稲垣栄洋のレビュー一覧

  • 雑草手帳 散歩が楽しくなる

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    イヌビユ、イヌガラシ、イヌホオズキ。有用な植物に似ていて役に立たないものに”犬”と使われる。そんなイヌタデの花言葉は”あなたのために役立ちたい”…。切なすぎて笑っちゃいました。

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    2016年11月22日
  • 植物はなぜ動かないのか ──弱くて強い植物のはなし

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    ととも良い内容だと思います。
    植物はなぜ動かないのか、それは動かなくてもいいから・・
    というところから、生命の進化・植物の進化、植物の
    生物学的仕組み。それぞれの植物の生命種的な戦略。
    (CSR戦略:競争・ストレス耐性・攪乱適応)
    がわかりやすくかかれてあります。そればかりか
    それらから導かれる、人類の哲学。処世術。啓発的な
    内容までが書かれてあります。

    自分の息子も、あまり強い方ではないのに、強さへの
    憧れか、不正や変化環境を受け入れられないようで
    それらによる苦しみや生きづらさがあるタイプ
    のようです。
    植物の変化対応力。ずらすということ。逃れること。
    耐性をつけること。。。これらを学ん

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    2016年08月06日
  • 植物はなぜ動かないのか ──弱くて強い植物のはなし

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    動けないから自由がなく、動物に食べられるばかりの植物。もちろん花の美しさに癒されるけれど、生命体としては見下していたかもしれない。しかし、その驚異の進化とメカニズムを知り、目からうろこなのだ。そもそもは動き回っていた単細胞生物が、摂取した葉緑体と共生し、二酸化炭素と日光から体内で栄養分を作ることができるよう進化したのが植物だという。動物は基本的にエサを食べるために動かざるを得ないのだ。動かなくても腹が満たされるなら動かないのだ。また、岩石、石、砂はもとから地球を形成する物質だが、土は有機物、すなわち生物の死骸からできている。よって、生命が誕生する前の地球には土がまったくなかったってのも、言われ

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    2016年06月06日
  • 植物はなぜ動かないのか ──弱くて強い植物のはなし

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    つい当たり前だと思ってやり過ごすことにも、実は理由がある。読み終わる頃には道端の雑草を見る目も変わっているはずだ。

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    2016年05月08日
  • 弱者の戦略

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    食物連鎖の下位にいる生物は擬態で敵を欺くということは知っていたが、
    同じ種属の中でもそのようなことが行われていることを初めて知った。
    それは体が小さくて弱い生物が遺伝子を残すための戦略だ。
    暗闇で息を潜めて待ち構え、強いオスの鳴き声に引き寄せられたメスを横取りしたり、
    メスに擬態して強いオスを油断させ、その隙にメスに近づいたり。
    移動することができない植物も、鳥や昆虫に種を運んでもらうために、
    甘い蜜や木の実を用意する。まさに戦略である。

    生物が自分の遺伝子を次世代に繋ごうとする、果てしない努力。
    それはビジネスや人間の生き方にも通じるものがあり、
    したたかで力強く、いじらしささえ感じた。

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    2016年03月01日
  • たたかう植物 ──仁義なき生存戦略

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    無知な私には平和そうに見える植物の世界…その生存競争について記された著。
    次郎でも読みやすい文章にして、その内容は大変興味深く、とてもよく出来た書籍だと思います。
    植物が利己的に生存競争した一つの結果が「共生」というのも興味深い点です。
    植物のあり方を通じて、人間というものが以下にあるべきなのか?ということを考えさせられます。

    また後書きが秀逸

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    2016年02月08日
  • たたかう植物 ──仁義なき生存戦略

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    この本には、恐れ入りました。
    素晴らしい。

    3か所ほど、ワープロ変換ミスがあります。
    驚異→脅威 トカ。
    増刷時に変更、お願いします。
    (2015年10月11日)

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    2015年10月13日
  • 弱者の戦略

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    面白かった。こんな話を聞きたかった
    とくに動けない植物の戦略が自分にささった
    以下好きなところを抜き書き
    「他の生物がナンバー1になれない場所をさがす」「戦いに勝つには大きいほうが有利。小さい土俵で立ち入ることさえさせない」「南極は不安定な環境ではなくきびしい状態で安定」「女装したオスは強いオスに攻撃を受けることなくメスに近づく」「完全に撃退すると相手も進化する。しかし逆にソフトだと対応策を発達させにくい」

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    2015年01月29日
  • 弱者の戦略

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    とても面白い一冊。
    あちこちにちりばめられたマメ知識が秀逸で、資料としても役に立ちそう。
    郊外でセイヨウタンポポを見かけない訳は?戦国武将たちが愛した雑草という植物の弱者や、生き残る戦術など色々面白い一冊です。

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    2014年11月13日
  • キャベツにだって花が咲く~知られざる野菜の不思議~

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    通常あまりお目にかかれない野菜の花、野菜の可食部はどの部位か、など観察する際に役立つ知識から、野菜の原産地や栄養の観点から野菜の役割の考察など、色々な観点から野菜に関する豆知識を紹介。雑学目的でなく野菜との付き合い方を考えるのに重要な視点を提供してくれます。

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    2014年09月08日
  • キャベツにだって花が咲く~知られざる野菜の不思議~

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    [ 内容 ]
    サプリメントでは、なぜダメか?
    生きている野菜のパワーを再発見。

    [ 目次 ]
    第1章 野菜に咲く花、どんな花?(キャベツも花が咲くの? ダイコンは白い菜の花 ほか)
    第2章 植物のどこを食べている?(花を食べる カリフラワーの意外な親戚 ほか)
    第3章 野菜はどこから来たのか?(二千年後の野菜 二千年前へタイムスリップ ほか)
    第4章 ちゃんと野菜を食べなさい!(どうして野菜を食べるのか? 自動車を動かすのに必要なもの ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性

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    2011年04月08日
  • キャベツにだって花が咲く~知られざる野菜の不思議~

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    食育を取り入れようとされている保育者の方々や
    保護者の方々にお勧めしたい一冊です。
    農学博士の稲垣栄洋先生が、
    すべての人にとてもわかりやすく書かれているので、
    楽しく読めます!

