稲垣栄洋のレビュー一覧
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植物は動かずに生きている。動物は動かなければ生きていけない。植物は動けないので敵や災害からは逃げられないが、実にダイナミックにたくましく生きている。
…著書はそんな話を公園に生えていた雑草から聞いたので、弱そうで強い生き方をしている植物の話を読者みなさんにお伝えします。
❐そもそも植物とは?
植物とは光合成で栄養をえる。その光合成を行う植物細胞の葉緑体は、昔は独立する生物だった。
他の大きな単細胞生物が、葉緑体となるバクテリアを取り込み、細胞とバクテリア(葉緑体)との共生生活が始まったのではないだろうか?⇒人間と大腸菌などと同じ。
❐動く、動かない
植物は「固着性」。自分で栄養を作るので -
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流し読みでざっくり読んだ。時間がある時にちゃんと読み直したい。
トウモロコシは地球のあらゆるものに使われているのに、元になった植物がわかっていない。宇宙からもたらされたというトンデモ話を紹介してるのが面白かった。マヤ文明、宇宙人との交信のオカルトがつきものだし。
農村で鬼灯茶を飲む習慣は、7月の忙しい時に臨月にならないように堕すため、とか。
しめ殺しの木、ガジュマルは植物の上で発芽して下に根を伸ばしていくスタイル。
セイタカアワダチソウは、原産国のアメリカではもっと小さく可愛らしく、州の花になったりしてる。日本ではセイタカアワダチソウの毒に拮抗できる植物がいなかったから増えた。しかき -
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生命の歴史、特に進化についてしっかりと解説されている入門書です。
簡潔明瞭で大変わかりやすく、気持ち良く勉強できました。
追い込まれた弱者こそが進化しなくてはならない、それは貧乏くじですが革命にもなり得るのですね。
しかし、同じ大きさだったり同じ物を食べたり、同じニッチでの争いで負けることは絶滅を意味するようです。
弱者であったために人類は進化し、ニッチが重なったために他のホモ属が絶滅したのかもしれません。
サメのように進化を必要としない完成された生物、単細胞生物のように変化に伴いすぐに進化する生物、人類のように技術で補正する生物、多様化の素晴らしさと面白さに気付かされた一冊。 -
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VUCA時代、予測不能な激しい変化が起こる場所で生き延びてきた雑草の戦略が役に立たないはずがない!
変化が少ない場所では木が強い
変化が大きい場所で強く生きてきたのが雑草
●雑草の戦略要素
・Competitive 競合型戦略
・Ruderal 乱発適応型
・Stress tolerance ストレス耐性型
●例えば、踏まれるスペシャリスト、オオバコ
・柔らかくしなやかで踏まれても折れない
・種子にネバネバ成分があり、靴の裏に着いて分布を広げる
・逆に踏まれないと成功しない状態、逆境を機会に変えたいい例
●例えば草刈りに耐えるススキやエノコログサ
・狩られないよう低い位置に穂を作り種子 -
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同じ著者の『世界史を大きく動かした植物』がとても面白かったので手に取ってみたところ、予想に違わず揺さぶられっぱなしの本でした。
曰く「雑草はとても弱い」。
曰く「雑草は踏まれたら倒れたまま立ち上がらない」。
先入観を覆される気持ちよさにあふれた良書です。
先入観を覆される例をいくつか。
雑草の種をまいて育てようと思ってもまず成功しないんだとか。なぜなら雑草はどんな環境でも誰かが生き延びるという生存戦略をとっているので、決まった時期や決まった温度や決まった日照時間などのトリガーに反応しないから。(撹乱性)
セイタカアワダチソウは故郷のアメリカ北中部では「ふるさとを思い出せさる可憐な黄色い花」な