稲垣栄洋のレビュー一覧
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敗者の生命史…まさに、地球上に生命が誕生日してから、生き残ったものは敗者だった。
地球に起こった様々な気候変動の中で、わずかなニッチを見つけて進化を遂げた動植物たち。
彼らの進化の歴史がぎゅぎゅぎゅっと詰まった一冊だった。
強者は進化をする必要がなく、サメやワニ、ゴキブリやシロアリなどが長い間そのままの姿で現在にある。
しかし、弱者である哺乳類は小さなネズミのような生き物から現在の人間の姿に至る凄まじ進化を遂げた。
しかし、いつも滅んでいくのはその時代の強者であったことを思うと、作者の言うとおり、現在地球で人間が人為的に起こしている気候変動の後に滅んでいくのは我々人類か…と思ったら、少し -
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生き物にとっての強さとは?命を継続し続けること。弱者も誰かの強者であり、環境によっても入れ替わる。生き残る全ての生き物が勝者であり、強者。弱者必勝の条件はニッチの追求。勝てるところで勝つという事。ランチェスター戦略。
複雑さ、変化、最悪はチャンスにして方法を見つける。
鏡の国のアリスで赤の女王の教えが言い当ててる。「いいこと、ここでは同じ場所に泊まっているだけでもせいいっぱい駆けてなくちゃならないんですよ。」周りが同じ様に精一杯駆けてるから、止まっているように感じる。止まるとあっという間に置いていかれ死んでしまう。
生き物も個人も企業も意識していないだけでこの戦いの中に生きている。同じ様にここ -
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取り上げられているのは、どれもよく知っている植物なのに、知らないことがたくさん書かれていて、非常に面白かった。
読書をしていると、本の中の五分の一でも新たな発見や知らない知識があると嬉しいものだけど、最初から最後まで「へー、そうだったんだ」と終始楽しい読書だった。
最後のしめも、アリも人間も植物に使われているのは同じで、宇宙人から見れば植物の奴隷として使われているように見えるかもしれないという視点もまた素晴らしかった。人が植物を利用しているのではなく、植物の方が偉いというか。特に最後まで読んでいくと、それがとても納得させられて、素晴らしい構成だった。
とても良い本だった。 -
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ネタバレ植物の解説本としてとても面白かった。
植物に関しては高校の時しか学んでいなかったが、
植物は生きているのか、死ぬのか、
草は何か等視点が個人的に斬新でとても面白かった。
また、こういった解説本でも、教科書のような堅苦しさはなく、あくまで小説として書かれているので非常に面白く読めた。
特に、
どうして死ぬのか→それぞれの細胞が無秩序に分裂を繰り返していけば、細胞の役割分担も成り立たくなる
のは腑に落ちた。
生きることも不思議、死ぬことも不思議、でも命ってとても美しい
与えられた命を生きて、与えられた死を受け入れるってすばらしい
という言葉はとても良かった。
また読みたいと思う -
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非常に良かった。定期的に読み返したい。
岩波の「生物から見た世界」と、ピーターティールの唱える「競争はバカのすること」の2つが自然界を例に語られている本だった。納得感がすごい。
・自然界では弱肉強食が前提
・しかしライオン、雑草、アリなど、それぞれがニッチな場所でのナンバーワンを確立していて、その上で弱肉強食のピラミッドはできている
・だからどこで戦うかと、どう戦うかが重要
・命を短く設計する方が遺伝子設計を多くできることに繋がり、変化に対応できるようになったりするし、時には性別を隠していた方が競争せずに餌を得られたりする
・戦うフィールドと、その場所でどんな闘い方をするかで取りに行く情報も -
Posted by ブクログ
ネタバレ人類の進化に深く関わった植物や穀物を紹介する本。
雑学としてとても読みやすく、おもしろい本だった。
・タンパク質や脂質を種子に持たせるためには、親の植物に余裕がないとダメ
・草原に生きるイネ科植物にそんな余裕はない。そのため、光合成で得ることができる炭水化物をそのまま種子に蓄え、芽生えは炭水化物をそのままエネルギー源として成長するというシンプルなライフスタイルを作り上げたのである
ジャガイモは、もともと「ジャガタラ芋」と呼ばれた。「ジャガタラ」というのは、現在のインドネシアのジャカルタのことである。ジャガイモは南米原産の作物だが、ジャカルタに寄港したポルトガル船が持ち込んだことから、そう呼