    野菜の花に注目して、
    野菜のことを詳しく学ぶことができます。
    また、各章の間にキッチンでできる実験のコラムや
    野菜に関するクイズが織り込まれているので、
    お子さんとともに野菜の不思議について学べると思います。

    私は文中には歴史上の有名人が愛した花の中には、
    野菜の花があることをこの本で学びました。
    ウンチクも増えるので、
    食育に興味がある方はぜひ読んでもらいたいです。

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    2011年01月26日
  • ナマケモノは、なぜ怠けるのか? ──生き物の個性と進化のふしぎ

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    「あなたはあなたのままでいい」

    いろんな生物がいる。
    嫌われている生物もいる。
    それぞれ優れていること、たすけになることがある。

    それぞれのよさがあり、
    それぞれの存在がかけがえがない、ということ。

    次々と紹介される生物の、知らなかった側面を知ることができました。楽しく読めてあたたかな気持ちになれる一冊でした。

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    2025年12月05日
  • 弱者の戦略

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    弱いとされる動植物の生き残り戦略についての読みやすい解説

    複雑さ、変化、ニッチ、パイオニアといったキーワードが挙げられるが、そのまま生物界以外にも共通するような内容であり、生物について勉強することがその他の社会を観る視点を深めることに繋がると思わせてくれる
    個体の大きさが二極化したり、繁殖数で工夫したり、毒や形で守ったり、真似したり、敵を利用したり、共存したり、と生物の進化の幅広さに驚かされる

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    2025年11月04日
  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密

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    「平均で比較する」、「境界で区別する等」は、人間が世の中を分かりやすくするために勝手に作ったもの。本当は世の中には平均も区別もないし、そもそも「ふつう」なんてものはなく、比較する意味もない。なぜならみんなバラバラで、バラバラであることに価値があるから。

    自然界ではナンバーワンしか生き残れない。だから生き物たちは、それぞれ自分がナンバーワンになれる環境を見つけて、棲み分けて共存している。進化の過程で海から陸へと新天地を開拓してきたのは、それまでの住処で競争に敗れて追いやられた「弱いもの」たち。

    雑草は踏まれても立ち上がらない。その代わりに、横に延びることや根を伸ばすことにエネルギーを使い、ど

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    2025年10月16日
  • 子どもと一緒に覚えたい 道草の名前

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    道に生える道草の不思議。


    子どもの頃は、道草の茎でひっぱり相撲をして遊んだ記憶があるのに、いざ大人になると道草の草を抜いて遊んだりするのは可哀想な感じがしてくる。本書では、『子どもに遊んで摘まれるくらいの方が広がっていく』と道草との関わりを紹介していて、少しだけ知ることで一つずつの道草にそれぞれの魅力を感じることができました。

    読みながら印象に残った事を3つ書き残してみる

    ・すみれの花は、一番下の1枚だけ
     白い筋が入っている!!そういう理由!
     (理由を知ることで注目してみたくなる)

    ・シロツメクサは、葉の部分をクローバーと
     呼びわける珍しい道草だったのか!
     (クローバーとシロ

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    2025年10月13日
  • 植物に死はあるのか 生命の不思議をめぐる一週間

    A

    購入済み

    面白かった。
    学生の質問に対する教授のモノローグという体裁の文章なので
    スラスラと読めました。
    忙しいはずの教授が質問の裏を読んで
    どんどん想像を膨らませていく様が
    とても面白かった。

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    2025年09月28日
  • 子どもと一緒に覚えたい 道草の名前

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    犬のお散歩をより楽しくという思いと、美しい細密画に惹かれて購入しました。

    お花の解説文が、独特で好きです。

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    2025年09月12日
  • Learned from Life History 38億年の生命史に学ぶ生存戦略

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    上場企業や外資企業の上級役員経験者らが200人集まったコンサル会社があり、そこからセミナーなど講演を依頼されるのが雑草が専門の稲垣先生で、内容をまとめたのが本書。会社も人間の営みだから、生き物の生存戦略が当てはまるのではないか、がメインのテーマだが、生き物の生態についての豆知識の方が面白かったりする。
    GAFAは小さいコストでたくさん種子をばらまく雑草戦略と紹介されているが、本当か? 世界有数の超巨大企業でその資金力にモノを言わせて、普通の会社ではできないような巨額投資をやっているという方が現実に近いのでは? など、ちょっと無理やり当てはめに行ってる感もなくはない。

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    2025年09月01日
  • 雑草学のセンセイは「みちくさ研究家」

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    雑草は、厄介なものというイメージしかなかったのですが、いやいやなかなか興味深いお話でした。植物の見方が変わります。また同じ著者の本を読んでみたいです。

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    2025年08月11日