稲垣栄洋のレビュー一覧

  • 「雑草」という戦略 予測不能な時代をどう生き抜くか

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    厳しい自然界を生き抜く雑草のユニークな生存へのアプローチを、ビジネスや人生の戦略に鮮やかに落とし込んだ一冊。
    本書の核心であり、最大のキーワードとなるのが「ルネラル(踏み荒らされた場所に生きる植物)」という概念。変化が激しく、予測不能な現代社会(=踏み荒らされる環境)において、あえて強者と正面衝突するのを避け、ニッチな隙間を見つけてはしなやかに適応していく雑草の生存戦略は、まさに私たちが生き抜くための最高の教科書と思う。
    変化を味方につけ、逆境すらもレバレッジに変えていく「ルネラル」としての生き方に、知的興奮と深い勇気をもらえる。

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    2026年07月02日
  • 面白すぎて時間を忘れる雑草のふしぎ

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    タイトルのとおり、面白すぎて。
    畑をやっている私には、頷くことばかり。
    著者がやや雑草の立場よりに描いているのも面白く、すぐに読み終わってしまって残念。

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    2026年07月02日
  • うまい酒はどのようにできるのか

    A

    購入済み

    お酒にまつわるいろいろなことを知ることができて
    とても面白かった。
    思わずひと息に読んでしまった。
    各章ごとにその章で取り上げられた種類のお酒を呑みながら読めばよかったなと思う。

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    2026年06月18日
  • ナマケモノは、なぜ怠けるのか? ──生き物の個性と進化のふしぎ

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    生き物の不思議な生態をわかりやすく教えてくれる内容です。人間からすると一見無駄で必要ない動きや身体の構造も全てに意味のある進化の結果だということを教えてくれます。子供さんなどが自然や生き物に興味を持つきっかけとなるような本だと思います。

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    2026年06月10日
  • 植物はなぜ動かないのか ──弱くて強い植物のはなし

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    中高生向けに、植物学への誘いとして書かれた入門書。

    動物と違って動くことができず、食物連鎖のピラミッドでは最下層に位置する植物。
    では、植物は「弱い」生命体なのか?

    決してそんなことはなく、実に強かに進化し、しぶとく生き延びるための知恵を身につけてきたのだということを分かりやすく解いていく。

    生物の授業で習う、植物の様々な特性。
    例えば、裸子植物と被子植物、双子葉類と単子葉類、花や果実、ニッチ戦略…が、なぜそうなったのか?について、地球環境の変遷と、その中で生存競争に勝ち抜くため…つまり種としての存続を図るにあたって最も合理的な進化を遂げてきた結果であることを説明していく。

    全ては環境適合の賜物であることは、ストーリー性があり、単に用語を暗記するのに比べぐっと面白く感じられるであろう。
    特に、環境適合のスピードを上げるための進化の一つとして(これは動物も含めて)、あえて「死ぬ構造に進化してきた」という指摘は面白かった。
    世代交代が行われれば行われるほど、スピーディーに進化していけるためであり、種として存続するために個としては寿命を設けて死ぬことを選んだのである。

    また、本書の特徴として、中高生向けということもあり、植物の様々な生存戦略に触れながら、そこから人生訓めいたものも折に触れて混ぜ込んでくる。
    本当に講堂で授業を聞いているかのような、親しみやすい一冊だった。

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    2026年06月02日
  • コメと日本人

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    昨年の春、「植物に死はあるのか 生命の不思議をめぐる1週間」という本で初めて知った植物学者の稲垣栄洋さん。
    この本がとてもエキサイティングで面白かった。
    いつもの工夫舎さんで、まず「コメと日本人」というタイトルに惹かれて手に取り、著者名を確認。流れるようにレジへ直行。

    …はい、やっぱり面白いー!

    コメ、お米、白米…ごはん…美味しいよね。ここ数年来わたしをときめかせる食べ物のひとつが塩むすびだったりする。

    植物としてのイネの話、うるち米ともち米の違いをアミロペクチンとアミロースの割合からわかりやすく教えてくれる。
    イラストもかわいいし、直感的な理解を助けてくれるのでありがたい。
    田んぼというシステムについても、目から鱗の内容だった。
    見慣れた普通の景色に鮮やかな色がつくみたいに、知ることの楽しさが体感できる。

    特に面白かったのは、第四章「米で読み解く日本の歴史」そして第五章の「米と日本人」。不思議なんだけど、最近興味が湧いて読んできた本や、触れてきたカルチャーに全方位で繋がる内容だったので、美味しいお米みたいに「美味いなぁ、美味いなぁ」と思いながら読んだ。

