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    2022年07月24日
  • 花と草の物語手帳~105の花言葉とエピソード

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    植物の名前は覚えきれない。何冊もその関連の本を見ているが、それでも足りないと思うほどに、植物の種類は多いのです。
    特に、野花の分野は苦労しています。

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    2022年05月01日
  • 敗者の生命史38億年

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    稲垣栄洋先生による、生命史をざっくりと、しかしご専門の植物についての記述はしっかりと語られている『生命の進化と営み』の本。別書籍『はずれ者が進化をつくる』が自己啓発本っぽい作りなのに対し、こちらはさらにもう少し踏みこんで、生物の進化の内容を記述している。要点を抑えて書いてあるので、全体的に捉えられられる。装丁もとても良い。

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    2022年02月20日
  • 一晩置いたカレーはなぜおいしいのか―食材と料理のサイエンス―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    稲垣栄洋先生はこのようなグルメ方面のお仕事も受けられるのか、と本書を初見して思った。幅が広い。読んでみると、植物専門の筆者ならではの科学本に仕上がっていることに思わずニヤリとしてしまった。構成は、料理(例えばカレーライス)の食材ごと(じゃがいも、にんじん、玉ねぎ)といったカテゴリーに分け連作のように綴ったものである。得意の植物系材料に多くのページが割かれているのはご愛嬌。多くの人が知っている事実から、マニアックな事実まで書かれていて楽しめた。中でも大根の項目が詳しくて好き。インドカリー子さんの巻末解説があるが、こちらも専門的で面白い。グルメ裏ワザ本として読むと、本書は期待外れの部類に入るかもし

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    2022年02月08日
  • 世界史を大きく動かした植物

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    世界史を植物の切り口から見ると、あんなこともこんなことも植物が作用して大激動!という本。
    個人的にはじゃがいもととうもろこしの章が気に入ってます。とうもろこしは宇宙からきたのかも…で一番笑いました。

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    2022年02月07日
  • 世界史を大きく動かした植物

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    ネタバレ

    p32
    イネ科植物はタンパク質や脂質を種子に持たせる余裕がないから、光合成で得た炭水化物をそのまま種子に蓄えた。 
    人間の胃袋には限界がある。保存出来る種子は財産であり分配できる富である。

    p43
    15世紀コムギの収量はわずか3〜5倍、17世紀の江戸時代の米は20〜30倍だった。現在でもイネは110〜140倍もの収量があるのに対して、コムギは20倍前後の収量しかない。

    p50
    戦国時代は、価値が安定しない小判より、米の方がずっと信用できた。徳川幕府の時代には米本位制が完成。田んぼを作るのは投資。しかし米の生産量が増加すると米の価値が減少し、米以外の物価が高くなる。つまりインフレが起こる。

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    2022年02月05日