稲垣栄洋のレビュー一覧
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昨年の春、「植物に死はあるのか 生命の不思議をめぐる1週間」という本で初めて知った植物学者の稲垣栄洋さん。
この本がとてもエキサイティングで面白かった。
いつもの工夫舎さんで、まず「コメと日本人」というタイトルに惹かれて手に取り、著者名を確認。流れるようにレジへ直行。
…はい、やっぱり面白いー!
コメ、お米、白米…ごはん…美味しいよね。ここ数年来わたしをときめかせる食べ物のひとつが塩むすびだったりする。
植物としてのイネの話、うるち米ともち米の違いをアミロペクチンとアミロースの割合からわかりやすく教えてくれる。
イラストもかわいいし、直感的な理解を助けてくれるのでありがたい。
田んぼとい -
Posted by ブクログ
専門家的に研究結果を教えてくれる感じの本だと思って読みはじめたけど、体感としては、
植物の知識:ライフハック=3:7
ぐらいでおもしろかった。
雑草の生き方は人間にも応用できることを、著者の経験も踏まえて教えてくれる優しい本だと思った。
「脳科学的に」とか「先人の教えを通して」生き方を教えられるより、「植物はこうやって生きてるよ」の方が、私には納得感があった。
なんでか理由を考えてみた。
私は想像もつかないものが苦手だ。
「自分の1部でありながら、見ることができないので想像するしかない脳」や「知らない人間の人生」よりも、「私が見たことがある植物の話」なのでするする入ってきたのではないかと -
Posted by ブクログ
見た目はレシピ本やグルメ本だけど著者は植物の先生だもんね
うっかり勘違いして読んでも楽しめる内容です
きっと毎日いただくご飯が興味深く感じられる事でしょう!
おいしいご飯を「いただきます」。
○トウガラシは辛いけど鳥には感じない
飛べる鳥に種を運んでもらうようにしている
消化管が短いので種が無事に通り抜けられる利点もある
○ジャガイモが一晩で染み出してとろみをつけるとカレーの味が舌に残るようになる
○玉ねぎを縦にきると細胞が壊れる数が少ないので辛味成分が出にくい
逆にサラダにするときは横に切って辛味成分を水にさらす
大根おろしも細胞を壊さないようにそっとおろすと辛くない
○メッセージ -
Posted by ブクログ
『雑草という戦略』を読んで、強さとは何かについて考えさせられました。この本でいう強さとは、他と競って勝つことではなく、どんな環境でも生き残り続ける力のことです。
雑草は、踏まれたり刈られたりする厳しい環境の中でも生きています。その理由は、無理に戦わず、自分に合った場所を選んで生きているからです。特に印象に残ったのは、オオバコの話です。オオバコは踏まれることに適応し、「踏まれる場所」で一番強い植物になっています。この話から、環境を変えようとするのではなく、環境に合わせて自分を変えることの大切さを学びました。
また、雑草は小さな種をたくさん残します。一つ一つは小さくても、数多く試すことで生き残 -
Posted by ブクログ
初めましての作家さん
雑草図鑑では、カテゴリー別に雑草を紹介。
そのタイトルが「メジャー選抜イレブン」「最強ヒール軍団」
「ルックス勝負のビジュアル系」「超絶技をくりだす個性派たち」
「暮らしのお役立ちパートナー」
このカテゴリーだけでも笑える(○ ̄m ̄)
更に親切なのは、植物ごとにキャラクター化された雑草のイラストを真ん中にドカンと配置。
そして、正式名・科名・学名・本文・写真・稲垣メモ・パラメーター・原産地・花の季節・得意技・ニックネームを見開き状態で紹介しているからわかりやすい。
有川浩さんの植物図鑑に出てくる「ヘクソカズラ」が
あまりにもインパクトがデカくて覚えてしまったのですが -
Posted by ブクログ
プロローグ 敗者が紡いだ物語‒‒‒‒‒38億年前
競争から共生へ‒‒‒‒‒22億年前
単細胞のチーム・ビルディング‒‒‒‒‒10億~6億年前
動く必要がなければ動かない‒‒‒‒‒22億年前
破壊者か創造者か‒‒‒‒‒27億年前
死の発明‒‒‒‒‒10億年前
逆境の後の飛躍‒‒‒‒‒7億年前
捲土重来の大爆発‒‒‒‒‒5億5000年前
敗者たちの楽園‒‒‒‒‒4億年前
フロンティアへの進出‒‒‒‒‒5億年前
乾いた大地への挑戦‒‒‒‒‒5億年前
そして、恐竜は滅んだ‒‒‒‒‒1億4000万年前
恐竜を滅ぼした花‒‒‒‒‒2億年前
花と虫との共生関係の出現‒‒‒‒‒2億年前
古いタイプの生きる道‒ -
Posted by ブクログ
ネタバレ知らないことが出てきて楽しかった。
生命へ尊重が文体から感じられた。
自然も人も同じ。平均を基準とする人は違うことに苦しみを見出すが、雑草の姿から平均に則さなくてもいいとの視点を教えてくれる。いい本だと思う。
難しい専門用語も出てくるが、よくわからなくても読みやすいと思う。
発芽の3つの要件は、光、酸素、温度。
光は赤色光が発芽を促す。が、遠赤外線は発芽を抑制する。
スズメノ帷子は環境によっってその姿(花の付く位置)を変えている。この性質は、環境を変えても引き継がれている。
ゴルフ場でよくみられる例として、ラフ(芝の丈が長い)で葉より上の位置で花が咲きタネが付くのに、グリーン(芝の刈込がしば -
Posted by ブクログ
「平均で比較する」、「境界で区別する等」は、人間が世の中を分かりやすくするために勝手に作ったもの。本当は世の中には平均も区別もないし、そもそも「ふつう」なんてものはなく、比較する意味もない。なぜならみんなバラバラで、バラバラであることに価値があるから。
自然界ではナンバーワンしか生き残れない。だから生き物たちは、それぞれ自分がナンバーワンになれる環境を見つけて、棲み分けて共存している。進化の過程で海から陸へと新天地を開拓してきたのは、それまでの住処で競争に敗れて追いやられた「弱いもの」たち。
雑草は踏まれても立ち上がらない。その代わりに、横に延びることや根を伸ばすことにエネルギーを使い、ど