    きわめつけの解説、小泉武夫先生。
    発酵業界では大御所らしいが、
    小倉ヒラクさんの本や、関連からそのお名前を耳にする機会があったので、
    「おおっ、ご本人登場?!」と、その文章に大興奮してしまった。
    (内容はもう一回読み返そ)

    読書って、本との出会いって、
    こういうことがわりとあるんだよな。

    今回も最高の出会いになりました。

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    2026年05月30日
  • なぜ仏像はハスの花の上に座っているのか 仏教と植物の切っても切れない66の関係

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    たしかに仏像はハスの花の上に座っているが、それが何故かなんて考えたこともありませんでした。ハスの花は不浄である泥の中から茎を伸ばして清浄な花を咲かせるので、仏教が理想とするあり方であり、極楽浄土に最もふさわしい花なんだとか。植物の持つ特性が仏教教義と密接に関係していることを、植物学者である著者が優しく紹介。大変興味深く読ませてもらいました。

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    2026年05月10日
  • 雑草は、なぜ何度でも生えてくるのか 小さな植物の「合理的な生き方」

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    専門家的に研究結果を教えてくれる感じの本だと思って読みはじめたけど、体感としては、
     植物の知識:ライフハック=3:7
    ぐらいでおもしろかった。
    雑草の生き方は人間にも応用できることを、著者の経験も踏まえて教えてくれる優しい本だと思った。

    「脳科学的に」とか「先人の教えを通して」生き方を教えられるより、「植物はこうやって生きてるよ」の方が、私には納得感があった。

    なんでか理由を考えてみた。
    私は想像もつかないものが苦手だ。
    「自分の1部でありながら、見ることができないので想像するしかない脳」や「知らない人間の人生」よりも、「私が見たことがある植物の話」なのでするする入ってきたのではないかと思う。

    「人生に悩んでるけど、よくわからないことに触れたり、他人に説教されたりは嫌!」という、私みたいなわがままな人に、とてもおすすめな自己啓発本かもしれない。

    あと、「植物図鑑には人間の解釈が載っていて、植物の生き方が必ずそのとおりであるとは限らない」という内容が好きだなと思った。

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    2026年05月09日
  • 植物に死はあるのか 生命の不思議をめぐる一週間

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    読み始めたときになんとなくオチは想像できていても、そこには至るまでの主人公の思考の揺らぎにお供をしながらたくさんのことを気づかされた。

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    2026年05月05日
  • 世界史を大きく動かした植物

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    植物が人間をコントロールする、という発想はNHKの番組「植物に学ぶ生存戦略」で知って、ちょっと深掘りしたいと思い読み始めた。

    印象深かったのはサクラ。パッと咲いてパッと散るサクラのイメージはソメイヨシノによるものだが、これは明治以降に浸透したものだという説明には驚いた。そもそもソメイヨシノが開発されたのは江戸中期。

    日本人の精神、美学などと言われるものには案外、歴史が浅いものが紛れているのかも。

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    2026年04月25日
  • 世界史を大きく動かした植物

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    主に食料となる植物にフォーカスが当たっており、
    内容は面白かった。
    ただ、さほど重要でもない部分の繰り返しが多くて
    必要なのかと思ってしまった。

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    2026年04月03日
  • うまい酒はどのようにできるのか

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    植物学者の筆者の目線から分かりやすくお酒の作り方・分類について述べているもの。初学者にはちょうどよく、わかりやすい。

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    2026年03月18日
  • 面白くて眠れなくなる植物学

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    植物についての知識が多く書かれていて、植物にも動物に近い一面があるのだと感じました。
    特に興味深かったのは、植物にも血液型のような仕組みがあるという話です。植物が持っているのは血液ではなく葉緑素ですが、それでも個体ごとに異なる性質があることを知り、驚きました。

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    2026年03月02日
  • うまい酒はどのようにできるのか

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    2026年14冊目

    お酒は飲めないが、飲めないからこそお酒がなんであるかを知りたくて読んだ。
    植物学者の著者の知識からお酒について書かれており、勉強になった。

    お酒の分類や成り立ちについて学べた。

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    2026年02月23日
  • 雑草学のセンセイは「みちくさ研究家」

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    著者にはなんと150を超える著作がある。多くは植物を易しく解説した一般書だ。他にも論文を多数書かれている。凄いバイタリティだ。本書は大学教授としての日常やちょっとした本音が垣間見える。想像だが著者の講義は面白く飽きさせない。その講義や雑談をそのまま文章にしているから、わかりやすくファンも多く、ファンの期待から次々と新著書を上梓されるのだろう。これからのご活躍も楽しみだ。

