稲垣栄洋のレビュー一覧

  • 世界史を大きく動かした植物
    世界史を植物の切り口から見ると、あんなこともこんなことも植物が作用して大激動!という本。
    個人的にはじゃがいもととうもろこしの章が気に入ってます。とうもろこしは宇宙からきたのかも…で一番笑いました。
  • 世界史を大きく動かした植物
    p32
    イネ科植物はタンパク質や脂質を種子に持たせる余裕がないから、光合成で得た炭水化物をそのまま種子に蓄えた。 
    人間の胃袋には限界がある。保存出来る種子は財産であり分配できる富である。

    p43
    15世紀コムギの収量はわずか3〜5倍、17世紀の江戸時代の米は20〜30倍だった。現在でもイネは11...続きを読む
  • 植物はなぜ動かないのか ──弱くて強い植物のはなし
    〈本から〉
    イルカとクジラは、単に大きさが三メートルよりも小さい種類をイルカ、三メートルよりも大きのをクジラと呼んでいる。

    生物種は、「他の個体群と交配しない生殖的隔離機構があること」で区別

    植物は、別種とされていても、種間交雑して種子を作ることがある。

    植物は、人間が思う枠を超えて、子孫を残...続きを読む
  • 面白くて眠れなくなる植物学
    一つのトピックにつき4、5ページほどなので、隙間時間にサクッと読んだり、興味を惹かれた部分から読み進めることもできる。
    専門的な話を平易に面白く説明しており、初心者に最適な植物学入門書。
    個人的には、植物がウィルスに感染すると葉や花が斑入り模様になるということや、花びらや葉の数や配列が適当なものでは...続きを読む
  • 世界史を大きく動かした植物
    タメになる。

    普段読まないようなジャンルで、専門書的な雰囲気だから与し難い印象もあったが、全く問題なし。分かりやすい文章、興味深い記事、博学な著者によるトレビアが満載。読後、少し賢くなった気がする。

    目次も秀逸。コムギ、イネ、コショウ、トウガラシ、ジャガイモ、トマト、ワタ、チャ、サトウキビ、ダイ...続きを読む
  • 生物に学ぶ ガラパゴス・イノベーション
    生き物のガラパゴス的な進化を、日本という島国が潜在的に持つビジネスの可能性に応用する。

    ビジネスの話はこじつけ的なところもあるのかもしれないが、そんな穿った見方を遥かに凌駕するほど、この本は知的好奇心を満たしてくれる。面白い、読みながら何度もそう唸らせる本だった。
  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密
    農業研究者であるが、農業にじゃまとなる雑草の研究もおこなっている。雑草だけではなく生物進化についても書いている。雑草は踏まれても踏まれても立ち上がるのではなく、踏まれたら立ち上がらずに身をつける、ということでオオバコの例を出している。
     個性とは何か、について、文科省の現在の方針についての参考になる...続きを読む
  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密
    とても読みやすかった。具体例が書いてあってイメージができた。また、ナンバーワンになることが大切だと知って自分のフィールドを探してみようかなと思った。生きることや生まれていることに感謝したい
  • 世界史を大きく動かした植物
    1ページ目からずっと面白い!
    「生き物の進化の理由」や「歴史のなぜ」を12の植物の視点から説明する

    ジャレド・ダイヤモンドの「銃•病原菌•鉄」と同じように知的好奇心をくすぐられる。歴史という大きな物語を、ひとつの視点で見つめることの面白さを味わえた
  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密
    ナンバーワンを目指す

    ナンバーワンになれる場所を探す

    外れものの存在価値に改めて気が付く

    読みやすくためになる

    確かに、中学入試に良い感じですね
  • 世界史を大きく動かした植物
    とても面白かった。
    学生の頃、こうゆう本と出会っていたら世界史の見方ももっと面白くなったかもしれない。
    人間が植物を利用しているようで、植物に利用されているのかもしれない。

    読書メモ
    ・熱帯に香辛料が多いのは、病原菌や害虫の多い熱帯で、植物が身を守るために蓄えていた辛味成分こそ香辛料だから。
    イン...続きを読む
  • 散歩が楽しくなる 花の手帳
    薄めで可愛い見た目だけど、学名種名触れた話など、内容はわりかしこってり!他の図鑑では見たことない話も載っていて、飽きずに読めた☺️
  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密
    “ありのままの自分”でいることの大切さを雑草をはじめ、様々な生き物たちが教えてくれます。

    具体と抽象を行きつ戻りつしながらも分かりやすい文章。
    帯の2021年中学入試国語出題数No.1作品というのも納得。
    中•高生の頃に読みたい作品と言える。

    著者の他の本も手に取ってみたくなります。
    何度も読み...続きを読む
  • たたかう植物 ──仁義なき生存戦略
    植物に対するイメージがくるりと一回転する本だ。木や花を見ると癒しを感じる!? 植物自身にとっては、とんでもない話で、植物は常に戦いの日々を送っているのだ。彼らは、とにかく自分のことしか考えていない。結果的に、共生になったり、人間の癒しになったりするが、そんなつもりは全くない。
    ①植物vs植物ーとにか...続きを読む
  • 面白くて眠れなくなる植物学
    たまむすびに出演されていた著者の方のお話がとても面白くて読んでみたいと思って読み始めました。
    いや〜おもしろかったです!植物ってすごい!!
    学生時代にこんな授業を受けれたらもっと勉強好きになってたかも
  • 徳川家の家紋はなぜ三つ葉葵なのか―家康のあっぱれな植物知識
    家紋のもとは、平安時代の牛車にあるらしい。自分の牛車を見分けるために、それぞれ紋をつけたのを、武士がまねしたという。戦国武将たちの家紋は植物が多く、それも雑草のカタバミやオモダカ、タンポポなどが結構あるらしくて驚く。そもそも徳川家のフタバアオイも山にある目立たない雑草だそうだ。どうも武将たちは、雑草...続きを読む
  • 大事なことは植物が教えてくれる
    この本を読んでから、日常でたくさん見てきた雑草や花の見方が180度変わりました。
    全ての生き物に優しくなることができる本だと思います。
  • 生き物が大人になるまで~「成長」をめぐる生物学
    稲垣先生の本は、読みやすくてためになりますね。
    ただ、この本は、ちょっと説教臭いかも(笑)。

    本能と知能の話は、改めて、考えさせられるものがありました。
    書籍の中では、種による差について述べられていましたが、種の中でも、個体による差もある思うと、新たな観点を得た気がしました。

    稲垣先生の本は、時...続きを読む
  • 大事なことは植物が教えてくれる
    植物から学ぶことがこんなにもあることに驚き、毎日の散歩で見かける植物を見る目が変わった。この本に書かれている植物たちのように、しなやかに強かに生きていきたい。
  • 雑草キャラクター図鑑:物言わぬ植物たちの意外な知恵と生態が1コママンガでよくわかる
    毎日の楽しみに少しずつ読み進めていました。
    植物の生存戦略の特徴を捉えて擬人化してるのも面白かったし、雑草の解説も分かりやすく興味深かったです。
    著者の分類も面白い♪.

    A. メジャー選抜イレブン
    B. 最凶ヒール軍団参上
    C. ルックス勝負のビジュアル系
    D. 超絶技をくりだす個性派たち
    E. ...続きを読む