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    2026年02月13日
  • 一晩置いたカレーはなぜおいしいのか―食材と料理のサイエンス―(新潮文庫)

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    見た目はレシピ本やグルメ本だけど著者は植物の先生だもんね
    うっかり勘違いして読んでも楽しめる内容です
    きっと毎日いただくご飯が興味深く感じられる事でしょう!
    おいしいご飯を「いただきます」。


    ○トウガラシは辛いけど鳥には感じない
    飛べる鳥に種を運んでもらうようにしている
    消化管が短いので種が無事に通り抜けられる利点もある

    ○ジャガイモが一晩で染み出してとろみをつけるとカレーの味が舌に残るようになる

    ○玉ねぎを縦にきると細胞が壊れる数が少ないので辛味成分が出にくい
    逆にサラダにするときは横に切って辛味成分を水にさらす
    大根おろしも細胞を壊さないようにそっとおろすと辛くない

    ○メッセージビーンズというものがある
    刀豆の種にレーザーで刻印するとできる

    ○ニンニクが元気になる理由
    実はニンニクは毒があってそれを排除しようと生理作用が活性化して眠っている防御能力が高まる

    ○細いのはウインナー羊 
    フランクフルト豚 
    ボロニア牛 の腸

    ○ヤマイモのかゆいのは酢水で取れる

    ○夏ソバールチン多い 秋ソバー風味がいい

    ○ネギの葉っぱは内側が外

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    2026年01月20日
  • はずれ者が進化をつくる ──生き物をめぐる個性の秘密

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    ネタバレ

    ナンバーワンになれるオンリーワンの場所を探す
    一番心に残ったフレーズです。
    読みやすく、新しい視点をもたらしてくれた本でした。

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    2026年01月05日
  • 「雑草」という戦略 予測不能な時代をどう生き抜くか

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    『雑草という戦略』を読んで、強さとは何かについて考えさせられました。この本でいう強さとは、他と競って勝つことではなく、どんな環境でも生き残り続ける力のことです。

    雑草は、踏まれたり刈られたりする厳しい環境の中でも生きています。その理由は、無理に戦わず、自分に合った場所を選んで生きているからです。特に印象に残ったのは、オオバコの話です。オオバコは踏まれることに適応し、「踏まれる場所」で一番強い植物になっています。この話から、環境を変えようとするのではなく、環境に合わせて自分を変えることの大切さを学びました。

    また、雑草は小さな種をたくさん残します。一つ一つは小さくても、数多く試すことで生き残る可能性を高めています。これは、仕事や人生でも同じだと思いました。大きな挑戦を一度するよりも、小さな挑戦を何度も繰り返す方が、失敗を恐れずに前に進めると感じました。

    さらに、雑草は多様な子孫を残します。どんな成功も、その環境にたまたま合っていただけだと考え、変化に備えています。この考え方は、変化の多い現代社会を生きる私たちにとって、とても大切だと思いました。

    この本を通して、私は「勝つこと」よりも「生き続けること」が大切だと気づきました。力で無理に押し通すのではなく、しなやかに環境に適応する雑草の生き方は、仕事や人生のヒントになると感じました。

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    2026年01月04日
  • Learned from Life History 38億年の生命史に学ぶ生存戦略

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    生物の進化の戦略からビジネス戦略を紐解くという面白い本。
    私はビジネスには弱いのでこの解説が合っているのか分からないが、一つのメタファーとして非常に面白く読めた。生物の進化に関しても、それぞれの「ニッチ」を見つけて生き残っていく戦略はとても興味深く、やはり私たちも含めて今いる生き物全ては、進化の「結果」としてでしかないことを再認識した。

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    2026年01月01日
  • 雑草キャラクター図鑑:物言わぬ植物たちの意外な知恵と生態が1コママンガでよくわかる

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    初めましての作家さん

    雑草図鑑では、カテゴリー別に雑草を紹介。
    そのタイトルが「メジャー選抜イレブン」「最強ヒール軍団」
    「ルックス勝負のビジュアル系」「超絶技をくりだす個性派たち」
    「暮らしのお役立ちパートナー」
    このカテゴリーだけでも笑える(○ ̄m ̄)

    更に親切なのは、植物ごとにキャラクター化された雑草のイラストを真ん中にドカンと配置。
    そして、正式名・科名・学名・本文・写真・稲垣メモ・パラメーター・原産地・花の季節・得意技・ニックネームを見開き状態で紹介しているからわかりやすい。

    有川浩さんの植物図鑑に出てくる「ヘクソカズラ」が
    あまりにもインパクトがデカくて覚えてしまったのですが、やはり載ってました(○ ̄m ̄)

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    2025年12月27日